『6才のボクが、大人になるまで。』  家族を見つめて12年

『6才のボクが、大人になるまで。』(2014)アメリカ
原題/Boyhood
監督/リチャード・リンクレイター
出演/イーサン・ホーク  パトリシア・アークエット  エラー・コルトレーン  ローレライ・リンクレイター


Boyhood


メイソンJr.(エラー・コルトレーン)は6才。
父母の離婚後、姉サマンサ(ローレライ・リンクレイター)とともに母親オリヴィア(パトリシア・アークエット)に引き取られ暮らしている。
父親 メイソン・シニア(イーサン・ホーク)はアラスカに旅に出ていて1年以上会っていない。
ある日母オリヴィアは、祖母が住むヒューストンに引っ越すと言い出す。
大学に通い、教師への道に挑戦するというのだ。
やがてオリヴィアは大学で離婚歴のある2人の子持ち、ウェルブロック教授(マルコ・ペレッラ)と出会い付き合いはじめる。
そして再婚。
メイソンの新しい家族との生活が始まるのだが・・・。.


Boyhood
引っ越しなんかイヤ! ママなんか大嫌い! お姉ちゃんは反抗期


Boyhood
6才のボクが → →  15~6才の頃かな?

6才の少年メイソンJr.が大学入学するまでの成長と家族の変節をキャストを変えずに12年間カメラに映して話題の本作。
今年のゴールデン・グローブ賞 ドラマ部門の作品賞、監督賞、助演女優賞を獲得しています。
これね、ものッ凄く普通のふっつーーーっの家族劇なんです。
あ、家族的にはいろいろありますよ? 
メイソンの両親は離婚してて、ママは引っ越して大学に通う決意をし、パパはアラスカに旅行に行ってて(らしい)長い事会ってない。
引っ越したら当然学校も変るし、環境も変わる。
新しい出会いがあり、友達も変わり、ママは再婚して新しいパパと義理の弟妹兄姉ができる。
実のパパとも隔週であって交流を続け、義理のパパはお酒を飲んで暴れるようになって・・・


boyhood
12年も経つと、ビジュアル変るよなー


・・・と、言う感じな 難あり家族の日常が主人公メイソンの目を通して淡々と語られる映画。
昨年のサンダンス映画際で大絶賛。
今回の賞レースでもあっちこっちの映画際でノミネートや受賞をしています。
・・・正直、どうなんでしょうか?
映画の手法として12年間ドキュメンタリーのようにキャストを変えないで撮影する。
まずそれは凄いですよね。 役者の成長に合わせて脚本もかわるだろうし、その辺り監督の采配全てにかかってる。
観客はゆっくりと流れる家族の変節に自分の家族の事を重ねて観たりするから心に沁みる。
それは分かる。 すっげー分かる。

ただね・・・  爆弾投下してよろしいか?
みーすけさぁ、ぶっちゃけ途中眠かったんだわー。
さーせん身も蓋も無くて。

確かにママの恋愛下手のせいで子供たちも苦労して紆余曲折ある。
そこを深く突っ込んで描かない、いつものリンクレイター風味な描き方。
嫌いではないけど、眠い時うざい『ビフォア~三部作』 をちょっと彷彿と・・・。
隣のおば様は 豪快にいびきをかいていらっしゃいました。 とほほ・・・。


Boyhood
小さな男の子がどんどん大きくなるのは観ていて楽しい♪

Boyhood
頑張って自立するママだけど、 男選びが超残念


G・G助演女優賞を見事にゲットしたママ、オリヴィアを演じるパトリシア・アークエットはいいね。
22~3歳で妊娠してしまい青春なんて無かったと愚痴りながらも、大学に通い自分と子供のために頑張ります。
ただ、男選びに難あり~な残念ママ。
後半、高校卒業したメイソンに感情をぶつけるシーン。 
自分の望みや要求を犠牲にしても子供を愛して生活してきたオリヴィア。
独りになってホッとする反面、急に感じる孤独感に戸惑う彼女の気持ちが切なく、愛しかった。
母の愛って深くて大きいなぁ。 ありがたいありがたい・・・。


Boyhood
取り残される孤独感にちょいパニくるヴィクトリア。  パトリシア姐さんも老けたな~。


わたしアークエットの声や優しげな話し方が好きなんですよね。 とってもキュートでしょ?
ドラマほぼ観ないけど、彼女の『ミディアム』は観てたな。
最初から立派系でしたが、シーズン進むたびにどんどん体が膨れるなーおい、と思ってた。
ええ、映画でもしっかりと12年間の変化をば・・・


boyhood4腰パン
ギリ 腰パンできた12年前

Boyhood
顔がすっとしてて可愛いので分かりにくいけど迫力の二の腕とおっぱい


Boyhood
ま、演技には関係ないですからねー  どすこい!!


ちょっとねみぃーぞって、隣のおばちゃん起きてよ、って思ってたんだけど・・・。
中盤以降、メイソンが中学生ぐらいになると、だんだん引き込まれだしたんですよね。
子供のメイソンの考えは漠然としてるけど、思春期のメイソンの感情が想像できてちゃんと響くからかな。
12年と一口に言っても少年が青年になる12年って大きいですよね。
自分的には多分12年前と今ってほとんど変わらないんだよな(ビジュアルの話はや~め~て~)
頭ン中なーんも変わってないし、なんなら劣化してるだけで。
大学の頃の漠然とした将来もボンヤリとしか想像出来なかった頃を思い出して、ちょっぴり感傷にも似た感情が起こっっちゃいました。


Boyhood
メイソンの前には 何処へ続くかわからない無数の道があるのね・・・


学生の頃って、楽しいけどふんわりとした不安があった。
でも全く現実的でなく、ちゃんと想像する事ができなかった将来。
メイソンの前には何処までも続く道が広がる。 何処へ向かうのか本人も分からない。
でも選択肢は無数にある。
ラストの美しい風景の中で、ちょっと照れてるメイソンの笑みが可愛らしく清々しい。
そして 羨ましくなりました。 じんわり。
自分でも まだまだ目標を持って前に進む事はできるかも・・・って思えました。
で、結果的に じんわりと心に響く 優しく温かい いい映画でした。
あ、褒めてるじゃん。 そうよ、好きよ。


Boyhood
だいじょぶ! 失恋しても 次にまた可愛い女の子が出てくるでしょ?


ま~しかし、少年が青年になる12年ってビジュアルもそーとー変るよね!
オーディションって、親や親せきの顔も見てどんなふうに成長するか想像してキャスティングするのかな?
だってどんな風に成長するか、はっきり言って博打でしょう?

で、エラー君の変節ってさぁ・・・

Boyhood


途中から あれ?若干残念方向に・・・ゲフン! ゴホン!!
大丈夫! ハー●ー・ジョエル・ほにゃらら君よりは全然セーフです!
てか、、最後ベン・ウィショー化しとるがな。


本物のウィショー氏↓

Boyhood
ボク ほんもの。

Boyhood
パトリシア 「あれ?ベン・ウィショー?」


あと、お姉ちゃんを演じてたローレライ・リンクレイターは監督の実の娘。
ちょっと間違った方向に成長してるような気がするのはわたしだけか???


Boyhood
リンクレイター監督 娘の方向性の監修が必要でわ・・・?


成長と言えばリンクレイター組の彼、イーサン・ホーク。
親になるには早すぎる年齢でデキ婚したパパは、子供を愛しながらも家庭人として生活する事ができない。
そんなふらふらしたパパをイーさんがいい感じに演じてました。


Boyhood
パパと喋って!!  ってダダこねてます。


だんだんと親として、社会人として成長するパパ。
再婚して、子供ができて、変らず『家族』として付かず離れず子供と寄り添うパパ。
Tシャツを脱ぎ、スーツを着て、クラシック・カーをミニバンに乗り換え ちょっとラブハンドルなお肉をつけたパパ。
早すぎたために上手くいかなかったパパとママの結婚生活がちょっと悲しいな。


Boyhood
イーさん、 イー感じに歳を重ねてるなと


人として成長していくパパと青年へと成長するメイソンの両方を見ながら、自分が20歳前後だった頃の事がちらちらと頭に浮かびまくりました。
同時にイーさんの過去作、『リアリティ・バイツ』 が頭に浮かぶ!
これ、あのベン・スティラーの初期監督作だぜ!忘れてたわ。
甘っちょろい、青いぜ、と言われようがなんだろうが わたしこの映画が大好きなんですよねー。
頭いいのに、大学を卒業しても自分のしたい事が見つからずふらふらしてるイーさんがぴかぴかしてる。


Boyhood
おおおぉぉぉ・・・ 初々しい♡ 

なんて二人とも可愛いの!!  可愛いは正義!!
見よ!このウィノナ・ライダーの 「もうなんも言えねーー!」 な可愛いさ。
大好きだったよウィノナ ←過去形なのが悲しい

『リアリティ・バイツ』 猛烈に観たくなってきたな。 
ツタヤ行こう。借りよう。ウィノナ観よう!

