「ルビー・スパークス」  僕の彼女はカザンの孫娘

「ルビー・スパークス」(2012)アメリカ
原題/Ruby Sparks
監督/ジョナサン・デイトン ヴァレリー・フィリス
出演/ポール・ダノ  ゾーイ・カザン  クリス・メッシーナ  エリオット・グールド  
アネット・ベニング  アントニオ・バンデラス  スティーヴ・クーガン  他

Ruby Sparks 

19歳で小説家としてデビューしたカルヴィン(ポール・ダノ)は、世間から「天才」と称される事にストレスを感じ、以来極度のスランプ状態に陥りその後何も書く事が出来ないでいた。
ある日、夢の中に理想の女性が出現、精神科医の勧めもあり、彼女を題材に小説を書き始める。
すると突如小説の女性「ルビー・スパークス」(ゾーイ・カザン)が現実の女性として現れてしまう。
当初はストレスのための妄想だと戸惑うカルヴィンだったが、自分以外の周りの人々にも見えることが分かると、理想の女性ルビーとの生活を満喫するようになる。
しかし明るく社交的なルビーが彼らを取り巻く人々と打ち解け上手くやっていく事に不満を感じたカルヴィンは、小説中のルビーを自分の望む性格に書き換えるのだが・・・。

Ruby Sparks 
夢の中で出会った少女にインスパイされ彼女を題材に小説を書き出します。

Ruby Sparks 
精神科医ローゼンタール博士(エリオット・グールド)の助言に従い彼女「ルビー」の物語を膨らますカルヴィンだったが・・・。

Ruby Sparks 
この二人実生活でも長年のカップルだとか。 画面から暖かい雰囲気が溢れ出てるのはそのせいだったか!

ポール・ダノ好きの友達と週末タワレコでDVD漁りをしていて本作を発見。
劇場で観逃したちゃったのよ~と話していたら、ちょうどこの週末CSでやってるではないですか!買わずにすんだ(笑)
「リトル・ミス・サンシャイン」のジョナサン・デイトン、ヴァレリー・フィリスの夫婦監督が、ポール・ダノを主演に迎えたファンタジー・ラブストーリーです。

ポール・ダノ演じる主人公のカルヴィンは19歳の時に書いた小説が賞を取っていきなり「天才」と祭りあげられる。
そんなストレスとプレッシャーで10年経っても2作目の小説を全く書けないでいるナイーヴな青年です。
人間関係にも不器用なカルヴィンは5年前に彼女と別れてから恋人を作ることも出来ない。
彼に憧れて近づく女性達を「偶像化した僕に憧れてるだけ」と真剣に相手をする事ができない。
要はこだわりのありすぎるメンドくせぇ~~男ですね(笑)

Ruby Sparks 
未だにタイプライターを使用しているあたりが、こだわりのある性格を表していて上手いな。

そんなカルヴィン、夢の中に現れた理想の女性「ルビー・スパークス」に夢中になり一気に小説を書き始めます。
彼女の性格、生い立ち、生活を事細かくタイプするうち実在の女性がいるような錯覚に陥り、恋してしまうんですね(アイタタ)
そんなある朝、カルヴィンが起きると家の中にいきなりルビーが現れて仰天!
とうとう幻覚を見るようになってしまったと慌てるカルヴィンですが、彼女が自分の妄想ではなく、実際の人間として存在していることが分かり再び仰天!
カルヴィンと恋人ルビーの甘い生活が始まります。

Ruby Sparks 
自宅のプールに飛び込んでうっきょ~~!! いいとこ住んでるよねカルヴィン。 あ、印税か。

Ruby Sparks 
彼女のパーソナル全てがカルヴィンの創造によるもの。好みの相手をクリエイト出来るのってある意味最高。

なんてったて、ゾーイ・カザンの演じるルビーが最高にキュートで魅力的です。
くるくると動く大きな瞳に明るい笑顔、ファッションもポップで、女性目線で見ても好感度大でとっても可愛い。

Ruby Sparks 
赤のデニムにフルーツの柄Tが超キュート! 今年の夏真似してみようかなぁぁぁ・・・

ルビーは自分がカルヴィンの創造によって生まれてきた事など知らず、日々楽しく過ごしまています。
そんなのってあり?と普通は思いますが、鑑賞中はそういうものとして違和感なくスっと話に取り込まれるんですよね。
カルヴィンとルビーの出す暖かい雰囲気が大きく貢献。
実生活でもカップルの彼らを、夫婦である監督が描いているのでほんわか感の二乗か(笑)

Ruby Sparks 
二人の幸せの日々。 この海岸でのシーンとっても素敵♡ 海好き(わたし)にはたまんないス! 

ま、楽しい嬉しいばかりでは映画にならない。やはり不協和音は発生するのねぇ。
社交的で人あたりの良いルビーは外の世界と繋がりたがりべったりカルヴィンと過ごす事を窮屈に感じだします。
美術教室に通いだし、友人ができて楽しそうに過ごすルビーに不満を感じるカルヴィンは、禁を破り金庫にしまっていたルビーの小説に追記をしてしまいます。
「カルヴィンなしでは ルビーは生きていけない」
当然ルビーはカルヴィンにべったりになり片時も離れようとしなくなる。

Ruby Sparks 
シリアルを食べる間も手を離さない。 め、めんどくせぇぇぇ~~(笑)

あまりにもべったりがしんどいと気づき次々とルビーの性格を書き加えて行くカルヴィン。身勝手な男だ(笑)
本当は書かなくても彼女を幸せにしたいと願っているのに、対処法が彼には分からない。
原因はルビーではない。要はカルヴィンの方が精神的に大人になりきれていないんですね。

Ruby Sparks 

愛している女性であっても、少しでも自分が受け入れられない所が見つかると、それを許す事ができない。
相手の良い所だけでなく、悪い所も全てを受け入れる事こそが愛する人を本当に幸せにする事だと思い至ります。
人を愛するという事は相手をコントロールして自分の思い通りにする事ではない。
カルヴィンの出した結論はほろ苦いけれど人として彼が成長できた証ですね。
甘い甘いファンタジーだと思ってたけど、意外にビターな味わいで、でもとても素敵な映画でした。

Ruby Sparks 

本作、助演の俳優さん達が何げに豪華です。
先にあげた精神科医役のエリオット・グールドを筆頭に、カルヴィンの母ガートルードにアネット・ベニング。
その再婚相手のちょっと変わった芸術家モートをアントニオ・バンデラス。
頑ななカルヴィンを優しく見守る彼らの演技、派手ではないけれど映画のアクセントになって微笑ましかったな♪

Ruby Sparks 
ワンコのスコティーで遊ぶモート。 いやいやバンデラスの兄貴、どっちがワンコかわかんないス(笑)

今回脚本も担当しているゾーイ・カザン、全くのノーマークでした。
あのエリア・カザン監督の孫娘なんだって!!びっくり~。
フィルモグラフィーをチェックしたら、メリル・ストリープのとか何本か観てるんですよね。
でもゾーイが出てたの全然思い出せない(汗) 今回でもう忘れないよ!
実生活でもパートナーであるポール・ダノとの共演は映画にいい感じに作用してると思いました。(見終わってから知ったけど)
こうゆう透明感のある女優さん大好きなんで、今後も注目ですね。
ひょろっとしたポール・ダノも主人公のキャラにぴったりはまってて、ダメダメなのに愛しい青年を好演。
お気に入りの一作になりました♪

Ruby Sparks 
もう、なんていうか、可愛いすぎる♡
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「キャプテン・アメリカ / ウィンター・ソルジャー」 真面目っ子ヒーロー頑張るの巻

キャプテン・アメリカ / ウィンター・ソルジャー」(2014)アメリカ
原題/Captain America: The Winter Soldier
監督/アンソニー・ルッソ  ジョー・ルッソ
出演/クリス・エヴァンス  スカーレット・ヨハンソン  サミュエル・L・ジャクソン
ロバート・レッドフォード セバスチャン・スタン  アンソニー・マッキー 他

captain america the winter soldiers

「アベンジャーズ」から2年後、死闘を繰り広げた後、スティーヴ・ロジャース=キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)は国際平和維持組織 S.H.I.E.L.D.通称シールドの隊員として活動していた。
しかしアルジェリア系海賊からシールドの隊員たちを救出する任務終了後、シールド長官ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が突如襲撃にあう。
包囲網をかいくぐり逃げるキャプテン・アメリカやブラック・ウィドー(スカーレット・ヨハンソン)を、謎の暗殺者ウィンター・ソルジャーが追い詰める。
彼らが狙われるのは背景に、恐るべき陰謀が隠されていた・・・。

captain america the winter soldiers
癖のある「アベンジャーズ」の中では若干地味な印象のキャップだったけど今回大活躍!

captain america the winter soldier
エージェント・ロマノフ、今回もムッチムチ♡

captain america the winter soldier

「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アドベンチャー」の続編であり、アベンジャーシリーズ第2章へ続く物語。
ああ、もうみーすけの生きてるうちにこのアベンジャー・シリーズは完結するのだろうか?(笑)
今回は「アベンジャーズ」の中でもちょっおとなしめな真面目キャラのキャップがメインな物語なんですが、SFでなく(一応)、ポリティカル・サスペンスな陰謀と超ド派手なアクションが見事です。
あ、ファーストを復習してから観ることをオススメします。その方が絶対楽しめるから!

