「X-MEN : フューチャー&パスト」祭り♪ 前編

昨日、今週金曜日から公開の「X-MEN : フューチャー&パスト」の先行上映を観てきたの~!!
通常上映の前売りも買ってるんですが、3日早く観れるし、おヒューさんの舞台挨拶も中継で観れるってんでね。

え?配給会社に踊らされてるって? ええ、そうですともさ、それが何か??
ファスに早く会えるなら、阿波踊りでもタンゴでもマサイの成人の踊りでも踊ってやろうぢゃあ~りませんか!
SHALL WE DANCE だ LET'S DANCE!!


チャールズとエリックの新旧コラボ画像、見飽きるほど見てるけど、過去と未来の融合こそが本作のテーマなのだね!

ふぅ~・・・まだ若干興奮気味ですが・・・。
一般公開がまだなんで、ネタバレ厳禁、ストーリーも秘密な方が楽しめると思うので、言えないぐぬぬぅぅ・・・ってことで、ざっくりした感想とネタ振りなんかアップしちゃおっかなぁぁ。
まさかの前後編だよ 「X-MEN : フューチャー&パスト」祭り!!


エンパイア誌の表紙。左から 「ダサメット」 「やさぐれヒッピー」 「にゃんこ頭肉団子」

ざっくり。
おヒューさん演じるウルヴァリンが未来から過去へと駆け巡り、人類とミュータントの存亡を賭けた死闘を繰り広げる本作。
直接の前作にあたる「X-MEN: ファースト・ジェネレーション」がすんごく出来が良くって、監督のマシュー・ボーン降板が残念だった人も多いと思います。わたしもその一人。
しかも映画の前情報が落ちる度、これまでのシリーズの出演者がどばどば出るとか、ストーリーのアウトラインも未来から過去へぶっ飛ぶ展開みたいだし・・・。
ぶっちゃけ、おいおいブライアン・シンガー監督大丈夫かよ?とっ散らかるんでないの?
なんてかなり心配なネガティブ目線で見守ってたんですが・・・。

ブライアンごめん!杞憂だったね!いや、最高だね!!
あの大きく膨らまして広げたストーリーを、よくぞあれ程綺麗にまとめ上げたもんだわ!
ストーリーもアクションも人間ドラマもフェロモンも最高級でございます。
ちゃんとしたレビューは公開以降にアップするんで、今回は個人的JOYな部分をば。

X-MEN: Days of Future Past
ふふふ、コインも君の心も意のままに・・・

まずは、この人でしょう、会いたかったよ!! マイケル・ファスベンダーここにあり!!
はぁぁ~もぉぉ~、この人の素敵さって今まさに頂点なのではなかろうか?
いやいや!!頂点の極みは果てしなく。
そしてどんどん登りつめるその存在感と演技力。
あんなにだっさいパンタロンを履いても、ダサメット被っても、抑えきれない魅力がだだ漏れよ♡
時々ストーリーが頭に入らないわと思うほど(ダメぢゃん!)ぼんやりとファスの顔と声を堪能しました・・・。
いや、しかし囚人服から、ださパンタロン、幅広パンツスーツと、どんどんと服装がダサくなるのは一体だれの陰謀か?
CIAか?


そのうち抜け落ちちゃうんで、今のうちに長さを楽しむ・・・

こっちはやさぐれロン毛のヒッピーです。
ヴォイ先生演じるチャールズの柄シャツ、さまぁ~ずの三村が着そうなシャツだなぁ。
チャールズも色々あってやさぐれて、自暴自棄になってましたけど、あの飛行機の・・・あ!いけない!!
ストーリーもネタバレ厳禁!!ああ言いたい・・・本編中1~2を争う程ぐっとキたあのシーン。
ぬううう~。公開まで我慢我慢・・・。
しかし未来のツルピカな自分を見たときのチャールズの心中を察すると・・・(涙)

X-MEN: Days of Future Past
ニューヨーク・プレミアでの皆さん 

ついついあれこれ本編の事言いたくなるので、ワールド・プレミアの事をちょっと。
ニューヨーク、ロンドンに始まって、世界の主要都市を出演者が回るワールド・プレミアが行われてました。
日本はそれには入ってない。
おヒューさんは親日家だし前回の「ウルヴァリン:SAMURAI」を日本で撮影した経緯もあるので来日してくれたけど。
洋画離れしている日本の興行収入如何では もう次は誰も来てくれなくなるかも・・・怖い・・・。 

    X-MEN: Days of Future Past
サーに拉致されるファス やばいって(笑)    このスーツ素敵だったわ♡

  
ヴォイ先生、頭が入ってないっつ~ね。   ちっこくって可愛ゆいのぉ

 
イチャイチャ♡
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イチャイチャ・・・

X-Men Days of Future Past
寿司食いにきたどーーー!!

そんなハミゴ感漂う日本に、ちゃんと先行上映にあわせて来日してくれたヒュー・ジャックマン。
一昔前は「ヒュー」と言えば「グラント」でしたが、今や「ヒュー」と呼べば「ジャックマン」が現われる!
「ヒュー認知」のてっぺん取った感ありのおヒューさん。
ほんの10分足らずの中継間に観客への感謝から、映画の魅力、来場していた幼馴染との馴れ初め、テクノロジーの進化への賛美まで喋る喋る! 
そして、その間にも彼の周りに漂う半端ない「いい人オーラ」 ♪♪
作り物でない笑顔とコメントを見聞きしていて、この人の「「いい人」は本物だわ~って再確認しました。
日本を好きでいてくれるんだなって嬉しかった。
さすが高い寿司食って、富士山登っただけあるぜ。
昨夜はすきやばし次郎でお寿司食べたのかなぁって思ってたら、やっぱ、行ってた! マジ好きなのね(笑)
おヒューさん弾丸スケジュールお疲れ様でした。
次回の「X-MEN」の時はぜひファスを連れて来てね!

ふうぅぅ・・・本編の事をほとんど書かない映画レビューでしたが、観たくなって貰えましたでしょうか?
え?ダメ??
いや、すんません、でも本当に傑作なので観て欲しい!
「X-MEN: フューチャー&パスト」は今週金曜日から全国公開!
そして、みーすけの本当の本編レビューは なんと後編へつづく!!!

X-MEN: Days of Future Past
           観てね!!!