Boyhood
うへぇ!
このころのウィノナって マジ可愛い超絶可愛い ひょっとして天使かも。
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『ジャッジ 裁かれる判事』  ダブル・ロバート あざとくとも嗚咽

『ジャッジ 裁かれる判事』 (2014)アメリカ
原題/The Judge
監督/デイヴィッド・ドブキン
出演/ロバート・ダウニー・Jr  ロバート・デュヴァル  ヴェラ・ファーミガ       ヴィンセント・ドノフリオ ビリー・ボブ・ソーントン 他


The Judge



"金で動くやり手弁護士"として名を馳せるハンク・パーマー(ロバート・ダウニー・Jr.)は一流法科大学を首席で卒業しながらも、その才能を金持ち相手のを強引な無罪判決を得る事に使う強欲弁護士として知られていた。
忙しい弁護士生活のため、妻に浮気され結婚生活も破綻直前なハンク。
そんなある日、母急逝の連絡を受け、父 ジョゼフ(ロバート・デュヴァル)が判事として働く故郷へ帰省する。
絶縁状態だった暫くぶりの親子の邂逅は、穏やかとは言い難いものだった。
そんな時、ジョセフが、殺人事件の容疑者として逮捕されてしまう。
人々から絶大な信頼を寄せられる判事として法廷で42年間も正義を貫いた父。
衝突しながらも無罪を信じ弁護を引き受けるハンクだったが、次々とジョゼフに不利な証拠が浮上するのだった・・・。


The Judge
母の葬式での久々の再会もハグ無し握手のみの断絶感 辛ス!



The Judge
判事と被害者の過去の事件が大きな殺人動機に?!  そんな事より空が蒼いぞ・・・


The Judge
久々に "ヒゲの無い"ダウ兄  安定の演技だわ♡


2015年の劇場初め作品は、大好きなダウ兄ことロバート・ダウニー・Jr.主演の本作となりました。
んふふふーー。
観賞後トイレ駆け込んで、真っ赤に泣き腫らしたウサギ眼だったわたし。
はい、まんまと泣かされた。 えーえー単純ですともさ。
あざとくっても、なんでも、役者の演技が奮いつきたくなるほど素晴らしく、しかも親子の絆なんて題材に弱いみーすけ。
見事ヤられました はい。


The Judge
事件当夜の行動に齟齬があるのはなぜか???  言え親父!  言わん!!


絶縁状態の判事である父親にかかった殺人容疑を、息子が弁護する法廷サスペンス。
法廷サスペンスとして宣伝されてますが、ホントのメインテーマは親子と家族の絆の再生ドラマです。
でも法廷劇としても、ある事情で事件の詳細を言わないジョゼフをなんとか無罪にしようと奔走する息子ハンクの弁護シーンは手に汗握ります。
ただ物語の大半を割いて描かれるのは、20年も前にある事がきっかけで壊れてしまった父と息子の関係。
これが丁寧に描かれていて、役者の極上の演技も手伝い素晴らしい家族再生のドラマに仕上がっていました。


The Judge
「ワシの安定の演技は 当たり前って事で」  おみそれしました・・・ 


何といっても 殺人事件の容疑者になる判事を演じたロバート・デュヴァルの演技がすんばらしーんだから。
前回の記事にも書いたけど、80歳を超える年齢を感じさせない熱のある演技で、彼が出るだけで映画が締まるってやっぱりすごいですよね。オスカーノミネート納得です。
42年間、法に忠実であれと地元で働き町の人々の信頼も厚い判事。
頑固で子供との接し方にも柔らかみがなく、息子たちが父親を「判事(Judge)」と呼ぶ事で、その関係性が垣間見えるという上手い演出。
しかし厳しいだけでなく、子供たちが幼いころは彼らを抱き上げ、ハグして、一緒に遊ぶ柔らかい父親の面を覗かす昔の8ミリ映像をちゃんと見せる演出が泣かせる~。
決して愛情が無いなんて事はないんだよってちゃんとこちらに提示して、では何故フランクは父と決別してしまったのか?
ってのがミステリー要素になって楽しめるんだよねー。


The Judge
何故決別したか? それは言えないあしからず・・・


ちょっとネタばれだけど、病んだジョゼフの姿に衝撃を受けるシーンがあるんです。
正直もぉぉぉ、堪んなかった!
涙腺ダイレクトにキちゃってイキナリの嗚咽が止められず。
親が病気のシチュってあざとい! でも~ロバート・デュヴァルが上手過ぎて・・・。
降参。 泣かされてもしょーがねーわ、あれわ!!
父ジョゼフが被害者である殺人犯をなぜ軽い刑で釈放したのか?
その経緯が分かる最終証言でのデュヴァルさんの父性愛溢れる演技が、あーもー堪らん!
ダウ兄の弁論も素晴らしくって親子の隠された心情に涙腺崩壊だった。
泣き過ぎ? だって個人的にこーゆー題材に弱いんだからしょーがないんだもん。



娘を溺愛してるオトーサンを演じてて和むわダウ兄♪



共演者も演技達者がしっかり脇を抑えてます。

え~と、まずハンクの学生時代の元カノにヴェラ・ファーミガ。

The Judge
お色気担当 うっふん


学生時代の元カノは シングル・マザーでしっかり生きてる。
昔のようにちょっかい出そうとするけど、おいおい、親父の裁判優先しよーぜハンク!
安定のヴェラ姐さんです。
娘の父親に関する事実がけっこー笑えた


The Judge
久しぶり!のビリー・ボブ  意外とあっさりキャラ

映画で観たのが久しぶりな印象のビリー・ボブ・ソーントン。
法に公正であれという信念を持つやり手の検事を演じてたビリー・ボブ。
法廷メインの映画ならもすこしそのアクの強いキャラを前面に出せたろうけど、そこを掘ると映画のテーマ変っちゃうのでね。 意外とあっさりめな役どころでした。


The Judge
パーマー家の三兄弟 


個人的にはヴィンセント・ドノフリオ演じる兄グレンのキャラが良かったわー。
グレンは学生の頃、大リーグでやっていける程の素晴らしい実力を持った選手だったのだけど、"ある事故"がきっかけで肩を痛め選手生命を終わらせなければならなかった。
その事故が この家族に亀裂が入る大きな原因となっているんですが、それは観てのお楽しみ。
野球を諦め、頭のゆっくりした弟を支え地元で自動車修理工として働くお兄ちゃんグレンは、もしかしたらハンクに対して色々思うところもあったかもしれない。
でも二人が、がっしりとハグする兄弟愛に涙腺ゆるゆるだよもーー!
『フルメタル・ジャケット』 の "元・頬笑みブタ"  やっぱやるよね!


The Judge
頬笑みブタはやーめーてー・・・


・・・・さてダウ兄。 そう主演はダウ兄です!
久々にヒゲも無く "キャラ"入ってないダウ兄の演技はやっぱり上手いなクソ!でした。


The Judge
「 Year!!」 ここ若干 トニー・スターク 入ってるけどね!


『アイアンマン』 や 『シャーロック・ホームズ』 でダウ兄を知ったヤングは知らないかもだけど。
昔ダウ兄は・・・

じゃーーーーん!! アイドルかよ?!


ダウ兄お目め きらきら☆☆


やんちゃな頃のダウ兄かわいいかわいいかわいい♡
今まであんまりダウ兄に関してコメントしてこなかったんだけど、実はみーすけは昔からダウ兄の大ファンです。
あ、ファスは別格ってことでよろしく。 彼はもう殿堂っちゅーか、ファンとか超えてるんで・・・ってうるさいって? はい、すんません。

・・・んで、ダウ兄。
『チャーリー』や『愛が微笑むとき』で気になって、追っかけで『レス・ザン・ゼロ』観てその演技力に痺れたっつーね。
『オンリー・ユー』が好きすぎて3回観にいったのは懐かしい思い出でござる。
この人のドラッグによる出たり入ったりは周知の事だけれど、ドラマ 『アリー・マイラブ』 を途中降板してリハビリ施設入った時は 正直もう戻ってこれなかも・・・って思った。
ところがね~~、カムバックすんだよな!!
メル・ギブソンが、かなり助けてあげたらしいですね。ダウ兄、最近のメルギブ助けてあげて。

『ワンダー・ボーイズ』 『キスキス・バンバン』 『ゾディアック』『グッドナイト&グッドラック』なんかで印象的な脇役をこなしてーの。
で、自らのメソッドアクトをパロった『トロピック・サンダー』でオスカーノミネートされた時はほんとに嬉しかった♡
ダウ兄自らの波乱万丈な人生とキャラを買われての『アイアンマン』での復活は記憶に新しい所です。
やっぱ2005年に再婚した プロデューサーの奥様 スーザン・ダウニーさんの功績が大きいのかなと思うわ。
本作も嫁プロデュースですからね!


