「複製された男」 脳力試されちゃいました

「複製された男」 (2013) カナダ=スペイン
原題/Enemy
監督/ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演/ジェイク・ギレンホール  メラニー・ロラン  サラ・ガドン  イザベラ・ロッセリーニ


複製された男


大学で歴史講師として働くアダム(ジェイク・ギレンホール)は刺激のない日々に空虚なものを感じていた。
美しいがどこか気まぐれな恋人メアリー(メラニー・ロラン)とも何となくギクシャクしている。
ある日同僚に勧められた映画のDVDを観ていたアダムは、劇中に出てくる俳優が自分とそっくりであることに気づく。
あまりの酷似さに驚愕を通り越し恐怖を感じるアダム。
取り憑かれたように役者の事を調べ、アンソニー(ギレンホール 二役)という本名と自宅まで探りあてる。
我慢できずにアンソニーの自宅に電話したアダムの声を聞き、夫からの電話と間違う妻ヘレン(サラ・ガドン)。
二人は顔だけでなく、声もそっくりだったのだ。
とうとう出会うことになるアダムとアンソニー。
その邂逅は彼らのみならず、ヘレンやメアリーも巻き込み意外な展開をみせるのだった。


複製された男
何となく覇気のない日々を淡々と過ごす歴史講師のアダム 授業の内容も伏線・・・なのかなぁ。


複製された男
アンソニーのプロフィール写真と自分の写真を比べるアダム。 そりゃそっくりでしょうよ、二役だしさ(笑)


ノーベル文学賞作家でポルトガル出身のジョゼ・サラマーゴの小説を 「灼熱の魂」 「プリズナーズ」 と話題作の続くカナダの新鋭 ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が映像化した心理ミステリー。
『”脳力”が試される究極の心理ミステリー』 なんて、挑戦的な宣伝文句にドキドキで鑑賞。
ただ、ちらしのイントロダクションに書かれていた監督のコメント ↓ 

わたしにとって 「複製された男」 は今まででもっともパーソナルな作品だ。  

ん??これと似たようなコメントを監督が発してたトンデモ映画を今年観たぞ~。
そう、今年一番のすっとこカラオケムービー 「オンリー・ゴッド」 !
レフン監督が同じコメントを!! なんかちょっと、やな予感するんだけど・・・。


複製された男
メタファー(?)として度々現れる蜘蛛。  「SF巨大蜘蛛の逆襲」とかって映画ぢゃありませんので。

映画としての掴みはかなりインパクトありです。
冒頭からただならぬ雰囲気の映像が流れて、音楽もかなりホラーっぽい。
ビルだかマンションだかの一室で繰り広げられる、謎なセックス・クラブのようなおどろおどろしい世界感。
大嫌いな蜘蛛が、しかも毛のいっぱい生えたおっきい蜘蛛がどどーーんと出てきて おぞぞぞぞぉ~!
裸のおねえちゃんが部屋をウロウロし、ストリップ小屋さながらのショーが繰り広げられ、おっさんたちと一緒に固唾を飲んで食い入るように見つめる主人公。
指輪がある事でこの人物はアンソニーだと後に分かるんですが・・・。

複製された男
目隠ししてるようでしっかり見てるし! 


複製された男
あんた誰よ!?  あんたこそ誰よ!?  まあまあ・・・

何となく不穏な雰囲気溢れて繰り広げられるストーリーはわりとシンプル。
自分とそっくりの男を見つけた主人公が、謎を知りたくて奔走していく行くうちに、身近な人も影響されてしまう・・・。
それ以外には特に大きな事件なんかは起きないんです。あ、そっくりな人物がいるってだけで結構な事件ですけどね。

もう一人の自分に出会う超常ミステリーな展開に対する答えを、あれこれ挙げてみると

1)双子もしくは兄弟説  
2)分裂症などの頭の病気系
3)ドッペルゲンガーや幽霊など超常現象、オカルト系
4)エイリアンによるアダプト系
5)クローン人間
などなど・・・。

本編の至る所にアイテムやセリフが出てきて、それが答えに繋がるのか?と神経研ぎ澄ましました。
蜘蛛、ブルーベリー、母親の留守電の言葉、アダムの講義の内容、妻のヘレンのちょっとしたセリフ。
それらが物凄く意味深で象徴的。
謎解きモード全開で観てましたが、だんだん実は大した意味が無い気がしてしまった。
要は頭疲れたってことなんですけどね(笑) ストーリーに身を委ねました。
ボンヤリと自分なりの結論を頭に浮かべながら観ていたら・・・。
ばばん!! いきなり衝撃のエンディング!!
「ふはぁぁ?????」  ←マジで口開けちゃったよ