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「チョコレートドーナツ」 無糖カカオ原液な体の現実

「チョコレートドーナツ」 (2012)アメリカ
原題/Any Day Now
監督/トラヴィス・ファイン
出演/アラン・カミング  ギャレット・ディラハント  アイザック・レイヴァ 他

チョコレート・ドーナツ

1970年代後半のサンフランシスコ。
歌手を夢見ながらドラァグ・クウィーンとしてステージで踊っているルディ(アラン・カミング)は客としてやってきた地方検事局で働くポール(ギャレット・ディラハント)と出会い愛し合うようになる。
二人は母親に置き去りにされたダウン症の少年マルコ(アイザック・レイヴァ)と出会い、三人は実の家族のように暮らし始める。
しかしゲイに対する世間の偏見や法律の壁に阻まれて、ルディとポールは、マルコと引き離されてしまう。

チョコレートドーナツ
綺麗に着飾ってますが、腋の処理をしてないんだなぁ~。 ホントは歌手志望なのよ!って意思表示かなぁ。

チョコレートドーナツ
言葉数は少ないものの、マルコを演じたアイザック君の表情が何とも可愛かった。

チョコレートドーナツ8
凸凹はあるけれど本当の家族のように生活する三人。しかし幸せな生活は長く続いてはくれない。

母親に見捨てられたダウン症の少年と一緒に暮らすため、司法や周囲の偏見と闘うゲイカップルの姿を「17歳のカルテ」のトラヴィス・ファイン監督が実にシビアに描いています。
カンヌでダブル主演男優賞を獲ったダウン症の青年とワーカ・ホリック男のファンタジックなロード・ムービー「八日目」。
なんとなくあの映画をイメージして観たんですが、同じように役者が劇中歌うものの、こちら全く逃げの効かない映画。
オブラートで包むことなく、ありのままの現実を正面から見せつけられてかなり切なく辛かった。
甘い「チョコレート・ドーナツ」どころか、無糖カカオの原液一気飲みな気分でした。


アラン・カミング演じるルディは、歌手を夢見るも叶わず毎日ドラァグ・クィーンとして口パクステージのショーで日銭を稼ぐゲイの中年男。
満たされない毎日を過ごす彼は、ステージを見に来ていた客のポールと意気投合。あっという間に深い関係になりますが、ワンナイトな関係ではない繋がりを感じます。
程無くルディは同じアパートに住むダウン症の少年マルコとも出会います。
マルコの母親はジャンキーで、怪しげな男を自宅に引っ張り混み、息子の世話もろくにしているように見えません。
ゲイというパーソナルなため世間から阻害されているルディは同じように親からかえりみる事をされず育児放棄されているマルコの存在を無視する事が出来ず、検事局で働くポールに相談しに行くんですね。

チョコレートドーナツ
初めて自分の部屋を与えてもらい嬉しくて泣き出すマルコを抱きしめるルディにこちらもウルウル。

ジャンキーの母親が逮捕され、福祉施設に強制的に入れられそうになるマルコを引き取り、ポールの法律家としての手腕を活かして、三人の「家族」としての共同生活が始まります。
時代を反映して、8ミリカメラで映し出される彼らの家族としての日常は温かな雰囲気に溢れ、映画のなかで唯一ホッとできる場面です。

チョコレートドーナツ
養護学校で拙い歌を披露するマルコに感激するパパとパパ。

70年代のアメリカはまだゲイに対する偏見やバッシングが強く、ゲイという事で職場を追われたりしてしまう。
ポールも自らのセクシャリティに関して同僚に隠し仕事を続けるのですが、上司に悟られてしまい・・・。
普段何の気なしにわたし達も個人のパーソナルに関して茶化したりしている事があるんだとハッとさせられました。
悪気は無くてもやはりそれは差別なんだと。悪気がないだけに自分の言動にもっと責任を持たなくてはと思いました。

チョコレートドーナツ

誰に迷惑をかけるわけでもないのに、幸せな三人の生活は法律という高い壁に突如として阻まれます。
杓子定規な血の通わないお役所仕事な人達のために奪われた幸せを必死に守ろうとするポールとルディ。
これが実際に起こったことだと考えると一層胸が痛みます。
マルコのような思いをする子供がいなくなる世の中になって欲しい。道徳の本みたいな偽善ぽいことしか言えないけれど、本当にそう感じたんだからしょうがない。
辛口な現実を突きつけることで、観客に色々な事を考えさせる作品。
シアトル、トライベッカ始め数々の映画祭で「観客賞」を総なめにしているのがその答えなのでしょう。

チョコレートドーナツ

ギャレット・ディラハントって意識した事が無かったのだけど、いい演技してましたね。
裁判で自らの思いを吐露する場面が圧巻。
また、ラストのモノローグで、軽々しく泣いてはいけないと思いながらも嗚咽を抑える事ができませんでした。
辛いなぁ、悲しいより憤りの方が強くて観終わってかなり消耗してしまいました。
鑑賞後に凹んだり、色々と考えてしまう辛い映画でしたが、差別や偏見に関して思いを馳せる機会にもなりました。
自分の言動に関してや、家族の形、愛の形、たくさんの事を考えさせられた映画でした。

チョコレートドーナツ
アラン・カミングの歌が素晴らしい! 「アイ・シャル・ビー・リリースト」には痺れます。

役者陣の演技、なんと言っても主演のルディを演じるアラン・カミングが素晴らしかった。
本当の親のようにマルコを慈しみ、ポールを愛するルディを好演でした。 
始めて彼に注目したのは、スタンリー・キューブリックの「アイズ・ワイド・シャット」でのホテルのクローク係。
自身でバイセクシャルをカミング・アウトしている彼のオネエな演技が面白くて、俄然注目。
監督として作品も撮っていますが、「X-MEN 2」からしばらく映画で観ないなぁと思ってたら、舞台で活躍していたんですね。トニー賞も獲得の彼の歌は本物です! 鳥肌立つほど素敵だったわぁ~。

チョコレートドーナツ
邦題になったチョコレートドーナツはマルコの大好物。 なぜ好物なのか?の原因が悲しいけれど・・・。 

マルコを演じたのはアイザック・レイヴァ。彼の存在感あってこその本作でしょう。
中学の頃から俳優をめざしていたアイザックは、彼の母が設立した障害を持った人々の演劇学校で学び本作のオーディションで見事マルコ役をゲット。本作は映画初出演との事。
人形を抱きしめて廊下に立ち尽くすマルコに泣かされちゃったよ。