The Judge
亀の甲より 内助の功   『実録 アメリカン・あげまん』 


まあ、ダウ兄の事はまた別の機会に特集でもしよっかな~ 需要なくてもさ!
だってこちら非営利超個人経営ブログですから!


ありがちなストーリーとかってアメリカではあんまり評価思わしくないらしいんだけど、わたしは好きだわー。
役者の演技で納得できる映画ってやはりいーです。
じーさんの方のロバートさん、オスカーの助演男優賞にノミネートされてるので、授賞式前に観てほしいなぁ。



元アイドルも今やおじさん。
でも超チャーミングなおじさんなのです!
せっかくドラッグから脱却できたんだから、頼むから薬二度と手を出さないでね!プリーズと!
嫁!管理ヨロシクです!



The Judge
題 : 『ハイビスカスとおじさん』
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ジャンル : 映画

tag : ロバート・ダウニー・Jr

さくっと 第87回アカデミー賞 ノミネーション

きたきたきたきたきたーーーーー!!!

第87回アカデミー賞

きた!!! 全ての映画ファンが楽しみに待つ(だよね?!)アカデミー賞がやってきます。
現地時間1月15日に、第87回アカデミー賞の 飲み・・・違う、ノミネーションが発表されました!
ノミネーションのプレゼンターが 「なんで あんた?」 なクリス・パインだったことは50メートルぐらい向こうに置いといて・・・。

第87回アカデミー賞
なぜクリス・パイン? と思うのはわたしだけ? あ、うん、そーか、はい。

ところで本編のプレゼンターは 『ゴーン・ガール』 で色んな意味で "昇天" していたニール・パトリック・ハリスです。

第87回アカデミー賞
色々と "ザ・昇天!!” なハリス氏  ドラマ「天才ドギー・ハウザー」観てたわー。

ところで、ぶっちゃけ今年のオスカーは全く予想ができません!
言いきっちゃうもんね。 予想とかしません、できません。
なぜなら、ほとんどの作品が受賞式後の日本公開だから!

てゆ~か、映画業界いい加減にせぇよと俺は言いたい!
うん、確かに今の日本って洋画離れしてる。それは肌で感じる。
洋画の興行収入って邦画の2時間ドラマ映画とかに負けてんだよね。 そんな時代なのかと悲しい。
で、配給会社は苦肉の策として、授賞式後の公開の方が話題性で興行収入が上がるのかもしれん(確証ないけど)という戦法でやたらと3月以降に公開を設定するんですよね。 だよね?間違ってたら優しくスルーして。
でもね、映画観てるか未見かでセレモニーのわくわく感が違うのよ!!
って映画ファンはみんなそう思ってるはず。
もっとそーゆー映画ファンを大事にしないとますます洋画離れが進むぞ 配給会社。


・・・・っふ・・・文句は言うまい。 ←言ってるし
昨年は ほぼノミネーション作品観てたので超盛り上がったアカデミー賞だったわ。
今年はスイッチがイマイチ入らないにゃ~、それでも楽しみアカデミー賞!
でわ! 予想はできないけど、以下今年のノミネート詳細です!

まずはどっどーーーーっんと

☆作品賞☆

第87回アカデミー賞

『アメリカン・スナイパー』
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
『6才のボクが、大人になるまで。』
『グランド・ブダペスト・ホテル』
『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』
『Selma (原題)』
『博士と彼女のセオリー』
『セッション』

って、今の時点で観てるの『グランド・ブダペスト・ホテル』だけだな。
面白かったなぁ~、でも2014年のマイTOP10にかすりもしなかったな(笑)
これは単に個人的嗜好、趣味も問題で、ウェス・アンダーソン監督のある意味集大成的作品だったと思います。
個人的にはウィレム・デフォーのノスフェラトゥ感とレイフ・ファインズのコメディセンスがツボだった。
あと、エイドリアン・ブロディの曲がった鼻が夢に出てきた・・・怖かった。

クリント・イーストウッドの 『アメリカン・スナイパー』 が 2月21日公開なのでギリギリ観れますね。
イーストウッドって間違いない! って日本で絶大なる信頼感あるでしょ。でも実はみーすけここ最近のイーストウッドってイマイチつまんねぇ。
どきゅん!キたーー!って作品は『ミスティック・リバー』と『ミリオンダラー・ベイビー』で、正直ここ10年で好きだったのって『グラン・トリノ』ぐらいかな。 もちろん及第点はちゃんとあるんだけど、正直そこまでぎゃあぎゃあ言うほどでわないっつーか・・・あ、スナイパーに撃たれる? しょーがねーな。

『6才のボクが、大人になるまで。』は頑張って今週末までに観る予定です。
12年かけて少年の成長と家族の変節を描くって・・・。
リチャード・リンクレイター監督は『ビフォア~三部作』であるカップルの一日を出会い、再会、その後という時の流れで描いていて、その手法を進化させた作品って感じですね。
『ビフォア~三部作』って嫌いでないけど、途中の二人の会話がかなりどーでも良くて、疲れてる時に観たらイライラした経験ありですが、『6ボク』は楽しみです。 また観たらレビューします。

デキ婚約でるんるん♪なベニーちゃん主演の 『イミテーション・ゲーム~』 ぐらいは2月中に公開してほしかったな。 彼は今の日本で一番ノリノリな英国人なんだから、なにも引っ張ってオスカー後に公開設定しなくてもな。
どんどん公開日遅れてたさし、もう!

みーすけが大好きなホーキング博士の半生を描いた『博士と彼女のセオリー』も楽しみだし、J・K・シモンズがG・Gで助演男優賞ゲットした『セッション』もちゃんと公開されるようで良かった♪
アカデミー賞が好きそうな題材キング牧師を描いた『Selma (原題)』のみ公開日未定ですね。
で、どれを一番期待してるかっつーと、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が手掛けた『バードマン~ 』 が観たい!とにかく早く観たい!
予告や映画紹介で観た映像の流れるようなカメラワークやマイケル・キートンの雰囲気にすでにタダものならぬ「みーすけ好き好き!」オーラを感じてます。
 
次! ☆主演男優賞☆

第87回アカデミー賞


スティーヴ・カレル 『フォックスキャッチャー』
ブラッドリー・クーパー 『アメリカン・スナイパー』
ベネディクト・カンバーバッチ 『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』
マイケル・キートン 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
エディ・レッドメイン 『博士と彼女のセオリー』

コメディがメインだったスティーヴ・カレルの悪役が超楽しみだわ。
てか、これは可愛い可愛いわたしのチャニング♡が出るのでね。 公開が待ちきれない♪

第87回アカデミー賞
実際の殺人事件の犯人を演じるカレル氏と殺され役の可愛い可愛いチャニング♪


なにげに3年連続のノミネートのブラッドリー・クーパー。 凄いね、酔っ払い続けた甲斐あって出世したね!


ま、今回はベニーちゃんとエディくんとキートン氏の三名での票取り合戦ではないでしょうか。
オスカーはゲイが好きだから、ベニーちゃんの役は美味しいだろうし。
ただG・G獲得済みのエディくんとキートンさんが強そう。


第87回アカデミー賞
クリソツ エディくんのホーキング博士 早く観たいぞ!

第87回アカデミー賞
でもやはり、この濃い顔と映像がわたしの嗜好をくすぐるのです!

はい次!☆主演女優賞☆

マリオン・コティヤール 『トゥー・デイズ、ワン・ナイト』
フェリシティ・ジョーンズ  『博士と彼女のセオリー』
ジュリアン・ムーア 『アリスのままで』
ロザムンド・パイク 『ゴーン・ガール』
リース・ウィザースプーン 『ワイルド』

やっぱきたねロザムンド・パイク。  『ゴーン・ガール』自体はベンアフ(マイナス)効果で全く無視されてますが(汗)
面白かったのになぁドロドロしてて、しかもブラックに笑えて。
まあ、でもパイクは納得のノミネートかと。

第87回アカデミー賞
ふふふふふ・・・ いまどきの元ボンドガールは出世するのよ。 多分。


実力あるのは分かり過ぎてるマリオン・コティヤールやますますしゃくれるリース・ウィザースプーンの『ワイルド』な顎も強いでしょうが、でもぉ ここはやはり肩と背中のシミ・ソバカスの量で すぽぽぽぽーーん!とジュリアン・ムーアではないでしょうか。
受賞遅すぎって感じ。 好きです姐さん♡


第87回アカデミー賞
いーかげん賞ちょーだい ちょーだい ちょーだい   病んでます


☆助演男優賞☆

ロバート・デュヴァル 『ジャッジ 裁かれる判事』
イーサン・ホーク 『6才のボクが、大人になるまで。』
エドワード・ノートン 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
マーク・ラファロ 『フォックスキャッチャー』
J・K・シモンズ 『セッション』

助演男優賞は実力派の役者ばかりがノミネートされてますね~。
ロバート・デュヴァルの 『ジャッジ 裁かれる判事』は大好きなダウ兄主演!ダブルロバートだわ♪
これ、今週末観る予定なので、またレビューしますね。

第87回アカデミー賞
へへ♡ ダウ兄 多分今夜会える・・・

しっかしロバート・デュヴァルって息の長い役者ですよね。 
やはり『ゴッド・ファーザー』のイメージが強いんだけど、もー出てるだけで安心できるというか。
オスカーって高年齢の候補者に甘い傾向あるんで チャンスですよ爺さんのほうのロバート!