複製された男
「僕のパーソナルな映画なんだよねぇ。」  「うへぇ!?監督ってこんな欲望あんの?」 

そうか、ヴィルヌーヴ監督のパーソナルな映画なのか・・・そう言われちゃうともう何にも言えないス。
しかし、まさかここまでぽ~~んと突き放されるとはね。参りました。
今年で一番、いえ、ここ数年で一番ビックリしたエンディング。 お手上げだよ~。
「オンリー・ゴッド」も参ったけど、あっちは笑えたもん!
エンディングの衝撃に推理も何もすっ飛んじゃいました。
でも悔しいのでね、丸一日色々考えたんですよ。
で、やっぱ分かんなくて降参。 公式ページの監督たちのコメント読んだら・・・。
あれ?わたしの最初の推理、半分以上正解じゃないですか!
でも、でも、あのエンディング、その結論とリンクしないんじゃないですかぁ??? 


複製された男
アランの彼女を演じるメラニー・ロラン、大胆に脱ぎまくってました。 

複製された男
妊娠6ヶ月の妻を演じるサラ・ガドン、こちらも妊婦ヌードを披露。 大きなお腹がホンモノっぽかった。

ぽか~~んとはしたんだけど、映画として嫌い?って聞かれたら嫌い!・・・でないのが悩ましい(笑)
高層ビルが建ち並ぶ無機質なトロントの風景は硬質でヨーロッパぽくて好み。
セピアがかった画面も好きだし、金髪の女性陣の美しさが映画の雰囲気にピッタリはまってました。
不条理やカオスに取り込まれ、もがく主人公と一緒に答えを探すミステリーな展開も嫌いじゃない。

同じように不条理で、大好きな「マルホランド・ドライブ」級になれたかもしれない!
ただ、伏線や意味深なモチーフが無造作に乱雑に散りばめられるだけで、全然回収してくれないまま”あの”エンディングはどうなんでしょう。
好き嫌い、感性の違いで感じ方が違うんでしょうが、わたしの脳力の限界って事かな~、へいへい。
哲学的カオスな文学を映像化すると、あんな感じになるのかな。
サラマーゴの原作を未読なので何とも言えないけど、雰囲気としては不条理ショート・ショートの大家、都筑道夫氏の作品を映像にしたらこんな感じかもしれないなと思いました。


複製された男
相変わらず目周り濃いジェイク。 年々濃さがエスカレートしてるような。 化粧品変えた?(笑)

「プリズナーズ」に続いてヴィルヌーヴと再タッグのギレンホールの演技は間違いなかった。
ちょっと引き気味な講師のアダムと女好きで暴力的な役者のアンソニーの演じ分けはさすが。
邂逅後、お互いが顔も声も後天的な体の傷まで同じだと分かった後に取るそれぞれの行動の違いが面白かったし。
役者アンソニーの「しょ~がね~なコイツ」的行動は男性のエゴそのものって感じ。
それに対して講師のアダムは事態に混乱するのみで、言いなりになってしまう。
この違いも映画の結末にリンクして行くんでしょう、多分・・・。
いかんせん、登場人物が少ないので、途中あまり展開の無いシーンが続いて正直ちょっと間延びした感あり。
上映時間90分と後で気がついて、もっと長い感じしちゃいました。

複製された男
かなり威圧的な母親像のおっさんみたいなイザベラ・ロッセリーニ。  「ブルーベリー食べなさい!」

最初から不条理ミステリーだと分かって観たら、また違う感想になったかもしれません。
とにかくエンディングには正直驚愕したのでね(笑) ぞわわ!って鳥肌立って、夢に見そうで嫌だった。
もう一度観たら更なる発見があるかもしれません。
ご覧になった方はどんな感想持たれたんでしょうか? すっげ~そこ知りたい! そんな映画でした。
これも何年か経ったら、カルト映画入りする・・・のかなぁ?

