「コンドル」 見終わった後のモヤモヤ感(いい意味)

「コンドル」 (1975) アメリカ
原題/Three Days of the Condor
監督/シドニー・ポラック
出演/ロバート・レッドフォード フェイ・ダナウェイ 
    マックス・フォン・シドー クリフ・ロバートソン

コンドル

映画の内容をかなり盛ってる感漂う(笑)昔懐かしいスタイルのポスター!
「人気最高2大スターの ロマン・アドベンチャー」て(笑)

子供の頃に観て 忘れられない映画って皆さんあると思います。
わたしの脳内にも、小さい頃からテレビの洋画劇場で見た印象深い映画がたくさん蓄積されているんですが、その中のお気に入りの一本。
おお~Blu-ray出てるのかぁ! て事でひっさしぶりの再見です。

            コンドル

舞台はニューヨーク、アメリカ文学史協会は実はCIAの末端機関である。
コードネーム「コンドル」= ジョー・ターナー(ロバート・レッドフォード)の仕事は、世界中のミステリー小説を読み、その犯罪方法を分析しコンピューターに入力するという地味な事務方だった。
クリスマス前の冬のある日、ターナーがランチを買い事務所に戻ると、何者かの襲撃により同僚達全員が惨殺されていた。
偶然にも一人生き残ったターナーはワシントン本部に助けを求める。
副長官ヒギンス(クリフ・ロバートソン)の指示をを受け 救出の為待ち合わせ場所へ向かうと、何故か発砲されてしまう。
何が起こっているのかも分からないまま逃げ惑うターナーは街で偶然出会った女性キャシー(フェイ・ダナウェイ)と心を通わせ、協力を得る事になる。
しかしフリーランスの殺し屋ジョベア(マックス・フォン・シドー)達がターナーを追い詰めていく。
作戦に直接関係の無い末端機関が何故襲撃されたのか?
何故自分が命を狙われるのか?考えあぐねるターナーの頭にある一つの考えが浮かぶのだが・・・

コンドル
乗りに乗ってる頃のレッドフォード  まだシワシワ粉ふき翁でわない(笑)

子供の時に観てどれだけ内容を把握できたか?無理ですな(笑)
主役の男前が何かから必死に逃げる姿と 寒々しいニューヨークの街並みだけが印象に残っていたように思います。

長じて、ビデオで再見して初めて、おお~、こんな話でだったのねと分かりました。
要はCIAの中で暗躍する「ある組織」の秘密にターナーが書いた一件のレポートが抵触してしまい、その秘密保持の為命を狙われる羽目になるという、巻き込まれ型スパイミステリーなんですね。
ロマン・アドベンチャーでは無いな(笑)

ただ、何回観ても、支局の一つを全滅させるほどの謎なのか?っていささか強引な感じは拭えないですがね。
スパイ映画にありがちな一回観ただけでは細部が理解しにくいのもあります。
レポート一本で壮大な秘密作戦が危うくなるのか?ってね。
でも、クリスマス前の寒々しいニューヨークの風景や、背後に流れる、デイヴ・グルージンの曲がぴったりはまって、今観てもかなりイケててカッコいい!

コンドル

70年テイスト溢れる描写が時代の流れを感じますが、まあそれもご愛嬌。
今のように仕事で一人一台ノートパソコンを使えるなんてちょっと想像出来ない頃ですからね。
電話もダイヤル式だし、ワシントン本部の造形なんて、チープな宇宙船のコックピットみたい(笑)

   コンドル
スター・トレックかよ?!

コンドル
電話局に忍び込み盗聴するって 今では超り~む~

ターナーが身を守るために活用するスキルが、仕事上読んでいたスパイ小説や雑誌から得たものだというのが面白いアイディアです。
CIAに在籍するも地味な事務方の男が首脳陣やプロの殺し屋を相手に知識のみで渡り合う所がこの映画のポイントです。
スーパーヒーローでなく(男前だけど)弱い等身大の男だからこそ、観客は彼の行動をドキドキしながら追えるわけです。
やはりR・レッドフォードの魅力でしょうね。
結構無茶なことしてるのに、何かこっちは納得させられちゃう。
強引に拉致した女性に一時の心の安らぎを求め 結果ヤっちゃうわけで、かなり そこ唐突じゃね?と思うんですが。
音楽とモノクロ写真のカットバックという力技で観客を納得させるという・・・大人って複雑スからねと(笑)
でもこのシーンで出てくるモノクロの写真が好きなんです。
画像探しましたが出てこなくって残念。映画観て確かめてくださいね。


「まだ」ちゃんと美人系に見える頃の F・ダナウェイ 情にほだされヤっちゃいます。

人気最高2大スター夢の共演(笑)だったんでしょうが、みーすけのツボ的には、やはりこの人。
マックス・フォン・シドーの存在感!
金で殺しを請け負うプロ中のプロ、殺し屋ジョベア。
静かな佇まいで冷酷に殺人をこなすミステリアスな男を好演です。
コンドル
多少受け口ですがそれがなにか? 撃ちますよ。

ヨーロピアンな面長が超素敵だぁ~♡
「エクソシスト」のメリン神父に並ぶ、彼の名キャラクターではないでしょうか。
子供の時も「カッコいいなぁ」と思ったので、みーすけの面長好きは筋金入りなようで。
         コンドル
渋柿かよ!つ~ほど渋いわぁぁ♡

後半このジョベアの行動が面白い。
プロの自分が、諜報活動には素人のはずのターナーに翻弄され、一人の人間として彼に興味を持つ訳です。
ラスト近く、プロならではのジョベアの行動が心憎くて くぅぅ~カッコいい!

75年制作という事で、アメリカン・ニューシネマの薫りがする 突き放すようなラストもいいです。
ジョベアの申し出に背を向け、たった一人組織に立ち向かう覚悟をするコンドル。
ニューヨークの街中でクリスマスの聖歌隊を背景に去るコンドル。
彼の今後の運命に思いを馳せるも、モヤモヤとした不安感しか無く、味わい深いエンディングです。

コンドル
あら可愛い(笑)

こちら、シドニー・ポラック監督。2008年に亡くなってしまいましたね(泣)
コケ映画もありますが、「雨のニューオリンズ」以来の 盟友レッドフォードと撮った作品はどれも大好き。
制作でも素敵なお仕事してます。是非Wikiって~。
俳優から監督に転身したとあって、演技もOKで「アイズワイド・シャット」「フィクサー」等に出てます。
個人的には「トッツィー」や「永久に美しく・・・」辺りのコメディー演技が大好きです。

本作ブルーレイの特典に、生前のポラックさんのドキュメンタリ-が入っててかなり充実した内容。
自分の半生から自作品への感想等 とても見ごたえある内容で面白かった。
興味のある方は是非!
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「フィルス」  悲しきゲス野郎をお救いください

「フィルス」 (2013) イギリス
原題/FILTH
監督/ジョン・S・ベアード
出演/ジェームズ・マカヴォイ ジェイミー・ベル ジム・ブロードベント他

FILTH

舞台はスコットランド。
街がクリスマスを前に浮かれだした頃、日本人留学生殺害事件が発生する。
同僚を陥れるためなら手段を選ばない卑劣で最低な刑事ブルース・ロバートソン(ジェームズ・マカヴォイ)は、この事件で手柄をあげ出世しようと目論んでいた。
ところが、捜査が進むに連れて、自分自身の最悪な過去、現在と向き合う事になり次第に彼の精神状態は崩壊していく。
そんななか「目撃者の女性」の存在が浮上して・・・

      FILTH

うおおおおおおおぉぉぉぉ!!!※注 ラッセル・クロウではありません

スコットランドの三白眼、ヴォイ先生主演の「フィルス」を観てきました。
「トレインスポッティング」の原作者アーヴィン・ウェルシュの小説を映画化したクライム・コメディ。
ええ、勿論原作未読ですともさ。
トレスポが好きすぎるし、監督もこの作品がまだ2作目だし。上映館も超少ないし、あまり期待しないようにして、ヴォイ先生の演技だけは期待して観ました。

ただね、始まると漂うんですよ、わたしの好き系な臭いが(笑)
これ、ちょっと期待していいかもよ~って。

     FILTH
     何だこの野郎!!