マーク・ラファロ♡が『フォックスキャッチャー』に出てるのね!
よれよれになればなるほどセクシーなマーク・ラファロ。 面長でも英国人でもないけど大好き♡

第87回 アカデミー賞
セクスィー・ラファロ♡
 
『バードマン』にはエドワード・ノートンまで出てるのね。 
あとね、イーサンがオトーサン演るんだぁーと、『リアリティー・バイツ』を観たわたしは感慨深いす。
やはり観てないから予想なんできないけど、この賞は誰が取っても嬉しいラインナップ。

第87回 アカデミー賞
童顔だったけど、いい感じに歳取ってるなぁ "イーさん" 




さて、 ☆助演女優賞☆


やはりここにパイン氏がいる違和感パねぇ

パトリシア・アークエット 『6才のボクが、大人になるまで。』
ローラ・ダーン 『ワイルド』
キーラ・ナイトレイ 『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』
エマ・ストーン 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
メリル・ストリープ 『イントゥ・ザ・ウッズ』

映画に出たら当然のようにノミネートされる神・メリル姐さんに関しては もう殿堂入りでいいのでは?
凄いよね、ほんとにこの方は!

第87回アカデミー賞
ザ・神女優、余裕のノミネート    あたりまえじゃー

G・Gではパトリシア・アークエットが 12年間でダイエット広告の逆バージョン並みに体系を変えて受賞してましたが。
あ、太ったから受賞ではないですよ!
観てない作品ばかりで正直コメントのネタがないので ごめんねパトリシア姐さん。

第87回アカデミー賞
もーしわけないので、どすこい前の綺麗な写真を・・・


最後!☆監督賞☆




アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ  『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
リチャード・リンクレイター 『6才のボクが、大人になるまで。』
ベネット・ミラー 『フォックスキャッチャー』
ウェス・アンダーソン 『グランド・ブダペスト・ホテル』
モルテン・ティルドゥム 『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』

なんだか今年のノミネーション、自分のスタイルを強く持った個性的作風の監督が選ばれてるのが印象的ですね。
てか、もーなんでもいいから早く観たいよ未見の分を!

ってな感じで駆け足のご紹介でした。
さて、現地時間 2月23日のセレモニーが楽しみです!

*************************************

・・・で、今回うちの妄想ファスとヴォイはまた一緒にテレビで観賞するのでしょうか?


☆ここから 妄想みーすけ劇場 ショートバージョン☆


この間ジェームズと散歩してた時の事。

「ねえマイケル、2月の23日の夜 予定開いてる?」
「どーだっけなぁ?」
2月の23日って、確か・・・
「開けて! 開けといて!! オスカー授賞式一緒に見るの!」
あ、やっぱりか。 オスカーナイトだな。
「え~? またぁ? お前最近酔っぱらうとわけわかんねー事言うんだもん」
この間酔っぱらったジェームズは、ソファーで寝てる俺と一緒に寝ようとしてベッドに押し込むの大変だったんだ。
お前最近 酒の飲み方おかしいぞ?
てか、キャラもちょっとおかしいかな???

第87回アカデミー賞
お泊まり無し! やだ!!

「今度は大丈夫だよ!」
ホントかよお前。 てかなんでそんな必死なんだよ? ちょっとこえーよ。
「んぢゃ、今回泊まりは無しな」
「却下!!」
「ええぇぇーー?またー?」
酒は飲んでも呑まれるなだぜ。 分かってんのかな。
てか、誰かこっそり呼ぼうかな・・・。



ヴォイ先生まさかの朝チュン狙い?!
ファス! 逃げて!! 逃げてーーー!!
次回妄想みーすけ劇場へ つづく・・・    のか?!
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テーマ : アカデミー賞
ジャンル : 映画

tag : マイケル・ファスベンダー ジェームズ・マカヴォイ ロバート・ダウニー・Jr.

遅! 『ゴールデン・グローブ賞』 だったね!

さてと・・・年が明けるとすぐ、映画ファンにはたまらないシーズン到来ですね!
2015年の本格的な賞レースが盛り上がって参りました!
現地時間 1月11日、第72回ゴールデン・グローブ賞授賞式がL.Aのビバリー・ヒルトン・ホテルで開催されました。
アカデミー賞の前哨戦とも言われるG・G賞。
G・Gを制する者はオスカーをも制する!とも言われていますが。
さて、今年はどんな作品、どんな方が受賞したんでしょうか???って、大遅刻のネタだな。 
文句はうちのPCに(泣)

・・・で。 普通に受賞者を羅列してもいんだけど、しばらく大人しくしていたみーすけの妄想の虫がもぞもぞ。
へへへ、そろそろやるか。
超局地的極少ファンの貴方に贈る気まぐれ企画! 
 第5回! 妄想みーすけ劇場だ! 


※以下注意事項を必ずお読みください。
 賞以外のあれこれは全て作者の腐った脳が作り出した妄想です。 
 腐妄想に対するクレームは各自の胸の中に納めてください あしからず。 
 ファスが天然たらしです。  ヴォイが痛いです。
 妄想ばっちこ~~い!という方だけどぞ~。


『一緒に見ようよ、G・G賞』(2015)日本
脚本/みーすけ
出演/マイケル・ファスベンダー  ジェームズ・マカヴォイ 他


GG賞

は~い、今回も俺たち 妄想されてま~す


「ねえ、マイケル 11日の夜開いてる?」

クリスマス休暇をオーストラリアでサーフィンして満喫し、すっかりご機嫌で地元ロンドンに戻ったばかりの俺の所に、ジェームズから連絡があったのは年が明けてすぐの事だった。

「11日?特に何も予定はないけど なに?」
「いや、ゴールデン・グローブ賞の授賞式を一緒に見たいなと思ってさ」
「はぁ?なんだよお前、嫁と見ろよ」
「しばらくゆっくり会ってなかっただろ?酒持ってくからさ」
「お?そう?」
あ、別に酒に釣られたわけではないぞ!
撮影が続いて、ジェームズとゆっくり会ってないしな~と思ったんだ。
2014年は奴隷を虐めまくり、あちこちの賞にノミネートされていた俺なのだが、今年は至って静かにこの時期を迎えている。
まあ賞なんて時の運だし、やるべき事をやっていれば自ずと結果はついてくるだろう。
日々演技に精進して、俺は俺の出来る事を精いっぱいやるだけだ!
なんてな へへ。 
一人でのんびり授賞式のテレビ中継をチラ見するつもりだったんだが、ジェームズとあれこれ演技の事を話しながら役者仲間の晴れ姿を眺めて過ごすのも楽しいだろう。
最近ちょっとキャラがおかしいような気がするジェームズだが、そこはスルーしてやろう 友達として。
酒も持ってきてくれるっつ~しな♪
てなわけで凍える寒さの当日、俺はロンドンのフラットにジェームズを招待した。




「おまたせマイケル~♪」
酒だけでなく、両手いっぱいに荷物を抱えてうきうきとジェームズがやってきた。
わざわざデリに寄って俺の好きな食べ物やつまみを山ほど買ってきてくれたのか。
「さんきゅ~、お前気がきくなぁ」 
「どうせ君ん家の冷蔵庫にはカチカチになったチーズぐらいしか入ってないだろ?」
なにこの子 鋭い。 
なんで分かったんだろ まあ、そーなんだけど。
とりあえずジェームズをリビングのソファーに座らせ、酒の用意やカトラリーを準備しデリフードを広げた。
「んじゃ」
「乾杯!」
ジェームズとのゴールデン・グローブ賞観賞飲み会が始まった。



ばーーん! 始まりまいた!!