ニューヨークがしっちゃかめっちゃかになって2年、キャプテン・アメリカことスティーヴ・ロジャースはシールドの一員として実年齢95歳とは思えない働きで日々世界の平和を守っています。
そんなある日、シールド隊員の人質事件解決の為のミッションを行った後に突如長官のニック・フューリーが同じシールドの隊員に命を狙われ、キャップもエージェント・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)と共に追われる身となってしまいます。

captain america the winter soldier
亀の甲良の如くアメリカンな楯を常に背中にしょってるキャップ。 ぶううぅぅぅん!

captain america the winter soldier
ドカン!  きゃあ!!フューリー長官が乗ってるのよ!何すんのよ!!

captain america the winter soldier 
アメリカンな縦を使ってのアクションシーンが今回の見所です。

ファーストでは時代が第二次大戦下でしたが、今回は現代が舞台。
SFでも無く、神様も宇宙人も出てこない、リアルなストーリー展開がまず面白かった。
子供が観てもなんのこっちゃですが、練られた脚本は大人の鑑賞に耐えうるしっかりとした物。
マーヴェルだからと手を抜かない姿勢がいいですね~。
世界を紛争から守るためのシステムが逆に自らの首を絞めてしまうという皮肉なストーリーは現代の世情を反映していて、あるあるです。
いや実際は無いだろうけど。 あの「スターク産業」が無いからさ(笑)

captain america the winter soldier
ばーーーーーん!!  はい、わしが長官ニック・フューリーね。

今回私的に一番食いついた人↑ サミュエル・L・ジャクソン演じる シールドのフューリー長官。
か、カッコいい・・・♡
「アベンジャーズ」の生みの親であり、日々こっそりと?世界平和の為にその強面で異彩な風貌ながら意外と愛国心溢れる好感度大なキャラクターを熱演。
サミュエル・L・ジャクソン(以下S・L・J)っていつからこんなカッコよくなったのかな~。
むか~~し、「グッド・フェローズ」でトラックの処理をサボってあっと言う間にジョー・ペシ達に撃ち殺されるチンピラを演じてた頃はひょろっとした目立たない役者だったのに。
あれよあれよという間に、映画の要になる役を演じるビッグな人になってる。
今回のS・L・Jも魅せてくれます。
何者かの陰謀で命を狙われ観ているこっちがひえ~~っとヒヤヒヤしますが、その存在感は映画を引っ張る要です。
カッコイイぞ!S・L・J!

captain america the winter soldier
この二人が同じ画面に映っている不思議感。 レッドフォード ちっちゃ!

シールドの高官であり、世界安全保障委員会の一員であるピアースに名優ロバート・レッドフォード。
何かこの人がマーヴェル映画に出ているのがとっても意外な感あり(笑)
ピアースはフューリーと古い同士であり、世界平和の為に奔走してるんですけどね。
平和への想いのベクトルがおかしくなると、思わぬ方向へ物事が進むという流れがレッドフォードが出ている事でより現実感溢れる印象に。
上手い配役だなと思いました。

captain america the winter soldier
今回は年齢的な事も考えてか、海にも落ないし漂流もしません。 良かったね(笑)

captain america the winter soldier 

前作で親友だったバッキーが意外な役どころで再登場。
最初はフルフェイスなマスク着用だけど、観てるこっちはすぐに「あ」と思うので、これはネタバレではないよね(笑)
心優しき親友だったバッキーがこんなにワイルドになるとは!
二人の肉弾戦は映画の中でもかなりのポイント。
キャップはヒーローだけれども、力が凄いよってだけで一応生身の人間なんで銃で撃たれたら怪我もするし、命も落とす。
体を酷使するアクションは本作の大きな見所です。
キャップのバッキーへの熱い友情が切なかったなぁ。

captain america the winter soldier 
飛びます飛びます♪

新キャラ ファルコン=アンソニー・マッキーにサム・ウィルソン。
この空飛ぶウィング・パック(おそらくスターク産業社製だな)でキャップを助け大活躍です。
クライマックスでの死闘に彼がいなければ飛べないキャップは大変な事に。壊れちゃったら役立たずだけど(笑)
キャップとエージェント・ロマノフを助けたりと大活躍なファルコン。
今後のシリーズでも活躍するでしょうね。

captain america the winter soldier 
むちむちスカ子も体鍛えて頑張ってま~す。 ヒップラインのセクシーさが裏山鹿・・・。

通称ブラック・ウィドー、ナターシャ・ロマノフを演じるスカーレット・ヨハンソン。
シールド隊員達と殺し屋ウィンター・ソルジャーから命を狙われる為に、キャップと二人逃げ惑いながらも戦います。
今回エージェント・ロマノフの過去に関して言及される部分があり、これもシリーズ通して観ているこちらは「おおっ」って感じで。
いや、名前からもそうだろうなと思ってたけど、やっぱりね・・・みたいな。
ラスト近くの変装は「ミッション・イン・ポッシブル」かよ!で笑えた。

captain america the winter soldier 

まあ、でもやはり主役のキャップに尽きますね。
大金持ちでもなく、体を守る鉄の鎧も無く、怒るとモンスターに変身するわけでもなく、ましてや神などでも無い、ただの実験道具として薬ポチっとされちゃったもやしっ子だった、95歳の(笑)ヒーロー。
物凄く真面目で健気でしかも男前な面長男子が自分の命をかけて世界を(アメリカをか?)悪の手から守ろうと闘う姿に純粋に感動しちゃったよ~。
今の時代無精ひげでも長髪でもない、つるんとしたひげ剃り後も清々しい短髪ヒーローなんて貴重ですよ。
まあ、アイアンマンことダウ兄が出てきたら、そっちに釘付けなっちゃうんだけどね、ごめんねキャップ。

現実感溢れるストーリーや格闘シーン、巨大戦闘機でのアクションシーンなど見所満載の本作。
ぜひ大きな画面で観て欲しい作品です。
2016年5月6日にはルッソ兄弟監督による続編が公開予定だそうで、病気や事故に気をつけて元気に2年後を迎えなければ!と思うみーすけなのでした。

captain america the winter soldier 
観てね♡

フューリー長官率いる「アベンジャーズ」の今後の活躍が気になります。
来年の春公開予定の「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」が現在撮影中で、最近Twitterを始めたダウ兄がちょこちょこっと現場のどうでもいい(笑)写真をアップしてくれてます。
ねえねえ、ダウ兄、もっと近況呟いて!!

captain america the winter soldier 
ああ、ダメ。 キャップよりもフュリーよりも やっぱ彼が一番好き♡




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「8月の家族たち」 愛しいのに憎らしい

「8月の家族たち」 (2013)アメリカ
原題/August: Osage County
監督/ジョン・ウェルズ
出演/メリル・ストリープ ジュリア・ロバーツ ユアン・マクレガー クリス・クーパー
   ベネディクト・カンバーバッチ ジュリエット・ルイス マーゴ・マーティンデイル 他

8月の家族たち


オクラホマの片田舎に住む母親ヴァイオレット(メリル・ストリープ)から、父親ベバリー(サム・シェパード)が突然失踪したと連絡を受け3姉妹と家族が集まった。
毒舌家の母ヴァイオレットは病を患い薬漬けの毎日。
長女のバーバラ(ジュリア・ロバーツ)は夫ビル(ユアン・マクレガー)の浮気が原因で別居中、娘(アビゲイル・ブレスリン)の反抗期にも頭を悩ませている。
次女アイヴィー(ジュリアンヌ・ニコルソン)は密かな恋に夢中になっており、三女カレン(ジュリエット・ルイス)は家族の危機に場違いな婚約者を伴い帰宅。
ヴァイオレットの妹マティ・フェイ(マーゴ・マーティンデイル)と夫チャールズ(クリス・クーパー)、気の弱い息子”リトル”チャールズ(ベネディクト・カンバーバッチ)もこれに加わり、久々の家族の会食は母ヴァイオレットの言動から思わぬ修羅場へと発展、家族の秘密が暴かれていく。

8月の家族たち
父親失踪の知らせを受け姉妹が久々に顔を合わせる事に・・・。

「カンパニー・メン」のジョン・ウェルズ監督が、ピュリッツァー賞とトニー賞を受賞している傑作戯曲を映画化。
冒頭、サム・シェパード演じる父ベバリーの語りから始まる本作。
詩人であり、元教師であるベバリーはガンを患い薬漬けになっている妻ヴァイオレットとの暮らしぶりを、家政婦として雇ったネイティブ・アメリカンの少女ジョナに説明しています。
そこへタバコ片手にメリル・ストリープ演じるヴァイオレットが登場。
薬物治療の為に抜け落ちた髪、薬のせいで情緒不安定になり口汚くベバリーを罵るヴァイオレット。
おおお~っと、これはしょっぱなから気合入れて観ないと凹むかな?と身構えるわたし。
賞をいくつも獲得している舞台劇が原作とあって、出演している名優たちの気合の入れ方が違うんですよね。
いやぁ、観ごたえがありました!