題名の「FILTH」とは クズ、汚物、あと警察という意味があるスラングらしい。
主人公の刑事 ブルースはまさにその最低最悪なクズ人間。
同僚を貶める為にあの手この手で暗躍。賄賂、恐喝当たり前。
新人の刑事(ジェイミー・ベル)を引き連れ買春、酒、ドラッグ、同僚の妻と浮気。
ちょっっ おま 刑事だろ??という鬼畜な所業。
周りの人間を上から蔑む、俺様男なんです。
フリー・メイソンのメンバーでもあり、同じメイソンの友人の妻にイタズラ電話。
なんだこの男は、と共感も何もできない。

    FILTH7.jpg
  手に持ってるのは精液入りボトル。 なんだかな~(汗)

前半はこのブルースの悪辣な行動をドタバタと下品この上ないギャグで飛ばして行くんです。
露骨な描写も多いし、ギャグもかなり下品です。 いえ、笑いましたけど(笑)
後ろのおっさんも声出して笑ってたなぁ、すげ~お下劣なギャグで・・・
ちょっとこのままの状態で続くのかしら?と若干の不安を感じ出した頃、映画のトーンが変化する。

    FILTH6.jpg

行動があまりに破天荒なんで、この男メンタルに問題あるのでは?と思ってたらやはりそうなんですよね。
唯一の友人(?)とドイツにやりまくりツアーに行く頃からブルースのメンタルが崩壊し出すんです。
こいつ最低だなと笑ってたら、だんだん笑えなくなってくる。
一気に話がダークになって行き引き込まれます。

これはひとえにマカヴォイの存在感によるものでしょう。
常々思っているんですが、ヴォイ先生って普段は年齢より若く見えるベイビーフェイスですが、結構な三白眼で睨むと凶悪顔っしょ。
これが彼の演技の振り幅に高作用なんですよね。
今まではその容貌の爽やかな所を押した役が多かった彼、かなりのリスクを追いそうなヘビーな主人公を好演です。
いや~、ヴォイ先生演技の引き出し凄いから。彼の底力を感じました。
先日観た「トランス」でも悲しい病んだ男を演じてましたが、今回はその上をいきます。
彼のある意味ターニングポイントになる役かも。
しかも 今回もぬばぬば脱ぎますよ(笑)
例の小さなリュックに荷物パンパンに詰めたようなスタイル悪さをご披露~。
でも すら~っとしたきれいな体だと、主人公のクズ加減や悲壮感が出ないと思います。
い~んだよヴォイ先生そのままで!(激しく褒めてますよ!)

       FILTH

「トレイン・スポッティング」って無軌道な若者のドラッグ漬けな生活を中心に描いてました。
あれはあれで凄くかっこ良くて夢中になりましたが、本作は中年の家庭も社会的立場もある駄目人間の悲哀が強烈で、もうとっくにヤング(死語)ではないみーすけには、シンパシーこそ感じませんが(当たり前だよ)ブルースの痛みが気の毒に思えてしまってね。
状況が悪くなればなるほど、叫び 暴れ 自分を追い込んで高笑いをするブルース。
彼の笑いは慟哭なのだと分かり、そんな状況は自業自得によるものなのに、彼にある種の救いを与えてあげたくなります。
最後の展開もビックリでしたし、これ、面白かったです。
か・な・り・見る人を選ぶ映画ですけどね(笑)
ヴォイ先生の演技は一見の価値ありです!
監督のジョン・S・ベアードさん。
作家色の強い方とお見受けしましたが、作家監督って、ともすれば本人のマスターベーションっぽい映画に走って観てるこちらは置いてけぼり って事が時々ありますよね。
でもこの方の匂い好きかも。次の作品も観てみたいなと思いました。

映画のラスト、多分こうなるしか無いのかなぁ~と悲しく思いながら、残った一つの救いをブルースに与えてあげたいと思いました。
願わくばストライプのマフラーがもろい物であってくれと。
「ルールに例外は無し!」だったとしてもね。

FILTH

普段のヴォイ先生 爽やかね~
スコティッシュ訛りもキュートで大好き。
やっぱ英国産はえ~の~♪
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「ジェーン・エア」  ロチェスター生霊を飛ばすの巻

「ジェーン・エア」 (2011) イギリス
原題/JANE EYRE
監督/キャリー・ジョージ・フクナガ
出演/ミア・ワシコウスカ  マイケル・ファスベンダー 
   ジュディー・デンチ  ジェイミー・ベル

ジェーン・エア

さ~てと、個人的趣味な記事でもアップしてやろうかね。

※注 今回原作とか有名なんで ネタバレです

イギリスの作家 シャーロット・ブロンテ原作小説の 何度めだよ?!な映画化。
えーと、わたくし、原作がある場合 基本読まないで映画を見るようにしてるんです。
いえ、本読まない言い訳ではないですよ~。
読書しますよ。主食は映画で本はおやつ(笑)
ただね~・・翻訳本が苦手なのです。
特に英国古典文学系ってのに全く触手が湧かず。古い文体がどうもなぁ~苦手。
コスプレ映画もあまり好きでは無いんですがね、ファスが出るって事でいそいそ観に行ったあの日・・・遠い目。

で これ。なんせ原作も昔の映画も全く知らないもんで
「何だか不幸な娘が頑張って幸せになるらしい」 程度のふわふわっとした知識のみ。お恥ずかしい(^-^;
でもこのストーリー知らないまっさら状態での鑑賞がプラスに働いたかと。
言い訳ではないですよ!

ジェーン・エア2

ざっくり。孤児のジェーン・エア(ミア・ワシコウスカ) が家庭教師先の主人ロチェスター(マイケル・ファスベンダー)と結ばれるまでの紆余曲折を描いております。
原作は幼少時から成長するまでがかなりページ割いてあるみたいですが、二時間映画では無理なんで、そこはスルッと大人になって、ロチェスターとの出会い以降が話のメインになっています。

前半の荒涼としたイギリスの荒れ野やら寒々しい森やらジェーンが住むことになる、粗末な一軒家など、観ているこちらも悪寒がするようなブルーなトーンで、ああ、これこれ!(何が?)な雰囲気。
何かから逃げてきたらしいジェーンの心の中と、殺伐とした風景がシンクロします。
孤児になり、叔母に引き取られたものの虐待されながら育った少公女的苦労ストーリーが描かれます。
虐められた上、叔母に嫌われまくり、ジェーンは教育施設ローウッドへ送られてしまう。
学園も環境悪すぎで、体罰は日常茶飯事だったり、親友が肺炎で亡くなったりとさんざんな目にあうものの、そんな環境で彼女はかなり意思の強い女性に育ったんでしょう。
この前半がありがちな「おしんストーリー」満載で少々退屈だったんですよね。
我慢だ我慢←何のだ?


荒涼としたイギリスの風景が寒々しくも美しい

長じたジェーンは家庭教師としてソーンフィールド邸で働くことになり、ここで出会うことになるわけです。
誰に!?彼に!
待ってました!
エドワード・フェアファクス・ロチェスター登場ーーー♪


 フリフリのパジャマも似合います。  くううぅぅ~~♡

森で偶然に出くわしたジェーンとロチェスターの出会いは決していいものではありませんでした。
尊大で横柄な態度のロチェスター。皮肉混じりに彼女の生い立ちなどを聞き出すシーンでジェーンに言い放ちます。
「お互いに美男美女ではないが・・・」
????美男美女ではない???
ど、どの口が言ってんの~~!!
す、素敵過ぎるってばファスベンダー♡
運命に翻弄され、過去からの不幸を引きずる屈折した冷たい男を流石の好演。
やっぱ上手いな~。
内面の激情や鬱屈した性格の男を演じさせたら 今ファスはトップクラスではないでしょうか?
本人は至って気のいいフレンドリーさんですけどね ・・・ 会った事あるのかって? 会わせてくれ誰か!