そこそこ腹が膨れて酒がメインになった頃、セレモニーがスタートした。
「お、始まったぜ」 テレビ画面に身を乗り出した俺は、過去授賞式に出席した時のことをぼんやり思い出していた。
アカデミー賞と違って食事をしながらセレモニーを観賞できるのはいい。

「でもノミネートされている時はさすがに落ち着かなくて、酒の味もあんま覚えてねんだよな」
「じゃあ今日は気楽に観れるからいいね」
ビールで頬をホンワリ赤くしたジェームズがそう言って俺に笑いかける。
うわ、お前顔近ぇな。
俺んちリビングにL字型にソファー二つ置いてるのに、さっきトイレから戻ったジェームズはなぜか俺の隣に座ったんだ。
寒いの?ブランケットいる?


あんときは緊張してさぁ…… うん、それで?それで?


「そだな~」 やはりあの緊張感は何度経験しても堪んねぇ。
初ノミネートの時、緊張を抑えるために飲み過ぎて賞が終わった頃べろんべろんになってしまった俺はアフターパーティーではっちゃけてはしゃぎ、周りに多大な迷惑をかけた。 らしい。
酒癖が悪いと時々ネットで書かれるが心外だ。 俺はちょっと酒が好きなお茶目さんだ。  と、思う。

あ、オープニングのやり取りが終わってさっそく授賞式が始まった。
まずは助演男優賞だ。
今年は『セッション』の演技でJ・K・シモンズに贈られた。

GG賞
感無量でございます!!

「彼、いい顔してるよね」
うん、ジェームズの意見に大賛成だ。
まさにいぶし銀。テクニックのあるサポートアクター。
飄々とした風貌でツボな笑いも取れるし、重い役もできる。
派手さは無いが、彼の曲者芸はたくさんの作品で発揮されてる。
「引き出し多いし、ウィッグ着けると別人みたいになるし。 髪なんか無くても男の色気って出るよな。 ショーン・コネリーとかさ、フェロモンハゲの代表だろ」
俺の言葉に、ジェームズはちょっと笑いながら
「でも、僕は柔らかい君の赤毛が大好きだけど・・・」
そう言ってなにげに俺の髪を撫でて梳く。 
っちょ!なんだよびっくりするだろ。 くすぐってぇよ。
子供扱いすんなよな、もお!自分の子供にするから癖になってるのかな。


ファスヴォイ
ファスを見る目が乙女なヴォイ先生近影



次は助演女優賞の発表。
 『6才のボクが、大人になるまで。』 で母親を演じたパトリシア・アークエットだった。


どすこい


「彼女おめでた?」
バ、バカ!違ぇよ!失礼だろ!役作りだよきっと。 違うかな?
12年間の少年の家族の成長を同じキャストで描いていて、作品賞や監督賞もノミネートされてる。
嬉々としてトロフィー抱えてスピーチするパトリシア。
「嬉しそうだなー」と俺が呟くと、ジェームズが俺の目を見て言う。
「とてもとても欲しいものが手に入ったらあんな風に笑えるんだろうな」
ん~、そうなのかな。
「お前の欲しいものってなに?」 
と聞くとじっと俺の目を見たジェームズは何か言いかけてやめた。
「なんだよ言えよ~」 脇腹をグリグリしてやる。
「や、やめろよマイケル!僕がほしいものは・・・今は、言わない」
あ、そうなの?今は言わないの?
溜めるなー。なんだろう?この間オレのジャケット誉めてたからあれ欲しいのかな?
誕生日にサプライズプレゼントしてやろっかな。 へへへジェームズ喜ぶだろうな。


ファスヴォイ
お前ちょっと飲み過ぎじゃね?  い~の~マイケル♡


そんな俺たちをよそにセレモニーは滞りなく進む。
今回俺たちの共通の親友(って言ってもいいよな?な?) ベニーがノミネートされてる。
婚約ホヤホヤの婚約者と一緒に招待されてるベニー。
噂によるとかなり浮かれているらしい。 
さっきレッド・カーペットのインタビューでもいい笑顔だったぞ、ベニー。
もうすぐ子供も生まれるんだな。 おめでとう。



なんか普通にデキ婚でしたな べにーちゃん



結婚式の二次会で幹事をやると張り切ってた俺。
なのに、ベストマンのマーティン・フリーマンから 「今回はちょっと・・・」 とやんわりと断られた事は俺の黒歴史だクソ。
ジェームズの写真撮影話も流れたらしい。
何でだ? ※注 妄想みーすけ劇場 第四回参照

「あ、ベニーが映ったよ!」
ジェームズの声に画面を見ると、ベニーがメリル姐さんの後ろでイキナリ!・・・


浮かれたベニーちゃんフォトボムするの画  おいおい

「べ、ベニー・・・」
「浮かれすぎ・・・」
俺たちは大きなため息を一緒に付いた。
きっと明日のネット関係でさっきの画像が溢れかえるんだろう。
ばかベニー・・・。

滞りなく・・・セレモニーは続く。



出た!ハリウッドの兄貴!タキシードが素敵♪


「あ、セシル・B・デミル賞!ジョージ取ったよな!」
名誉賞に当たるこの賞がジョージ・クルーニーに贈られる事は、昨年秋に発表されていた。
カメラの前でも、カメラが回っていないところでも素晴らしい貢献を行ったって事が今回の受賞理由だ。
映画以外にもボランティアや政治活動と忙しい彼は称賛に値する働きをしてる。
男だ。『ザ・おとこ』だジョージ。 同じ役者として尊敬できるな。
俺が『シェイム』でノミネートされた年に、受賞したジョージに俺のイチモツをネタにされた事は気にしてないよ 



「マイケルはゴルフクラブが無くてもスウィングができるな」 とギャグにされたぜ。

今回ゴージャスな新妻アマルをエスコートだ。うわ!女優みたいだ。 美人だな。
ぼんやり画面を見ていると、横でジェームズの湿った声が・・・。
「あ・・・兄貴・・・」
ん? 兄貴? ジェームズが、小さく呟いてじっと画面を見つめる。
心なしか瞳が潤んでるように見える。 なんで?! 何泣いてンのお前?!
「ど、どしたんだよ?!」
俺がびっくりして聞くと、ジェームズは憂いを帯びた笑みを浮かべて答えた。
「ん・・・。 もう、吹っ切れたから・・・大丈夫だよ」
何が?! 何ふっ切ったのお前? やっぱなんかどっかキャラおかしくね?
「・・・マイケル、君のおかげでね」
「・・・?」
続けて小さな声で言ったけど、俺何かしてやったっけ?
気付かずに慰めてたのかな? すげーな俺って へへへ。


賞も佳境に入ってきた。
ということは、俺たちの体内アルコール度数もかなり高くなってるってことだ。
特にジェームズの独り言が増えてきてる。 おーいだいじょうぶか?


エイミー・アダムス
今年も授賞式はも半乳で頑張ったわよ!!

まずコメディ、ミュージカルの主演女優賞はエイミー・アダムス
「彼女、セクシーなのに可愛らしいんだよな」とのオレの呟きにジェームの酔って赤くなった三白眼がギロリ向く。
「マイケル彼女が好きなの?」
いやいや、好きとかそーゆーんでなくて、同じ俳優として尊敬とかしてるって意味だけどさ。
てかお前ちょっと飲み過ぎだろ。 さっきからテレビ見ないでなんで横の俺の顔ばっか見てんの。
おーいジェームズ テレビは前だぞー。



彼女の出す空気感 、肩のそばかす含め 素敵です~


ドラマ部門の主演女優賞が『アリスのままで』でジュリアン・ムーアが受賞。
いい女優だ。上手い女優だ。初受賞が遅いくらいだ。
彼女のインディーズ色の強い空気感が俺は大好きだ。なのにビッグバジェットでもその演技力でしっかりと印象を残す。
スポポポ~ン!と 『フォーガットン』 されたのはフォーガットンしてあげよう。

「僕もインディーズ系に出るのに クソ」
「ビッグバジェットだって 一緒にX-MEN出てるじゃないか」
「すぽ・・・すっぽんぽん??って刺激が強いよマイケル」
「焦らしかなクソ」

・・・さっきからジェームズの独り言はますます小さく、意味が分からなくなってる。
色々悩みがありそうなので、しばらくほっておく事にして俺は賞に集中することにする。



元バットマンがバードマン! キートン氏も上に面長になられて・・・


コメディ、ミュージカル部門の男優賞にマイケル・キートン。
今回の『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 はまだ未見なのだがかなり面白いと評判で俺はかなり楽しみにしている。
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の演出が冴えた極上な一作らしい。
早く観たい。
って俺が色々話してるのに、酔ったジェームズのいみふな独り言は続く。
「エイミーがいいとか、キートンさんが渋いとか僕を焦らしてるのか?」
「我慢してる僕の気持ちわかる?」
我慢?  トイレ? 行ってこいよ。 
小声だしよく聞こえないし。 漏らすなよ~、お前大丈夫?


