『インディ・ジョーンズ /最後の聖戦』 Sirショーン・コネリーお誕生日企画

さてと、8月25日は我が殿堂入りダーリン、Sir.Sean Conneryの85回目のお誕生日でござった!!
ってことで、ショーン・コネリーお誕生日企画。
彼の出演作の中で、とっても大好きなこれです!


『インディ・ジョーンズ /最後の聖戦』 (1989)アメリカ
原題/Indiana Jones and the Last Crusade
監督/スティーヴン・スピルバーグ
出演/ハリソン・フォード  ショーン・コネリー  デンホルム・エリオット 他


インディ 最後の聖戦



1938年、冒険家、そして考古学教授として多忙な日々を過ごすインディアナ・ジョーンズの元に、大富豪ドノヴァンからある相談が持ちかけられる。
イエス・キリストが死の直前に使った「聖杯」の所在を示す石碑を手に入れたドノヴァンは、私設探索チームを現地へ派遣。
ところが調査中だったチームの隊長が行方不明になってしまったため探して欲しいという依頼。
何故自分に?、と断るインディだったが、実は行方不明の隊長とはインディの父、ヘンリー・ジョーンズだったのだ。
依頼を渋々承諾したインディはヘンリーが消息を絶ったヴェネツィアへと向かうのだったが・・・。



考古学者インディの次なるミッションは聖杯伝説。 ハリソン若い!


インディ 最後の聖戦
ヴェニスでインディを出迎えたのはベッピン考古学者、エルザ


インディ 最後の聖戦
図書館の下になんかあるぞ~


インディ 最後の聖戦
地下のカテドラルには十字軍騎士の棺が! そして棺の蓋には・・・。

↑超絶駆け足な冒頭20~30分のあらすじ


言わずと知れたスピルバーグ+ハリソン・フォードの大人気シリーズの三作目。
キリストに纏わる聖杯伝説をベースに、聖杯を狙い世界征服を目論むナチス・ドイツと、それを阻止しようとするインディの巻き起こすアクション・アドベンチャー・ロマンの傑作。
ええ、もうあれこれ言わずに観よう!・・・って、最近これ多いな。
いやだってねー、これ系の映画ってとにかく「観たら面白さが分かるから!」なんですよね。
好きすぎて、またもやソフト三種持ち、累計視聴回数不明なほどリピート鑑賞作です。


インディ 最後の聖戦
この冒険活劇風ポスター いいよねーー♪

ここで爆弾投下。
えーと、実はこのシリーズ、1と2ってテレビでしか観たことありましぇーん。
しかも2回ずつ位・・・かな?
何故か?それは当時わたしがハリソン・フォードにスイッチが入らなかったからです。
好みの問題はいかんともし難い。
本作もヘンリー・ジョーンズがショーン・コネリーでなければ、きっと劇場で観なかった。
「まー、まー、恐ろしい運命ですねー、映画は出会いですねー。」
淀川先生!映画は観てみないとわかんないスね! 
インディ・シリーズに馴染みのなかったみーすけでしたが、この3作目はホントに面白かったー。
最高のエンターテイメント冒険活劇です。
ショーンが出演してなくても、多分とても面白い。
でもショーンが出た事で傑作になったんだと言い切りましょう!(身びいきではない)
上記あらすじ、「インディがヴェニスに飛び聖杯の在処を示すヒントを見つける」
・・・までの前半のつかみアクションが終わり、いよいよ拉致されていたパパと合流・・・以降からこの映画の本気が始まる!


インディ 最後の聖戦
「父さん!!」「ジュニア!!」  ヘンリー・ジョーンズ登場!!



ひゃぁぁぁぁ♡ Sir.ショーン♡♡ 大好き大好き!!


この映画はね、インディがナチスに囚われたパパ、ヘンリーを助けに行き合流するところから信じられないくらいエンジンが掛かり出すんです。
ショーンの演じるヘンリーのキャラが最高にチャーミングで魅力的。
天然なヘンリーのドジに振り回されるインディ。必死で頑張るインディと、その足を引っ張るパパ、ヘンリーの天然ボケの塩梅が絶妙な化学変化を起こし映画を盛り上げます。
またねー、ハリソン・フォードとショーンの相性がばっちりなんですよー。
彼らのボケ突っ込みにげらげら笑い、ハラハラドキドキし、そしてじいぃぃぃんとさせられる。
うへぇ!もう最高だよ!



いきなりパパがおこす火事騒ぎ。  「ジュニア!」 「ジュニアって呼ばないで!!」


インディ 最後の聖戦
飛行機での逃走ネタ。 ヘンリーの機銃さばきに爆笑。


インディとヘンリー親子は、長年顔を合わすこと無くすれ違っている確執ありの親子なんですね。
息子インディを「ジュニア」と呼ぶヘンリーに、「僕をジュニアと呼ぶな!」と反発するインディ。
学者バカなヘンリーは仕事一辺倒であまり家族を顧みなかったらしく、思春期の難しいお年頃のインディと上手にコミュニケーションを取れないまま二人はギクシャクとした親子関係を続けていたんですね。
本作はヘンリーの生涯を掛けた研究テーマ「聖杯伝説」というキーワードを軸に、聖杯を狙うナチス・ドイツや、本当の黒幕とのバトルを通して親子が本当の意味で理解しあうという「家族の再生と愛」がテーマの根底にしっかりあるんです。
だからアクション映画ですが大人の鑑賞に十分応えられる作品に仕上がってるんですね。
スピルバーグのこの手の采配は、やはり間違いないな!