8月の家族たち
お黙んなさい! 先ずは私が話すのよ!

はい、何はなくともこの方、メリル・ストリープ。
ハリウッドのみならず、映画に携わる人間で彼女の演技に否を唱える人なんて居ないでしょう。
今年のオスカーの主演女優賞にノミネートされていたメリル・ストリープの毒母ぶりが凄かった。
もともときつい性格のヴァイオレットが治療のために摂取している薬のせいで情緒不安定になり口から吐き出す毒のような言葉にギョッとしてしまいます。喧嘩もしてないのに毎日これ??

8月の家族たち

知らせを受け戻ってきた長女バーバラにジュリア・ロバーツ。本当の主役は彼女ですね。
夫ビルの仕事の関係で数年前に故郷を離れた彼女を「私のバーバラが戻ってきた」と喜んで出迎えたのも束の間、父の失踪はお前が出て行ったのが原因だとこれまた罵倒するヴァイオレット。
高圧的な母の態度にいらつくバーバラ。
家族としての機能が低下しているのは今に始まった事では無いのが見て取れます。

8月の家族たち
ベバリーの失踪は、悲しい結末に・・・。

8月の家族たち
家族が集合しての夕食がこの後とんだもない修羅場に発展してしまう。

全編会話主体で構成される本作。
各キャラクターの演技がしっかりしていないと観客は飽きてしまうでしょうが、実力のある役者達のしっかりした演技で話に引き込まれ、途中だれる事がありません。
家族が集まって食事をするシーンは観ているこちらがヒヤヒヤする程凄い。

8月の家族たち
場を和ませようと喋る叔父のチャールズにお気に入り俳優クリス・クーパー♡ おお、アビゲイルちゃん大きくなったね~。

8月の家族たち
お祈り前に食ってんぢゃないぞ!(笑)

シビアでシリアスなストーリーですが、そこここでクスッと笑えるような展開もあり、それに救われます。
原作舞台がブラック・コメディーだというのも納得。全編ピリピリでは観ているこちらの精神力が保たないですよね^^;
三女カレンの婚約者を演じるダーモット・マローニーのKYな場違い感が笑えた。
そのカレン役のジュリエット・ルイスの劣化にぎょっとしたなぁ(笑)

そんな中、次女アイヴィーと従兄弟のリトル・チャールズの秘密の恋は映画の中で特にほっとする微笑ましい物でした。
母親に叱られてばかりで、萎縮したヘタレな大人になってしまっているチャールズを人気爆発の缶バッチさんが好演。自らの男前イメージを払拭したかったのかも。
清々しい二人の恋愛ですが、悲しい事実があるんですよね。どよよ~ん(泣)

8月の家族たち
「缶バッチ、オルガン弾き語りを披露の図」 ファンはウットリなんだろうな(笑)

口喧嘩をしてもやはりそこは家族。
「ごめんね」でまた日常に戻れるのは他人ではなかなか上手くいかないものです。
愛しているけれど、憎らしく、大切なのに、疎ましい。
明らかになる秘密、またその事に対する鬱憤など感想は人それぞれだと思います。
家族の秘密が噴出していく中で、彼らの今後に明確な答えなどありません。
どこまで行っても家族は家族。これからも家族としての人生は続くのですから。

8月の家族たち
静の演技に徹していたジュリア・ロバーツ。 ラストの表情から受ける決断は・・・。

ラストのバーバラの表情から伺える彼女の決断をどう受け取るかは、鑑賞者の家族構成などで異なるものになるのかな。人それぞれ様々な解釈があると思います。
今回長女を演じたジュリア・ロバーツの演技が驚く程良かった。
もともと、ジュリア・ロバーツはあまり好きな女優ではないのです。
「エリン・ブロコビッチ」など蓮っ葉なクセのある役の方が合ってると思うんですけど、弱くて可憐な女性、可愛い恋する女性、皆が恋焦がれるヒロインを演じたりする。違うなぁぁ、と。
でも今回M・ストリープを向こうに回して、母親に性格がそっくりな娘バーバラを演じた彼女。
苛立ち憎みながらも母を愛さずにいられない娘の気持ちが彼女の無言の表情から溢れていて、久々に鳥肌が立ちました。
彼女も演技派女優として更なるステップアップする時期なんでしょうね。いや、ホントに良かった。

8月の家族たち
チャーミングな笑顔が可愛いクリス・クーパー。 やっぱ名優だわ♡

あと、個人的にグっときたのが、朗らかで優しい人柄の叔父チャールズを演じたクリス・クーパー。
ラスト近く、息子を口汚く罵る妻マティ・フェイに始めて感情を爆発させるシーンに痺れました。
おそらくチャールズは「秘密」を知っているのでしょう。
それでも優しく妻に接し、家族を愛している彼の心の葛藤が溢れていて、う~んやっぱり素晴らしい。

8月の家族たち
メリル、やはり貴方は凄かった 素顔の彼女は超天然なとても優しい女性だとか。

まあ、でも、やはりメリル・ストリープに尽きるかな。もうこの人の演技は人間国宝級ですね。
ヴァイオレットが自らの母親との”ブーツ”にまつわる思い出話を語るシーンでみーすけ堪えきれずに落涙。
彼女も辛い少女時代を送っていたのですね。強くならないと生きてこれなかったヴァイオレットの人生に胸が傷んだ。

彼女の演技、どの映画でもキャラクターに成りきり、しかもそれが物凄く自然だという凄さ。
徹底したリサーチと脚本を読み込む事で役作りに取り組むのだとか。
同じ成りきり演技で名前の出るデ・ニーロが、最近は「山椒は小粒でピリリと辛い」的な映画ばかりで、残念感溢れているのに比べ、60歳を過ぎて尚、ハリウッドで主演女優として重宝されている彼女の立場は凄い。
演技だけでない彼女の人柄へのリスペクトも大きいのではないのかなと勝手に想像。
鑑賞後に彼女の過去作がムラムラと観たくなってしまいました。DVDの棚を漁ろう。

8月の家族たち
缶バッチ好きな友達のためにおまけ
やっぱガチムチなお体してると思いませんこと?(笑)
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tag : ベネディクト・カンバーバッチ

「小説家を見つけたら」 見つかっちゃったのね~ん

「小説家を見つけたら」 (2000)アメリカ
原題/Finding Forrester
監督/ガス・ヴァン・サント
出演/ショーン・コネリー ロブ・ブラウン F・マーリー・エイブラハム アンナ・パキン 他

finding forrester

ニューヨーク、ブロンクス。
16歳の高校生ジャマール(ロブ・ブラウン)は、高い文学的学習能力を持ちながらも、その才能を発揮する事もなく普通の高校生として生活していた。
ある日ジャマールは仲間たちと、アパートの部屋に引きこもって暮らす男の家にイタズラで忍び込み、脅かされ荷物を置いて逃げ帰ってきてしまう。
バッグの中には彼が自分だけの為に書き続けている散文のノートが入っており、後日取り戻したそれにはに添削がなされていた。
それをきっかけにジャマールは謎の老人と知り合う事になるのだが、実はその老人は40年前にピュリツァー賞に輝いた処女作一冊だけを残して文壇から消えた幻の小説家、ウィリアム・フォレスター(ショーン・コネリー)だった。
ウィリアムの正体を内緒にする事を条件に、ジャマールは文章の書き方を教わる事になり、老作家と高校生の不思議な交友が始まるのだった。


どちらさんでっしゃろ?