複製された男
「生命線が途中で切れてますね」   「え?!(汗)」

男性にとって、母親や妻や恋人の束縛って蜘蛛の糸に絡められるように感じるものなんでしょうか?
因みに原作には蜘蛛は出てこないとか。 
やっぱ監督のパーソナル色強い映画なのね~・・・。
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ベネディクト・カンバーバッチ お誕生日企画

缶バッチ
見れば見るほど不思議な顔だ・・・。

本日7月19日は、今や英国男子と言えばこの人、缶バッチことベネディクト・カンバーバッチの38回目のお誕生日です。

わたしはそこまで萌えメロではないんですが、友達がTIMEの輸入版を取り寄せる程のファン。
関連記事のアップをきっと期待してるんぢゃないかなぁ。
と、勝手に気をきかせて、イジリ倒した記事書いて怒らせちゃおうかな(笑)


缶バッチ
「カワウソ顔」と称されるユニークなお顔。 

缶バッチさん、ロンドンで両親共俳優という家庭にお生まれでいらっしゃる。
そして名門パブリックスクール、ハロウ校で王族や特権階級のご子息達に囲まれて青春時代をお過ごし。
ここで演技に開眼。
そこで培われた育ちの良さからくる品格が彼の全身から溢れている・・・との友人談。
うん、確かに品の良さを感じます。
ただ、わたしね、この人のポートレートや媒体写真見て、「素敵♡」って思った事があまり無い。
確かに味のあるお顔ですが、彼って動いて演技してこそ、その不思議な魅力が溢れ出す人だと思う。
あ、でも彼の出演映画ってあまり本数観てないのですが(汗)
なので俳優としてはみーすけ的に、とっても未知数な方なのです。

缶バッチ

日本での人気の火付け役になった「シャーロック」 
やっぱ缶バッチのイメージはこれだね!
NHKで見逃して、ちょっと遅れてCSで観た字幕版、「こ、これは噂に違わず面白いわ!」と夢中に。
うちの母までファンですから!
しかし彼女 「ベネディクト・カンバーバッチ」って未だに言えない、覚えられないみたいです。
「だって名前が長いのよ~」ってことで、缶バッチで通してます(笑)

さてその「シャーロック」、ストーリーの面白さもさることながら、缶バッチ演じる若きシャーロック・ホームズとマーティン・フリーマンのジョン・ワトソンの生み出す友情と信頼の人間関係のストーリーが非常に面白い。
オリジナルにあるブロマンス感をパワーアップさせた演出に、英国男子好きな女性が飛びつくのも分かります。
ミステリーの古典「ホームズ」を原作としてはいますが、カテゴリーとしては「英国男子版推理バディーもの」として捉えた方がピッタリくるかもですね。
お膝元の英国でもBBCで再放送の速報を伝えるとか、お祭り騒ぎにまでなったシーズン3。
謎解きよりも、主演二人の友情物語が熱く描かれていたように思うな。
缶バッチパパ&ママまで出演(笑)
ミステリーよりも、ファンが喜びそうなシャーロックとジョンの萌え萌え部分を中心にしたストーリーが展開。
あ、もちろん面白いことに間違いないですよ。

缶バッチ 缶バッチ
内股♡で何か食ってます。可愛い♡  はいどーもー!シャーロックざんす。


劇場映画で彼の作品って数本しか観てないんですが、何観たかな~と思い起こすと・・・。
「つぐない」 「ブーリン家の姉妹」 「戦火の馬」 「裏切りのサーカス」
最近では「それでも夜は明ける」 と 「8月の家族たち」・・・。
ん~、ガツンと彼の演技力に参った作品はまだありません。
舞台も観てみたかったんですが、これもチャンスが無く逃してますからね。
やっぱり映画でのガツンと言うと、友達がこれ観てハマったという、これこれ↓

缶バッチ
ワシの魅力の底力観んかいワレーー!!


「スター・トレック /イントゥ・ダークネス」!
去年の初夏に日本での彼の人気を決定づけた作品。 この映画での缶バッチの存在感は間違いなく強烈。
そのあまりにカリスマ感溢れる世紀の悪役姿に本国で「英国の至宝」と称されました。
てかさ、この映画 缶バッチの存在感意外あまり語る事が無かったと言うか(毒)

缶バッチ
Now, shall we begin 言うとりましたな。 

あんなに目回りの濃いクリス・パインがすっかり印象薄く、「あ、そう言えば主役はこっちだったか」 って感じ。
うっとりするようなバリトンヴォイスに射ぬくような目力。
鍛えたガチムチ体型から漂いまくる気品と流れるような所作。
哀愁漂う、ダークな魅力が溢れかえり、二時間ちょい 缶バッチ演じるカーンにぐいぐい引っ張られた印象でした。
最近、ほぼ一年振りにCSでやってるのを再見したんですが、初見の時に感じた印象と全く変わらない感想だったので、そういう映画なのでしょう(笑)
アクションや特撮も確かに凄いし、カーク船長の成長譚としても悪くないんでしょうが、終わってみて何が印象に残ってるかって、カーンのセリフ
「Shall we begin」(笑)
カンバーバッチ万歳!な映画でしたよ。