インディ 最後の聖戦
「あなたと最後に一緒に飲んだのはミルクでしたよ」  「ああ、そうかい」


インディ 最後の聖戦
「なんでドイツに戻んの?!」  「聖杯を悪の手から守るのだ!」


聖杯探しはナチス・ドイツとの対決へと向かい、俄然キナ臭くなってくる。
ヘンリーが生涯かけて研究した聖杯へのヒントが書き連ねられた手帳を求め、ドイツへ赴く二人。
大戦中にナチスが行っていた焚書や、ヒトラーを登場させたり、ぐだぐだ語ることなくするっと時代背景が伝わっちゃう端的な演出、上手いな。
ここから一気に物語は聖杯を巡るファンタスティックな方向へ向かうのだけど、流れがスムーズなんで「そんなバカな」とか「えー、そんな突飛な」って感じがしないんですよ。
インディとヘンリーだけでなく、デンホルム・エリオット演じるマーカスの残念さも笑いを誘う。
戦車と馬とラクダが登場する大活劇シーンに手に汗握る事間違いなしです。


インディ 最後の聖戦
本燃やすとか基地外だよな  って、今も近所の国で同じよな情報操作が・・・


インディ 最後の聖戦
マーカスのボケも効いてるんだよなー


インディ 最後の聖戦
このシーン大好き!爆笑!!


インディ 最後の聖戦
で、爆笑した後、ヘンリーの態度とインディの表情にちょっとウルっ・・・


いよいよ聖杯の謎にたどり着く後半は、ただただ物語の面白さに夢中になって、カタルシスなエンディングまで一気に進むので、これは実際に観てウキワクを共有して頂きたい。
聖杯が与えるかもしれない富、名声、地位、そして永遠の命。 
『聖杯の呪い』に囚われた心醜い者は等しく罰を受けるという図式が成立してるのがキリスト教の国ならでわ。


インディ 最後の聖戦
聖杯狙いはナチスだけじゃなぁぁぁい! 


インディ 最後の聖戦
頑張るインディの裏でセリフで支持するヘンリー  美味しいよな


聖杯の魅力に呑まれ、引きずられそうになってしまうインディ。
しかし、そんな彼をこちらへ引き戻し助けるのがパパ、ヘンリーの優しい呼びかけ。
作品の中で初めて”ジュニア”でなく、『名前』を呼ぶんだよ。
その声が優しいーー!!♡♡
で、ハッとするインディ。
アクション担当はインディが担当しているものの、要所要所でちゃんと『ヘンリーをショーン・コネリー演じている意味』を知らしめるスピルバーグの演出が効いてますねーー。


インディ 最後の聖戦
この時のショーンの呼びかけが本当に優しいのよ~~♡


インディ 最後の聖戦
「ハっ!」となるインディとみーすけ


因みに撮影時ショーンはまだ59歳。
インディのパパ役してるけれど、実はハリソンと12歳しか違わないんですよ。
この時点で一応シリーズに一区切りと考えられていた為か、インディの服装が決まった経緯や、顎にある傷(ハリソンの顎に実際にあるもの)がどうやって付いたのか、インディの名前の由来等、「インディあるある」みたいなエピソードが語られていて楽しい。
それに、撮影の4年後に亡くなってしまったリヴァー・フェニックスが若きインディを演じていて、ファンにはたまらないでしょうね。


インディ 最後の聖戦
オープニングの鬼ごっこで掴みはOKす。  


今回レビューを書くにあたってあれこれ画像を検索してたんですが、見ていると頭の中でセリフと音楽と効果音が溢れまくって何だか涙腺が刺激されそうになっちゃった。
何年かに一度、「ああ~、この映画の世界にずっと浸っていたいなぁぁ」って思う映画に出会うことがあります。
わたしにとってこの映画はまさにそんな宝物的な映画でした。


インディ 最後の聖戦
しょえええ~~美しいこのエンディング・ロール!!


夕日に向かって馬を走らすインディ達。
美しい黄昏の空と、ジョン・ウィリアムズのお馴染みのテーマ曲にうっとりしながら、
「あーーー!映画の中に入ってこんな冒険をしてみたい!!」としみじみ感じる。
大人も子供も楽しめる超一級娯楽大作です。
引退後にショーンも出演作品の中で一番のお気に入りだと発言してます。
撮影の楽しさが映画に表れていて、観ているわたしたちにも伝わる伝わる!そんな映画です。
最近スピルバーグは大人になっちゃって、あまりこれ系作品を撮ってないけれど、たまには理屈抜きに楽しめるスピルバーグ印な映画を観たいなって思います。


インディ 最後の聖戦
撮影中にオフショット。 スピルバーグもショーンも(それなりに)若いなー。 


今年で85歳のショーン。
元気に引退生活をエンジョイしてらっしゃいますか?
貴方の新作を観ることができなくなって久しいけれど、過去作をそれこそ舐めるように観つづけてます。
ご家族で素敵なバースデーを過ごしてくださいね♡


sir sean
この垂れた眉毛がチャーミング♡

・・・って、お祝い記事25日のエジンバラタイムに間に合わなかった・・・。
いやぁ台風とか飲み会とかあってさー。遅刻してもーた・・・ごめんショーン。
でもでもお祝いする心は変わらず!
みーすけの殿堂入りダーリン。いつまでもお元気でいてください!!

sir sean
フェロモンだだ漏れ
それにヤられた5歳児(ワシ)
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tag : ショーン・コネリー

『ナイトクローラー』  ジェイク 、すげぇ....

『ナイトクローラー』(2014)アメリカ
原題/Nightcrawler
監督/ダン・ギルロイ
出演/ジェイク・ジレンホール  レネ・ルッソ  リズ・アーメッド  ビル・パクストン他





アメリカ、ロサンゼルス。
仕事にあぶれ、盗品転売などで日銭を稼いでいるルイス(ルー)・ブルーム(ジェイク・ジレンホール)は、その夜盗んだ工事資材を売った帰り道に偶然事故現場に遭遇する。
そこで事故の報道スクープを専門に扱う映像パパラッチの存在を知ったルーは、自分もやってみようと思い立つ。
盗んだ自転車を売りビデオカメラを手に入れたルーは、警察無線を傍受し事件や事故の現場に駆けつけ、悲惨な映像を次々と撮影していく。
彼の映像はローカル局でニュース番組を持つディレクターのニナ(レネ・ルッソ)の目に留まり高額で買い取られるのだった。
映像が過激であればあるほど高額な報酬を手にできることでルーの行動は段々とエスカレートしていき、とうとう超えてはいけない一線を超えてしまうのだった・・・。


ナイトクローラー10
誰よりも先に現場へ行き事故現場を映すルー


ナイトクローラー
ルーの画像を気に入り、もっと過激なモノをと要求するニナ


ナイトクローラー
過激さへの要求がどんどんと膨らみ、それを止めるものは無く・・・


事故や事件現場の過激な映像を写し、それをメディアに売りつける事で高額の報酬を手にする報道パパラッチの姿を通して、視聴率至上主義なマスメディアの底知れない薄暗さと、それに翻弄される人々を描いた本作。
『ボーン・レガシー』などの脚本家ダン・ギルロイの長編監督デビュー作で、その脚本は今年のアカデミー脚本賞にノミネートされていました。
ジェイクの演技が凄いぜーって話題で、早く早くと心待ちにしていたんだけれど、やーーっと公開です。
いやぁー、ふふふふふ、薄気味悪くダークで超シニカルなこーゆー映画、す、好きよ!!