文章を書く事を通じて、次第にお互いの心を通わせていくウィリアムとジャマール。

さてと、サー・トーマス・ショーン・コネリーの事でも書こうかね。
交友させてもらってる、「シネマ・クレシェンド」のpu-koさんとこで「作家の出てくる映画特集」をしてた時、ベタだけどこれが一番に思い浮かんで何回目か分かんないくらい観てる本作をまた再見。
まあ、みーすけの小学生の頃からのアイコンなんでね♡しばしお付き合い下さいませませ。

「グッドウィル・ハンティング」のガス・ヴァン・サント監督が隠遁生活を送る伝説の作家と文学少年の交流と友情を描いた本作。
既に役者を引退してしまっているショーン・コネリーの後期作品の中ではピカイチに好きな映画です。

finding forrester
「リーグ・オブ・レジェンド」は忘れてねん♡ 

サー・ショーンの演じるウィリアム・フォレスターは遥か昔「一冊だけ」著作を発表。
ピューリッツァー賞を受賞した作品「Avalon Landing(アヴァロンを求めて)」を最後に一切著作活動もぜず、表に出ることも無く、アパートに引きこもりず隠遁生活を送っています。
まず冒頭からショーン・コネリーが登場するまでの引っ張り方にやきもきしたなぁ。
みんな彼の登場を心待ちにして観てるワケだからね(多分w)。
文学的才能を持つ黒人少年ジャマールとウィリアムが出会ってから一気に物語に引き込まれます。
文章を介して交友を深めていく二人は、師弟関係にあり、友人であり、父親のいないジャマールにとってウィリアムは無意識に父性を求める存在でもあるわけです。

finding forrester
ロブ・ブラウンは映画初出演となる作品。 二人は役者としても師弟関係にあったんですね。 

この作品、文学がストーリーの核になっているだけあって、印象的な言葉があちこちに登場します。
「第一稿を書くときはハートで書け」
「考えず言葉が浮かんだらそれを書け」
「リライトする時には頭を使え」などなど・・・。
わたしもブログ書くときは、映画を観た時の自分の感性や印象だけを頼りに、だあぁぁっと書いて、それをあっちこっち切り貼り移動して書き上げるんですけど、ウィリアムの助言でちょっとは人に響く文章になってるんだろうか?
あ、そんなたいそうな文章では無いんで恥ずかぴいわ(笑)

finding forrester
「真剣にキーを叩け!!」ってウィリアムに怒られちゃうだよ。

文学での先生であるだけでなく、ウィリアムは人生の先輩としてもジャマールに助言を与えます。
「思いがけない物を、思いがけない時に」の助言に従い、気になる同級生 クレア(アンナ・パキン)にウィリアムのサイン入り著作をプレゼントするジャマール。
ちょっとだけ毒吐いちゃおうかな。
わたしアンナ・パキンて苦手なんですよ。
「ピアノ・レッスン」で子役でデビューした彼女、確かに演技凄く上手い子だった。
けど、あの神経質そうな口元と喋り方が何か気に障るっちゅ~か、やだなぁって思っちゃった。
大人になったらそれが助長されてきてもっとやだわ。「マーガレット」って彼女主演の作品、観ていてイライラして、観なきゃ良かった映画の一つです。
ま、イライラさせる程演技力あるって事なんですかね。へいへい。

finding forrester6
「思いがけないわ~~♡」 やったねジャマール、掴みはOK!

ウィリアムは引きこもりの偏屈な爺さんなんですが、彼のウィットに富んだ会話や、不思議な魅力のあるチャーミングなキャラクターはショーン・コネリー本人のパーソナリティーを彷彿させるようなキャラ設定でね。
彼以外の配役はちょっと考えられないんですよね~。
毎日のように放課後、ウィリアムの家で文章を書き、語り、過ごしているうちにジャマールは彼が大切な存在になっていきます。
そんなジャマールが、ウィリアムの誕生日にバスケットの試合に連れ出すシーンは映画の中でも特に好きな部分。

finding forrester
グラウンド・レベルに降り立ち、始めて過去を語るウィリアム。 な、泣ける・・・。

何年かぶりに外出したウィリアムは人混みに対応出来ず緊張でパニック障害を起こしてしまいます。
そんな彼を誰も居ない野球場に連れていくジャマール。
そこでウィリアムが語る言葉で隠遁生活の原因が、ぼんやりと分かります。
きっと誰にも語った事が無いであろうウィリアムの悲しい過去。
兄の死と彼の処女作との繋がりが分かるこの野球場でのシーンで切なくていつも泣けてしまう。
素晴らしい著作を残しながらも、筆を折ってしまうウィリアムの悲しい過去は、ありがちと言えばそれまでだけど、ウィリアムにとっては隠遁して文章を発表しない事を決めるのに充分な出来事だったんですね。
センシティブな人だ。

finding forrester

そうそう、忘れてはいけないこの人が出演しています。
ジャマールを追い込む意地悪クロフォード教授にF・マーリー・エイブラハム。
サー・ショーンとは「薔薇の名前」コンビの再共演だね!
「アマデウス」でモーツァルトに嫉妬するサリエリを演じていたF・マーリーさん。
今回もある意味ジャマールの才能に嫉妬してるんだろうな。こういう嫌味な役がピッタリでしたよ。
憎ったらしくてしょうがない。でもこういう役者が上手いと映画が面白くなる事必至だわ。

finding forrester
わたしの部屋から出て行ってちょ~~~だい!!

そんなクロフォード教授によってジャマールが巻き込まれてしまう危機。
助けを求めるジャマールを拒絶し、尻込みするウィリアム。
ここからクライマックスまでのストーリーは必要以上にドラマティックにせずあえて静かに語ることで、よりラストの高校での朗読シーンが胸に響いてくるんですよね。

finding forrester
1930年~ 実年齢と同じだよ(笑)

finding forrester

壁に架けられた自身の肖像画と大勢の生徒の前で少し声を震わせ緊張しながら文章を読み上げるウィリアム。
聞き惚れる生徒たちと教職員。皆ウィリアムの文章だと思っているそれは実は・・・。
まあここからはとにかく観て欲しい。
ウィリアムとジャマールの友情に胸が熱くなってやっぱ泣ける。
でもそれはとても清々しく、観終わった後の爽やかな感動は何回観ても変わりません。
夢を叶える未来へ向かうジャマールだけでなく、ただ静かに朽ちて行くだけと思っていたウィリアムまでも夢を実現できた事の喜び。
最後のモノローグにまた涙してしまった。
エンディングで流れる「Over the Rainbow」も胸に響きます。
そして何より読書がしたいなぁと痛切に感じる作品です。あ、でも映画も観たい(笑)

finding forrester
どっちもしたらよかろう。  はい、わかりましたサー・ショーン♡

本作前後の作品から、映画の最後にフェードアウトする役が多くなってたショーン・コネリーでしたが、んでも、当時まだ70歳くらいだったから大丈夫だよなと思ってたんですけどね。
固辞していたナイトの授与を1999年に受け、この後「リーグ・オブ・レジェンド」を最後に2006年、役者としての引退を表明をしてしまいました。残念だったな・・・。
てかね、今日昼休みに、記事アップの為に「ショーン・コネリー」でググってたらいきなり検索トップに

「ショーン・コネリー  死亡」 の文字が。

え?ええ?!何?何何何???
ジャバーーっと全身に冷や汗が出て目の前が暗くなるという状態って本当にあるんですよ。
体がブルブル震えて、文字が読めない。涙がボロボロって出てきて。
で、霞む視界で記事をよく見たら

ショーン・コネリーの元妻 ダイアン・シレントさん死亡

なんじゃそりゃ! この記事のレイアウト絶対に人を驚かそうとしてるっ手羽!
いや、ダイアンさんが亡くなってるんで、ほっとするのも変ですが、本当に全身の力が抜けるほどほっとしました。
と、共にみーすけにとってのサー・ショーンの存在の大きさを改めて感じたのでした。
あー怖かった。
すっかり食欲無くなっっちゃって、お弁当残しちゃったよ 全くも~!!(怒)

って事でそんな自分の癒しに爽やかな画像アップで締めます。

finding forrester  finding forrester
本作でチャリに乗るショーン(左)と、30ちょいの頃(右)のショーン♡ 意外と(?)両方ヅラ着用ずら。


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「ワールズ・エンド  酔っ払いが世界を救う!」 なら、みーすけもちょくちょく救えます

「ワールズ・エンド  酔っ払いが世界を救う!」 (2013) イギリス
原題/The World's End
監督/エドガー・ライト
出演/サイモン・ペッグ ニック・フロスト パディ・コンシダイン マーティン・フリーマン 
   エディ・マーサン ロザムンド・パイク ピアース・ブロスナン ビル・ナイ♡(声だけ) 他

World's End

20年前、一晩に12軒のパブのハシゴ酒に失敗したことが忘れられないゲイリー(サイモン・ペッグ)。
リベンジを果たすべく、久しく会っていなかった当時の仲間アンディ(ニック・フロスト)スティーヴン(パディー・コンシダイン)オリヴァー(マーティン・フリーマン)ピーター(エディー・マーサン)を集め、故郷ニュートン・ヘイヴンへ舞い戻る。
意気揚々と飲み出す男達だったが、やがて、町の人々の様子がおかしいことに気づく。
彼らは何者かに操られている???
戸惑いながらも目的地、12軒目のパブ「ワールズ・エンド」(世界の終わり)を目指し、ひたすら飲み続ける彼らの闘いが始まる!