チョコレートドーナツ
プレミア会場でのオフショット。 アイザック君の笑顔がいいね~♪

スコットランドのオシャレ番長こと アラン・カミング。
この人あちこちのプレミア会場でのオフショット色々見てますが、本当にオシャレさん。
実は↑ このチェックシャツの下に合わせてるのは膝丈のパンツ。
おぬしやるな・・・なのです。
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「ブルー・ジャスミン」 花の命は短くて・・・

「ブルー・ジャスミン」 (2013)アメリカ
原題/Blue Jasmine
監督/ウディ・アレン
出演/ケイト・ブランシェット アレック・ボールドウィン サリー・ホーキンス
    ボビー・カナヴェイル ピーター・サースガード 他
  
Blue Jasmin

かつてニューヨーク・セレブリティ界の花と謳われたジャスミン(ケイト・ブランシェット)。
しかし、裕福でハンサムな実業家、ハル(アレック・ボールドウィン)との華やかな結婚生活は終わりを告げ、資産も家財も全てを失い、独りサンフランシスコの空港に降り立った彼女を支えるのは、その自尊心だけだった。
庶民的なシングルマザーである妹 ジンジャー(サリー・ホーキンス)の質素なアパートに身を寄せるジャスミン。
自らの再起を賭けあれこれと取り組むものの、華やかだった過去を忘れられない彼女は、不慣れな仕事と勉強に疲れ果て、精神のバランスを崩してしまう。
そんな時、パーティーで知り合ったエリート外交官の独身男性ドワイト(ピーター・サースガード)を、彼こそが自分を救ってくれる存在だと思い込むジャスミンだったが・・・。

Blue Jasmine
俺の女房美人でっしゃろ~?  も~ダーリンってばぁぁ♡   嗚呼華やかな過去

Blue Jasmine
無一文でもブランド物を着る姉とファストファッション全開の妹

Blue Jasmine
「やった! これを逃してなるものか・・・」  ジャスミンの運命や如何に!?

監督、脚本ウディ・アレンによるブラック・コメディ。
華やかな生活から一転、無一文になった元セレブ奥様のジャスミンをケイト・ブランシェットが演じ、今年のオスカー主演女優賞獲得を始め多数の賞レースで一人勝ちした事は記憶に新しいですね。

主人公のジャスミンは若くして実業家のハルに見初められ、大学を中退して結婚。
ニューヨークでセレブリティとして過ごしていたのですが、ハルの詐欺まがいな事業がFBIに摘発逮捕され、豪華な家財も資産も全て国税局に没収され無一文になってしまいます。
そんなジャスミンが唯一の肉親である妹を頼ってサンフランシスコにやってくるところから始まる本作。
フライト中お隣に座った女性に、華やかな生活の様子を延々しゃべり続けるジャスミンは、既に不安定な感じがビンビン伝わってきます。
そして、そのおしゃべりからジャスミンという女性の人となりが説明せずとも端的に伝わるという、手堅い演出。
現在と過去を行ったり来たりしますが、流れがスムーズで混乱することがありません。

Blue Jasmine
君は何も心配しなくていいんだよぉ。   うふふ、わかったわハニー♡

Blue Jasmine
騙された・・・

なんと言っても、演技賞総ナメしたケイトの演技がやっぱ圧巻でした。
ジャスミンという女性、元セレブ、今無一文。
の、くせに、飛行機のチケットは「つい習慣で」ファースト・クラスを買ってしまう女。
世話になっている妹を見下すような言動はするわ、いやはや謙虚さが無いというか、KYというか、はっきし言って、いけ好かない女です。
ところが、どんどん彼女が追い詰められ、目が座り、独り言を言い出す頃には、この気の毒な女性がなんとか幸せになれないものかと心で応援しているんですよね。

Blue Jasmine
あたしゃエリートと結婚してセレブ生活に舞い戻んだよ!文句あっか!? 

ウディ・アレンの映画って、これぞアレン!ってカラーが強くて、群像劇でもコメディーでもサスペンスでも、メロドラマでも出演者の個性が全てアレン節に染まるなぁって思うんですよね。
役者の個性よりも、監督の作家性が勝ってて、みんなが彼の描く世界に馴染み、いい意味でいちキャラクターになってしまう。
ところが、本作でのケイト姐さんの存在感は、ウディ・アレン作品の中にいようとも、少しも霞む事なく、しっかりとそのオーラを放ちながら、フィルムの中で生き生きと悲惨に、ジャスミンになっていた。
凄い。やっぱケイト凄い。いやウディ・アレンの演出なのかな。いや、やっぱケイトかな。どっちだ(笑)

Blue Jasmine
嫁が若いんでね、頑張ばらんとね・・・

いやしかし、やはり流石のウディ・アレン。
100分に満たない上映時間で、生い立ちから、セレブな過去、貧乏現在まで全てを詰め込み、とっ散らかる事なくまとめ上げる語り口の脚本は本年度オスカーノミネート。
超庶民な妹ジンジャーのモヤモヤなんかも描きつつ、ジャスミンの栄枯盛衰を描ききるストーリー・テラーとしての手際の良さには呻ります。
「人が集中できるのは90分が限度」と、映画は基本100分以内!とバッサり切りまくる編集の腕。
「あ、俺がんばった演技が切られてる!」って思った役者がきっといるに違いない(笑)
いや、偉そうな事語れる程アレンの作品観てないですけどね。
有名どころをちょこちょこっとで、好きな作品は「ミッドナイト・イン・パリ」なんていうアレン初心者ですけどね。
そんなやつが偉そうに語るなよという苦情は受付けませんけどね!