ナイトクローラー
報道ド素人の男が金目当てに過激な映像を追う


舞台はロサンゼルス。
ジェイク演じるルーはまともな仕事に就くことなく、日々窃盗物を転売などして生活費を稼いでいる男。
映画の冒頭、工事現場で金網を盗んでいるところを警備員に見つかって職質されるのだけれど、殴り倒して時計を盗むようなどうしようもないクズ。
そんなルーがたまたま出くわした事故現場で映像を撮影しているテレビクルーを目撃するんですね。
人が亡くなるような事故現場で嬉々としてカメラを回す報道パパラッチをじっと見つめるルー。
「儲かるのかな?」の質問に「んな分けねーだろ」と応えるパパラッチ。
でもルーの目はギラギラしてるんですよ。
『いいのも見ぃつけた』って顔。
ずーーーっと口元が笑ってるのに、目が笑ってないルー。
き、気持ち悪ぃ・・・。


ナイトクローラー7
10キロ近く体重を落とし、常に空腹状態でルーになり切るジェイク


事故現場の映像で金儲けができると知ったルーは早速ハンディカムと警察無線の傍受機器を購入。
見よう見まねで事故現場の撮影を始めるんですね。
ビギナーズラック的に撮影できた過激な映像が、たまたまローカルテレビ局で買い取ってもらう事ができた為、これはイケル!と。
番組ディレクターのニナに「もっと過激なモノを」と煽られ、ルーの報道映像はどんどんエスカレートしていく事になるんだけれど・・・。


ナイトクローラー
あんたいい目利きしてるわね、頑張んなさいよぉ。  ニナの煽りに乗っかるルー



金のため?趣味なんじゃねーの?と思わすルーの行動。


視聴率の為なら多少の倫理感なんてどうでもよくなるマスコミの醜さとか薄汚さを描いているのだけれど、それより何よりまず。
うへぇ!ジェイクすっげ気持ち悪ぃぃ!!です。
脚本を読んだジェイクはルーのギラギラしたハングリーさを表現するために、耐えず空腹で過ごし、体重を10キロ近く落としての役作り。
見た目もキャラも、ルーあんた病んでるね!だった。
ルーが『タクシードライバー』のトラヴィスと比較されてる記事を読んだんですけど。
なんかねー、ある意味トラヴィスより、本作のルーの方がタチ悪くて、気持ち悪さも上だよ上!
トラヴィスが戦争体験からくる後天的な社会病質者だとしたら、ルーは何やら生れながらの精神障害=サイコパスな感じがした。
1.日常的に法を犯したり、2.嘘をついて他者を騙し、3.衝動的で攻撃的で 4.他者の安全性について考慮が無く、5.無責任で計画性がなく、6.良心の呵責や罪悪感がない。
上記、3つ以上あてはまると反社会性パーソナリティ障害と定義されるらしいのだけれど、ルーは正にこれ。


ナイトクローラー
まあ、どっちもどっちですけど。


ルーの画像を買い取り、何かとアドバイスをするディレクターのニナ。
レネ姐さんが目回り真っ黒クロスケなメイクで迫力。
当初はルーをハンドリングしているニナなのだけど、段々とルーの手中に堕ちていくかの様。
視聴率を上げるためには、手段を厭わないマスコミの黒さより、真性のルーの底深い黒さの方が上だという皮肉さと恐さ。
仕事だけでなく、私生活でも体を要求されるエピソードが入るんだけどね、そのものズバリの映像無いのにルーの要求で何だかとんでもないことやらされてる感が会話から溢れてて、ただただルーが気味悪いんだよー。



翻弄される熟女。レネ姐さんマスカラすぐに無くなりませんか?


報道に対する思い入れなんて欠片もないルー。
運とタイミングがよければ事件や事故の現場にいち早く到着し、視聴者の喜ぶ流血や残忍な現場の映像を独占して撮すことができる。
それのみに夢中になり、仕事に勤しむルー。
被写体が瀕死であっても、死亡していても、ルーにとってはただの飯のタネ。
彼の感情の無い死んだような目の表情や態度でそれが分かり背中がぞくぞくするほどの薄気味悪さを感じる。
ジェイク凄ぇぇぇぇ。
も、それしかない。
悪夢に出てきそうなジェイクの顔がーー!
痩せたことで、ただでさえ大きな目がホラー映画のキャラみたいで。
感情の起伏も分からないし、やたらと小難しい理論を垂れ流すルーの動向にあわあわとなります。
こ、怖い!!



ぶちギレルー! 顔芸が凄すぎて・・・


自分の目的の為なら、同僚や同業者を陥れることなど何とも思わないルーのメンタルは正にサイコパス。
ジェイクが肉付けしたキャラの恐ろしさにただただ圧倒されるんだから。
はぁー、ジェイクってばそろそろ賞とか取るステージに上がる頃合いだね。
痩せたり体系変えたりも凄いけど、この人の演技力はやっぱ ぱないわ!と実感しました。
観終わったあとに、ジェイクのメンタルがちょっと心配になる本作。
すげーー面白いので、観て観て!!



普段はこーんなに可愛いのに



役が入るとこんなにキモい!