缶バッチ
缶バッチの印象の強さに主演の二人がボンヤリと霞んでおります。


缶バッチ
主要メンバーが束になっても勝てない魅力。 「あいつばっか注目されてズリぃよな!!」


缶バッチ

あ、でもサイモン・ペッグは出てたの覚えてた! 
缶バッチと肩を並べられる存在感あったんのは彼だけだったのか・・・すごいなサイモン(笑)


そんな缶バッチ、ファンの間ではその演技力と引き換えに悪魔にファッションセンスを売り払った男と言われている(笑)
確かに「うあっ・・・?!」って服装が少々目立つ。
盛大に売り払ってしまったのね、と温かい目で見つめてあげましょう。

缶バッチ缶バッチ
何だか理解不能な組み合わせ。  意外とラブ・ハンドルな腹回り。



冬のごみ捨て主婦か!? とTwitterで騒然となった問題の写真(笑)


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しかし、スタイリストが付けば麗しいお姿なのだから、いいのですよ。
なんせ「英国の至宝」なんですのよ、奥さん!


ファッションセンスと言えばうちのファスも悪魔に売っぱらったと言われてますが。
そんなにヒドイかな?

あ・・・。
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田舎の中学生かーー!(笑)
しかしセンスを悪魔に売った見返りに、演技力と立派なお#ん♪$を与えてもらい・・・。
こほん、いや、失礼。ブログにも品格が必要です。自重。


さて、本日は缶バッチさんの不思議な魅力について語ってみました。
ファンの方、楽しんでいただけたでしょうか?え~と、苦情は受け付けません・・・(笑)
2013年公開の『The Fifth Estate』で、ウィキリークスの創始者ジュリアン・アサンジを演じましたが、映画の評判が今一つで、興行成績も振るわなかったとのこと。
でも、それって缶バッチの演技のせいではないと思うんですけどね。
まだ観てないので想像するのみですが、この人の演技力なら間違いないでしょう。
なんせ悪魔にファッションセンスを盛大に売り払って・・・ってもういいか(笑)
動いて喋るとなんとも言えない空気感が溢れる気になる役者なんですよね~。
ガツン!とした演技を楽しみにしてます。

缶バッチ
かわうそくんとおちゃる♡  ぼくね、おちゃると一緒でないと寝られないの~
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「ジゴロ・イン・ニューヨーク」 セクスィ~・タトゥーロ♡

「ジゴロ・イン・ニューヨーク」 (2013)アメリカ
原題/Fading Gigolo
監督/ ジョン・タトゥーロ
出演/ジョン・タトゥーロ  ウディ・アレン  ヴァネッサ・パラディ  シャロン・ストーン  リーヴ・シュレイバー 他


ジゴロ・イン・ニューヨーク


ニューヨーク、ブルックリンで三代続いた本屋を畳むことになってしまった マレー (ウディ・アレン)。
かかり付けの皮膚科の女医パーカー(シャロン・ストーン)にレズビアンの彼女と三人プレイをする男を探していると相談され「一人知っているけど1000ドルかかるよ」とつい口にしてしまう。
彼の頭に浮かんだのは、いい年をして定職にも付かず花屋でバイトする友人のフィオラヴァンテ(ジョン・タトゥーロ)。
「無理だよ、俺はイケメンじゃない。」と尻込みする彼を「お前はセクシーだ。女にモテモテじゃないか」とおだて、軽いノリで男娼ビジネスを始めることになる。
フィオラヴァンテの女性への繊細な心遣いとマレーのポン引きとしての口の巧さが功を奏してなんとビジネスは大繁盛。
そんなある日厳格な宗派の高名なラビの未亡人アヴィガル(ヴァネッサ・パラディ)がセラピー目的でフィオラヴァンテの元を訪れるのだが・・・。


ジゴロ・イン・ニューヨーク
上杉忠弘氏のイラストポスターがオリジナル版より断然ステキで今回の扉絵に使用。

コーエン兄弟等の作品でその鬼才ぶりを発揮している曲者役者ジョン・タトゥーロ。
実は監督・脚本もこなしカンヌでカメラ・ドールもゲットしている多彩な人なんですよね。
今回共演にウディ・アレンを起用しという事で話題の本作を観てきました。
大好きな「ビッグ・リボウスキ」のジーザスがジゴロ役?!マジか?!
ウディ・アレンがポン引き役?これは似合いそう(笑)
色々な意味で期待を高めながらの鑑賞でしたが いやぁ~、楽しかった、ステキだった、好きだわこの映画♪

ジゴロ・イン・ニューヨーク
俺様はやるときはやるんだよ!  おお!ジーザス!ほんまかいな??