    
Mってば引退してこんな所で家政婦頭として働いてる  

屋敷にはぱっとしないっ年寄りばかり話のあう人間が居ないためか、ロチェスターがジェーンに興味を抱くまでそんなに時間は掛かりません。
ロチェスターの、本気か ただの気まぐれか分からない誘いに気持ちがモヤモヤするジェーン。
ぶっきらぼうで愛想の無いロチェスターの 内面から湧き出る魅力にどんどん惹かれて行きます。
気持ちを弄ばれてるってば!
嫌な男、だけど惹かれる。おお、何とありがちな展開!!
と、頭の中3割では思っているものの、残り7割は で?どうなるの?ドキドキしてる単純な自分が笑える。
これも原作未読の効果。

この辺り、二人の表情の変化に注目です。
笑顔の無い寂しい表情が多かったジェーンの顔が段々と柔らかくなっていくんです。
二人の会話も、ジェーンの立場は使用人ながら、対等に人と人としてしての物。
ロチェスターもそんな関係を楽しみ、歪んだきつい表情から皮肉な感じが無くなります。
ジェーン・エア
  鎖骨がとっても綺麗!

ジェーン・エア
  もっと笑ってロチェスター♡

そんな中、屋敷内で謎の物音や声がしたり、不審火、急な怪我人などが出て、何やら秘密がありそう。
ロチェスターに問い詰めてもはぐらかし話そうとしない。
ただ、そんな事件が原因で二人の心の距離はどんどん近づいて行きます。

子供の頃から蔑まされ、居場所の無かったジェーンは、ロチェスター邸で 自分を慕い、尊重してくれる人々と暮らし、人としての尊厳を手に入れます。
そしてソーンフィールドに春が訪れると共に愛までも手に入れるのです。
貧しく身分も低い私だけれど、魂と魂では対等だ!と言い放つジェーンはこの時代ではとても珍しい気概のある女性なのでしょう。
試すように、からかうようにジェーンに接していたロチェスターの壁がここで崩れます。
お互いに愛を告白し、結婚を申し込まれるジェーン。
って超ありがち・・・ でもなぜか泣いてるみーすけ(笑)
またこれも原作未読効果。

ジェーン・エアぐぬぬ・・・

この春の風景がとても美しい。
咲き乱れる桜は幸せなジェーンの心情を表しているんですね。
辛かったジェーン・エアに別れを告げ新たな生活へと踏み出そうとするジェーン。
柔らかい光の中で幸せを満喫するジェーンとロチェスター。

 綺麗だけどさ、ぐぬぬぬ・・・
ジェーン・エア

しかし、やはりと言うか何と言うか、ありがちな展開で幸せは長く続かない。
結婚式のまさにその時に物言い登場です!
ロチェスターには15年も前に結婚した妻が居て、しかも屋敷の隠し部屋に幽閉されていたってどゆこと?!。
てゆうか、どういうつもりだ、ロチェスター??バレないとでもお思いか?
家政婦頭はなぜ気が付かない? 元MI-6でしょうに って違うか(笑)

           ジェーン・エア
                はい!!わしもそう思う!!!


ショックを受けたジェーンは、涙ながらに必死で止めるロチェスターを振り切り屋敷から遁走するのでした。
この後ジェーンは 荒野を彷徨い凍死しそうな所を宣教師セント・ジョン(ジェイミー・ベル)に助けられ、教区での教職も手に入れる事になる訳です。
また、天涯孤独だと思っていたジェーンに叔父がいて、亡くなった事で大金を相続。
セント・ジョンとその妹たちと一緒に暮らし出す事になります。
日々の暮らしに満足しながらも心はロチェスターの事を忘れられないジェーン。幻が見えたりするんです。
もう YOU!さっさと戻っちまいなよ!と思うんですがね、そうしない。
そうこうしてるうちに セント・ジョンに求婚されちまう。
てか、何気にモテモテぢゃね~かよ!

ジェーン・エア
「俺と結婚しろーーっ」 
ってお前は「病院坂の首縊りの家」のあおい輝彦かよ!って突っ込んだのはわたしだけ???

そんな時にどこからともなく、自分を呼ぶロチェスターの声が聞こえる。
幻聴?錯乱?幽霊?生霊??
病院送りになりそうなもんですが、ジェーンは追いすがるセント・ジョンを振り切りソーンフィールドへ!
おお、ここにもまた不幸な男が。それきり画面に出ないジェイミー・ベルってば(笑)

一年振りに屋敷に戻ると、そこは焼け野原。
実は昨秋に部屋から抜け出したロチェスター婦人が火を点けて 屋敷は焼け落ちてしまったのです。
えええ?!ひ、悲恋なの? ファス ロチェスターは死んじゃったの?そうなの??
はい、原作未読・・・もういいか。
でも知らないからこそ感動しちゃったんですよね。
命は助かったものの、視力を無くし、原作では片腕も無くしてしまったロチェスター。
見てないけど、昔流行った韓流ドラマのオチもそんなんだと聞いたな~。なんとかのソナタ。

そろそろ桜も咲きそうな館の庭で一人座るロチェスター。
静かに近づき手を握るジェーン。
「夢では無いのか?」「夢から覚めて・・・」
うわぁぁぁ~~~~ん!  な、泣けるぅぅぅ・・・
ジェーン・エア

くっそ~、何度観ても泣けちゃうなぁ、天邪鬼なくせにこゆとこは単純ですわたし。
原作未読は関係無かったか。

逆境に負けることなく、強い意志と努力で幸せを掴むジェーンの姿にいつしか励まされ、必死に彼女の幸せを願っている自分に気が付きます。
舞台は過去のイギリスですが、ジェーンの頑張りは現代の女性に当てはまる。

だからこそ、最後の二人の再会に泣けるんですよ。
わたしも頑張って行こう!って思うわけです。
でもな~、実際は頑張っても道にファスは落ちて無いしな~(-_-;)

それはそうと、未読の原作。
もっと事細かに詳細が分かるでしょうから、いつか読んでみたいものだわと思いつつ早1年半(笑)
んん~、いつか、必ずや 嗚呼いつか・・・。
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「マラヴィータ」  お騒がせワケあり家族の逃避行

「マラヴィータ」 (2013) アメリカ/フランス
原題/The Family
監督/リュック・ベッソン
出演/ロバート・デ・ニーロ ミシェル・ファイファー トミー・リー・ジョーンズ 他

マラヴィータ

フランス・ノルマンディーの片田舎に引っ越してきたアメリカ人家族 ブレイク家。
実は家長のフレッド(ロバート・デ・ニーロ)は元大物マフィアで、他のマフィアの首領をFBIに売った為、その報復から逃れる為に証人保護プログラムの下 身分と名を偽り 世界各地を転々としているのだ。
殺し屋に見つからないよう ひっそりと暮らしているかと言えばさにあらず。
短気なフレッドは事あるごとに暴力で問題を解決、妻のマギー(ミシェル・ファイファー)もマフィアの姐さん根性でやられたらやり返す主義。二人の子供達も学校でのトラブルに一筋縄ではいかない対応。
問題ばかり起こし 大人しくしていない彼らに FBIの担当官スタンフィールド(トミーリー・ジョーンズ)は頭の痛い毎日。
そんな折、ひょんな事から拘留中のドンに彼らの居場所がバレてしまい、殺し屋軍団を差し向けて来たからさあ大変。
ファミリー(家族)VS ファミリー(マフィア)の戦いに ブレイク家の運命や如何に!?

         マラヴィータ

制作総指揮にマーティン・スコセッシ、監督リュック・ベッソン、ロバート・デ・ニーロ主演のブラック・モブ・コメディー。このメンバーに興奮しない映画ファンは居ないでしょう!

グレイな顎鬚にバミューダパンツ、バスローブ羽織って少々しょぼくれて見えますが、怒らすと怖い 超短気なフレッドを楽しそうに演じるデ・ニーロ。 
彼がマフィアを演るってだけで嬉しくなるわけですが、今回も初っ端から暴れてくれます。
バットを振り回すシーンに 「アンタッチャブル」の ”あのシーン”を思い出す方も多いと思います(笑)
ニコッと笑ったあとの表情の豹変ぶりを見るにつけ「キターーー!!」とニヤニヤしてしまいます。       マラヴィータ
       「Life goes on...」と演説した後の・・・あれですあれ(笑)

ファミリーの姐さんだった妻のマギーにミシェル・ファイファー。
こう言ってはなんですが、老けたね~この人。スレンダーなもんだからシワ感と言うか何というか、デ・ニーロの妻役やってても年齢的な違和感無いもんね。 時間は女には厳しい・・・(わたしも辛ス)
ニューヨークに居た頃の蓮っ葉な姐さん姿が似合ってて、艶っぽいですな。
この方も田舎のフランス人の陰口に切れまくりスーパーをドカン! で御座います。
                 マラヴィータ
      舐めたらいかんぜよ!!

