『マグノリア』  フィリップ・シーモア・ホフさんの事

P.S.ホフさん
もっともっとホフサンの演技が観たかったよ・・・


さて、7月23日は昨年2月に急逝してしまった フィリップ・シーモア・ホフマンのお誕生日でした。
もしもホフさんが元気にしていたら、48歳になっていたはずでした。
追悼でなくとも、ケーブルを垂れ流していると彼の演技を観る機会はとても多い。
ホフさん外見がおデブちゃんで、風貌も爽やかな好青年!ってのとはちょと違う(笑)
でもイケメンの外見で売る役者や若手アイドルでは手を出すのに躊躇する役を嬉々として(見えるw)演じるホフさん。
実年齢は若いのに初老や爺ちゃんの役も、華麗にメタモルフォーゼしてましたねー。
残念な同級生、悲しきおかまちゃん、大バカ野郎や冷徹な悪役、そして優しい善人まで膨大なキャラをその素晴らしい演技力で演じ分けていたホフさん。
ホフさんが50代、60代になった時の円熟の神演技をホントーーーに観たかった。
彼の死は映画ファンのみならず、映画業界全体の大きな損失だったなーと今更ながら悔やまれて仕方がありません。


さて、ホフさんの作品で何か一本・・・と考えてたんですが、どーしても絞れなくて。
てゆーか、ホフさんの「マーヴェラス・演技」を思うとき必ずみーすけの頭に浮かぶキャラが二人いるんですよ。

ホフさん
ダーク好き好き♡こっち向いて♪

一人はポール・トーマス・アンダーソン監督の『ブギー・ナイツ』のおかまちゃん、スコティ。
もー、わたしこの作品のスコティがほんと可愛くて大好き。
マーク・ウォルバーグ演じるダーク・ディグラーが好きで好きでしょーがないスコティの残念で可哀想な可愛さってゆーのかな(笑)
でも、スコティの事はホフさんが亡くなった時の追悼記事にちょこっと書いたんで、今回はもう一人思い浮かぶ好きキャラ。
同じくP.T.A監督の『マグノリア』に出てくるフィルの事、書きたいですぅぅ。


『マグノリア』(1999)アメリカ
原題/Magnolia
監督/ポール・トーマス・アンダーソン
出演/トム・クルーズ  ジュリアン・ムーア  フィリップ・ベイカー・ホール  フィリップ・シーモア・ホフマン  
    ウィリアム・H・メイシー  ジョン・C・ライリー  ジェイソン・ロバーズ 他


magnolia


ロサンゼルスを舞台に、一見関係のない男女9人の24時間を描く群像劇。
誰かと誰かがちょと繋がっていて・・・というアレです。
全然つながらない人物関係もあるのだけれど、オーラスに起こるちょっとびっくりな事象に登場人物全員が洗礼を受けるので、結果物語は繋がって収束するんだけどね。
3時間以上ある長丁場。
映画としては好きなのだけど、出てくるキャラでどーしても好きになれない(上手いって事なんだけどね)人物がいて、そこを無視しながらの毎回視聴になるんですけどね。
トムちんの素晴らしい演技とか、ジュリアン姐さんの迫力とか、メイシーさんの相変わらずなトホホ感とか色々レビューすることはあるんだけれど、今回は映画のレビューとは違くて。
登場人物の一人ホフさん演じる看護師のフィルのイノセントさだけを書きたいと(笑)


ホフさん
本作の善意 天使 看護師のフィル


ホフさん演じる看護師のフィルは大手テレビ局のプロデューサーで、現在末期癌で自宅療養中のアール(ジェイソン・ロバーズ)の介護をしてます。
看護をしながら、話相手も務めるフィルはアールの過去の大きな後悔の話を聞かされ何とか力になれないかと考えるんですね。


なんら特別な演技をする訳ではないのに 全身から優しさが滲み出てるフィル


まあぶっちゃけ、アールの生き別れの息子を探すことに協力するわけですが、その息子フランク演じるのがトムちん。
フランクは男性向け自己啓発セミナー『誘惑してねじ伏せろ』を主催して講演でぼろ儲けしてる話題の人物なんだけど。
しかし、なんちゅ~セミナーだ!(笑)

ホフさん
「おマンをてなずけろ!!」   はいはい今日は脇役なんでハケてハケてー。

フィルはフランクのセミナーの電話番号が知りたくて男性ポルノ雑誌を電話で注文するんだよね。
でも恥ずかしいもんだから、まず食べ物とか普通の消耗品を頼むんです。
ねーねー世の男性ってさー、例えばコンビニでいわゆるひとつのゴム製品が欲しい時に、必要ない水とかアメとかガムとかも一緒に買うものなのかな?
そこはバシっと男らしく「うすうす」とか書いた(想像です)箱を一個、女子バイトのレジにはやっぱ置けんもんなんかのぉー。
聞いてみたい。
あ、ネットで買うのかな?って、まーいーか。
で、フィルです。
電話なんだから顔見えないんだし「プレイ・ボーイを一冊!」って頼めばいいものの、あれこれ注文するフィルってば(笑)
しかも注文担当にバレてるし。 愛いやつじゃ(笑)

ホフさん
「雑誌以外、キャンセルしますかー?」って聞かれちゃうフィル(笑)


そんなフィルの涙ぐましい努力のおかげで、フランクとアールの父子の対面があるんですけどね。
やっぱこの映画、ここでのトム・クルーズの泣きながらの罵倒が最高に素晴らしい場面だねー。
普段トムちんの演技がどうこうなんて考える事ってないんだよね、わたし。
でも本作で(たぶん)初めて、トム・クルーズの演技って凄いんだって思ったんだよねー遅くてさーせん。


ホフさん
憎くてしょうがなくて、罵詈雑言しか出ないのに、堪え切れない父親への愛情慕情。 たまらん(涙)

で、↑ 熱演してるトムちんの左後方にぼんやり映ってるでしょ?
フィルです。


ホフさん
良かった良かったと咽び泣いてるフィルです。

トムちんの迫力ある演技が凄いのであれなんですけど、本作でのホフさんのふわっとした演技がわたしはとても好きなんだな。
アンサンブル映画なので、役者はみんな自分のパートをものっ凄く力入れて頑張ってます。
そんな中、ふわっとした印象ながら、でも決して力を抜く事なく極めて自然体で天使のようなフィルを演じてたホフさん。
このホフさん演じるフィルが観たくてDVDをセットする事もあるほどでね。
好きなんだなーこのキャラ。

ホフさん
しょっちゅうハフハフって口が開き気味のフィル(笑)  


さっきもチョロっと書いたけど、「うざいな・・・」って思うキャラがいるものの、映画としては好きなので”うざいうざいも好きのうち”って事で何回も観てるんですけどね(笑)
で、毎回フィルって天使だなぁ~、って癒されるんですよ。
残念ながらホフさんの新しい映画を観ることは叶わないけれど、ファンとしては彼の演じた素敵なキャラを何度も何度もスクリーン上で楽しむことができるから。
こうやって彼の遺した作品を愛すことで、ホフさんを追悼したいと思います。
皆さんも今週末、ホフさん出演作を何かご覧になってはいかがでしょうか?

ホフさん
ホフさんの神演技はスクリーンでずっと輝き続けるんですよね。 
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