Blue Jasmine
俺、元祖ジャック・ライアンなんだけどね。 顔は当時の2倍に膨れたけどね。

頑張った演技を切られたかどうかは知りませんが、転落の本来の原因、ジャスミンの夫ハルに、「レッド・オクトーバーを追え!」の頃より体型2倍増になったアレック・ボールドウィン。
これがもう、いかにもな配役で笑えました。絶対不正や浮気をしてるっぽい顔で、やっぱしてるんだもんな(笑)
狡猾な男がハマってました。そのくせ根っこは弱い男だったんでしょう。

Blue Jasmine
肩に垂れたストラップがチープさを助長してます。 

庶民感あふれる妹ジンジャーにサリー・ホーキンス。
きっとバツイチの原因はジャスミン夫婦なのに、血が繋がっていないにも関わらずジンジャーは姉に優しい。
自分はジャスミンとは遺伝子が違うからと、背伸びを望まない地味な彼女。
あまりにも身の丈を悟りすぎて上昇志向のないジンジャーは無一文居候のジャスミンに説教されたりするんですが(笑)
ジャスミンに感化されてちょっと冒険するんですけど、結果はなぁ。残念感のある男を惹きつける何かがあるのか・・・。
サリー・ホーキンスもこの役でオスカー助演にノミネートされました。

Blue Jasmine
サースガードってば何だか急に顔の上部が伸びたような気が・・・ 

眠いの?って聞きたくなるほど、いつも3/1 目を閉じてる感ありの表情と、胡散臭い笑顔が健在なピーター・サースガードがジャスミンが救世主と考えるエリート外交官を演じてます。
あんた実は結婚詐欺ぢゃないでしょうね~?って最後まで疑ってしまった、すまんかった。

ジャスミンの頭の中だけに響く思い出の名曲「ブルームーン」のメロディ。
もしかしたら彼女は壊れてしまった方が幸せなのかも・・・とさえ思えてしまう程気の毒で哀れ。
ウディ・アレンの紡ぐジャスミンの人生はあまりに残酷で切ないながら、超ドライで辛口な演出に乾いた笑いが出ます。
なんと残酷なブラック・コメディーだろうか。
元セレブな女の転落の人生をこれでもかと皮肉り、おちょくる意地の悪さ。
でも全編には軽妙なウィットを感じる実にウディ・アレンらしい映画でした。
いや、そんなにあれこれ観てないんですけどね、ごめんなさいね語っちゃって。

Blue Jasmine
あ~、空が蒼いわ・・・。

鑑賞後、隣に座る友達と顔を見合わせ一言 「キツイわ~~」って^^;
神戸祭りに浮かれる晴天の日曜に観てきたんですけどね。
観終わって出てきたら、美しい初夏の蒼空がグレーに見える程ドヨ~ンと凹んでた。
友達と一緒で良かったよ、そそくさと日も高いのに飲みに行ったよ。
気分が落ちている時、メンタルが疲れている時に観るとますます落ちる事は必至(笑)
逆にこれを笑い飛ばせるくらいの強い精神力を持たねば!と思うんですけどね。
へなちょこみーすけはまたもや惑うの巻。
ま、無事に酒の力とファスのお顔で浮き上がりましたけどね~♪
ジャスミンにも頑張って欲しいところです。
ケイトの演技と素敵な音楽とウディ・アレンの毒に浸れる100分弱。ぜひご覧あれ。

Blue Jasmine
っけ! 呑まにゃやっとれっか!!
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「プリズナーズ」 囚われた人々

「プリズナーズ」 (2013)アメリカ
原題/Prisoners
監督/ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演/ヒュー・ジャックマン ジェイク・ギレンホール ポール・ダノ メリッサ・レオ 他

prisoners

感謝祭を迎えた平穏な田舎町で幼い少女二人が失踪する事件が起こる。
ロキ刑事(ジェイク・ギレンホール)らの捜査は少ない手がかりに難航してしまう。
少女の父親ケラー(ヒュー・ジャックマン)は、証拠不十分で釈放された容疑者アレックス(ポール・ダノ)が漏らした言動から彼が犯人であると確信。
娘の救出のために驚くべき行動に出るのだった・・・。

prisoners
ごく一般的な平和な家族に思わぬ災難が降りかかることになってしまう・・・

prisoners
娘を想うあまり、悪鬼のように容疑者に執着する父親ケラーをヒュー・ジャックマンが熱演。

「この事件他人事ではない」というおっかない宣伝文句で紹介されているこの映画。
何をどう書いても微妙にネタばれしてしまいそうで、非常に書き方に困ってます。
誘拐サスペンスでありながらミステリー要素もやたらと強いんです。
ミステリーのネタバレぐらいイタイものは無いので、未見の方はまず鑑賞することをお勧めします・・・。

ネタバレしないように気をつけて説明しますと、まず誘拐された娘の父親が、警察は当てにならないと自分の手で犯人を追及するという暴挙に出てしまい、事件を追う刑事とのサスペンスフルな攻防が繰り広げられるという流れが一つ。
一方刑事もちゃんと捜査はしていて、怪しい容疑者が浮かび上がるんですが、二転三転する驚愕ミステリーな流れが並行して進むという、かなり内容の濃い映画でした。
残虐で凄惨な場面も多く、あちこちに伏線もちりばめられていて、観終わった後は集中と緊張と衝撃で肩ががちがちになってましたよ。


悪鬼のごとく容疑者を追求するおヒューさん。 今回爪は出ない。

“ハリウッド一のいい人“ ヒュー・ジャックマンが演じるのは、娘を誘拐された父親ケラー。
敬虔なクリスチャンであるケラーは、絶えず自分の行いに対して神に許しを請いながら、しかしとんでもない事します。
また彼は凶事や災難が起こる前に準備を怠らない「PREPPERS」であり、自宅の地下室には保存食や燃料など備蓄していて、いつ災害が起こっても対応できるようにしているんです。
有事に対して備えよが彼のポリシー。
名前のケラー(keller)も「地下室」とか「貯蔵庫」いう意味があって、主人公のパーソナルを表しているんですね。


次々と現れる容疑者や証拠に翻弄されながらも真実を追い求める刑事ロキ。 かっこよすぎだよ!

一方犯人逮捕に奔走する刑事ロキをジェイク・ギレンホール
ロキはロキでも、どっかの神様の二男で、拗ねて問題ばかり起こす人とは違い、こちらは大変頼もしい。
ロキは過去の捜査で黒星無しの敏腕刑事。
小指に嵌めているゴールドの指輪から「フリーメイソン」のメンバーだと分かります。
昨年観たヴォイ先生主演の「フィルス」もそうでしたが、刑事職にはフリーメイソンのメンバーが多いらしいですね。
妙に分かりやすいアングルで指輪を撮しているし、ひょっとしたら宗教(父親)とフリーメイソン(刑事)の闘いを描くという裏ストーリーも狙ってるのかなぁなんて考えてしまった。


またもやちょっと気持ち悪い役をしてるダノ。 途中からダノって分かんなくなります・・・

誘拐事件の容疑者として逮捕されたアレックスにポール・ダノ。
メンタルに問題のありそうなアレックスを観ていて、ダノがデビュー間もない頃演じてた「テイキング・ライブズ」の役を思い出しました。こういう役を演じさせたらダノはさすがに上手い。
10歳の子供ほどの知能しかないといいながら、運転できるし、しかも犯人しか知り得ない情報を持っているアレックス。
ところが尋問すると会話は心もとないし、感情の起伏もよくわからない。
ケラーでなくともイラッとするかも。
ロキ刑事も取り調べでイラッとしてた。
観てるわたしもイラッとした。
色々な人をイラッとさせたアレックスの行動は、結果ケラーの地雷に直撃、彼の心に火を付けてしまいます。

prisoners
お前~喋れよ~!! イラっとしてるロキ刑事。 いや、ほんとイラってするんだから!