ブルックリンで三代続いた本屋のおやじマレー。商売ベタが祟り閉店に追い込まれてしまいます。
この先どうしようか・・・と思っていた矢先、思わぬきっかけで男娼商売を始めることになります。
ジゴロとして白羽の矢を立てたのは仕事を転々とし、定職にも付かず花屋のバイト3日目の友人フィオラヴァンテ。
なぜコイツを?! 観客も本人さえも???状態。
まあ、他に適当な知り合いが居なかったってことだろね(笑)


ジゴロ・イン・ニューヨーク
俺はイケメンぢゃ無いから無理だって!  うん、まあ、確かに・・・苦笑

ジゴロ・イン・ニューヨーク
ジョージ・クルーニーにないセクシーな魅力があると フィオラヴァンテを乗せるマレー  兄貴と比べる??(笑)
 

口が達者なマレーに乗せられて、ジゴロ稼業を始める事になるフィオラヴァンテ。
ダークなスーツを身にまとい自分で活けた花を携え女医を訪れるジーザスフィオラヴァンテが、いや、そうなるだろうなとわかっちゃいたけど、もうスっとしててホントにセクシーなんですよ!!
ゴージャズな女医を演じるシャロン・ストーンがダンスにメロってなって泣きますから!
あのシャロン・ストーンがですよ!(笑)

ジゴロ・イン・ニューヨーク
わたし男を買うのは始めてで緊張してるのよ・・・って姐さん またまたぁ~。

フィオラヴァンテの「女性に細やかな心配りが出来る」という意外な才能が功を奏して、また口の達者なマレーの客引き能力も相まって男娼ビジネスは大繁盛。
冴えない中年男フィオラヴァンテがあっと言う間にイケてるナイスガイに変貌するんですよね。奥様たちメロメロ♡
てか、監督~、自分の欲望を注ぎ込み過ぎてやしませんかぁ?(笑)
ホントにあんた素人ですか?とフィオラヴァンテの前身が気になってしょうがなかったのはわたしだけでしょうか??

ジゴロ・イン・ニューヨーク
百戦錬磨っぽい女を相手に軽やかなステップを披露。 てかあんたホントに元パイプの修理工なの?


ある日セラピーと称してマッサージを受けに来た高名なラビの未亡人アヴィガルと出会うフィオラヴァンテ。
ユダヤ教の中でも厳格な宗派に属する彼女は、6人も子供がいるにも関わらず亡くなった夫にもろくに体を触れられた事が無かったと(!?)泣き出してしまう。
そしてたちまち二人は惹かれあう事になるのですが・・・。
いやいやあのね、子供がいるのに体に触れてないって、それってどういう夫婦生活??
この宗派では女って子供を産む道具扱いって事?とそっちの方が気になってしょうがなかったわたしですが、誰が説明してくんないかな・・・。

ジゴロ・イン・ニューヨーク
プラトニックなデートを重ねる二人。 お花もらうとやっぱり感激するよね~♡すぐに枯れて捨てちゃう事になってもさ(笑)


ジゴロ・イン・ニューヨーク
もごもごと早口で相変わらずなウディ・アレンですが、コメディーセンスが光ってて いやぁ笑わされましたわ。

映画を面白くしている大きな要因はタトゥーロの配役の巧さ。 
まずこの人を起用した事でしょう!14年振りに他人の映画で役者に徹したというウディ・アレン。 
トボけたおっさんポン引きの役がハマってて、彼が何かしたり喋ったりするだけで、そりゃも~可笑しくて可笑しくて。
アレンは自分でキャラや演技の幅が広くないとインタビューでも言ってますが、まあ高名博識な学者とか天才老医師なんて匂いは皆無ですけどね、ふわふわと口も腰もステップも軽いお茶目なおっさん演じさせたらやっぱり上手い。
小粋でチャーミングで憎めない可愛い爺さんですよね。
”マイケル・コルレオーネ”ネタは会場皆さん爆笑。 映画観てる観客だと映画ネタギャグの受けが良くてノリがいいよね。

ジゴロ・イン・ニューヨーク
この年でジゴロの役はちょっとなぁ・・・。   いや、ウディ、お願いしたいのはポン引きの方だってば。


他の共演者ではシャロン・ストーンが実にシャロン・ストーンらしくゴージャスでした。
ケミカルも使ってるでしょうけどね、でも彼女の放つオーラと美しさってホンモノなんだなぁと今回改めて実感。
遊び好きな女医を生き生きと演じていて素敵だわ。
片やヒロイン役のヴァネッサ・パラディーはNGだったよ。ラビのユダヤ人寡婦に見えないって。
喪に服すやつれた未亡人役だからか、頬がげっそりで(元々かな)空きっ歯が気になって、フランスの小悪魔の魅力全く無し。ジョニーのせいでやつれたか? この配役だけは「???」だったなぁ~・・・。