観賞後、無性に可愛いジェイクが見たくなったよ。
んで、↓この写真。





ネタが好きすぎて、SNSとかでも落としたけれど、このハッピージェイクよ♡
何をそんなに嬉しそうに食事してるのよ!噂によると1人の食事らしいぞ。
なんて幸せそうなんだ!!
てゆーかジェイク何か盛られてないか?
可愛いけれど、若干心配になったりして。




あと正反対なサッドキアヌも貼っておこう。
これあまりにも大勢にウケ過ぎてフィギュアまで出てます(笑)
そんな悲しきキアヌ、話題の新作『ジョン・ウィック』はもうすぐ公開! これはかなり面白いとアメリカで評判だったのでちゃんと劇場行くからSADは止めれよキアヌよ。



ちんまり


もひとつおまけにロンリー・ファスを貼りましょう。
一人飯食う美しい背中と 胸騒ぎの細い腰付き♥
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『ジュラシック・ワールド』 ジュラワーへようこそ!

『ジュラシック・ワールド』(2015)アメリカ
原題/Jurassic World
監督/コリン・トレボロウ
出演/クリス・プラット  ブライス・ダラス・ハワード  ヴィンセント・ドノフリオ他


Jurassic World


イスラ・ヌブラル島で起こった「ジュラシック・パーク」の事件から22年。
施設ごとマスラニ社に買収されたパークは最先端のテーマパーク「ジュラシック・ワールド」としてオープンを果たし、観光客でにぎわう高級リゾート地として大成功を収めていた。
しかし更なるビジネスの拡大のため新アトラクションの目玉を模索する社長は、開発部に史上初の遺伝子操作による新種恐竜開発を促していた。
そして、生まれたのがハイブリッド恐竜インドミナス・レックス。
パークの責任者クレア(ブライス・ダラス・ハワード)はインドミナスを飼育している防壁の耐久性を図るため、ラプトルの調教師として働く元海軍兵士オーウェン(クリス・プラット)と共に飼育ブースへ向かったのだが・・・。


Jurassic World
ようこそ!! ジュラパー 改め ジュラワーへ!


Jurassic World
この扉の向こうに 夢の恐竜アトラクションが・・・


Jurassic World
こちら水槽エリアでは餌付けショーが御覧になれます。


Jurassic World
草食恐竜たちと夢の併走。 この乗り物は超安全でっす!


Jurassic World
島ごとアトラクションなので こんなサバイバルゲーム風な事もできま・・・あれ?


Jurassic World
運が良ければラプトルとのカバティもでき・・・って んん?


Jurassic World
これあかんやつや!!!


Jurassic World
死亡フラグ


・・・・とまあ、こんな感じの映画です。
実はこの『ジュラシック・パーク』のシリーズ、映画館で観たのは最初の1本だけです 申し訳ない。
残りもビデオで一回とか・・・かな? テレビの吹き替え・・・かな?
この映画、要はCGの技術によって いかに恐竜がリアルに人々を襲うか?!
な映画なわけですよね。
で、大きな画面で迫力ある映像と音で「うへぇ!!デカい!」 って思うそーゆー映画なわけですよね。
うん。
だからもう、ストーリーがどうとか、人間ドラマがどうだとか、二の次三の次なんですよね基本。
そのような重厚なドラマをこの映画に求める方が悪いんですよね。
それなのに、えへへ、みーすけってばバカだなぁ、てへぺろ♪

ええ、恐竜凄いっすよー。
遺伝子操作で生まれたハイブリッド種のインドミナスは知能も発達してるし擬態までするからね!
ホント迫力あったわー。
ええ。


・・・この際、はっきり言っちゃうと、

はい爆弾投下ーーーー!!!

正直クリス・プラット出てなかったら寝てた。


Jurassic World
このようなイケてる飼育員さんによるラプトルの調教ショーが見れます♡


まーねー、アトラクションの恐竜が暴走して観客が襲われるぜ!な流れはデフォルトなんで、如何にその凄さを味わうか?ってのがメインだってのは分かってるし、それを楽しむための映画だからね。
アクシデントまではパークの凄さと生きてるような恐竜の映像を思いきり堪能してればよろしい。
そう、そうなのです。

嗚呼、もーねー、スミマセンねー、眠かった。
わたしやっぱ向いてないわこの手の映画。
いえ、決してつまらない訳ではないんですよ。
映像凄いよー!
でも、もう恐竜に追いかけられる云々に飽きちゃってるのかもしれねーなー俺。



あーあー安全な乗り物ぶち壊れ


お子様や、恐竜好きや、迫力の映像をお望みの方なら文句なく楽しめますよ!
いかにしてハイブリッド恐竜から逃げようか?!というハラハラドキドキは凄いしね、パーク内が修羅場になって逃げ惑う観客を襲う翼竜の鬼畜感とか手に汗握ること間違いなしです。

眠い。


お土産にTシャツはいかが?


叔母であるクレアのお陰でVIPパスをゲットしてパークを楽しむ少年二人が危険な目に合うのも、もはやお約束過ぎて早く恐竜出てこいやーー!
ってのも言ってはいけない。
もちろんそれを救うのは、ガッチリと鍛えた体を披露するクリス・プラットだもんね!
クリプラがんばーー!でやっとこ目が覚めたわ。
はい、申し訳ありません、わたくし役者至上主義な偏り映画ファンです、すみませんすみません。



ヒールで爆走するクレア。 ワシにはりーむー。

ガシガシとハイヒールで恐竜から逃げ惑うのが話題のクレアを演じるブライス・ダラス・ハワード。
久しぶりですな。
あー、えとねーごめんねーみーすけこの女優苦手。
なんか分かんないけど、苦手。
あ、『ヴィレッジ』の無垢な彼女は良かった。
嫌いじゃないよ!ちゃんと出演作品観てるよ!
でもごめんねー苦手。