娘のベル役には FOXの大人気ドラマ「glee」でブレイクしたディアナ・アグロン。
あれ時々観てるんですけど、覚えがないなぁ(^_^;)
息子役のジョン・ディレオ、左頬のホクロはデ・ニーロへのオマージュつけボクロ?(笑)
ノルマンディーの田舎町でマフィア流に振舞う家族の行動に うふふニヤニヤってします。

ただ、期待し過ぎだったのでしょうか、映画全体にピリッとした感じが無く 終わってみれば少々不完全燃焼だった感ありだったんですよね。
もっとガツーーーンと突き抜けた感が欲しかったかも。
個々のエピソードは面白しろおかしいので これは惜しいですね~。
だって制作陣のメンバーと主演俳優を見て期待するなと言う方が無理ってもんでしょう・・・。

でもデ・ニーロの過去作品を知っていればこその楽しみもあるんですよ。
先ほどのバット振り回す所や これこれ!証人保護プログラムの担当官スタンフィールドと二人で地元のコミュニティー主催の映画鑑賞会に出席するエピソード。

マラヴィータ
この二人のツーショットなんて そうそう見れませんよね♡ ウキウキ♪

主催者側の手違いで上映する映画が差し替わり なんと あれです「あれ!」
これはあちこちの映画紹介で書かれているので、ネタバレにはならないかな。 
上映作品はなんと スコ爺監督の「グッド・フェローズ」!!
スクリーンからレイ・リオッタの「子供の頃からギャングに憧れてきた・・・」のモノローグが流れ 笑顔でそれを見つめるデ・ニーロにカメラがパーン。
「嗚呼!早く帰ってこれ観たい!」と思ったみーすけ(笑)すみません、ひねくれ者で・・・。

サムシングが足りなくて ちょっと残念な感じもありでしたが、ヴァイオレンスシーンも痛快で楽しめました。
ブラック・コメディーらしく(?)人もいっぱい死にますし(笑)
その辺りの殺伐感とコメディーのサジ加減がベッソンらしいんですかね?
終わった後は友達と映画の話で盛り上がり楽しいお酒が飲めましたもん。OKです♪


       マラヴィータ10
       いい顔して笑ってますね~ ボブってば♡

そう言えば先日 東京映画祭に この映画のプロモーションも兼ねてデ・ニーロが来日しましたね。
普段はテレビあまり見ないわたしも録画して見ましたよ「徹子の部屋」!
横から話に割り込む戸田奈津子にモヤモヤしながら、入れ歯が取れそうで気になる黒柳さんのモゴモゴKYトークに これまたモゴモゴ滑舌悪く答えるデ・ニーロ・・・(笑)
普段のデ・ニーロって本当に地味であんまりオーラもなくて。
なのにこの普通の爺さん(失礼)が一旦役に入るともの凄い爆発力を見せるのだからつくづく彼の凄さにため息が出ます。
インタビューによると、スコ爺と再びマフィア物の映画の企画が動いているとか。
しかもアル・パチーノも共演てか!?ひ~~~!楽しみ~~♪♪
スコ爺もそろそろ一発 また歴史に残る物を撮って欲しいものです。
ディカプリオ主演で撮るようになってからのスコ爺の映画がどうもみーすけ乗れなくて・・・。
世間の評判は知らんが、やっぱあれかな、ダメ要素はディカプかな。
演技は上手いんでしょうが、子供が無理して大人を演じてるような童顔とあの声がスコ映画に合わないような。
まあ、この話はまた機会があれば・・・。へへ。

マラヴィータ
因みに「マラヴィータ」とはワンコの名前。イタリア語で「暴力行為」だとか。
そんなに暴れません(笑)
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あの映画のここが好き!

映画をを見るときに何に重きを置くかは人それぞれあると思うんですが、出演者が好き、監督が好き、撮影が、物語がと皆さんそれぞれこだわり所があると思います。
わたしは役者をメインに映画を選ぶ傾向が多いのですが、たまに「この映画のここが好きで何回も見直す」という事があります。
今日はそんな「あの映画」の「ここが好き!」をみーすけチョイスでご紹介したいと思います。

まずはこちら   レザボア・ドッグス

言わずと知れた タランティーノの輝かしき監督第一作「レザボア・ドッグス」(1992)
映画のしょっぱな 人相の悪い男どもがダイナーで食事をしている。話す内容はほんっと他愛もない話。
マドンナの「ライク・ア・ヴァージン」の歌詞の解釈から、ウェイトレスへのチップへのうんちくやら。
「なんじゃ、この映画は??」
で、さあ出かけるぞと席を立つ男たち。そこへモノローグと音楽がダブる。

レザボア・ドッグス 
ハイここ!!
真っ赤なレンガの壁とブルーのピックアップトラックを背景に黒ずくめの男たちがただ、通りへと歩くシーン。
そこへ何ともイカした音楽が流れ、クレジットがかぶさる。
もう、ハートをギュッと掴まれて それこそ掴みはOK! あのカッコいいオープニングにやられた人多いですよね。タラの作品 色々好きですけど、わたしはやっぱり本作が一番好き。

そして、なんと言ってもみーすけのこの映画の一番の収穫はこの人!!
そう この変な顔(笑)の彼レザボア・ドッグス

ミスター・ピンクことスティーブ・ブシェミ。映画全編にわたって ガチャガチャと騒ぎ、文句を垂れ、騒ぎ、ハーヴェイ・カイテルやティム・ロスを抑え、わたしの心に大きくその印象を残したブシェ。
鑑賞後、「あんたとは長い付き合いになりそうだぜ・・・」と つぶやいたみーすけなのでした。
 

次これ    真実の行方

「真実の行方」(1996) 
マスコミに顔を売り、出世思考の強い敏腕弁護士(リチャード・ギア)が司教殺害の容疑で逮捕された青年(エドワード・ノートン)を弁護する事になる というこの映画。
E・ノートンの映画デビュー作ですね。
本作のオーディションにはR・ディカプリオも参加してたらしいですが、E・ノートンで良かったぁ(笑)

真実の行方
             若い~ 超可愛い~♪

衝撃のラスト 「あの表情」を撮影するが為に制作されたのでは?とまで思います。
未見の方もいらしゃるかと思いますので、「あの表情」をアップするのは自粛。そのうち記事書きます。
鑑賞後 「あんたとは長い付き合いになりそうだぜ・・・」と つぶやいたみーすけなのでした。

ハイ次! 表情といえばこれ! 
 フィクサー

「フィクサー」(2007) 
大手弁護士事務所の「揉み消し屋」=フィクサー(ジョージ・クルーニー)が巨大企業に絡む陰謀に巻き込まれる話。
G・クルーニーが主演男優賞でオスカーにノミネートされた本作。惜しくも受賞は逃しましたが、共演のティルダ・スウィントンが主演女優賞を獲得しましたね。
監督シドニー・ポラックも役者として共演していました。わたしこの監督大好き!そのうちまた記事を書きます。

フィクサー

映画のラスト全てが解決して一人タクシーに乗り込む主人公。
自分は勝利した、が全てを失ってしまった。
色々と考えているのだろうが、ただ無言でタクシーに揺られる主人公をカメラは長回しで追う。
つと、無表情だっ主人公の顔に一瞬自嘲気味な笑みが ふっと浮かぶ。
主人公の様々な気持ちが溢れているこの表情・・・ 
 
  くううぅぅぅぅ!ジョージ素敵ぃぃ♡ ←そこかよ(笑)
「あんたとは・・・」 以下略

はい 素敵素敵~♡ でこちらシェイム

監督スティーブ・マックィーンのミューズであり、我が愛するファス♡ の「シェイム」(2011)
セックス依存症の男ブランドン(マイケル・ファスベンダー)と自傷行為を繰り返す妹シシー(キャリー・マリガン)のヒリヒリするようなある数日を切り取った 痛々しい本作。
わたし的には全編あんなシーンやこんな箇所(笑)やら見所満載なんですが、特にこの場面。