ジゴロ・イン・ニューヨークジゴロ・イン・ニューヨーク
ほほほ!私に対抗するたぁ100年早いわ! げへへ、すんまへん。  


軽妙な会話にお洒落な音楽、美しいニューヨークの風景にちょっと切ない恋。
そして思わず吹き出してしまうコメディーの楽しさ。
大人が笑えるセクシャルなギャグは、ちっとも下品でなく、タトゥーロのセンスが光ります。
口当たりのいいデザートを食べたような、心地よい幸福感に満たされるステキな映画でした。
今更ながらウディ・アレンの魅力にも開眼。
アレンの作品って観たつもりであまり観てないので、これを機会に昔の作品を観直してみようかな。

ジゴロ・イン・ニューヨーク
ジュテームもアモーレも飽きたし、そろそろニューヨークに戻って一本撮ろかいのぉ・・・
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「オール・ユー・ニード・イズ・キル」 100万回 生きたトム

「オール・ユー・ニード・イズ・キル」 (2014)アメリカ
原題/Edge of Tomorrow
監督/ダグ・リーマン
出演/トム・クルーズ エミリー・ブラント ビル・パクストン 他


edge of tomorrow


「ギタイ」と呼ばれるエイリアンの攻撃により壊滅状況になっている近未来の地球。
地球連合防衛軍で広報を担当するウィリアム・ケイジ少佐(トム・クルーズ)は前線での作戦の参加を断り、命令違反から二等兵へと降格処分を受けてしまう。
戦闘未経験ながら最前線へと送られたケイジはあっという間に命を落としてしまう。
ところが死んだと思った瞬間目が覚め、なんと戦地に赴く前日に戻っているのだ。
タイムループに巻き込まれ戦闘の前日から戦死するまでを何度も経験するケイジ。
やがて戦場で知り合った特殊部隊の軍人リタ・ヴラタスキがケイジの秘密を知り叫ぶ。
「目覚めたら私を探しに来て!!」


edge of tomorrow
しょえええ~~(汗) 戦場だけは堪忍しておくんなましぃぃぃ・・・。  ヘタレ炸裂。

edge of tomorrow
フルメタル・ビッチ=リタ  カッコよすぎだってば~♪

edge of tomorrow

秘密を共有する二人は共に闘うことに。  機動スーツの抜け殻感(笑)

桜坂洋のライトノベル小説「All You Need is Kill」を「ボーン・アイデンティティ」のダグ・リーマン監督、トム・クルーズ主演で映画化されたSFアクション。
原作が英語題名だけど、ダサいのか何なのか軽く変更されてますが(笑)

わたしスター☆トム・クルーズって好きとか嫌いとか関係無くホント興味無いんですよね。
最後に彼の映画をお金出して劇場で観たのがいつか思い出せないほど。
「マグノリア」かな?多分・・・。
今回共演のエミリー・ブラントが観たくて、TOHOシネマクラブの貯まったポイントがあったので観てやるかと上から目線で観たんですか。←タダかよ!!(笑)
うん、普通でした。
SFで言うところの「ループ物」「パラレル・ワールド」っつうのかな?
主人公のケイジはある理由で死んでも死んでも同じ日を一からやり直す能力を身に付けてしまう。
そのためギタイに殺されてもまた戦闘前日に戻ってやり直す。
ロール・プレイングゲームさながらのりロード、繰り返しの連続。

edge of tomorrow

もともと広報を担当しているケイジは実戦経験が全く無い。
それなのにいきなり前線へ送られたもんだからそりゃも~あっという間に殺されてしまう。
ところが、わーーーー!殺されたーーー!
ってなったのにはっと目が覚めると戦場へ出向く一日前の状況で目が覚めるわけです。
なんじゃこりゃ??
トムもわたしも混乱。
何回も何回も何回も 闘う→死ぬ→生き返る→闘う→死ぬ→生き返る→・・・・以下繰り返し何十回
死んでもリロードして生き返るのが分かっているのでね、あんまり緊迫感ないんだよなぁ。
でもそのロープレゲーム感がこの映画の面白さなのね。