てめー、ディスるなよ


何か誉めよう。
あ、クリプラカッコいい!
真面目なんだよクリプラが!
元兵士役の癖に、ラプトルと心を通わせたりするんだよ。
マジか?マジだよ。
動物や恐竜と心を通わせるオーウェンの活躍に惚れ惚れですから。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ですっかりファンになっちゃったクリス・プラット
ビッグになりましたねーホント。
でも個人的にはもう少し遊びが入った役の方が好きかな。
でも可愛いのでオケーッス。
『ウォンテッド』でヴォイ先生にキーボードで殴られていたチョイ役も今は昔。
ビッグ・バジェットに出演するために、日々お腹を凹ませるように頑張って鍛えて戴きたい。



ヴォイ先生パーーンチ!!ゲスな同僚なのに憎めないキャラであった


夏休み映画としては文句なく楽しめるし、デートムービーとしても最適です。
大きな画面で観ないと意味無いもんね。
劇場で観たら寝ないよ大丈夫!
お金がたっぷりとかかった迫力の恐竜バトル・ロワイヤルをお楽しみ下さい。
え?んんん、みーすけはシリーズを映画館で観るのはこれが最後かなぁ。
あ、でもファスが出るなら観る。出るわけ無いね、ふっ・・・。



ラプトル軍団と一緒にツーリングだ! 嘘。



あ、そうだ、パーク内には「微笑みブタ」もいますよ♪

Jurassic World
もー、微笑み豚はやーめーてー!!
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『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』 ジョンキュー 可哀想だが可愛くないの巻き 

『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』(2014)アメリカ
原題/Love & Mercy
監督/ビル・ポーラッド
出演/ポール・ダノ ジョン・キューザック ポール・ジアマッティ  エリザベス・バンクス他


Love & Mercy


1960年代のカリフォルニア。
バンド「ザ・ビーチ・ボーイズ」は人気の頂点にありレコードは飛ぶように売れていた。
リーダーのブライアン(ポール・ダノ)は新たな音楽を模索し曲作りに没頭していたが、新作へのプレッシャーにより精神的に追い詰められ次第に壊れていくのだった。
二十数後年、カーディーラーとして働くメリンダ(エリザベス・バンクス)は風変わりな客を接客する。
男はビーチ・ボーイズのブライアンだと名乗り、彼女をデートに誘うのだった。
ブライアン(ジョン・キューザック)に不思議な魅力を感じたメリンダは快諾。
しかし当日、二人きりだと思っていたデートには彼の専属医師だと名乗るユージン(ポール・ジアマッティ)や他の友人が一緒に現れるのだった。


Love & Mercy
ぴっかぴか☆アイドル!

Love&Mercy
ポール・ダノ演じる60年代の病み前ブライアン  ぴっかぴか☆


Love & Mercy
80年代の病み後(継続)ブライアン  今回はそんなに気持ち悪くないジョンキュー   


突然ですが、わたし”元”海ガールでやんす。
最後にがっつりマリン・スポーツしたのいつかなぁ・・・って思い出走馬灯 クソ。
夏になるとシミやそばかす全く気にせず海で泳いでブギボしてガンガンに焼いてたあの頃、・・・わたしのバカ。
デロリアンに乗って過去に飛び、当時の自分に「バカ!お前日焼けケアしろ!素焼きすんな!」と言いたい・・・うう・・・。
あ、イキナリの閑話休題。
当時海岸で素焼きしながら(うう、ホントバカ)ラジカセwで流していた曲がビーチ・ボーイズとボサノバだった件。
そー、わたしは「ザ・ビーチ・ボーイズ」が大好きなんだ!と、それが言いたかった。
曲は大好きなだけど、リーダーのブライアン・ウィルソンのメンタル危機の話とか全く知りませんでした。
ミュージシャンの生みの苦しみって大変だよね、彼のそんな半生を描いてるんだな、この映画は。 
・・・とボンヤリ観てたんですが。
なんだって?! なんだこりゃ?! これ、事実なのか?!


Love&Mercy
大好きな大好きな「God Only Knows」がいっぱい聞けて嬉しい♡  ポール・ダノ上手いんだー♪


原題『愛と慈悲』。
「音楽制作のプレッシャーで心が折れたブライアンは、新しい愛を見つけ、その人に助けられ立ち直る・・・。」
って わりとあるあるなストーリーを想像するでしょ?そこのあなたも想像したよね?
大きな意味ではそーなんだけど、その裏に結構びっくりな事実があるんだよー。



ビーチ・ボーイズのハーモニーってホントに素敵♪


60年代、出す曲が全て売れまくり人気絶頂だったビーチ・ボーイズ。
しかし、ビートルズの「ラバー・ソウル」を聞いて衝撃を受けたブラインは、自分もスタジオ中心の創作活動をメインにしたいと考える。
夏だー海だーサーフィンだーのPOPなアイドルバンドから脱却して(それはそれでみーすけは大好きだけどさ)、もっと音楽を突き詰めてステップupしたかったのね。
そして自分の望みに呼応する才能もブライアンにはあった。
ツアーには参加せず、スタジオにこもりスタジオミュージシャン達と自分の拘りをとことん極めた音楽を創るブライアン。
名作ができる過程を再現してもらえて、ファンにはたまんないです。



ワンコの遠吠え録音中なりー ダノ可愛い♥


バンドのメンバーの反対を押し切り製作したアルバム「ペット・サウンズ」は、しかし当時のファンにはあまり受け入れてもらえず、落ち込むブライアンはドラッグに逃げてしまう。
この時代の音楽や芸術やってる人達ってかなりの確率でドラッグやったりしてたんだろうか。



プールの中でボンヤリと浮かぶブライアン。 キモいよダノ。


そしてぐいいぃぃーんと時代は80年代へ飛ぶ。
20数年後、カーディーラーとして働くメリンダと出会ったブライアン。
恋をした二人はデートを続けるのだけれど、何だかブライアンが少しおかしい。
彼の主治医というユージンの態度も何だかおかしい。
おかしい、変だよってメリンダも観客も感じる。
そう、ブライアンは妄想性統合失調症だったのです。
ユージンに管理され、気分の浮き沈みを繰り返すブライアン。
そんなブライアンを何とか手助けしようとするメリンダなのだけれど・・・。