シェイム
ミュージシャンであるシシーがバーで”New York, New York”を歌うこのシーン。
彼女のメロウな歌はとても素敵。キャリー・マリガンいいわぁ~

シェイム
シシーの歌う姿をじっと見つめるブランドン。 ポロっと涙が流れる・・・みーすけうっとり♡

映画では明確に描かれない兄妹の過去、傷つけ合うのにお互いを必要としている痛々しい関係。
そんな物が溢れるこのシーン好きですぅぅ。

それからここ。 
職場の女性と真面目に付き合おうとし、ホテルで愛し合うシーン
行為の最中 一瞬止まりじっと見つめ合う。
シェイム

ああ、この時のファスの表情ったらば何てセクスィィィィィ~~♡♡ 
はい、PОSEボタンОN! 女優の存在なんて無視(笑)

本作、日本版DVDは 悪名高き映倫のせいでボカシだらけのモヤモヤ映像で散々な状態。
監督が伝えたい事が変に猥雑なものとして伝わってしまうので、どうせなら輸入盤でのご視聴をお勧めします。
Amazonでポチッとね。
ええ、わたしは映画ライブラリーにちゃんと輸入盤がございますわよ ファスのあれこれちゃんと見たいし(笑)


え~と、最後がこれ、この名作!
裏切りのサーカス   
「裏切りのサーカス」(2011)
ジョン・ル・カレのスパイ小説「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」の映画化。
その映画の出来も、出演するイギリス俳優達の素晴らしい演技も、音楽も全てが最高な本作。

ラスト五分。フリオ・イグレシアスの「ラ・メール」が朗々と流れ、一気に映画が収束へ向かう。
キャラクターの過去と現在を切り取り繋げた映像。
主人公スマイリー(ゲイリー・オールドマン)の背中の演技が極上です。
ただ帰宅して、部屋の奥へと歩くだけのシーン。 映るのは背中のみ。
部屋の奥には家を出ていた妻がいる。それに気付き、少しよろけて右手で階段の手すりを掴む。
引きで一切顔も映らないのに、スマイリーの心情がすべて背中に現れている。
改めてG・オールドマンの凄さに身震いがして、鳥肌が立ちました。あんたやっぱ凄いよ!
曲の終わりと合わせてデスクに座るスマイリー。 バン! ここでエンド!

裏切りのサーカス

なんてカッコいい!カタルシス~。 映画を観ていて良かったと思える至福の瞬間です。
だから映画はやめられないんですよね。

はい、いかがだったでしょうか?
書きながら映画のシーンが蘇ってムラムラと観たい感が湧き上がってきました。
今夜も映画で夜更かししちゃいそうだなぁ。
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「悪の法則」 罪と罰

「悪の法則」 (2013) アメリカ/イギリス
原題/The Counselor
監督/リドリー・スコット
出演/マイケル・ファスベンダー ハビエル・バルデム キャメロン・ディアス
    ペネロペ・クルス ブラッド・ピット

悪の法則


若く有能な弁護士”カウンセラー”(マイケル・ファスベンダー)は美しい恋人ローラ(ペネロペ・クルス)と婚約し幸せの絶頂にいた。
そんな折、ビジネスパートナーのライナー(ハビエル・バルデム)と、裏稼業に精通するウェストリー(ブラッド・ピット)と手を組み麻薬取引に手を染める。
危険は承知、危なくなればすぐに身を引けると考えていたカウンセラー。
しかし、悪に手を染めたカウンセラーには悲惨な現実が待っていた。

悪の法則

「ノーカントリー」の原作者コーマック・マッカーシーの台本を「エイリアン」「プロメテウス」のリドリー・スコットが監督。豪華な配役でも話題になっている本作を鑑賞してきました。

これ、説明が難しい映画なんですよね。
宣伝では「本当の悪の張本人は誰だ?」なんてサスペンスを売りにしてますが、その人物って結構早くに分かっちゃうし、宣伝担当者の方も苦労されたのではないでしょうかね。
超豪華出演者の娯楽サスペンスを楽しみに観に行った方は 肩透かしを喰らうのでは?
サスペンスというより、人間の罪に対する抗えない罰みたいな物が描かれています。

悪の法則
「プロメテウス」に続いてR・スコットと二度目のタッグのファス。 アルマーニのスーツが素敵すぎ♡

映像として映し出される様々なメタファーとか、キャラクターたちが語る意味深なセリフがその後の展開を暗喩していて、映画の収束に繋がっていきます。
先ずもって、カウンセラーが手を染める 裏稼業のビジネスに付いて明瞭な説明が無く、なんとなく話の流れで
麻薬取引きらしいと分かる程度。
ストーリー的に当然あるべき状況説明をわざと(多分)明確にせず、観客の想像に委ねます。

悪の法則
「ノーカントリー」に負けず劣らず すんげ~髪型のハビさん。 ギャグか?

そんな状態が映画中盤まで続き、かなり戸惑いました。
なんせ説明的なものが全然無いので「何故?」とか「どうして?」がわっかんないんですよ。
頭悪いな~わたし・・・(^_^;)
ただ、「あ、そか、サスペンスでなく、主人公の身に起こる悲惨な現実を見せるドラマか」と視点を変えてからはただただ、逃げ場の無い現実と向かい合うカウンセラーの視線で観ることができ結果楽しめましたよ。
劇場公開が始まったばかりなのに、世間の評判悪いみたいですが、わたしは面白く観ました。
一度観て、「こういう映画か」と分かると、二回めはもっと面白くなると思います。
罪を犯せば罰せられてしまう 謝っても許される事は無い。法律からも 神からも。
そういう種類の映画でした。
R・スコットってこんな ある意味哲学的というか死生観みたいな投げかけ系映画撮る人でしたっけねぇ。
「プロメテウス」は見終わったあと映像は凄いけど何だか困ったな~と途方にくれましたっけ(笑)

悪の法則
「ハビちゃん、やっぱその髪型あかんと思うわ~」
「そのシャツもどうかと思うな~・・・」
「な、何でやねん!?」



悪の法則
ネコ科の女は怖いわよ ほほ・・・


悪の法則
愛に一途で宗教的にも敬虔な女性ローラ(P・クルス)とある種の社会病質者のようなマルキナ(C・ディアス)
この真逆な女性二人の対比が面白いです。
キャメロンの背中にはヒョウ柄のタトゥーありで・・・大阪のオバちゃんもそこまでやらんやろう(笑)

悪の法則
ブラピのロン毛って どうもNGだな~。 今回はカウボーイスタイル。
ロンドンの街中で 文字通り「痛い目」にあうんですが、みんなぼ~っと見てないで助けたれやと^^;


悪の法則
指輪を贈りプロポーズをするカウンセラー うっとりするローラ とみーすけ(爆)


俳優陣の演技が一流所を揃えただけあって素晴らしいです。
ってね、やっぱ我が愛しのこの人です。 裸の大将マイケル・ファスベンダー!!

悪の法則
「ぬふふん」  流し目も絶好調~~♡

幸せの絶頂から不幸へ真っ逆さまな主人公を演じるファス。
まだ主演作は少ないけれど、彼の演技を観ていつも感心するのは、演技が「俺が俺が」でないんですよね。
スっとキャラクターに入って物語を紡ぐんですが、見終わった後は深く心に残っている。
今回も抗えない運命に翻弄されるカウンセラーの悲しい慟哭と叫びが蘇り 胸が痛みます。
改めて彼の魅力にやられてしまいましたよ~♡♡

日本ではまだ知名度がそれ程で無いのか、本作のマスコミの紹介も『ブラピ・バルデム・クルス・ディアスの豪華共演! 監督はR・スコット。 主演マイケル・ファスベンダー』って最後かよ!!
い~んだ、い~んだ別に。絶対クるからね 彼わ!

日本公開は来年だけど「HUNGER」「シェイム」とタッグを組んだ スティーブ・マックィーン監督との「12 Years a Slave」はオスカー絡みになりそうと既に評判だし、大好きな「X-MEN:Days Of Future Past」と出演作が2本も待ち状態で ファンとしてはも~早く早くぅぅううな状態なんですよ!
家宝は寝て待て・・・引用違いか・・・?