edge of tomorrow
ぬおおぉぉ!! トムちん今回もスタントいらずでご自分で頑張っております。

最初は超へっぴり腰で、重い起動スーツでへこへこ歩いてるトムが笑えた。
カッコよくないへたれなトムなんてそうそう観る事ないし、かなり新鮮です。
そんなヘタレキャラなケイジも何十回、いや下手したら100回も200回も同じ経験を繰り返すのでどんどんスキルアップしていきます。
当初は戦場初体験で、ド素人だったケイジは経験を積み(記憶だけの経験だけどさ)だんだんと戦士として強くなっていきます。
で、後半はやっぱりイーサン・ハント化するのはお約束。
スターだもんね。そりゃそうでしょうともよ。

edge of tomorrow
エイリアンの「ギタイ」はデロンチョ~って感じで気味悪いんだけど・・・。

地球を襲うエイリアンがあんまり存在感無く感じちゃったんだよね。
デロデロドロドロしてておぞぞぞ~な外見ながら、
「まあ、襲われて死んでも生き返れるし」感が頭をよぎってイマイチ緊迫感を持続できないというか・・・。
いや、おー面白いなぁって観てるんですよ。ただイマイチ響いてこないというか。
ん~~、SFアクションってカテゴリーにわたしが乗り切れなかったのかなぁ。


edge of tomorrow
わたしが欲しければ強くなりなさい!  てなキャラのリタ。 カッコいい~~♪

今回何が一番ツボだったかと言うと 彼女エミリー・ブラントです!
もう「戦場の女神=フルメタル・ビッチ」のリタ・ブラタスキを演じる彼女がカッコいい!
実はケイジと同じループの体験をしていた彼女が映画の中で大きな役割を果たします。
ケイジが地球の平和より、彼女をなんとか生かすことの方に一生懸命 邁進するのもうなずける。

エミリー・ブラント、「プラダを着た悪魔」、「砂漠でサーモンフィッシング」他、クラシカルなイメージからイマドキなお姉さんとか、出る映画によってそのイメージが全然違ってて個人的に好きなんですよね。
今回彼女の男前ながら、繊細な魅力溢れるキャラがイマイチだったらつまんね~映画になってたと思うなぁ。
スキルアップに頑張るトムちんを「はい、死になさい!」って撃ち殺しちゃいますからね(笑)
いや、ハンサム・ウーマンです! 惚れるわ~。男優も女優もやっぱ英国産はええの~~。

edge of tomorrow
ガタガタぬかしとったら撃ち殺すど!! 、闘って死ねや!!

鑑賞中はなかなか楽しめたんだけど、2~3日経ったら「あれ?そう言えば観たよな・・・」って印象が薄くなってて。
心にあんまり残らなかったなぁ。
いや、でもトム・クルーズの映画なんで大外れはありません。
スターながら、一日で大阪、福岡、東京と弾丸プロモーションしてくれるトムちんのプレゼンは貴重です。
この人の仕事熱心さには正直頭が下がります。
って映画褒めてね~し(笑)
いや、まあ、普通に楽しめる娯楽SFアクションでした。
上映後、近くに座ってた女子高生が「え?分からん、全部夢やったって事??」って友達に聞いてた・・・。

いや、それ映画が違うがな!!

edge of tomorrow
それ、「バニラ・スカイ」やがな!!!


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2014年 上半期を振り返っちゃおうかな

参った、もう一年の半分が終わっちゃったぢゃあ~りませんか!!
時の過ぎるのが早すぎる・・・。
忙しくても晴れても雨でも寒くても暑くても、時間作って趣味の映画鑑賞にいそしみ、毎回自分勝手な感想を垂れ流してるわけですが、ちょいと上半期を振り返ってみようかなと。みーすけ版2014年上半期、劇場のみの鑑賞作品ベストです。
38作品の中から心に残ってる作品を挙げてみますと・・・。

1.「X-MEN FP」
2014上半期
ファスとヴォイ先生 この二人の共演作をどれほど待った事か!! とにかくみんなに観て欲しい~!!

「X-MEN FP」を入れないわけにはいきませぬ!
5月末から寝ても覚めてもファスのエリックが頭の中をぐるんぐるんして(笑)
映画として完成度が高くて、期待が大きい分どんなもんか不安だった気持ちを吹き飛ばしてくれた。
ハリウッドならではの豪華さにしびれまくって軽くBlu-rayの新作2本は買えるコストをかけて観まくったよ。
多分上映してる間にもう1回観る・・・。

2014上半期
もう1回??  10回観なはれ!!