ハンバーガー1つをあげるあげないでユージンに激昂されちゃう 怖いよユージンが


映画は80年代のブライアンの病んだ様子と、彼が追い詰められて心が折れていく過去の過程を交互に語りながら進むんですが、いやーこれはですねー想像以上に重いね。重くて怖い。
なんせ主演二人の演技が素晴らしいからね。



アンニュイ

やはりポール・ダノ。
最初ピカピカなブライアンは悩みやストレス、父親との確執でどんどん壊れていっちゃう。
豆腐メンタルなブライアンを演じるダノの演技が痛々しくて、上手いわーやっぱり。
普段ダノって丸顔だけどひょりんと痩せてるでしょ。
それが役作りでどんどん丸くなってく。腹が。
表情もどんどん虚ろに空虚になっていって、この手の病み系はダノの十八番だね。病んダノ凄ぇー。
映画は超残念だったけどダノの気味悪さが抜きん出てた『テイキング・ライブズ』や、記憶も新しい昨年の『プリズナーズ』を思い出した。
豆腐メンタルや壊れた人を演じたら怖いもの無しだよなーダノってば。



ブライアン本人とデブダノ。 見よ!この腹!


そーそー、それからジョン・キューザックね。
最近気持ち悪かったり、危なかったり、体臭キツそうだったりと不思議な立ち位置になったなという印象のジョキュー。
今回気持ち悪さは4割減だったけれど、やっぱ病み系演技がハマるな。
シーツにくるまってあうあうなったり、ユージンにけちょんけちょんに怒られてるブライアンが可哀想でかわい・・・くない(笑)
やっぱりキモいわジョンキュー!やるねージョンキュー!
上手い。とても気持ち悪い。
goodだよジョンキュー!
この気持ち悪い路線で頑張れジョンキュー!



魂抜けたみたいなブライアン キモい。


そして真打ち登場。
ブライアンの主治医を演じるのが個性派役者、ポール・ジアマッティ。
いやーー、この不自然なヅラが(笑)
こいつくせ者なんだわ。
ネタバレなんで詳しくは書けないけど、独特の胡散臭さ漂うユージンをジアマッティが実に憎々しく演じていて、てめーコノヤロちくしょー!でした。



わはははは! 超ズラ!!


才能溢れる天才だからこそ堕ちてしまった深く暗い闇と、世間知らずな無垢なブライアンだからこそ引き込まれてしまった不幸な現実にこちとらビックリでした。
ちょっと亡きマイコー、マイケル・ジャクソンを彷彿としてしまった。
無垢なセレブに集るハイエナというかなんというか。
ラスト、ブライアンの光を取り戻した表情にホッと胸を撫で下ろしましたよ。
やはり、「ブライアンは愛する人のお陰で立ち直りました」なんだよね。



ちょっと不思議な空気感のジョンキュー版ブライアンは可哀想たが可愛くない


ビーチ・ボーイズの楽曲が堪能できるし、ダノの歌とビックリな膨らみかたも楽しめます。
これもサントラ欲しいなー。
エンドクレジットでブライアンご本人のライヴ演奏も観れます。
天才と「何とか」は紙一重と言うけれど、思わぬ罠でその「何とか」になりそうになるという、嘘のようなホントの話。
これ、実話なのかよ、ビックリだよ。
面白かったー。



繊細なダノ版ブライアンは可哀想で可愛い


しかし、ジョンキューさー、いつの間にこんな感じになったんだろか?
あれかな、あの超ビックリサスペンス『アイデンティティー』からだろうか?
昔は爽やかな好青年とかやってたのに、いつの間にやら体臭キツそうなキモいおっさんになっちゃってねー。
しみじみ・・・。



ジアマッティとジョンキューのオフショット。ジアマッティが年下って(笑)
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ジャンル : 映画

『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』  仲良き事は美しき事哉

『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』 (2015)アメリカ
原題/Mission: Impossible – Rogue Nation
監督/クリストファー・マッカリー
出演/トム・クルーズ  サイモン・ペグ  レベッカ・ファーガソン  ジェレミー・レナー 他


MIP5
トムちん飛ぶの巻


正体不明の多国籍スパイ組織「シンジケート」をひそかに追っていたIMFエージェントのイーサン・ハント(トム・クルーズ)は、ロンドンで敵の罠に落ちて拘束されてしまう。
しかし拷問を受けそうになったイーサンは、謎の女性イルサ(レベッカ・ファーガソン)によって命を救われる。
その頃、CIA長官アラン・ハンリー(アレック・ボールドウィン)の進言によりIMFは政府から解体を命じられCIAに統合されてしまう。
それに伴い過去の数々の騒動に関わっていたイーサンはCIAより国際指名手配を受け、身を隠すのだった。
半年後。
IMFの元メンバー ベンジー・ダン(サイモン・ペグ)はハンリーの監視を受けながら、CIAの任務をこなしていた。
そんな彼の元にベニスでのオペラ鑑賞券が送られてくるのだった・・・。


MIP5
飛ぶトムちんで掴みはOK


MIP5
ヒロイン、イルサも飛びます



車も飛びます!


MIP5
雄っぱいサービスショットで頑張るトムちん




事務方ブラント(ジェレミー・レナー)現場で頑張る



親友イーサンの危機にルーサー(ヴィング・レイムス)も頑張る


MIP5
でもベンジーが一番どやぁ!と頑張る!


MIP5
ベンジー可愛いよベンジー


先日、プロモーションで猛暑の日本に来て、相変わらずの神対応で大勢の人をポワンとさせたトムちん。
彼の新作、シリーズ第5弾『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』に行ってきました~。


MIP5
あざとい誘い顔(に見える)のトムちん  


さて、正直に言いましょう。
 のようなあざとい顔で誘われても、わたくしトム・クルーズに関してはポジティブ、ネガティブ関わらず、昔からスイッチが入ったことが全くございません。
皆が「トム様」と言ってる気持ちが全然分からず、かといって嫌いとかディスり系のアンチでもございません。
ただ、積極的にお金を払ってトムちん映画を映画館で観ることは少ないかなー・・・と。
そんなわたしが何故かこのMIPシリーズだけは全部劇場で観てるんですよ!
何故か?スパイものが好きだからだ(シンプル)
さて、そんな「MIPシリーズ」の5作目。
よくCMで使われるセリフ「シリーズ最高傑作」。
今回言いましょう。
皆さん!『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』はマジでシリーズ最高傑作ですよ!! 