World's End

「ショーン・オブ・ザ・デッド」、「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」のエドガー・ライト監督とサイモン・ペッグ&ニック・フロストの最強のチームによる「スリー・フレーバー・コルネット三部作」の完結編です。
さすが公開初日。
初回の10時にもかかわらず、劇場は観客で一杯。ネットで先に席確保しといてよかったぁ。

お話は幼馴染みの男達5人が集まって、一晩で12軒のパブをハシゴ酒する。
え?はい基本それだけです(笑)
でもエドガー・ライト監督なんでね、その基本に+地球の危機が!
主人公サイモン・ペッグ演じるゲイリー・キングは高校時代は文字通り「キング」と呼ばれたイケイケ男。
仲間4人を従えて楽しい日々を過ごし、まさに青春を謳歌していたんですね。
ところが20年後のゲイリーは色々と問題を抱えて冴えない様子。

World's End
ピカピカだった高校時代。 真ん中が「キング」ゲイリー☆

World's End
集合かけられ渋々参加する中年男達。 ゲイリーだけファッション同じ(笑)

ゲイリー意外はそれぞれ不動産業や車のディーラー、会社を経営したり弁護士をしたりとそれなりのポジションで大人の社会人として地に脚付けた生活をしています。
一人ゲイリーだけが大人になりきれず世間とも上手く協調して生活する事が出来ていません。
卒業記念に12軒のパブをハシゴ酒しまくる予定だったのが途中で挫折してしまう。
それがずっと心残りだったゲイリーは20年ぶりに仲間を故郷のニュートン・ヘイヴンに集めて、再度パブのハシゴ酒に挑戦します。

World's End
パイントをごくごく~~~っとな。  観ててビールが呑みたくて仕方なかった!

いざ始まったハシゴ酒。
昔のパブを巡りますが、何処も小奇麗な今風の統一化されたパブに改装されている。まるでスタバやマックの体。
そして、昔馴染みの飲み助爺さんやパブの店主の態度も何だかおかしい・・・。
そう、彼らは人間ではない何者かに乗っ取られていたのです。
あまりにも多い敵に監視されていて、容易に町を出ることができない。
生き残る方法は、異変に気付かないふりをして、このままパブめぐりを続けることだけ(そうくる??)
侵略者から地球を守るために酒を呑む! なんのこっちゃ。
そこへオリヴァーの妹サム(ロザムンド・パイク)も加わって、命を懸けた怒涛のパブめぐり。
はたして侵略者の正体は?そして彼らは、今度こそ伝説のパブにたどり着けるのか??

World's End
これ、「光る目」のパロディーってのはすぐ分かる。

一貫してダメ人間が世間と折り合いを付ける事をテーマに映画を撮ってるライト監督。
過去の映画にオマージュを捧げながら、そこここにパロディーやギャグを散りばめて笑わせてくれます。
今回は「SF ボディ・スナッチャー」が元ネタでしょうね。
エイリアンに乗っ取られてしまった街から生還する為にとにかく飲む!酒を飲む!
で、その過程で主人公ゲイリーは失った過去の栄光と現実のダメダメな自分とのギャップで悩み落ち込みそこから何とか這い上がろうと・・・しません(笑)

World's End
体を乗っ取られてしまった空っぽの「ブランク」と闘うアンディ。 ゲイリー左後ろで呑んでます(笑)

他の同級生のように世間と折り合いを付けて「まともに」大人になれなかったゲイリーは、世間から落ちこぼれて辛い現実から逃げて生活していました。
彼は地球を侵略しようとしているモノに(声 ビル・ナイ♡)に叫びます。
「俺たちは人間だ、ただ楽しく過ごしたい、それだけなんだ!」
飲んだくれのダメ男が救世主になる話。
救ったと思ったところが、そうなっちゃうのぉぉ??
みーすけ大好物のギネスビールのようにビターな後味の残る作品でした。

World's End
なんじゃそりゃ!? な「ワールズ・エンド」でわかる意外な事実!! 観てるこっちがビックリだよ。 

コンピューターやネットでグローバル化されて便利になった現代社会。
実はそれが侵略者たちの・・・いや、ネタばれだわ。
実際に映画館で観てください。
S・ペッグとN・フロストのコンビは、実際の仲の良さが画面から溢れてて今回も楽しませてくれます。
ある事件がきっかけで飲酒を止めていたアンディが再び飲みだしてからストーリーは一気にパワー・アップ。
アンディのゲイリー愛は本物です。 もう最高だよニック・フロスト!クマちゃんみたいで可愛いよ~♪

World's End
「こんな街大嫌いだ~~!!」と爆発するアンディ。 ハルクも真っ青!

何げにシリーズ全作品に出てるマーティン・フリーマンの壊れた頭(観た人しか分かんない)もキュートだったし、美味しいロマンスな「イン・アメリカ」のパディー・コンシダインも面長で良かった←そこ? そこ。
エディー・マーサンのおとぼけや、ピアース・ブロスナンとロザムンド・パイクの元007繋がりな配役も美味しい。
それから、声だけなんて勿体無い!なビル・ナイ~声も素敵~♡

そこここで繰り広げられるギャグに大笑いで、80~90年代のUKロックもノリノリ。これもサントラ欲しい♪
くだらない設定に壮大なテーマを持ってくるライト監督。
酔ったおっさん達が呑みながら繰り広げるアクションシーンもくだらない!でも面白い!
散りばめられたオマージュもすぐに分かるもの、言われてみないと分かんないもの、言われても分かんないもの(笑)などなど。
わたしはやっぱりライト監督のセンスが好きでたまんないス。

World's End
三部作で終わっちゃうのが残念だなぁ。 なんだかキリスト入ってるよライト監督(笑) 

本作の日本上映に追力した映画評論家の町山智浩さんが字幕監修してるんですが、その町山さんが本作の裏テーマやオマージュの数々を語った試写会の様子がネットで見れます。



えええ??そ、そゆこと??って分かって興味深かった。
そんな知識が入ってから再見したらまた楽しいかと。でも分かんなくても充分楽しい。
観終わった後はもちろん、ビールが呑みたくて仕方なくなる映画ですよ♪

World's End
このお二人の仲良さがとってもいい感じです。 因みにどちらもちゃんと妻帯してます念のため。
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好きなんだけど、残念な映画たち

こんにちわ。
公開してる観たい映画をほぼ喰い尽くして、土曜日以降の新作を待つ身のみーすけです。
先日も未見の作品を観ようと劇場に行ったんですが、何となく気が乗らなくて、またもやウォルター・ミティとショーン探しに行って来ましたよん(笑)
「LIFE !」は2014年4月までのトップ1だわ♪
「一回観たらストーリー知ってるでしょう??」って知人に言われた事があります。
でも、好きな作品は何度でも観ちゃう派のわたし。
熱烈大好き、大好き、好き、お気に入り、と色々ランクはありますが、そんな中で、世間の評判がイマイチやら、興行的に大失敗やら、そもそもあまり一般的に知名度が無いなど、ちょっと残念、でも好きってな映画があります。
気になる、何だか琴線に触れる、惜しい!でも結構好きだぞで何回も観ちゃってる作品。
今回はそんな映画をちょと紹介しちゃおっかな。

残念映画

「僕たちのアナ・バナナ」(2000)

まずは先ほど名前の出たベン・スティラーとジェナ・エルフマンを主演に迎えエドワード・ノートンが初監督した本作。
幼馴染みだった少年少女が再会し、お互いに男女として惹かれあう事になるそれぞれの恋の行方。
そこに信仰に対する考え方を描いているちょっと不思議な味わいの作品。

残念映画
ベンてば思いっきりなカメラ目線(笑)この頃のJ・エルフマンは超絶に可愛い!