悪の法則
落ち着いて待つなんて 無理だってばぁ!!

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「薔薇の名前」  中世のホームズ 髪は無い

「薔薇の名前」 (1986)フランス/イタリア/ドイツ
原題/THE NAME OF THE ROSE
監督/ジャン=ジャック・アノー
出演/ショーン・コネリー  F・マーレー・エイブラハム クリスチャン・スレーター
   他 ロン・パールマンを筆頭に 異相な方々大勢

薔薇の名前
 

「黙秘」に続いてのオールタイムベストシリーズ。
みーすけの永遠のアイコン♡ショーン・コネリー主演のゴシック感溢れるミステリー。

薔薇の名前
毛穴全開!! 当時56歳のショーン・コネリー 脂乗ってますね~♪


14世紀 北イタリアの修道院で奇怪な殺人事件が起こり、修道士達は悪魔の仕業だと恐れ慄く。
聡明な修道士 バスカヴィル(!)のウィリアムは弟子のアドソ(クリスチャン・スレーター)と共に捜査にあたるが やがて事件の背景にはある禁書が深く関わっていると推察する。
そんな中 第二、第三の殺人が続き 修道院長は事件解決の為異端審問館のベルナルド・ギー(F・マーレー・エイブラハム)を招くのだった。

薔薇の名前
劣化など想像できない  初々しいクリスチャン・スレーター ※注 右の人物


超難解との噂を漏れ聞くウンベルト・エーコの同名小説の映画化。
原作の宗教的な深い考察とかウンチクとか難しい事はこの際横に置いといて、わたし的には この映画が醸し出す独特の世界観 おどろおどろしい雰囲気 謎解き そしてショーン・コネリーを楽しむ映画なんです。
14世紀 中世の荒涼とした山岳部に現れる惣郷な修道院の佇まいが何とも不気味。
映画の初っ端から この雰囲気に呑まれます。
この時代、絶対権力を誇っていたのは、聖職者なんですね。貧しい農民から税を取り、尊大な態度で権威を振りかざしています。 超やな感じ。
まあ、しかし、いきなり出てくるその修道師達の形相がよくぞここまでど感心するほど異相怪相。

薔薇の名前
ひゃ~!こんなんとか

薔薇の名前
こ、こんなんとか

薔薇の名前
これもすげーし

薔薇の名前
も~ど~しましょ~ね。 
「ジャッカルの日」の マイケル・ロンズデール、勇気の髪型!(切れてて見えねぇ)

薔薇の名前
 和むわ~(笑)

アノー監督はヨーロッパの舞台で活躍するユニークな形相の役者を探しまくったらしいんです。
修道院なのに、何か得たいの知れないものが巣くっているような雰囲気は舞台設定だけでなく、彼ら役者の形相でスケールアップですな。

薔薇の名前
図書館の再現も 細部まで手抜きございません!

さて、ここで先日のクイズの答えです。下の写真をご覧ください。
ロン・パールマンが怪奇的形相で出演している作品は? 
答えは本作 「薔薇の名前」でした~!!

薔薇の名前
「もう堪忍してくださ~い・・・」 どこまでがメイクかわからん…

異端のドルチーノ派だったサルバトーレを怪演。
強烈な異相の中でもひと際目立つそのインパクトありすぎなサルバトーレは、黒魔術的行為を行い異端審問官 
ベルナルド・ギーに おっそろしい拷問を受け もうヘロヘロなのです。
ベルナルドの執拗な拷問は半端でない残酷さです。

薔薇の名前
 「Me, stupid,stupid. Me know no, nothing, nothing...」  あら~ セリフ覚えてるわ


当時の悪魔裁判、魔女裁判て、冤罪以外の何ものでもないですよね。
教会の権威を守るがために「悪魔」やそれに付随する行為や物事を許さない・・・。
事件の背景にもこの考えが根底にあり、思想や言動の自由が無い世界の怖さを感じます。
殺人事件の真相に肉薄するウィリアム。 しかしその答えはキリスト教会が最も認めたくないある「事実」へ抵触してしまう為 またもやベルナルド・ギーと対立してしまうのです。

薔薇の名前

「はい、そこのあんた火炙りね!」

元異端審問官 主人公のウィリアムのキャラがまんまホームズを彷彿とさせます。
鋭い観察眼と洞察力で 観たものから事実を推理する彼の思考回路は探偵のそれです。
自分の能力に自信とプライドを持つウィリアムは、教会の隠す事実と異端審問官と対立し窮地に陥る訳ですが、
結末は皆さんの目でお確かめください。
冷静に考えると「そんな事であんた人殺すんかいな・・・」と呆れるような動機な訳ですが、宗教の名のもとに
殺戮が起こっているのは この中世の時代から今に至るまで何も変わっていません。
迷宮のラビリンスのような図書館でのクライマックスは迫力あります。
青年アドソの密通と叶うことの無い淡い恋。
舞台設定や物語はかなり陰鬱なおどろおどろしい世界観ですが、ユーモアもちゃんとあるし謎解きミステリーとして楽しめるのではないでしょうか。
絶対的キリスト教徒の中にある悪魔的な思想等とても興味深く面白い映画です。

薔薇の名前

ショーン・コネリーの出演作の中でも特に好きな作品でトップ3に入るかなぁ。
ビデオ、DVD 、Blu-rayと3パターン持ってるんですよ。
画像の良さは勿論Blu-rayですが、実は一番好きなのはビデオバージョンなんです。
何が違うかというと字幕。
劇場公開時の字幕とビデオ版のそれは多分同じで、長いことそのバージョンに慣れ親しんで見ていたので、
DVDになった時の字幕の変更がちょっと違和感あってなんとなく馴染めないんです。

あと、これはかなりショックだったのが、映画の最後に出る一節。

「薔薇は神の名づけたる名 
    我々のバラは名も無きバラ」


この部分がばっさりとカットされてるんですよ!これってどうよ~?!
何だか映画の最後の余韻をバッサリされた感じでかなりガッカリですよぉぉぉぉ。
老成したアドソが一生でたった一度の恋の相手 名も知らぬ少女の事を暗喩しているであろう文章。
意味良く分かんないけど(笑)あの文章に何やら奥の深~~いものを感じて一種のカタルシスさえ感じる
かなり大切な一節なのに・・・。
劇場バージョン見たことある方、どう思いますか?


まあね、わたしの中では 名作には変わりありませんがね。
そう、ショーンが出てりゃオッケーなんです てへへ♡
SEAN LV2

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「恋するリベラーチェ」  オネエぢゃないわよ!

「恋するリベラーチェ」2013)アメリカ
原題/Behind the Candelabra
監督/スティーブン・ソダーバーグ
出演/マイケル・ダグラズ マット・デイモン ダニー・エイクロイド ロブ・ロウ

リベラーチェ

1950年代から1980年代にかけて世界的に人気を博したピアニスト リベラーチェの最後の10年を、当時の恋人スコット・ソーソンの回想録を元に 映画界を引退するのなんのと言っているスティーブン・ソダーバーグが映画化。
素晴らしいピアノ演奏と豪華な舞台で大人気のエンターテナー、リベラーチェ(マイケル・ダグラス)は1977年
動物調教師をする18歳の青年スコット(マット・デイモン)と出会いたちまち二人は恋に落ちる。
まるで親子のような恋人関係でお互いを支え合うも、その蜜月にやがて亀裂が生じだす。

リベラーチェ
豪華絢爛なステージと度肝を抜くキンキラ衣装に もう目がチカチカですってば!!

リベラーチェ
うふふ♡ ワタシ達 なんて幸せなんでしょう!!