そりゃそーやがな どや顔トムちん


てゆーかですねー、これまでのシリーズって

『MIP』 いきなりシリーズのデフォルトを崩壊させる上手投げな悪役で メンバーもバカスカ死ぬし話が薄暗すぎるのー。

『MIP2』 結構どうでもいい恋愛模様がストーリーのメインにあってうざい。あと色々とジョン・ウー過ぎてお腹いっぱいだ。

『MIP3』 まさかのイーサン結婚。えースパイが結婚してだいじょぶ?って案の定嫁が狙われて家族を守るヒーロー映画かよ。

・・・と、ここまでみーすけ的に評価低いです、すみません、毒吐きました。
こっから上げていくよ!
おや?と思ったのが前回の『MIP ゴースト・プロトコル』。 あれ?面白い!とっても面白いかも!!
何故か? 
たぶんトムちんが超高層ビルに張り付いただけでなく、脇を固める同僚のキャラ使いが初めて「効いてる!」と感じたから。
今まで(みーすけ的に)トム・クルーズの一人芝居のようだったMIPシリーズ(ルーサーはなかなかいい仕事してるけれど)。
他のサブたちの働きが、イーサンの添え物的に見えてしまってた。
ところが前回の作品は各キャラが生き生きと働き、チームでミッションに対応してると感じる作品だったからだと思うんです。

で、今回です。
突き抜けた!
チームプレー!
これだよーー!!
オリジナルの『スパイ大作戦』て、主人公のフェルプス君と他のメンバーが助け合い皆で悪に(主に共産圏)立ち向かう話が魅力(と思う)
『007』的孤高のスパイでなく、チームが主役。
なのに、トムちんの映画は今まで彼のオレオレ度が高すぎて、「なんかさー、トムちんが凄いのはわかってるよー」と、どこか覚めた目で観てしまってたのがあったんだな。
それが今回は皆で頑張ってます!
これが物凄く映画を面白くしている。
キャラのバランスいーんだわ。
窮地に陥るイーサンをベンジーが、ブラントが、ルーサーが助ける。
そんな彼らの協力体制、友情、信頼感が楽しくて、観賞後の爽快感がハンパなかった。
原点回帰。バディ・ムービーだよ。仲良き事は美しき事だよ!!



仲よし♥


もちろんトムちんのアクションはキレキレだよー。
冒頭のスタント無しで飛行機にしがみつく姿には頭が下がるわホント。
バイクで滑走するシーンは惚れ惚れするほど格好よろしい。
スターのオーラがばっきばき!!
トムちん信者でないみーすけがちょとメロってなるほど。


MIP5
遠いからスタントでもいーのに  自ら演じるトムちんのプロ根性



後ろで爆発してまっせ。


この人は実は演技派役者としての実力がありながら(マグノリアとか観たら納得)、敢えて「スター☆ トム・クルーズ」の道を歩むという勇気ある映画制作者だなーと思うんだな。
何年かに一度演技推しの作品に出ながらも、作品をプロデュースする時は派手で話題性があって興行を目指す作品を作るんだ!という大人な制作者の立場を貫く姿勢が凄いなーと思うわけです。
今回はそんな彼のスター☆性と、他の共演者のバランスがとても良い!良いよー!



現場もこなすホワイトカラー


前回から参加のジェレミーの演じるブラント。
事務方ながら現場対応もちゃんとこなし、イーサンを助けるべくCIA長官ハンリーを何とか煙に巻こうと画策。
今回のいじめっこ的キャラ、ジャック・ライアンの頃より3倍顔が肥大したアレック・ボールドウィン演じるハンリーを手玉に取ります。



顔でか・・・   顔面肥大の話はやめれ!!



強いヒロイン。 結構脱ぎます


今回の紅一点、イルサ。
微妙な立場の女スパイのイルサは敵なのか見方なのか?
んん、まあ見方に決まってるけどねw
強いんだわー彼女。
別にイーサンが命賭けて助けようとしなくても、この人一人でやってけるよね、って思っちゃうもん。
レベッカ・ファーガソンってみーすけお初の女優だったけど、意思の強そうな目がなかなか注られるねー。
で、イルサはイーサンにふんわりフォーリン ラブ♥なんでしょうが、そこを敢えて強くフューチャーしないのがよかった。
イーサンてさー恋愛絡むと弱冠めんどくせーもん(過去作品参照)


そして、今回大きな声で言いたい事を以下に。
サイモン・ペグの力!
今回、彼の功績が大きいの!
ええ!そうなんです!今回の個人的なMVPはサイモン・ペグなのです!
ペグのコメディセンスが、映画の中で非常にいいスパイスになってるの。
しかもちっともストーリーを邪魔しない。
ただ笑わせるだけじゃない重要な立ち位置。
監督の演出も巧みなんだろうけど、ペグのキャラやチャーム♪あってこそでしょう。
そう、今回のヒロイン、お姫様役は女性のイルサではなく、実はサイモン・ペグ演じるベンジーなんだよ!
イーサンが命を賭けて助けるのはベンジー!
ベンジーの命が危ない!ってなると、イギリス首相まで拉致するのも厭わない。
つ、付き合ってるのか?



車でバク転。   死なばもろとも系。


いやぁーしかし、サイモン・ペグっていつの間にやらビッグになったねぇぇぇ。
このおちゃらけたイメージの強いイギリス役者がみーすけは大好きで。
一生懸命イーサンのサポートをしながら、ドジっ子キャラで笑わせてくる絶妙な塩梅のお陰でグイグイ物語が面白くなる。
ベンジーでスピンオフ作ってくれよと思っちゃうよ。
邦題はやはり『がんばれベンジー』な。



パソコン得意なんだもーん


飛んでバイクで滑走して車でバク転して6分息止めて、これでもかとトムちんの見せ場を披露しつつ、チームプレーでミッションを遂行するIMFの働きにも魅せられる。
いやぁー楽しかった!