これね、思いっきりラブ・コメディーな雰囲気を放ってますが、実は結構真面目に信仰への考え方が描かれてます。
ユダヤ教のラビになったジェイク(ベン・スティラー)と、カソリックの神父のブライアン(エドワード・ノートン)とアナの三人が16年ぶりに再会し繰り広げる三角関係。
愛の為に自分の信仰さえ捨ててしまおうとさえ悩むなど、かなり重くなりがちになるテーマを爽やかに演出してて、ノートン監督やるやん!なのです。

ただね~、途中のジェイクとアナの恋愛がカジュアル過ぎて、どうも真剣味に欠ける。
宗教違うから結婚はできないよと言い放つジェイクがただのヤルだけ男に見えちゃうのが残念。
あと、やっぱベン・スティラーが超MMK(モテてモテて困っちゃう)って言う設定に無理があるような(笑)
ウォルター・ミティは超カッコよかったけど、イマイチだけど素敵♪って印象が強いB・スティラーが超モテ男ってのがなぁ・・・。
でもこの頃のジェナ=ダーマ・エルフマンは本当にチャーミングで最高です。
E・ノートンはこれ一作で監督業は諦めたのかな?
ちょっと惜しいけど可愛い作品でわたしは好きです。

残念映画
そんな顔しなさんな(笑) みーすけはDVD買ったよ!

宗教繋がりでこちら

残念映画

「スティグマータ/聖痕」(1999)

パトリシア・アークエットとガブリエル・バーン主演の宗教オカルト・ホラー。
キリストが負った5つの傷を示す聖痕“スティグマータ”。
信仰とは無縁の美容師のフランキー(P・アークエット)に突然聖痕が現れ、様々な怪現象に襲われる。
バチカンから派遣された神父アンドリュー(G・バーン)が真実か否かを調査するんですが、この神父役のG・バーンが、あんた実はカイザー・ソゼちゃうん?っちゅ~ほど怪しくて神父に見えない(笑)

残念映画
炎を起こしてるのはワシちゃうで~!

いや、わたし大好きなんですよG・バーン。この映画も彼見たさに観たんですよ実わ!
ただこの頃のバーンさん、ダークなエロセクシーさがダダ漏れムンムンで(笑)
ちょうど同じ時期にシュワちゃんの「エンド・オブ・デイズ」でサタンを演じてたバーンさん。
どっちも黒装束で、画像探してて、どっちがどっちか分からんっちゅ~ね(笑)
ただ、こういう宗教オカルトって信仰無いくせに(無いからなのか)好きな題材で、フランキーに聖痕が現れる謎を追うミステリー仕立てなストーリーはなかなか面白かった。
ドスコイになる前のP・アークエットも脱いだり、気持ちの悪いメイクを施したりして頑張ってます。

残念映画
白目で壁にアラム語をグリグリ書いちゃうフランキー。 要カウンセリングって事で。

神父がダークにセクシー過ぎてちょっとなぁですが、これ系のオカルトとしては結末もまあ納得な締めかただし、何か捨て難い映画なんですよね~。
宗教オカルト系好きな方、G・バーン好きな方、観てください。

残念映画
聖職者がいちゃいちゃしてんぢゃね~ぞ! 教育的指導!!

ホラー繋がりでこちら

残念映画

「プロフェシー」(2002)

原題は「The Mothman Prophecies」
モスマン=蛾男が現れると必ず大きな災害が起こる、というアメリカの都市伝説を題材にした作品。
ワシントン・ポスト紙の記者ジョン(リチャード・ギア)が妻と運転中に事故に遭い、妻は、謎の言葉とメモを残して死亡してしまう。
2年後、出張に向かうジョンは見知らぬ町に迷い込むが、その街では生前妻が残した不気味な絵と同じ謎の生物の目撃者が多発していた・・・みたいな。

残念映画
怖いよ~~ん・・・(泣)

日本で言うところのカッパとか座敷わらしとか妖怪レベルなモノなのかな、モスマン。
目撃した人々は目が焼けたり、不思議な声が聞こえて未来を予知したりと超常現象を体験してしまうんです。
いきなり夜中に電話がかかってきて、会話を録音したテープを声紋判定すると、人間の出す音ではない、電気音のヘルツだったりと結構不気味さ満点なんですよ。

残念映画

街の警察官にローラ・リニー、あとアラン・ベイツがモスマン体験のせいで人生を狂わされてしまう学者を演じてた。
やっぱ演技に重みがあったなぁ。
そして何と言っても鼻毛ボーン!で頑張るウィル・パットンが印象的。
主人公のR・ギア演じるジョンは地方の小さな街で起こる怪現象に導かれるように巻き込まれ、不思議な超常現象を体験。
ホテルの一室でのモスマンとの会話は気味悪かった。
ただね~何だろうか、つめが甘いのか?何か残念なんだなぁ。
都市伝説を、いかにも現実に起こるかも・・・と思わせる演出が好みで、モスマンの出現も気味悪いし、捨てがたいんだけど。
突き抜け感がないのかな~。
クライマックスの鉄橋での大事故とラストの数字の符号に背中ヒヤ~ってするし、う~んやはり捨てがたい!
これもDVD持ってて何回も観ちゃう(笑)

残念映画

全編に漂う得体の知れない気味悪さに音楽がハマってていい感じなんですよ。
飛んでるゴミ袋がモスマンの正体だ、なんて意見もありましょうが、こういう人知を超えた謎の存在っておっかなくていいんですよね。うん、やっぱ好きだわ。

好きです・・・でこれです。

残念映画

「ザ・メキシカン」(2001)

ブラッド・ピットとジュリア・ロバーツという皆さんが大好きな(なんだよね?)二大スターを配して大コケした映画。
ドジなチンピラ ジェリー(B・ピット)とその恋人サマンサ(J・ロバーツ)が伝説の拳銃「メキシカン」をめぐって巻き込まれる騒動を描いたロマンティック・アクション・コメディー。
ええ、そうです、みーすけを知る察しの良い方はお分かりでしょう。
主演二人はどうでもい~んです。

残念映画
出たね!! きゃ~~!!ギャンドルちゃん♡♡

わたしはこの人観たさにDVDセット! 
そう、この映画、今は亡きジェームズ・ギャンドルフィーニの魅力溢れる映画なのです。
ギャンドルちゃん演じる殺し屋リロイはゲイで、喧嘩別れをしてしまったジェリーとサマンサの恋のキューピット的役割を果たします。

残念映画
プンスカ怒ってるサマンサをなだめるリロイ。彼のオネエ目線な意見にいつしか友情が芽生えるんですよね~。

物語中盤のリロイとサマンサのラスベガスまでのやり取りがなんせ楽しい♪
ジェリーの事は別れても好きな人~な(古!)サマンサは、それでも素直になれない。
そんな彼女に本当の自分の気持ちを分からせるリロイの殺し屋のくせにセンシティブな会話がとっても染みる。
嗚呼~、もっとこんなお茶目なギャンドルちゃんの演技を観たかったよ(涙)

残念映画
何か違うな J・ロバーツ・・・。

ただ、クライマックス前にギャンドルちゃんが退けてから映画はグダグダ~っと締りが無くなる。
オフビート感が空回りというか、脇の役者も面白いし、役者が悪いワケでは無いと思うんだけど・・・。
いや、あれだな、絶えずぎゃあぎゃあ喚くJ・ロバーツがウザイんだな(笑)
「オーシャンズ・シリーズ」でも違うなって思った。
J・ロバーツって「エリン・ブロコビッチ」のようなそれこそビッチな女を演じたほうが合ってると思う。
可愛い恋する女ってキャラが違うなぁ~。

残念映画
これ以上無いっってぐらいアホなのに可愛い笑顔を見せるブラピ。 この人自分の魅せ方分かってるな~。

でもブラピはキラキラです☆ 彼のキャラも演技も悪くない。いや、良いです。
この作品観て「あ、ブラピって可愛い♪」って始めて思いました。
この人はアンサンブル映画に出てた方が光ると思うのはわたしだけ??

拳銃をめぐる色んな人物の駆け引きも楽しめるのに、なんだかテンポがブチって切れちゃって、全体的にとても惜しい!
本当に色んな意味で残念な残念な映画です。でもこれもギャンドルちゃん目当てで何回も観ちゃうの~(笑)
いえ、本当に彼の演技は必見です!

さて、最後超残念なこれ

残念映画

「コンスタンティン」(2005)

DCコミック「ヘルブレイザー」を原案にした、宗教色の濃いファンタジー・アクション・ヒーロー物。
肺がん病みの主人公ジョン・コンスタンティン(キアヌ・リーブス)は天使、悪魔と人間の中性的な存在「ハーフブリード」を見る事ができる特殊な能力を持っている。
この能力を使い、人間界に潜り込み悪事を働くハーフブリードを始末する悪魔祓いを職業にしていた。
ある日、悪魔祓いを行っていたコンスタンティンは少女にとりついた悪魔が人間界へ潜入しようとしたのを目撃する。
世界の均衛を崩し人間界へ侵入する事を企む悪魔とコンスタンティンとの戦いが始まる・・・ってか。

残念映画
御札とったど~~~!! うじゃうじゃうじゃ~~~!!!!