エディ・レッドメイン
彼の髪型がいつも不思議なんだけど・・・。


注目のドラマ部門の男優賞はエディ・レッドメインだった。
英国万歳!!
同じ英国系俳優の受賞はとても嬉しいぜ。
ホーキング博士の太鼓判をもらった演技で若いのに見事受賞だ。おめでとう!
「ベニーは残念だったけど、十分オスカーの可能性あるよな?なあ?」
「だから僕は君がいいんだ」
は? オスカーの話してるんだけど。
会話のキャッチボールできてねえぞさっきから。
お前飲み過ぎ、水飲みなさい水。
なんか辛い事でもあったのかな? 夫婦喧嘩でもした? 相談乗るよ?




さあ大詰め、作品賞だ。
コメディー・ミュージカルの作品賞に『グランド・ブダペスト・ホテル』

The Grand Budapest Hotel
レイフ・ファインズのコメディセンスがツボでした


一時期、自己満足少女マンガチックになりかけたように感じてたウェス・アンダーソン監督だったが(クレームは受け付けません!)今回の作品は素晴らしかった。
ホテル内だけでなく、刑務所、雪山、街中、全ての世界感が完璧に造られ、創られ、監督のワールドにどっぷりハマれた。
「マイケルと一緒なら  このホテルに軟禁されても いいよ」
あ~ 分かった分かった。 いいからお前もうソファーに横になってなさい。
眠いんだろ? 三白眼がトロンとしてるぞ。


オーラスのドラマ部門の作品賞に 『6才のボクが、大人になるまで。』
リチャード・リンクレター監督は、監督賞も受賞した。


2015 GG賞
再度言いますがパトリシア姐さんはおめでたではありません。


そうかー 『6才のボクが、大人になるまで。』 か。
イーサンとジュリー・デルピーの『ビフォア~三部作』をより発展させたってところかな。
12年かけて、キャストを変えず、子供と家族の成長と変節を描くって凄いよな。
俺も去年は12年間奴隷虐めてたけどな。
大人の12年と子供のそれは同じ12年でも重さが違うよな。

「ちょっとドキュメンタリーみたいだな」
そう言う俺にジェームズはしばらく黙ってから口を開いた。
「ドキュメンタリー風なら僕にもアイディアあるよ」
「へー、どんなん?」
「だらだらベッドで過ごすオフの日の君を、一日定点観測で撮影して3時間くらいに編集して・・・」
「っだ!!なにそれ?誰得!? 観ねぇよそんなもん 誰も!」
「俺得。 僕は観るよ!」
「はぁぁ・・・??」
そなの? 
なんだよジェームズ、そんなにオレのファンなのかよ。
言えよコイツ可愛いな。


ファスヴォイ
・・・・さて・・・。

ああ~受賞式 終わっちゃったな。
後半酔ったジェームズの独り言が気になり、テレビに集中できなかったわー俺。
HDDに落としといて良かった。まったくもう、 困ったやつだなジェームズ。
今もソファーにデロンとひっつくみたいになって、ぶつぶつ小声で喋ってる。
「どうしよう、ムリヤリ・・・」
「いやでも友情・・・嫌われたくないし・・・」
「泥酔したふりで・・・あざといか?」
なんのこっちゃ? 次の映画のセリフか?
「どーすんのお前、遅いし泊まってく?」 ジェームズに聞くと奴の顔がぱっと赤くなった。
「え?! い、いいのぉ?まいける~いいのぉ~?」
「いいってば。 お前そんなべろべろで帰るの危ねーだろ」
ふにゃとかむにゃとか言うジェームズをベッドに蹴っぽり込んで、俺はソファーで寝る。
隣の部屋からしばらくごそごそ聞こえるけど、そんなに寝苦しいかな?
やっぱりジェームズはちょっとキャラが変だ。
でも大事な親友だし、明日またゆっくり話を聞いてあげよう。

って!
「っだ!! お前なんでこっち来るんだよ!ベッド貸したろ!」
「いや、寒いから一緒に・・・」
「やだよバカ!寝ろ!」 
「まいけるぅぅ~~~」
とんだ酔っ払いだぞ もう!
まあ、でも親友だしな。 また話聞いてやるよ。
今日は一緒に授賞式見れて楽しかったよ。
とりあえずお休みジェームズ・・・  

ファスピンチ
なんだよ全く・・・大丈夫かな?俺



・・・・・っ痛いねーヴォイ先生!
って痛いのはわたしの頭か。

さて、GG賞が終わったらいよいよオスカーですね。
とりあえず2月のオスカー授賞式と、今夜のファスの運命が気になって 夜しか眠れな~~い!!
という事で、また妄想が膨らんだときにお会いしましょう。
大事な事なのでもう一回言いますが、これは妄想です!
クレームはの~さんきゅ~~~♪
でわ!さらばでござる!!

以下主な受賞詳細

映画作品賞
ドラマ部門  『6才のボクが、大人になるまで。』
ミュージカル・コメディ部門 『グランド・ブダペスト・ホテル』

映画演技賞(ドラマ部門)
主演男優賞 エディ・レッドメイン - 『博士と彼女のセオリー』
主演女優賞 ジュリアン・ムーア - 『アリスのままで』

映画演技賞(ミュージカル・コメディ部門)
主演男優賞 マイケル・キートン - 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
主演女優賞 エイミー・アダムス - 『ビッグ・アイズ』

助演男優賞 J・K・シモンズ - 『セッション』
助演女優賞 パトリシア・アークエット - 『6才のボクが、大人になるまで。』

監督賞 リチャード・リンクレイター - 『6才のボクが、大人になるまで。』
脚本賞 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、アーマンド・ボー、ニコラス・ジャコボーン、アレクサンダー・ディネラリス・Jr       『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
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『オオカミは嘘をつく』 脂禿げ枯れ でも面白い!

「オオカミは嘘をつく」 (2013) イスラエル
原題:Big Bad Wolves
監督:アハロン・ケシャレス
出演:リオル・アシュケナージ / ツァヒ・グラッド/ ロテム・ケイナン/ ドヴ・グリックマン 他


オオカミは嘘をつく



イスラエルのとある森で、かくれんぼをしていた少女が誘拐される。
容疑者として浮かび上がったのは、中学校教師ドロール(ロテム・ケイナン)。
刑事のミッキ(リオル・アシュケナージ)らは暴力的な尋問で取り調べするものの、証拠不十分で立件する事ができない。
そんな中、行方不明の少女は暴行されたうえ、首を切断されるという無残な姿で発見されてしまう。
また、ドロールへの行き過ぎた取り調べが原因でミッキは交通課に異動になってしまうのだが、ドロールを真犯人だと密かに追い詰めていた。
時を同じくしてドロールをつけ狙う男の影が暗躍していたのだった・・・。


寒い。 泣ける。
最近寒さの事ばっか考えて生きてるような気がする。
でも映画は観たい。頑張る って勝手に観ろですか? あ~そうですか。
さて、新年一発目としては、なかなか当ブログらしいチョイスでわないかと。
2013年の釜山国際映画祭で、タランティーノが大絶賛したという本作。
ちょっとちょっと!とっても面白い作品でしたのよ!奥さん!!
・・・・・と、思わずスーパーで立ち話する奥様が憑依するほどの面白さ でした。

しかし、レビューが書きにくい作品なんだよなー。
素人ブロガー(わし)泣かせ。
なんたって衝撃のラストとかネタばれちっくな事を書かないと魅力が伝わりにくい。
でも非常に非常に面白いのでたくさんの人に観てほしい~!
色々頑張ったけれど、12月末で関西上映も終わったって事で(多分)開き直ってかなりのネタばれゴメンな記事ざんす。

って~ことで

☆☆~WARNING~WARNING~WARNING~WARNING~~☆☆

今回開き直ってかなりのネタばれゴメンな記事ざんす。

本作未見の方はスルーしてください!
大事なことなので二回言います。 
か・な・り・ネタばれしてるから未見の方はするーして!


さて、warning は終わった、後はご自由に♪
最近、『事前情報あまり入れないで映画観るキャンペーン』実施中なわたし。
今回も劇場の短い予告の他は、ほぼ情報無し状態で観賞。
うん、それ大正解。
タランティーノが喜ぶ作品て事で、残酷描写を覚悟。 基本それ系好きだし。
脳内準備は70年代の ”エログロマカロニウェスタンど~んとこい!” 状態。
序盤いきなり、天使のような可憐な少女たちがふわふわと森の中でかくれんぼをしている描写が続きます。


オオカミは嘘をつく
マジ天使!な少女が森でかくれんぼをしている・・・・

オオカミは嘘をつく
まったく変な趣味はございませんが、キュン♡てするほど可愛い~♡


一人の少女が廃屋の中のクローゼットに隠れ、もう一人の少女は別の場所へ移動。
クローゼットの少女の元へ何者とも知れない人影が忍び寄り・・・。
緊張感を煽るオープニングの映像がまず良いんですよ。


オオカミは嘘をつく
か~ら~の~残酷な運命!   犯人鬼畜!!