火が付いちゃったケラーは娘の救出の為に超えてはいけない一線を越えてしまうんですね。
ま~、おヒューさんのこの行動。
いくら警察があてにならないからって容疑者を拉致して犯行を白状させようなんて無茶ですがな。
最初は娘を救出するためにやむを得ずという同情が湧いているので、気持ちは理解できなくもないと思って観てましたが、その執拗で鬼気迫るケラーの追及は凄惨。
殴るだけ殴って「神よお許しを・・・」って言われても こちらドン引き。
いい人おヒューさんが演じるからこそのギャップ感が衝撃的でした。

prisoners
怒りと焦燥に駆られてドンドン行動がエスカレートしてしまうケラー。 

この映画のもう一つの流れ、一人捜査の手を進め核心へと迫っていくロキ刑事のミステリー。
もっと説明しろよ!と言いたいほどオブラートに包んだ伏線があちこちに散りばめていて、それを必死で拾いながら核心へ近づいて行くミステリーの醍醐味が味わえます。
アレックスだけでなく怪しいやつがい~ぱい出ますから!
ロキが必死で捜査を続ける一方で、ケラーはアレックスを追及する手を緩めない。
もう何が正しくて、どこに真実があるのか登場人物だけでなく観ているわたしも翻弄されてその緊迫感たるや!

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以下、未見の方に気を使いつつ、観た人にしかわからない衝撃伏線ポイント

この地域で過去誘拐失踪事件が多かったことがここにリンクする~~!?
神への挑戦ってそれってどうよ!!
地下室から出てきた死体がつけているんネックレスってまさか?
で、神父に告解をした人物の正体がそこに繋がるのか?!
失踪した人物ってええ?!まさかそれ?!
もう一人の容疑者はなぜ迷路にそこまでこだわったの?

prisoners
容疑者の一人を演じる「ダーク・ナイト」のデヴィッド・ダストマルチャン。 素もこんなんちゃうん?と思わす気持ち悪さ炸裂。

色々な意味で「囚われた」人々が出てくるこの作品。
文字通り誘拐されて囚われる少女。
思い込みに「囚われ」善悪の判断が付かなくなる父親。
恐ろしい過去に「囚われ」日常生活にまで影響してしまっている人。
二重の意味で「囚われ」てしまっている悲惨な人物。
様々な「囚われ人」が錯綜するストーリー。

個人の倫理観、正義、罪など色々な事に思いを馳せてしまった。
宗教色がかなり濃いいし、トリッキーな繋がりが少々分かりにくい部分もありますが、鑑賞後にあれこれ思い出すと、なるほど!なヒントがあちこちに提示されているので、反芻が楽しめます。
ラストのラストでの「ああ!」って衝撃もあって文字通り最後まで気が抜けない作品。
ポール・ダノ好き流血嫌いな友達には少々お勧めしにくい映画ではありますが、でも面白かった!
個人的な教訓として、肺活量を鍛えておかなければって思ったね。

prisoners
ぬふふ・・・ジェイク♡  どこのマスカラ?って思うぐらい長いまつげで目周りぱっちり。

ところで、おヒューさんの熱演ばかりが評判になっていますが、個人的にはジェイク・ギレンホールがとても素敵だった。
真実へ向けて必死に捜査するロキに惚れ惚れですよ。
目周りの濃いお顔でマッチョな軍人や警察官から悩める繊細なゲイのカウ・ボーイまで演技の幅の広いギレンホール。
もっと突き抜けてもいいのにと思うんですけどね~。何かインディペンデント臭がするんですよね。そこもいいのかな。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督と再びダッグを組んでる次回作「複製された男」の上映が楽しみです。
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「おとなの恋には嘘がある」 言葉はいらない

「おとなの恋には嘘がある」 (2013)アメリカ
原題/Enough Said
監督/ニコール・ホロフセナー
出演/ジュリア・ルイス=ドレイファス  ジェームズ・ギャンドルフィーニ トニ・コレット キャサリン・キーナー 

Enough Said

離婚して10年。ボディ・セラピストのエヴァ(ジュリア・ルイス=ドレイファス)は仲のいい娘、友人たちに囲まれ不満のない毎日を過ごしていた。
しかし大学進学を期に娘が独り立ちする事になり、急に独りの生活に寂しさを感じてしまう。
そんなある日、パーティーで出会ったアルバート(ジェームズ・ギャンドルフィーニ)とデートすることになるエヴァ。
お互いに好印象をもった二人は、程なく付き合う事になる。
またエヴァは、同じパーティーで知り合い顧客になった詩人のマリアンヌ(キャサリン・キーナー)とも親しい友人になり、毎日が楽しく充実感を感じていました。
ところが、マリアンヌとお互いの元夫の悪口を言い合っている時に驚くことに気が付く。
なんとアルバートはマリアンヌの離婚した元夫だったのだ・・・。

Enough Said
初デートでお互い好印象を持つ二人。 ギャンドルちゃん、ジュリアの2.5倍ぐらいあるなぁ(笑)
Enough Said
始めての~チュウ♪ おずおずとして初々しくて可愛いかった。 ま、この後ヤル事はヤルんですがね(笑)

Enough Said
職場に連れて行ったり、娘に会わせたり、アルバートが真剣なのが分かって、順調だったのに・・・(泣)

早いものでわたしの大好きなジェームズ・ギャンドルフィーニが急逝して、来月19日で1年になります。
彼が亡くなった後に公開されたこの映画、「SEX AND THE CITY」の演出・脚本を手掛けたニコール・ホロフセナー監督の作品。
センスの無いトホホな邦題に軽いラブコメを想像しがちですが、等身大の大人のビターな恋愛がリアルに描かれていて、ギャンドルちゃんファンでなくとも納得できる素敵な作品でした。
因みにギャンドルちゃんの演技は今年のゴールデン・グローブ賞始め数々の賞にノミネートされ、ボストン映画批評家協会賞等を受賞しています。