急に寒くなりましたね。わたしの住む神戸も六甲おろし吹き荒れる状態で、毎日泣きながらベッドから抜け出てますが、皆様いかがおすごしでしょうか?
本作上映館が意外と少なく、帰宅途中の大阪梅田で上映してないので 観ようかどうか悩んでいたんですが、
先輩ブロガーさんに薦めて頂いて、寒いけど観る~と 逆方向の難波まで足を延ばして鑑賞してきました。
は~~もう、楽しかったです~♪ vivajijiさん ご推薦ありがとうございます~♪

お話は至ってシンプル。
題名はリベラーチェですが、本当の主人公はスコットです。
18歳(見えないって)のスコットは1977年夏 ラスベガスで高名なピアノプレイヤーリベラーチェと知り合います。
田舎出の素朴な(バイだけど 笑)青年は オネエなゲイ能人、リベラーチェにあっと言う間に食われちゃって、
すぐに一緒に生活するようになります。
豪勢な家、服、アクセサリーに車と リベラーチェはあの手この手でスコットを溺愛。
スコットも家庭に恵まれなかった生い立ちのせいか、恋愛対象としてだけでなく、父のようにもリベラーチェを愛するようになるんです。
リベラーチェ
色々買い与えて虜にするも ペット扱いだよ

身も心もリベラーチェの虜(笑)
スコットは彼の言うがまま、整形までしてリベラーチェ好みの青年に変身していきます。

リベラーチェ
ジャガイモ・マット降臨

しかし、リベラーチェは自分の欲望にとても貪欲で、一時は養子縁組まで口にしていたくせに 長く一緒に生活していると刺激がなくなり 心移りしてしまう。
けんもホロロにスコットを捨てようとするリベラーチェ。スコットの健気さに泣ける~
リベラーチェ4
久しぶりに優しくされて思わず涙するスコット。 「よしよし」


この作品 アメリカではテレビ映画として 劇場では公開されていないようで。
いやぁ、それは惜しいですよ。あの豪華な舞台や衣装やその他もろもろ金ピカな感じを大きなスクリーンで見れないなんて。
エミー賞の作品賞、監督賞、主演男優賞他 最多11部門を受賞しました。
何が売りって、もうこれしかないでしょう。 

マイケル・ダグラス!!
リベラーチェ

この人の成りきり度 200パーセントには 頭が下がります。
よくぞここまで! リベラーチェが憑依してます。 M・ダグラス イタコ状態か??
しょっぱな画面に登場したとたん その存在感に圧倒されます。
スコットを見る粘着質な視線、喋り方、仕草。
むちゅむちゅっとキスしたり、仕事とはいえ、二人共よくやったよなぁと感心します。
そりゃエミーも賞をあげるでしょう。

それとね、この映画 「セレブの伝記ドラマ」と銘打ってますけどね・・・
コメディーだよね?ね!? コメディーでしょう!!
ブログのカテゴリーをコメディにしようかどうしようか みーすけ真剣に悩みましたよ。

主演の二人が真剣に演じれば演じるほど笑えるんです。
リベラーチェのズラ無しの姿とか、それ見てドン引きするスコットとか、白のピチピチ水着とかリフトアップ手術で顔を吊り過ぎて目を開けて寝てたり、次から次へと繰り出される笑いへの誘い。
でも劇場はシーン・・・
みんな!楽しい映画では 笑おうよ!!


そして とうとうわたしをノックアウトさせた極めつけはこの人!



リベラーチェ

ロブ・ロウ!!!

整形外科医のスターツ先生をロブ・ロウが演じてるんですが、出てくる度に笑いが抑えられない~~!
もうたーすーけーてー!
自らも手術してるのでしょう、ピーンと突っ張ったお目めで見栄を切るよなあの表情!!
愉快すぎるって。
悲しいときや落ち込んだときあれを思い出せば きっと気分もあがるでしょう。

もちろん超ジャガイモ感が溢れるマット・デイモンいいですよ。
昔からわたしはジャガイモ・マットと呼んでたんだけど、「ボーンシリーズ」ですっかりカッコいい振りなんかしちゃって…。
ジャガマットはこうでなくっちゃ!いえ、誉めてるんですよ(笑)
青年スコットのリベラーチェとの愛の栄枯盛衰。
是非 是非見てもらいたいです。
楽しいんだから ほんとに!!(おすぎかよ)

リベラーチェ
こちら、実物のリベラーチェとスコット。 指輪!!


リベラーチェ
素顔のツーショットに意味もなくホッとします(笑)
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「黙秘」 泣けちゃって困ります

「黙秘」 (1995) アメリカ
原題/Dolores Claiborne
監督/テイラー・ハックフォード
出演/キャシー・ベイツ ジェニファー・ジェイソン・リー 
   クリストファー・プラマー デヴィッド・ストラザーン

黙秘

スティーブン・キングがキャシー・ベイツをモデルにして書いた原作「ドロレス・クレイボーン」を「愛と青春の旅立ち」「Ray/レイ」のテイラー・ハックフォードが監督。

ニューヨークで新聞記者として働くセリーナ(ジェニファー・ジェイソン・リー)は故郷メリーランド州の孤島で
メイドとして働く母ドロレス(キャシー・ベイツ)が勤め先の富豪婦人ヴェラを殺した容疑で逮捕されたと連絡を受ける。
母娘には18年前に起こった父親ジョー(デヴィッド・ストラザーン)の事故死が要因となる確執があり、帰省も15年振りなのだった。
ジョーの死をドロレスの犯行だと考えていたマッケイ警部(クリストファー・プラマー)は、今回の検挙を足掛かりに過去の事件をも蒸し返そうとドロレスに付き纏う。
事件の解明が進む中、セリーナはそれぞれの事件に隠された真相を母から聞かされるのだが・・・

黙秘
キャシー・ベイツは当時まだ47歳。 老けメイクすごいね

黙秘
どすこ~い!な感じですな

ケーブルの映画チャンネル垂れ流し中に再会。3年振りでしょうか? 大好きなんですこの映画。

黙秘

映画しょっぱなから大理石の のし棒を振り上げるドロレス。目の前に倒れる血だらけのヴェラ。
犯行現場を目の当たりに見せられて「これでやってないと言える?」と混乱させられます。
観客は主人公が無罪なのは頭でうすうす分かっている。ただ、状況証拠が揃いすぎてどうやって無実の証明をするの?とハラハラ。


本作、父権社会に立ち向かう悲しい女性ばかり出てきます。
時代なのでしょうか、男社会に抑圧され、そこから抜け出す事もできず日々我慢して生きているドロレス
そんなドロレスを気に入り屋敷で雇う女主人のヴェラ。
立場は違えど、長く支え合い暮らしているうちに芽生える 二人の静かながら確かな友情が回想で語られます。

対比的に男の描きかたが極端過ぎるほど父権社会のステレオタイプ。要はやな男(笑)

やな男その1
黙秘
ぶっ殺すぞ この野郎!byみーすけ

毎回見る度にドロレスがやらないならわたしが殺るぞ! と殺意を感じるほどどーしようもないダメ亭主、ジョー。
デヴィッド・ストラザーン上手すぎるから!
狭い島から出る勇気も無く、井の中の蛙的な下らないプライドでドロレスを力で押さえ付ける暴力亭主の厭らしさをこれでもかとこちらに見せつけます。

キッチンでの殴打シーン。
残酷描写が比較的…かなり平気なみーすけも、毎回顔をしかめてしまうほど。
てか、普通入院でしょう入院!
多分そこまでいかないように適度に加減して殴ってんだなあれは。嫌な野郎だよ、本当に!

いつも本作を見たあとちょっと嫌いになりそうになるので、観賞後ストラザーンさんがいい人を演じてる、「スニーカーズ」とか、今回は「Good night,and Good Luck」を観て (あ、大丈夫、あれは演技でこの人はホントはいい人だよ)と自分を落ち着かせるんです(笑)
これって映画あるあるじゃないですか?え?違う?

黙秘
「嫌いにならないで頂きたい。Good night, and Good luck」

やな男その2
黙秘
トラップ大佐、堪忍して~(泣)

しつこいにも程がある マッケイ警部のクリストファー・プラマー。
20年前のジョーの事件が立件でき無かった事を根に持ち、今回も執拗にドロレスを付け狙う。
まあ、この警部も何をそんなに意固地になってといやいや感炸裂です。
もうドロレスをほっといてあげなよ!と憤慨みーすけ。ヒールの配役が憎らしければ憎らしい程 映画が面白くなるんですがね。
今回は授賞の記憶もまだ新しい「人生はビギナーズ」で溜飲を下げました。
黙秘
可愛いおじいちゃんを好演でした

彼女がドロレスを演じたからこそ この映画は成功したんだと思う 主演のキャシー・ベイツ。
虐待亭主に立ち向かい 何とか娘を守ろうとする強い、しかし薄幸な母親を老けメイクで熱演。
黙秘
日食のシーンが神秘的です。 頑張れドロレス!と超応援ス!