短いオープニングから、事件発生、捜査に至る流れで刑事、容疑者、被害者の父親と三人三様の状況が的確に描かれていて、プラス演出の良さもあり引き込まれます。


オオカミは嘘をつく
暴力刑事ミッキ こちらかなり鬼畜デカ


イスラエルの警察機構ってよく分からないけど、それってあきらかに違法捜査じゃね?っていう強引かつ暴力的な方法で容疑者を自白させようとするんだな。
おいおい、それっていいのか?って思う観客=わたし
殴る蹴るの暴力を加えて自供させようとするのを上司に止められ渋々容疑者を解放する刑事たち。


オオカミは嘘をつく
な~んか弱々しい容疑者ドロール 

ふわっとした目撃証言のみで連続少女強姦殺人事件の容疑者にされちゃうドロールさん。
学校の先生。
不当逮捕の上、暴力で自白させられそうになってるのにやられっぱなしなへたれキャラ。
あんたそれでいいの!?ってこっちが腹立つような処遇にもじくじく我慢しちゃうんだなぁ。


オオカミは嘘をつく
ぬおおおおおおおおおおお~~~~!!


入念な下準備の上、容疑者を確保するべく事を進める報復の鬼と化した父親。
彼が容疑者ドロールを拉致監禁するまで結構引っ張ります。
こちとら早く拷問シーン観たいなぁって煽られて、けっこう焦れる・・・って自分がちょと怖い(汗)


オオカミは嘘をつく
さあ! It's Show Time !!  


残念容疑者ドロールは 彼を追っていた刑事のミッキと一緒に父親に拉致監禁されるんですが、この父親の拷問が映画の大きな売りであり要です。
てゆ~か、昨年春先に観たヒュー・ジャックマンが悪鬼な父親になってた『プリズナーズ』を彷彿としました。
裏『プリズナーズ』な本作の父親はまず容疑者に被害者の少女達が受けた惨い行いを説明します。
この詳細けっこう凄まじいっす。
少女達は犯された後、手指を潰され、足の爪を一枚ずつ剥がされ、意識のあるうちに切れ味の悪いのこぎり状のモノで首を切られて殺されているらしい。
それをね、お前に繰り返すよって言うわけだ 親父が。 容疑者に。
首切られる前に白状せ~よと。
凄い! ドキドキする!
どんな拷問始まる? しょええ~~~!!
あまりの凄さに観てるこっちも緊張して「ゴクリ・・・・」ってなるでしょ?


オオカミは嘘をつく
やぁめぇてぇぇぇ~!!!  ってね。


で・・・、いざ拷問が始まりだす頃から、「あれ?」ってなるの。
超焦らしとハズシが入る。  「ん?」
しかも、かなりあざとい! 「お?」
殴ろうとしてなかなか殴らない。 「おいおい」
タイミングをずらす。 「およっ」
また殴ろっかな?  「う!」
訪問者が来る。  「っだ!!」
残酷さとユーモアの緩急の塩梅が絶妙~~。
でも容疑者痛がり方がそこまで凄惨でないし、あ、いや、痛いでしょうけど正直 「ぬるいな」

「んんんんんん~~???」ってなってきて、あれ、これってもしかして?と思う。
そこへこれです、これ!

本編中わたしが一番破壊力あったのがこれ!!
被害者の父親の年齢設定!!
ちょ!おま、45歳て!?
pu-koさんダメだ!!みーすけマジ吹いた!!

オオカミは嘘をつく
ぎゃはははは!!! てめ、どの面下げて45歳!?  


無いわ~マジそれ無いわ!
そうこの禿げ親父の年齢が45歳というところで、「あ!」と予想が確信に変わった。
「あ、これコメディーなのね~~ん」って。
本作は非常に巧妙に良くできたブラック・コメディなのです。
だから残酷表現をメインに置いてない演出なんです。
だって絶対狙ってるもん!
残酷描写の外しや焦らしや煽りの緩急の塩梅が面白いんです。
見た目オーバー60の45歳の親父がにこにことケーキを焼き、母親に電話で怒られ、父親に拗ねるって。
わははは!!って思うこの辺から物語もヒートアップするんだけどね。


オオカミは嘘をつく
45歳親父の父親   しばらくBBQは避けたい


イスラエルという国ならでわの逸話も入り、アラブ人との確執なんかも描かれています。
馬に乗って唐突に現れるアラブ人男性。 
ちょいと苦み走ったいい男なんですけど、あの唐突感なに?
笑っちゃったけど。
彼の存在にわたしはどう反応すればいーの?こいつ犯人か?

正直何をされても頑なに無実を主張する容疑者にこちらも同情が起こってしまうんだな。
鬼畜デカも、なんかおかしいと思いだす流れになるし。
と・こ・ろ・が・ね・・・
実はドロールはある罪を犯していることが後半わかるんですよ!
で、それって鬼畜デカ、ミッキにとってとんでもなくダメージなことなんです。
ラスト10分の畳みかけるような驚愕の展開に衝撃でした。
果たして真犯人は誰か?!
容疑者ドロールの本当の犯罪はどこまで?
刑事ミッキの運命は?
復讐鬼の父親はこの後どうするのか?
・・・そしてエンディングでの少女の運命が気になって、夜しか眠れない!!
ミッキの同僚刑事の無能さが情けなくて目に沁みるぜ。
『プリズナーズ』のジェイク・ギレンホール演じる刑事なら、即効解決だろうな~と思いました。


プリズナーズ
おう!!任せとき!


ちょっと茫然としてエンドロールを見ながら色々心に浮かびました。
実は監督が本当に見せたいモノは残酷描写ではない。
そこに関わる人々の内面、感情をこそ描きたかったのではないかしらんと思い至りましたよわたしゃ~。
攻撃と報復を繰り返し続けているイスラエルの社会からインスパイアされて本作を撮った監督。
憎しみの連鎖から生まれるのは憎しみしかない。
疑いの目で見たら何も本質は見えない。
そういう事を言いたいのでは?
あ、違ってたらごめん、すまん。
タランティーノ絶賛て事だけど、分かる分かるという感じ。
タラちゃんの初期の頃の作品にあった粗削りながら原石チックなキュッとクるツボが本作にもあるんですよ。
バイオレンスを使ってそれをちゃかす事で真に伝えたい事を表現する。でもノリはあくまでも暴力的。
いや~、面白い映画だったわ!



せめて華を・・・  なんちゅう美少女


しかし・・・全編、脂ぎったり、枯れてたり、挙句は禿げ散らかしたりと 華の無い画像ばっかりなので、いい加減食傷気味にもなりますが、映画の内容が内容なので勘弁してくだされ。
ただ、登場する少女たちが これでもか!ってほどみな愛らしく、このあとの悲劇を考えると、辛ス。

面長系も英国男子もジャガゴリ可愛い系も出ていないけど、面白い映画は面白い!
ってことですね!
でもやはりあんまり華がなくて自分でいやなので、今回もファス田べん蔵さん、よろしくお願いします。
ブログに華を!!


ファス
まあ、いっけど 相変わらずのタダ働き・・・ 




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明けました! が、イキナリ2014年を振り返る!

皆さま明けましておめでとうございます!
今年も当ブログをそこそこに愛してヨロシク♡


本当はもっと早くにアップしたかったんですが、年末からネット環境がなぜか超悪で、ツンモードなマイPCが全然言うことを聞いてくれない。
画像命な人なのになっかなかDLできない歯痒さよ~。 画像少ないの寂しい~~!
ので、せめて……ということで、ファス田さんの協力にすがることにしました!
さあ! 超限定俺得。 ファス田さんに脱いでもらいます。

2014総括

ひゅ~ひゅ~♪ 脱げ!脱げ! 脱~っげっっ!!


さて、おめでたいファスの初脱ぎが進行している間に 昨年同様 年明け早々の前年度総括です。

個人的な感想としては2014年は秋以降の映画があまりインパクトなかったんですよね。
2013年は『ゼロ・グラヴィティ』始め11月以降観る作品観る作品個人的嗜好に 「グっ!」 っとクル物が多かったんだけどなぁ。
なんだろか、2014年末はちょっと不完全燃焼気分な年末でした。
それに比べて夏前までに観た作品がグサっと心に残っていて、半年前の2014年上期の順位とあんまり変わらない結果になっちゃいました。
以下2014年みーすけ総合ランキングです。
くそ、画像少ない分、pu-koさんみたいに画像が動かせれば・・・。
マイPCのスペックでは、りーむーです!
でわどぞ~・・・。


★★★2014年観賞 勝手にTOP10★★★

1.LIFE!
2.マッド
3.フランク
4.あなたを抱きしめる日まで
5.X-MEN  フューチャー&パスト
6.おとなの恋には嘘がある
7.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
8.オール・イズ・ロスト
9.ゴーン・ガール
10.Her

・・・・っちょっとファス! 休憩してないで、サクサク脱ぐ!!