これも悪魔が出てくるヒーローもので物語がとっても面白い!
わたし「悪魔」ってモチーフが好きみたい(笑)
人間界へ入り込み自分の物にしようと企む悪魔と主人公コンスタンティンとの死闘を描く作品。
なんせこの映画、脇の俳優がキャラ立ってる人がいっぱい出てるんです。
コンスタンティンと一緒に闘う刑事にレイチェル・ワイズ。
あと「イン・アメリカ」での演技が印象的だったジャイモン・ハンスゥや、ブレイク前(未だ?)のシャイア・ラブーフとかも出てます。

残念映画
男か女か分かんない感じが彼女にぴったり!

天使と人間のハーフブリード、ガブリエルを演じるティルダ・スウィントン。
この作品で出会った彼女がエキセントリックで凄く印象に残りました。
彼女の中性的なキャラがガブリエルにぴったりハマってて、良かったわ~。

残念映画
きゃ~ピーター気持ち悪い~素敵~!(笑)  僕のワイフは日本人~。

ルシファーにピーター・ストーメア。
この配役バッチリだな。
ストーメア気持ち悪い(好きだよ)外見が実に実にルシファーらしくて、真っ白なスーツで出てきた途端嬉しくて心の中で「きゃ~~~~♡」と小躍りしましたよ。

うじゃうじゃ出てくるハーフブリードや魑魅魍魎やらも妖怪大戦争みたくて楽しいし面白いんだよな~。
え?ではどこが残念映画なのかって?
いや、それはその・・・。

残念映画
ええええ!? お、俺~~~???

「ザ・棒読み」

多くは語りません。
主演がちゃんと感情込めてセリフを喋れる他の人ならば、この映画は最高でした。
でもCSでやってるとついつい観ちゃう。ええ、文句言ってますが観てるからいいでしょキアヌさんよ。

残念映画
痩せなはれ キアヌ・・・



さて、ちょっと残念、でも好きな映画をご紹介しました。
個人的に好きか嫌いかはあってもね、どんな映画も何かしら心惹かれる瞬間ってあると思う。
だから、食わず嫌いをせずにまず観てみよう~って思ってるんです。
う、うん、思うんだけど、だけどね、やっぱカンフー映画とミュージカルが苦手でございますぅぅぅ・・・^^;
頑張って食います!







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「リベンジ・マッチ」 ロッキー爺 vs 老ブル

「リベンジ・マッチ」 (2013)アメリカ
原題/Grudge Match
監督/ピーター・シーガル
出演/ロバート・デ・ニーロ  シルヴェスター・スタローン  ケヴィン・ハート 
   アラン・アーキン  キム・ベイシンガー ジョン・バーンサル 他

リベンジマッチ

1983年、ピッツバーグのボクシング界でしのぎを削っていたヘンリー・“レイザー”・シャープ(シルヴェスター・スタローン)とビリー・“ザ・キッド”・マクドネン(ロバート・デ・ニーロ)
過去2戦は1勝1敗。
いよいよ雌雄を決する3戦目の前夜、レイザーが理由も告げず突如引てしまう。
それから30年、ボクシングのプロモーター、ダンテ・スレートJr.(ケヴィン・ハート)は因縁のライバル同士である彼らの対決をコンピューターゲームで再演する企画を企てる。
しかしCG撮影当日、久々の再会をした二人は、互いへの敵対心が一気に噴出、大乱闘を繰り広げてしまう。
この騒動がYouTube等で取り上げられ一気に世間に広まり、本当の大イベント試合が決定してしまうのだったが・・・。

リベンジマッチ

全く誰だこんな映画の企画を考えた奴ぁ(笑)
映画の歴史に燦然と輝く名作、「ロッキー」と「レイジング・ブル」。
それぞれ主役を演じた二人がセルフパロディーよろしく元ボクサーを演じている本作。
世間の流れに逆らえず因縁のボクシング対決をするおバカコメディーだと思って観たら、意外や真面目なドラマ部分が胸に残る映画でした。

リベンジマッチ
当初全く乗り気でないレイザー=スタとノリノリのキッド=デニの対比が面白い

リベンジマッチ
うんざり顔のレイザーと嬉しそうなキッド。 このデ・ニーロの笑顔♪

30年前、因縁の対決を目の前に突然引退したレイザー。
ヤル気満々で肩すかしをくらってしまい 怒り心頭だったキッド。
そんな二人の実現しなかった試合をコンピューター・ゲームで再演しようとする企画が起こります。
CG映像撮影で再会した二人は小競り合いから一気に本気の殴り合いに進展、大騒動になってしまいます。

リベンジマッチ
ピッツバーグのゆるキャラ?(笑)グリーンゴブリン然な二人。 キッドのぽかりが原因で大乱闘に・・・。

CG撮影の為のグリーンスーツを着た二人の殴り合いをスマホで撮影した映像がYouTubeなどSNSで一気に全米で話題に。
あっと言う間に実際の試合実現へと話が大きくなってしまいます。今の時代らしい展開ですね。

過去の栄光も今は昔。
レイザーは地元の製鉄所で働きながら元トレーナーのライトニング(アラン・アーキン)の介護施設の費用を支払いながらの貧乏生活。
アラン・アーキンは口の悪いロートル元トレーナーをお得意の毒舌キャラで生き生きと演じていて、ハマり役です。

リベンジマッチ
アラン・アーキンは老いても色気の抜けないチャーミングな爺ぃ役がすっかり十八番になってきたな。

一方キッドはクラブや中古車センターを経営する羽振りの良さながら、過去の栄光ネタをショーにして生活しています。
これ、「レイジング・ブル」のジェイク・ラモッタとシチュエーション同じで思わずニヤリとしてしまう。
気合ばかりでなかなかトレーニングに本腰が入らないキッドの元へ30年振りにある人物が現れるんだけど、これがキッドにとって色々な意味で転機になっていきます。

リベンジマッチ
やっと本腰入れて頑張るキッド。 縄跳び飛んだらおっぱい揺れてました(笑)

肉屋の冷蔵庫に吊り下げられた肉をサンドバッグ代わりに殴ろうとするレイザーに「不衛生じゃないか、やめろ」と叱るライトニング。
「ロッキー」では肉殴りまくって練習してましたよね。
他にも卵ネタやら、色々と彼らの過去作品を観ておくとよりセルフパロディーの面白さが分かって楽しめると思います。まあ映画好きって言ってる人で「ロッキー」と「レイジング・ブル」観てないって人も珍しいと思いますけどね(笑)

リベンジマッチ
「不衛生じゃないか!肉の買い物に来ただけだぞ!」と叱られちゃうレイザー。

リベンジマッチ

突然引退の大きな原因だった元カノ、サリーにキム・ベイシンガー。
二人の再会はレイザーにとっての大きな転機になります。キム・ベイシンガー老けたけど雰囲気あって可愛らしかった。

リベンジマッチをきっかけに、レイザーもキッドもそれまでの自分の人生で失ったていたもの、捨てたものと向き合うようになります。
世捨て人のように地味に暮らしていたレイザーはサリーとの再会により愛のある生活を取り戻す。
一方キッドは長い間会うことの無かった息子と新しい親子関係を築くうちに家族との繋がりの大切さに目覚めたり。
コメディータッチだった映画はドラマ部分の盛り上がりに伴ってストーリーに深みが出てきて引き込まれました。

リベンジマッチ
ホンマにやんのか?? ええ、彼らは真剣です・・・。

クライマックスの試合のシーン、そりゃロートルなのでもの凄いモノを期待したらそりゃ~気抜けもするでしょうけど、かなりお二人頑張ってます。
だんだんエンジンが掛かってくるに従ってわたしも熱が入ってきて、それまでの二人のキャラに好感が持てるものだからどっちにも勝って欲しくて困りました(笑)
なんだか綺麗にまとめ過ぎという意見もどこかで読んだけど、わたしはとっても楽しめました。
友達に「また感動してウルってしちゃったんだよなぁ」って話したら、
「みーすけは男の友情話に弱いからね」とさらりと言われた。
「え、あ、そうだったのか!」と改めて自覚。
ええ、わたしは男の友情話に弱い女ですとも(笑) 