主人公のエヴァは離婚して娘と生活するシングル・マザー。
ボディ・セラピストとしての腕があり仕事は順調、気の置けないない友人もいて楽しく暮らしています。
ところが、娘が大学進学のため、家を出る事になり、突如孤独を感じるエヴァ。
友人サラたち夫婦と一緒に恋人探しにパーティーへ出かけ、そこでギャンドルちゃん演じるアルバートと出会いデートする事になります。
初対面では特に何も感じず「すっごいデブな人だったわよ~」とサラに毒吐いてたエヴァですが、いざ初デートで会話をするとアルバートがことのほか居心地いい人だと感じるんですね。
お互いバツイチで大学へ進む一人娘を持ち、ユーモアのセンスも似ている。
会話が途切れず一緒に過ごして楽しくて仕方がないと、いいとこばかり。
アルバートもエヴァに惹かれ二人は付き合う事になります。
おおらかで飾らない人柄で、ちょっとシャイで優しいクマちゃんみたいなアルバートは素顔のギャンドルちゃんを彷彿とさせて、観ていて頬が緩んで困った(笑)

Enough Said
撮影中のオフショット  ギャンドルちゃんのこの笑顔♡ テディベアみたいでホントに可愛い~♡
 
まあ、ここから問題が起こるに決まっててそれも結構シビアです。
アルバートと知り合った同じパーティーで出会ったマリアンヌ。
エヴァのマッサージの顧客になり、友人としても親しく付き合っていた彼女の別れた元夫がアルバートだとわかるのです。
タイミングを逸したエヴァはアルバートにもマリアンヌにもその事を伝える事が出来ず時間だけが過ぎます。
これが邦題にもなった「嘘」なのかなぁ~。わたし的には「嘘」というきつい言葉は当てはまらないような気がしますが。

Enough Said
洗練された生活を送るマリアンヌはアルバートと上手く行かなかった。その考えに影響されるエヴァ。おバカ!! 

一度結婚に失敗してるエヴァは、アイスクリームではないけれど、”お試し試食”としてマリアンヌが語るアルバートの悪口を聞いてしまう。
イタイ行為だけれど、まあね、でもね、保険をかけたいエヴァの気持ちも分からんでもない。
ただ、マリアンヌの悪口を聞くうちに自分の価値観が引きずられだしてしまうエヴァ。
おおらか=だらしない 飾らない=整理整頓できない
同じ事柄も各人の価値観によってとらえ方が違うものですが、少しづつマイナス方向に感情が振れてしまうんです。
あかんがな!
微妙に変わるエヴァの態度にアルバートも不信を抱きやがて二人はギクシャクするようになってしまい、そして・・・。

Enough Said
チップスにワカモレディップをいっぱい付けるアルバートを冷ややかに見るエヴァ。「カロリー高いわよ」なんて言っちゃう。

Enough Said
急に背中向けて寝たら そりゃ不信に思うってば! 

等身大の中年のカップルを演じた二人の演技が自然でとても良かった。
ジュリア・ルイス=ドレイファスの女性の心の揺らぎが伝わる演技は、エヴァの行為を自分でもやってしまうかもと思わされるリアル感があって、胸に響きました。
ジュリアはこの演技でゴールデン・グローブでノミネートされていましたね。
また、脚本も担当した監督の演出の巧みさもあるのかな。
で、何と言ってもギャンドルちゃん。
多少だらしなくて、弛すぎるスウェットを着ておちん●んが飛び出ちゃうなんて失態をやらかしますが、優しく暖かい人柄のアルバートは素のギャンドルちゃんを彷彿とさせてニマニマしてしまう^^

Enough Said
ダブダブのスウェット着てるもんだから、大切な物が出てるがな!!

笑ってるのに目が笑ってないおっかないマフィアやギャングといった悪役が多かった彼ですが、あれは演技力の賜物。
素顔のギャンドルフィーニはこんなだったんだろうと思わせる優しい等身大の男性を好演しています。
演技の幅の広さも分かり、これから色んな役ができただろうに本当に早すぎる死が悔やまれます。

原題の「Enough said」。「もういいよ、何も言わなくて」って感じでしょうかね。
みーすけのなんちゃって英会話だと、「enough」ってちょっとネガティブな意味で使うことが多いようなイメージがあるんですよね。「やめれ!」とか「もう要らん!」とか(笑)

この原題、傷心のアルバートが言うと、きっと字幕は「もう充分。うんざり、黙れ」って事になるんだろうな。
いくらエヴァが言い訳をしても受け入れることができないほど傷ついてしまったアルバート。
「陳腐だけれど、本当に心を打ち砕かれたんだよ」と淡々と語る姿に、ああ、エヴァの事が大好きだったんだなというのが伝わってきて本当に切なかった。
そして、怒鳴ったり激昂したりしないアルバートの紳士的な態度に好感度ますますアップ!
って、わたしが大ファンだから余計かな???

だけどエヴァ、イタイ思いをして人間的にちょっと成長します。
そしてラスト、アルバートが優しく微笑んで同じ「Enough said」って言うと、全く逆の意味になるんでしょうね。
字幕はきっと「もういいよ、言葉はいらないから」って感じかしらん。

Enough Said

人それぞれ相性ってあって、マリアンヌとアルバートは相容れない関係だったけど、エヴァ本人が居心地がいいと思える人に出会った事が大切。
不安になるのはわかるけど、自分の気持ちに正直に相手と向き合う事が大切なんですね。
ベッドにナイトテーブルなんか無くてもぜんぜん構わないぢゃん!
大切な人を傷つけてしまうような事を深く考えず言ったりやったりしてしまう。女って意外と残酷。
気をつけなくっちゃと、自分にいろいろと自問自答もしてしまう作品でした。
なぜか全国¥1、000均一で上映中なり。ギャンドルフィーニ拡散運動かな?(笑)
彼にマフィアやギャングのイメージしか持ってない人にこそ観てもらいたいです!ぜひ!