2.「MUD」
2014上半期
マコノヒー野グソするの図。 嘘。 

「MUD」は恐らく オールタイムベスト入りする作品ではないでしょうか。
観てから5ヶ月経ってもまだ心にしっかりとその感動が息づいているし。これは今年の至極の一作ではないかな。
「ダラス・バイヤーズクラブ」でオスカーゲットしたマコノヒー。
低迷していたのが嘘のように演技派としての道を爆走してますね。
でも映画としてはこちらが断然好き!!
エンディングの広い広い海の光景を思い出すと、またもや感動で胸がいっぱいになります。


3.LIFE !
LIFE !
「LIFE」のこの表紙!! 演出上手すぎるぞ ベン・スティラー。 泣けた~~。

「LIFE !」もオールタイムベスト入り候補です。
ベン・スティラーの映画のくせに(笑)あんなに感動できるなんて・・・。
寒くて凹み気味だったダウナーみーすけのツボにグッとハマって元気になれました。
ありがとうベン!
音楽の使い方もドハマりした原因かな。
BOWIEさんの 「Space Oddity」 と共にウォルターがヘリに飛び乗るシーンは今年一の名場面かも。
もうすぐDVD出るし、これは買うな~。


4.「おとなの恋には嘘がある」
2014上半期
このシーンの影響? 劇場で基本飲食しなかったわたしが、最近ポップコーンを買う回数が増えてるわぁ。

「おとなの恋には嘘がある」はギャンドルちゃんファンとしては外せない。
大人の恋愛観をリアルに描いていて、ドキリとした部分もあって、彼のファンならずとも観て損はなし!!
かなり完成度の高い恋愛映画でした。
そして何と言ってもギャンドルちゃんの温かなキャラクターがナイス過ぎて~♡
実際にはこんないい男いないぞ!!です。
惚れなおしたよ。
3回観て、DVDも予約済みだぞ。9月の発売が待ち遠しい~♪

2014上半期
在りし日のギャンドルちゃん。 愛犬とお散歩中♪


5.「あなたを抱きしめる日まで」
2014年上半期
左がフィロミナご本人。  ジュディ・デンチの魅力がたっぷりと溢れた映画でしたわ。

年寄り枠から食い込んできたのが「あなたを抱きしめる日まで」
アイルランドの残酷な修道院の実態を赤裸々に描きながらも、映画の口当たりはとても爽やか(泣いたけどさ)
演出と脚本の巧みさに加えなんと言ってもジュディ・デンチの演技にやられました。
舞台となったアイルランドで映画を地でいくような大勢の幼児の遺体が発見された事件も記憶に新しいところ。
宗教というものの恐ろしさ、残酷さも描きながら、それでも敬虔な信者であり続けるフィロミナの強さに感動。
何より母と息子の愛の深さに号泣。
こうやって文章書いててもまたウルウルしてきた・・・。


6.「ブルージャスミン」
2014年上半期
がちょ~~~ん!(笑)  わ、脇汗がぁぁぁ!!! あせワキパット使っておくれよ。
 
ケイト姐さん、セレブの頂点から転落をまさかの薄いすっぴん晒しての名演技。
もうあの脇汗が!脇汗万歳!!オスカー受賞の大きな要因だよ。
何よりその脇汗を演出したウディ・アレンに感服でした。

以上、上位作品は順番は付けづらいですね。好きで好きで観た回数が多いのを上に持ってきました。
あと印象深いのを数作・・・


「her」
2014年上半期
スパイク・ジョーンズの語り口の暖かさと超近未来の摩天楼と夕日と朝日にヤラレタ~。
スカ子の声の演技の巧みさもグッド。ホアキンの優しい演技は久しぶりな印象でした。

「それでも夜は明ける」
辛い 重い 凹む。 でも観てしまう。 そしてやっぱりあなたが好き♡
fc2_2014-06-30_23-37-23-010.jpg   寝る!!



「All is Lost」 「プリズナーズ」 「ドン・ジョン」や「グランド・ブダペスト・ホテル」も良かった~。
色々観ましたが、観賞直後にズキンとキテても、しばらくしたら強い印象がどこぞへ消えてたり。
映画ノート(ブログのために散文つけてるんです)チェックしたら観たのを忘れてる作品もあり。
でも総括するとかなりアベレージの高い作品が多かったような気がしますね。
わたしって、基本的に鑑賞後暖かい感動に浸れたり、楽しい印象の作品が好きみたいだな。
何年か前は考えさせられる重い映画を好んで観ていた時期もありましたが、ここ数年は癒される映画の方がいいみたい。

さてと、7月に入って話題作もまた続々と公開が続きます。
ああああ~~、仕事忙しいけど、寝る間を惜しんで映画観るわぁぁ!
皆さんの上半期ベストはなんでしょうかね?
皆んな洋画観ようね!!
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テーマ : 映画館で観た映画
ジャンル : 映画

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天邪鬼なので映画の好みも多少偏りありです
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