ファスざんす



1位は公開当時震えるほど感動した『LIFE ! 』 が、もんのすげ~勢いでやっぱ好きだわ。
新年早々ケーブルで落ちてきたので再見したけど、やはり感想は変わらず。
コメディ一直線だったベン・スティラーの大きな挑戦とも言える本作は、笑えて、キュンとして、最後はグウっと涙が出てしまい、暖かい気持ちでエンドロールの写真と音楽を愛でる、本当に素晴らしい映画でした。
主人公ウォルターの妄想癖に分かる分かると共感し、”ショーン・ペン”を探す冒険にドキハラしながらの2時間でした。
前向きになれる 「go forward!」 な映画っていーーよねーー。


life !
みーすけ的には超アリなベン・スティラー  長いですから




2位の『MUD-マッド』もず~~っと心に残りっぱなし。
1位と超僅差、っつ~か順番付けないとダメだから2位って感じで。
小汚いマシュー・マコノヒー演じるマッドと少年の心温まる、しかしひりひりと痛みを伴う成長物語。
少年は大人になり、大人は自由と愛を求めるのです。
主人公の少年が感情を爆発させる中盤等、感情移入し過ぎて息が苦しくなるほど泣けた泣けた。
しかしながら、後味は最高に爽やかというか、でも根底に少しヒリヒリとした哀しみもあり。
美しくもさびれた南部の風景も美しかったし、役者たちの演技も極上。
ホントに宝石のような映画でした。

mud
汗臭さ炸裂なマコちゃん、素敵だったな~♪ リアル体臭は要らんけど


3位は やはりこれが入ってきたかの『フランク』
ちょっとエッジの効いた不思議な空気感ながら、クスクスと笑わせ、あらあらと不安にさせ、最後嗚咽という。
主人公フランク演じる天使マイケル・ファスベンダーの繊細な ”マスク芸" はファス廃目線をさっぴいても、もっと評価されてもい~んでないかい?? って~思うんだけどな。
ま、引っ張ってマスクを取らない主人公にファスを配すところがすでにあざといっちゃ~あざといんですが。
取った時のキラキラを期待するでしょ?
でもマスク取ってもボロンちょんなの!
ハゲとかあるし、頭の皮膚かぶれてるし!
なのに、それでも天使オーラだだ漏れ!溢れる演技力。
やっぱり3回観ちゃうって。
ぶっちゃけ1~3位って順番つけ難いんだよな~。
だから3回観たから3位ってことで。


2014総括
いやいや、こちとら 「I only love you 」 ですがなにか?   


んで、うちのファスはちゃんと脱いでますかぁ?

ファスざんす
脱いでるよ、ちょっと待てよ!


以下

ジュディ・デンチのチャーミングさが最高だった 『あなたを抱きしめる日まで』 が4位。
母の愛の深さに泣けたし、驚き展開のラストもショッキング。
実話だって~のが更に驚愕だった。
信仰に関しても色々考えちゃったにゃ~。

Philomena


軽くBlu-ray初回限定版が2枚買える金額分は劇場観賞してしも~た 『X-MEN フューチャー&パスト』が5位だ。
もう場面によってはセリフまで覚えたわはははは!!
い~んだ、映画会社に踊らされていようがなんだろうがかまわないさ。
だって面白いんだもん!
熱い初夏をX-MENと過ごした2014年だったのさふはははは!!
ありがとファス!ありがとヴォイ!おヒューさんもありがと!
ブライアン・シンガー監督ありがとう!!


X-MEN F&P
ファス「なぁなぁ、ランチ何食う?」 ヴォイ「きみ」  とか何とか・・・


6位以下は順位はもう無いなぁ。
ギャンドル萌えで、かぁぁぁ!ってなった『おとなの恋には嘘がある』
ギャンドルちゃん ふぉーえばーー!!

想像以上に超面白くて続編が待ち遠しい『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
木がかわゆいなんて!仲良きことは美しき事なり!


レッドフォードの文字通りの独り芝居が心を打った『オール・イズ・ロスト』
じーさん頑張って!一緒になって「fu×k !!」って叫んだよ。


残サムな顎割れベン・アフレックのチョロさが目に染みて涙目になろうかという『ゴーン・ガール』
ベンアフ素だろう?演技と、ロザムンド・パイクの頑張り感が超怖かった。
やはりベンアフに励ましのお便りを送らずにはいられませんな。


近未来の風景の描き方がツボで、珍しくイノセントなホアキンにホッと癒された『Her』夜景が素敵でした。


あ、選外でもヴォイ先生の『フィルス』面白かった。相変わらずのスタイルの悪さをご披露してくれたヴォイ先生のターニングポイントになるんではないかしら。
脇汗でケイト・ブランシェットがセレブ妻の栄光と転落を描いた『ブルー・ジャスミン』も流石のアレン先生!だったし、ジョゼフ・ゴードン・ レヴィットの『ドン・ジョン』も好き。
ヒュー・ジャックマンの切れた親父感と、ダイエット前(後?)のジェイク・ギレンホールが素敵デカだった『プリズナーズ』も面白かったぞ!

傾向として わりと心に温かい映画が沁みた2014年でした。
夏までに観たのが粒ぞろいだったな。



・・・・・・で、ファスちゃんと脱いでる??

ファスです
だ~~いじょぶ だいじょぶ! あとちょっと♪



で・・・ ここからは勝手に ★★★第一回 天の邪鬼みーすけ映画賞★★★ 開催です。 


まず『すぐ太っちゃいそうで心配なジャガイモ・ゴリラ系可愛い賞』 
チャニング・テイタムおめでとう♡♡

チャニング♪
”アイスクリームはガロンで食う”感溢れてるぞ おい。

か、か、可愛い~♡ チャニング・テイタムのおかげで開花したジャガゴリカテ。
カワイイは正義です!!
正直こちらのがっちり大柄筋肉系って全くスイッチ入らなかったみーすけ。
それをここまで「可愛い可愛い」言わせたチャニングの功績は見逃せません!
因みに次点はクリス・プラット
彼ってジャガゴリカテの正当な継承者です。
見える人には、彼の後ろにガロンアイスの亡霊が見えるのでは?
クリスのおかげで『ガーディアン・オブ・ギャラクシー』はホントに楽しい映画だったぜ、へへへ。


2014総括 
可愛い~♡
2014総括
かわい…♡いでででで!!!


さて、次!!
『記事にはあんまり出てないけど、実は大好きなんだよ賞』
ロバート・ダウニー・Jr~!!

ダウ兄
え?? マジ? オレのこと好き??

そう、実はみーすけダウ兄って昔から出てるだけで嬉しいんだなこれが。
なんだろうかな?この気持ち・・・ 恋? ←違う
何度も何度もやべぇ事になって、映画界から消えそうになっても返り咲く彼。
それってダウ兄にある華と魅力と確かな演技力が、周囲の関係者にほっとけない感を味あわせるからではないかと思うんだなぁぁ~~。
正直最後の懲役が決まった時に わたしも「ああ・・・ダウ兄、もう新しい映画で会えないのね ウルウル」
って思った。
か~~ら~~の~~!今の状況!!ここ数年のダウ兄の復活感って!
それを祝しての今回の受賞。
え?賞いらない? そ、そんなこと言うなよぉぉ~!
ロバート・ドゥバルと共演してる新作が超楽しみなんですけど!


おまけ
『友達にサービスしちゃうで賞』
ほれほれ、め ちゃん、ベニーちゃんだよ
それだけ。

2014総括
How to get to Sesame street ~ ♪♪  行きかたは誰も知らない 


てな感じな2015年のスタートですが。
んで、ファスファス!!!
どう???

ファスです
よっこいせ~~っと、このままいっちゃってい~の?


ひゃぁぁぁぁ! やっぱダメよ!ダメダメ~~!! 
これ以上は 18-Rなカテになって記事削除とかされちゃうし~。
このブログは一応全年齢対象でお送りしております。
続きをご所望な方は『シェイム』をご覧ください。
ごめんねファス♡新年早々 いじっちゃって。 愛だよ愛。


あ~しかし、使い回しの画像ばっかで納得できないわ!
PC買うか、プロバイダー変えるか、よく分かんねえけど、なんとかネット環境を改善させるべく頑張ります。
2015年もおっちょこ天の邪鬼、みーすけブログをどうぞよろしくお願いします!!
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毒も吐き、妄想も垂れ流しますが笑って許してくださいませ
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