Enough Said
ああ~もう、ピカピカの笑顔が可愛い♡  亡くなってしまったのが本当に本当に悲しい・・・。

さて、ギャンドルちゃんが遺した未公開作は残すところトム・ハーディとの共演「The Drop」のみになりました。
わたし個人としては本作のような等身大の優しい男性の演技をもっともっと観たかった(泣)
でも彼の素晴らしい演技の数々は多くの映画フィルムの中に残り、これからもたくさんの人々に観られていくでしょう。
だからわたしもずっと彼のファンであり続けます。ギャンドルちゃん、大好きだよ。
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tag : ジェームズ・ギャンドルフィーニ

「ステラ」 わたしの最高の親友は母です

「ステラ」 (1990)アメリカ
原題/Stella
監督/ジョン・アーマン
出演/ベット・ミドラー  トリニ・アルバラード  ジョン・グッドマン  スティーヴン・コリンズ 他

ステラ


ニューヨーク北部の寂れた町ウォーター・タウン。
教養も財産も無いが、バーテンダーとしての誇りを持って酒場で働くステラ(ベット・ミドラー)は、客として訪れた名家の医大生スティーヴン(スティーヴン・コリンズ)と知り合い恋に落ちる。
しかし、楽しく過ごす日々はステラの妊娠を期に変化してしまう。
お互いの身分の違いを感じたステラは結婚を申し込むスティーヴンを拒絶し、未婚のまま娘を出産するのだった。
月日は流れ美しく成長した娘ジェニー(トリニ・アルバラード)は素晴らしい資質を持ちながらも、自分を大切にしない生活を選びそうになっていた。
愛する娘の将来に不安を感じたステラは、自分と一緒にいるよりも父親の元で過ごす方が良いのではないかと思い悩むようになるのだった。


さて、本日は母の日。
母物映画って何がある?で即浮かぶのは、以前アップしたキャシー・ベイツの「黙秘」、そしてこれ。
オリーヴ・ヒギンズ・プローティの小説「ステラ・ダラス」の3度目の映画化作品。
ベット・ミドラーが娘の幸せのために頑張って生きる母ステラを好演しているんですが、なんちゅ~かもう、わたしこの映画が好き過ぎなんですよね~。

ステラ
豪快なステラのフェイク・ストリップショーにスティーヴンは夢中になる。ダイナマイトなお体!! 

北部の寂れた町の酒場で働くステラはいいとこのボンボンの医大生と恋に落ちます。
やがてうっかりと妊娠。
責任を取ってプロポーズをするスティーヴンの申し出をばっさり断っちゃうステラ。
二人の価値観や考え方がかけ離れ過ぎていて上手くいくわけが無いと考えてしまうんです。
やったね玉の輿!って乗っちゃいそうなもんですけどね、それができないステラ。
わざわざ苦労する道を選ぶこと無いのにって思うんですが、そこを曲げることが出来ない頑固者。
だけど、自分に正直な女性って事なんですね。だけどさぁ、不器用すぎるよ。

ステラ
多分二人共24~5歳の設定でしょうが、ビジュアル的にかなり無理があるのはスルーでよろしく^^;

ステラ
部屋いっぱいに風船を飾りプロポーズするスティーヴン。 YOU!受けちゃいなよ!

ちょっとやりすぎなんでない?って思えるほど無教養で蓮っ葉なステラのキャラ。
ベット・ミドラーってこういう役を演じさせるとめちゃくちゃハマる。
彼女のハチャメチャな感じが好ましくない人はイラっとするらしいんですけど、わたしはベット・ミドラーらしいキャラがツボ。
決して美人ではないけれど、彼女の出す雰囲気は親近感を感じてとても好きなんです。
自分の考えを曲げない個性の強いステラの行動は時に人の反感を買ってしまう。
何よりもジェニーの幸せを考えて生きているステラなのに、自分の言動から起こるトラブルがジェニーの生活に跳ね返って来てしまうのが悲しいです。

ステラ
16歳のお誕生日パーティーが残念な事に・・・泣ける・・・。

スティーヴンは父親としてずっと彼女達母娘と付き合っているんですが、経済的な援助を申し出てもステラは一切受けようとしない。
プライドというか頑固というか・・・。裕福ではないけれど、ステラは愛情たっぷりにジェニーを育てます。
彼女たちがふと一緒にハミングしたり、ベッドで寝転んで話したりする何気ない日常。
母娘だから仲がいいのは当然だろうけど、ちょっとした二人の会話やお互いへの仕草に強い繋がりを感じさせる演出がとても微笑ましくて、それだけでジンとしたりしちゃうんですよ。

ステラ7

ところがジェニーが反抗期を迎えるお年頃になるとそんな二人の繋がりに変化が起こります。
自分の幸せよりも娘の事を第一に考えて行動してきたステラだけれど、彼女個人では与えてあげられない事があるという現実に直面してしまうんですね。
自分の存在自体がジェニーにとっては有益にならないと究極の考えに至ってしまうステラ。
ひょっとしたら、自分の命よりも大切な娘と離れる決意をするステラの行動に、後半からラストにかけて毎回号泣です。

ステラ
雨の中佇んで結婚式をこっそり見つめるラストシーンで嗚咽が止まらないっす・・・。うわぁぁ~~ん(涙)

海より深い母の愛情っていうんですか?
不器用だけれど自分が出来うる限りのチャンスを娘に与えようとするステラの行動に、母の愛の凄さを感じます。
で、見終わった後は、自分の母親にもちょっとベッタリしてみたりね(照)^^;
マザコン気味のみーすけのオールタイム・ベストな一作です。
これ観て泣かない女性っているのかな~やっぱいるんだろうな~、うむ・・・。

ステラ
公開が24年前だから、さすがに若いジョン・グッドマン。 大きなおデブな体型はこの頃から全く変わらないな。

そうそう、わたしのお気に入り俳優ジョン・グッドマンがステラの親友エドとして出演しています。
多分この映画で彼を始めて認識したのではないかな。
エドは最初、ステラの働くバーのオーナーだったのに、バーの経営を人に譲ったことからドンドン人生下向きになっていって、後半にかけても下降状況が緩むことなくいい事無し。やるせないよ~。
ステラの事がずっと好きで、一時は男女の関係になった事もあるものの、それ以上には進展しない。
要はステラは自分の幸せを掴むのが下手な女性なんですね。

ステラ

田舎町のセンスのない女性というキャラクター設定なのは分かるけど、リゾート地でのこの↑衣装が凄くて(笑)
これはジェニーでなくともドン引きですわ。
いや、ジェニー、そこは注意してあげよう。いや、注意してもセンスの問題なので無理かぁ(^_^;)

おっと、それからまだまだ無名の頃のベン・スティラーがジェニーの不良ボーイフレンド役で出てます。
やさぐれた格好良い風若者をベンが・・・。今観ると笑えるなぁ。みんな若いね。