リベンジマッチ
これが

リベンジマッチ
こうなる・・・。

出演にあたって、2人はかなり減量に取り組んだとか。
デ・ニーロといえば、変幻自在な役作り「デ・ニーロアプローチ」で有名ですが、今回も数か月がかりで15キロ以上のダイエットに成功との事。
映画の冒頭からお腹ポッコリでおいおい大丈夫かよ~と不安でしたが、トレーニングが過酷になるにつれ、確かに顔がシャープになってました。
でも仕上がり感が甘かったかなぁ(笑)
本当に15キロ落としたとしたらちょっとデ・ニーロ太りすぎだったのかも。
まあ70歳の彼にマコノヒーやベイル並の体型変化を求める事は過酷ですよね^^;
片やスタローンの体作りは67歳には見えない!
そりゃ体勝負で頑張ってるアクション系の役者だから手抜き出来ないですもんね。
確かに凄い。凄いんだけど、そこはかとなく漂うケミカル感が・・・(笑)
さすがハリウッドと何故か納得。

リベンジマッチ
67歳には見えないケミカル・スタローンと好好爺のようなデ・ニーロ(笑)

ここん所、アンサンブルや脇役で光ったり、光らなかったり、「質より量」的に映画出まくってるデ・ニーロですが、今回は久々に頑張ってる映画だったかなと思いました。
でもボブ、あんたはもっと出来る子なんだから、気合入れて主演一人で張りなさいと言いたいぞ。
同行した友達もデ・ニーロの大ファンなんで、二人して「ラスト・ヴェガス」のアンサンブルはどうかな~と期待と不安に包まれながら公開を待ってます。
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マイケル・ファスベンダーお誕生日企画♡♡

            ファス♡
                         
さて、いきなりのどアップ。 ドイツとアイルランドの血を受け継いだ、世界で一番美しい男。
本日4月2日は我が愛するマイケル・ファスベンダーの37回目の誕生日でござる。
もう神様ったら こんな素敵な面長男を創造してくれちゃって、信仰は全くないけどこれだけは感謝します神様!

ファシネイター(ファスのファンをこう呼びます)みーすけとしてはお祝い企画をやらずにはおれますかい!!
って~事で今回別に誰にも読まれなくてもいいんだもん的 勝手にお誕生日企画です♪
もう、激スルーしてもらっても構いませんことよ!!(笑)


えと、まず近況ですけど、先週末行われたEMPIRE AWARDSで助演男優賞を受賞しました!おめでとうファス☆

現在ファスは「マクベス」とかテレンス・マリック監督の新作を撮影中なんですが、クランクアップして公開が待たれる作品もあります。
5月に「X-MEN フューチャー&パスト」がいよいよ公開するってんで画像とかトレーラー観てウキウキしてるみーすけなんですが、そんなファシネイター達に動揺とちょっとした不安感を与えている作品がありまして・・・。
今年のサンダンス映画際でお披露目されたこれ、「FRANK」です ↓

ファス♡
えっと、この真ん中のキモ可愛い(?)被り物がファスです。

マギー・ギレンホールが共演なんですけどね、イギリスでは有名な夭逝したコメディアン、フランクをファスが演じるコメディーらしい。
何がファンの間で話題及び動揺を起こさせてるかってーと、なんと劇中ファスはこのデカい被り物を取らないそうな。
全く一度たりとも・・・。
彼の美しい指と素敵な上腕二頭筋を拝めるのでいいんだけどさ。

ファス♡
こ、この細マッチョなお体は間違いなくファスです!! 被り物取れよ~~!(笑)

このキャラ、気持ち悪いような可愛いような微妙な感じで も~ね、凄く観たい!!(笑)
余談ですが、去年観た ジェームズ・マカヴォイの「フィルス」で劇中ヴォイ先生演じるクソ刑事ブルースがテレビを見るシーンにこのフランクの番組が映ってました。
既にこの映画情報がインプットされてたわたしは「あ」っと思ってしばし釘付け(笑)
あちらのキャラものって、テレタビーズとかシンプソンズとか(これは大好きだけど)日本人の思う”可愛い”の感覚が明らかに違いますよね。ちょっと気持ち悪いんだけど、ハマったら可愛いのか・・・。

なんせ本作、日本で公開するのか非常に危機感 感じてますが、単館一日一回でいいからGAGAあたりが配給してくれる事を切に願う今日この頃です。待ってるぜ!

ちょっと昔のお仕事の話題もこの機会に。
まだ最強のコンビとなるマックィーン監督と出会う前、下積み時代のファスは「バンド・オブ・ブラザース」を皮切りにイギリスでテレビドラマやナレーションのお仕事なんかしてました。
その中で「スリー・ハンドレッド(300)」に出る直前に出てたこれがみーすけお気に入りです↓

ファス♡
ディヴィッド・スーシェ演じるポワロの第10シーズン「葬儀を終えて」(2006)

これ、NHK BSでやってたのを観たの覚えてるんですよね。で、ビデオに録画もしてたようで。
でもまだ「マイケル・ファスベンダー」という役者として認識はしてなかった。
ちょっと逸話がございましてね、おととし、年末の大掃除の時に大量にあるビデオの山を捨てようかどうしようか取捨選択してた時、ビデオの中から「ポワロ」と書かれた1本を発見。
爪が折ってて大きな付箋が付いてる。「いい男出演 消すな」って(爆)
もうね、部屋で一人大爆笑したっちゅ~ね。

ファス♡

ファスが演じるのは、酒と賭け事にお金を浪費するちょっとやさぐれた甥っ子のジョージ。
お金持ちのボンボンなんだけど、出生に秘密があって悩んで飲んだくれたり、心にもない暴言を吐いたりと、その彫刻のような美しいお顔とクラシカルな佇まいで、あ~も~そりゃビデオの爪も折るわ(笑)
彼の演技もあり、この「葬儀を終えて」はポワロの2時間ものの中でも中々の上質な作品になってます。
DVDも字幕も吹き替両方入ったのを入手できるので、ファンは必見な作品ですね。

ファス♡
すねないで~ そんな顔しないで~♡

年代は前後しますがこちらはもうファスが出てるってのが分かっててCSで放送する噂を聞きつけDVDで保存してる作品 ↓

ファス♡

ルパート・エヴァレットがホームズを演じてる「淑女殺人事件」(2004)

ファス♡
例えるならば白塗りのフランケン(爆)

これね~もうルパートがギャグか?っちゅ~くらい白塗りでやたらとデカい(笑)
ワトソン演じるイアン・ハートと二人してなにやらずっと苦悩してる顔で眉間に皺寄せて、主演二人が暗くて、超ミス・キャスト感漂う残念な作品です(笑)
ただ、これに出てるファスがも~とにかく美しい・・・。

ファス♡5
きゃぁぁぁ~~♡♡

ファス♡
きゃぁぁぁ~~~♡♡

ファス♡
ひゃ~~~♡♡ このトロンとした目!

出てきた途端に「あ、あんた怪しいでしょう」ってなキャラなんだけど、もう素敵すぎるので許す!
20代後半の妖しく美しいファスだけでなく、全編に漂うゴシック・ホラーのような雰囲気もなかなかなのです。
が、いかんせん主人公のホームズがどうも浮いてて、しかも気持悪い(笑)
ま、そのルパートを我慢したら(ファンの方すみません^^;)最後のどんでん返しもなかなかだし、まあ楽しめる一作なので、興味のある方はAmazonでポチっとどうぞ。
やはりホームズは、個人的にはジェレミー・ブレッドのグラナダ・ホームズに勝るものはないなぁ。
ルパートはかなりキャストとしてあれでした。

↓ どうせリブートするなら、やっぱこれぐらいの配役でないとね。こちらのホームズはお気に入りです。
ファス♡
缶バッチさん、友達が超狂ってるので 彼女の為に貼っとくか(笑)


このように顔も綺麗でスタイルも抜群(ちょっと頭でかいけど)で、勿論演技がすんばらし~ファスですが、素顔の彼は人懐っこいお茶目さんなアイリッシュ・ボーイで、映画祭なんかのオフ・ショットで撮られてるガハハ笑いとか気を抜いたショットが可愛いし、ギャグのセンスもなかなかなんです。

ファス♡
「へいへい、バンデラスの兄貴、ちょいとごめんなすってよ」


役に入ると全く別人になってしまうトランスフォーム感。
レッドカーペットで魅せる輝くばかりのオーラ。
そんなファスが気を抜いてる時に見せる超普通な空気感にキュンってしてしまう♡
個人的にはポーズ決めてるポートレートも勿論いんだけど、このように酔っぱらって素でテヘヘ笑いしてる彼が一番好きかもしんないな☆

ファス♡
「てへへ、酔っ払っちゃったい」 

はい、個人的な意見をだらだらと書いた今回の記事UPでした。
まあ喜んで頂けた方もいらっしゃるかと・・・。
取りあえずファンとしては、5月の「X-MEN フューチャー&パスト」と 話題の問題作w「FRANK」の公開を首を長くして待っってます!
んも~とにかく、お誕生日おめでとう!!また映画でメロメロってさせてくださいな~♡




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tag : マイケル・ファスベンダー

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