彼女の事や役柄に対するコメントに「私の母親に似ている」というコメントをよく見かけませんか?
日本の母はみんなキャシー・ベイツなのかよ。
て、御多分に漏れず、みーすけ母も似ています(笑)
体型とか、表情とかもですが、なんというかあのダイナミックな体から溢れる雰囲気がそっくりで。
だから親近感湧いて好きにならずにいられないのでしょう(マザコンかよ笑)
映画の中のドロレスが自分のお母さんのように思えて余計感情移入してしまうのかもしれませんね。

黙秘
あ、お母さん!(笑)

一番の被害者かも知れないセリーナを演じるジェニファー・ジェイソン・リーがいいですね。
仲の悪い両親。父の死は母が原因かもしれないという疑念。そして封印せずにはいられない”ある事実”
再開した母に反抗的な態度を取り硬いカラを被っているものの、それは池の薄氷よりも脆いのです。
母がどんな思いで自分を守ろうとしてきたか。
全ての記憶が蘇りドロレスを守ろうとする姿に涙を抑える事ができません。

黙秘

フェリー乗り場での別れのシーンで 「行きなさい」とセリーナを送り出すドロレス。
記憶が戻り 母への確執は無くなったものの、セリーナの心の傷が簡単に癒えるとは思えません。
また、母として大きな仕事をやり終えた満足感を覚えつつも、女としては不幸だったドロレス。
二人の幸せを願わずにはいられません。

当時映画館で鑑賞中も 泣きすぎて嗚咽が止まらなくなって、呼吸困難になりそうになったんですよね。
今回も「あんたこれ観るの何回めだよ」とセルフ突っ込みしながらも涙が止まらな~い(T-T)
毎回嗚咽ですよ、もう参った参った。

キャシー・ベイツ、結構大病をしているようで、去年乳がんで 両乳房を切除しているらしいのです。
くれぐれもお体には気をつけて映画で元気な姿を見せてもらいたいですね。

は~、すっかり大泣きしたので、笑える映画でも見て寝ることにしますか。
何がいいかな~ 「宇宙人ポール」なんてどうでしょう?
うん、そうします^^
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「死霊館」  さあ、わたしを怖がらせておくれ

「死霊館」 (2013) アメリカ
原題/The Conjuring
監督/ジェームズ・ワン
出演/ヴェラ・ファーミガ パトリック・ウィルソン リリ・テイラー他

死霊館12

「ソウ」「インシディアス」のジェームズ・ワン監督作品。
1971年に実際にアメリカのある家族に起こった超常現象を基にしたオカルト・ホラー。
5人の娘を持つペロン夫妻が アメリカ ロードアイランド アリスヴィルの田舎町にある古い屋敷を購入し引っ越してくる所から物語は始まる。
入居した翌日から不可思議な現象が起こる。
愛犬の死、人が居ないのに響く足音、壁の家族写真は全て落下、得体の知れない”何か”が居る気配・・・。
娘にまで危害が及ぶに至り 我慢の限界に達した家族は超常現象研究家のエドとロレインのウォーレン夫妻に現象の事実解明を依頼する。
透視能力を持つ妻のロレイン(ヴェラ・ファーミガ)とカトリック教会が唯一認めた悪魔研究家である夫のエド(パトリック・ウィルソン)がペロン一家を訪れると 屋敷と近隣一帯に得体の知れない何かがいる事に気づく。
調査を進めるうちに 過去屋敷で起こった血塗られた衝撃の事実が判明するのだが・・・。

死霊館4
絶対ぇ前より後ろに何かいるってばよ!!

死霊館
鏡よ鏡、後ろに居るのは だぁれ?

14悪霊館
志村ー! 後ろ後ろーー!!

さて、私事で恐縮ですが、わたくしみーすけの初恋は4歳の時でした。
相手は クリストファー・リー しかも「吸血鬼ドラキュラ」の彼(笑)
”何が幼稚園児に起こったか?”分かりませんが、当時懐かしや日曜洋画劇場でやっていた 吹き替え版を
怖い怖いと思いながら夢中で観ていたものでした。
小学生になると恋の対象(笑)はショーン・コネリーに移行するのですが(しかし我ながら渋すぎだな)英国が生んだ、世界一の映画出演数を誇る 91歳にして未だ現役のクリストファー・リーに対する憧憬は健在です。
閑話休題。
ドラキュラから始まったホラー嗜好のおかげで うん十年それ系映画を好んで見ているものですから、当然耐性というものが身につくわけです。
まだ感性が柔らかい頃に観て怖かった何本かの映画を他にして 大抵のホラー、オカルトを見ても もう大概平気のへいちゃらなんです。
で、ジェームズ・ワン監督。 この人のソウを観たときに おぬしなかなかやるなと感心したのです。
驚かせ方、怖がらせ方がなかなか堂に入っていて、ジグソウ人形など小物使いも「サスペリア 2」の まちゃまちゃ人形へのオマージュかしら?とか ホラー映画への造詣の深さをこちらが勝手に感じたわけで。
そんなワン監督の新作 さあ、どれぐらい怖いですかぁ~?と期待大。
「悪魔の棲む家」や「エクソシスト」に通じる 定番のオカルトホラーです。目新しさはありませんが、正統派クラシックホラーの基本をきちんと押さえ、また彼独特のエッジの効いた演出も冴えてみーすけ満足致しましたよ。

死霊館
ドアが勝手に・・・ てかクローゼットに何か居るだろ!!

死霊館
巨大てるてる坊主ではありません

最近のアメリカのホラーは 大きな音や出てくるクリーチャーの外見の気持ち悪さやグロさで怖がらす
傾向多いでしょう?
あれって何回も続くとお腹一杯になってしまって 見ていてもういいよってなってしまうんです。
本作も勿論大きな音や 出会い頭のびっくり箱的驚かせ方もするんですが、見えない何かの気配が醸し出す恐怖感や
何かが出そうで出ない 雰囲気で引っ張る 見せ方のテクが上手い。
予告で有名な 後ろから手だけが出てきてクラップするシーンや、風に靡くシーツに人型が浮かび上がったり、
半開きのドアの後ろの暗闇の写し方など エスカレートする恐怖の盛り上げ方が おお~いい感じ。
ホラー慣れしているみーすけが 2回ほど飛び上がりましたもん。
あのクローゼットの上から・・・いや、ネタバレです。
自分で見てください うまいんだから怖がらせ方が!!(笑)

そして、ただ怖がらすだけでなく 映画に大切な物語部分。
命を削り、悪魔的なものから人々を助ける使命に燃えるロレインを「マイレージ・マイライフ」「ミッション8ミニッツ」のヴェラ・ファーミガが好演。
自分の家族へ危害が飛び火しそうになるも、自分の存在意義を信じて立ち向かう。強い!そして神秘的。
ワン監督作は「インシディアス」に続いての続投 パトリック・ウィルソンも そんな妻を思いやりながら、最後のエクソシストに非聖職者ながら挑むんです。
夫婦の信頼感と結びつきが物語の後半効いてきます。
死霊館
てか、神父でもないのにエクソシストできるんかい?

死霊館
何かえらいことになってしまって ドン引きする皆さん

死霊館
何とかの子沢山・・・(失礼) おにゃのこ達がかわゆい♡

悪魔に勝つ決め手が 家族愛だというところに ありがちと思いながらもうるっとしてしまいました。単純^^;
怖がらすだけなら ありがちな話。ちゃんとドラマがある映画のほうが後々見直したいなと思える大きな要因ですものね。びっくりするだけならジェットコースター乗ればいいんだから。
ホラーの金字塔「エクソシスト」も最後に必ず涙するわたしには とても楽しめた映画でした。


でもね、ただね、本っ当~~~に怖かった?トイレ行けないくらい?心底ゾッとした?って聞かれたら・・・
うわぁぁぁ~~~ん、ごめんなさい、怖面白いけど、恐怖ではなかった・・・。

母さん わたしの心の「やらかい場所」は何処に行ってしまったんでしょうねぇ・・・


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