ステラ
俺イケてるっしょ?    ん~~、微妙(笑)

王道のストーリー展開だし、決して目新しい題材でも無いけれど、子を思う親の気持ちの強さをひしひしと感じる作品。
繰り返し観ても、毎回感動してしまいます。
これ、DVDが絶版になっていて、中古でも30,000円超えするらしい。マジかよ?
絶対に消去しないようにHDDに保存してるんですけどね。貴重だわ。
Blu-ray出たら絶対欲しいし、欲しい人も多いと思うんだけどな。
再販して欲しいなぁ、頼むよ日本ヘラルド。
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「プリシラ」 ゾッド将軍舞い踊る!(微妙に下手) 

「プリシラ」(1994) オーストラリア
原題/The Adventures of Priscilla, Queen of the Desert
監督/ステファン・エリオット
出演/テレンス・スタンプ  ヒューゴ・ウィーヴィング  ガイ・ピアース 他

プリシア

シドニーに住むドラァグ・クイーンのミッチ(ヒューゴ・ウィーヴィング)は、アリス・スプリングスのカジノで行うショーの仕事を受け、友人のベルナデット(テレンス・スタンプ)と、同僚のフェリシア=アダム(ガイ・ピアース)と共に1台のバス「プリシラ号」をチャーターし、オーストラリアの砂漠を横断する旅に出る。
道中で出会う人々との交流やトラブルを通じて、”彼女”達はそれぞれが胸に抱える様々な悩み、問題と向き合っていく。

プリシラ
赤茶けた砂漠、青い空、シルバーに輝くドラァグ・クィーン!!

プリシラ
華麗でポップで独特しいコスチュームはオスカーの衣装デザイン賞を受賞しました。

プリシラ
↑の中の人たち・・・に、本物のおばさん交じるの図(笑)

どうも、ちょりっとご無沙汰ざんした。
花粉やホコリのアレルギーで顔の皮がボロボロ剥けて情けないみーすけでござる(泣)
いやん、厚化粧で誤魔化さなくっちゃ!って~事でドラァグ・クウィーンのロード・ムービー「プリシラ」です。
何故今頃??いや、この休みにCSで久々に観たので。これやっぱ好きだわぁ♪

主人公のドラァグ・クウィーンのミッチはワケありの人物から頼まれたカジノでのショーの仕事を断り切れず、かつての職場の先輩であり、今は性転換手術を受け女性として暮らす友人ベルナデットと、同じ職場で働く若いフェリシア=アダムを、シドニーからはるばるアリス・スプリングスまでの旅に誘います。
若い恋人を事故で亡くし傷心のベルナデットは、当初は同行を渋りますが、悲しみを埋めるために参加に同意。
アダムは旅行にノリノリで母親にねだりバスを調達、「プリシラ号」と名付け、ドラァグ・クウィーン達の旅が始まります。

プリシラ
ちょうちょの傘(笑) いるよね~、こんなおばさん。

初見時、とにかく彼らの扮装とオネエな仕草が衝撃的に可笑しくてそこばっかり注目して観てた。
で、何年かして再見したら、彼女達がそれぞれ心に抱えている悩みや傷なんかが深く深く心に響いて、ストーリー知ってるのに感動しちゃったんですよね。
それからも何度も観てるけど、その度にじわじわと響いてくるスルメ映画。
てか、年取ったって事かな(笑)

プリシラ
はっちゃけ過ぎて痛い目に遭うアダム。 ベルナデット姐さんの慰めが優しいわぁ。

シドニーの都会では彼らの扮装や振る舞いは奇異だけれどそれなりに受け入れてもらっている。
けれど都会を離れ保守的な田舎へ来るとあからさまに拒絶されてしまいます。
しかしどんなに叩かれても、「自分」というものに誇りを持ち、負けず、曲げず、ありのままに生きる彼女達の姿は本当に惚れ惚れするほどチャーミング。
ドラァグ・クィーンが主人公だけれど、この映画が言いたい事って、男女の性別なんて関係ない。
自分のパーソナルを大切にして、流されずしっかりと自分を見つめ、大切なものを見つけなさいって事かと。
だから毎回観ているわたしも彼女たちに勇気をもらい、へこたれてらんないぞ!と元気になれる、そんな素敵な映画なんです。

プリシラ
茶色の砂漠、青い空、緑のミッチが踊りまぁす♪

まあ、しかしよくぞここまでの衣装と化粧。
素の状態だとヒューゴもガイもガタイがいいし、鍛え上げた体はナイス!
ガイ・ピアースの上腕二頭筋なんて凄いんだから。脚も綺麗だし、キュッと上がったおちりが可愛い♡

プリシラ

でもやはり、何が凄いってテレンス・スタンプ
彼の演じるベルナデットはどこから見てもおばさん!
何げに髪をかきあげる仕草、歩くときの腕の振り方、柔らかい所作は女性そのもの。
いやはや上手い、上手すぎる~。
テレンスさん、この役のオファーが来た時に、今までに無いキャラクターのため(そうでしょうともよ)受けるかどうかかなり逡巡したとか。
しかしその完璧な女性っぷりの演技はただただ見事です。

プリシラ9
因みにビンの中身はアダムの宝物、アバのう●ちです(笑)

プリシラ
嗚呼、なんて煌びやか~♪ 役者根性見たり!

わざとなのか・・・いや、素だな、ダンスのテンポが若干遅れるベルナデット姐さんが可愛くて(笑)
口パクで踊る彼女達のステージがなんせ豪華で楽しい。
ミュージカル版もあるのが納得な70年代のポップス選曲もツボです。

プリシラ

20年も前の作品なんだと気がついてビックリ。
当時はヒューゴもガイもまだまだ知名度無くて、唯一テレンスのおっちゃんだけしか知らなかった。
かなり豪華な配役でしょう。なんせゾッド将軍とエージェント・スミスとメメントの夢の共演ざんすよ!

プリシラ
いやぁ、やっぱ面長が素敵だってば、ガイ・ピアース。

プリシラ
「マトリックス」を観ながら、本作を思い出して笑いをこらえたのはおそらくわたしだけかも・・・。

プリシラ
これが・・・         →          こうなる(笑)


で、何げにファス田ベン蔵さんも貼っとこうかな。リメイクするなら是非彼を。指が綺麗です♪
プリシラ
うふふ♡
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天邪鬼なので映画の好みも多少偏りありです
毒も吐き、妄想も垂れ流しますが笑って許してくださいませ
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