ブラントと長官ハンリーが出席する冒頭の公聴会でのやり取りが、ラストへの布石になってたのも、ニヤリとさせられる。

さっそく製作予定が発表された(早!)次のシリーズが今から楽しみ。
このメンバー最強じゃね?
ペグとジェレミーとヴィングとスター☆トム・クルーズ!
これはトムちん信者で無くとも納得の一本だよ。
マジ面白いから!観て!!
今年の夏映画は豊作だなーホント。


次はイジメないでねー
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『ウォーリアー』  トムハの夏!日本の夏!!

『ウォーリアー』 (2011)アメリカ
日本未公開(大バカだね)
原題/Warrior
監督/ギャビン・オコナー
出演/ジョエル・エドガートン  トム・ハーディ  ニック・ノルティ 他


warrior

どーもー!トムハに浮気中のファスクラスタ みーすけでーす! 暑いですね・・・。バテバテ。
さて、こちらも熱い!「2015年 夏のトムハ祭り」 いよいよ勝手に大詰め。
立川で公開されてる『爆音マッド・マックス』さー、相変わらず超満員状態続いてますねー。近所でやれよー観たいよーー。
2Dで3回観たけど、もっかい観たいよー!ラストのマックスのフェードアウトの表情とか♡、サムズアップの笑顔とかーー♡♡

mad max fury road
男は静かにフェードアウト・・・ きゃーー!素敵ーー!!♡♡♡

ん、今回はそんなトムハ出演の2011年アメリカ公開作。 共演のニック・ノルティがオスカー候補になった作品ながら、日本でどこも配給しなかったなーーぜーーー?!的幻の未公開作品。
満を持してDVDスルーだバカ野郎!!
久々の円盤予約買いだよ!ファスの『フランク』以来だよ!!あううぅぅぅファスごめん!違うんだ!愛しているのは君だけだよ!違っ、先っちょしか入ってないよ!わたしは何を言っているの?! 『ウォーリアー』です。

warrior

アメリカ、ピッツバーグ。アメリカ海兵隊に所属していたトミー(トム・ハーディ)が故郷の町に帰って来た。
14年前アルコール依存症だった父パディ(ニック・ノルティ)から母親と一緒に逃げたトミー。
久しぶりの再会で見たのは、過ちを悔いて酒を断っている父の姿だった。
学生時代にレスリング選手として活躍していたトミーは、高額の賞金がかけられた総合格闘技イベント「スパルタ」に出場するため、父親にコーチ役を依頼するのだった。
一方、かつて格闘家の選手だったトミーの兄ブレンダン(ジョエル・エドガートン)は、今は教師として働いていた。
しかし娘の病気に高額な医療費がかかり自己破産の危機に陥ってしまう。
愛する家族を守るためブレンダンは総合格闘技の試合で金を稼ぐ事を決意。
離れていた兄弟は奇しくも同じリング上で闘うことになるのだった・・・。


warrior
コーチを頼みながらも父親に心を許さないトミー  トムハの孤独な瞳が・・・♡

warrior10.jpg
家族の為に格闘技の世界へ戻ることを決めるブレンダン お父さん頑張る

warrior
家族離散の原因 父親のパディ てめ!この! 

warrior
やだぁぁぁ! やめてーーー! 兄弟対決辛い

あーもー、平日の夜に観て号泣。 興奮して寝られないので2度観て、泣きすぎと寝不足で翌朝目が腫れてヘロヘロ。 
これ配給しなかったって、どーゆー神経かな配給会社?
もーねー、か、感動です!!最高です!ぐだぐだ語って内容伝えるより、まず観ようって言いたい!!(最近これ多いなw)
DVD出てるからAmazonポチっとでも、TSUTAYAへGOでもいいので!観よう!!


酒乱の父親の為にバラバラになってしまった家族。 
その邂逅と再生。
共に理由があって戻ってきた格闘技の世界で、皮肉な運命により大きな大会で同じリングに上がることになってしまう兄弟。


あんたリングに戻るんかい。   ごめん。


主演はジョエル・エドガートン。『キンキー・ブーツ』の人ねー。
優しげで頼んない感じの印象だったんですが、うへぇ!と言うほど鍛えてたなー。
優しい面差しが生徒に人気のある先生というキャラにぴったりで、いーんですよー。
好きな女の子がいたので、父の元に残ったブランドントは彼女と結婚して幸せな家庭を築いてる。
でも金銭的な問題で家族を守るために格闘技の世界に戻らざるを得なくなってしまう。

優しげな容貌の物理の先生が、力でなく技で奇跡的に勝ち残る過程が感動的。
何度も意識をとばしそうになる度に「家族の為に」と気力を振り絞り闘う姿にヤられます。
父親と離れなかった彼だけど、その父の興味が自分よりレスリングの才能があった弟へ向けられていたと感じていたブランドン。
寂しさと恨みに似た「兄弟あるある」を抱えて成長してるんですね。



トムハってホントに仔犬だよね! キュン♡

方や母親と家出したものの、その母を病気で亡くし父親と残ったブランドンにも暗い怒りを抱えている弟トミー。
怒りに満ちた孤独な目がた、た、堪りません!
トミーには海兵隊を離れたある理由があるのだけれど、彼の中で無くしてしまった家族というもへの憧れや希望があるんだろうか。
母と共に逃げたものの、年端もいかない少年だったトミーは病気だった母に何もしてあげられないまま亡くしてしまったという大きなトラウマを抱えてるんですね。
家族を壊した父も、一緒に逃げなかったブランドンに対しても同じ恨みを抱えているトミー。
暗く悲しげな瞳が庇護欲を刺激されて堪んないんだから!



ごめんよ俺が悪かった   そーよあんたが全部悪い

すべての不幸の元凶だった父親パディを演じるニック・ノルティ。
憎たらしくも悲しい親父を好演してオスカーにノミネートされています。
自分の過去を深く後悔し、トミーの帰還を機に何とか罪滅ぼしをしたいと思っている事が悲しく伝わってくる。
武骨なノルティの演技はヒタヒタと押し寄せるモノがあって切なス。
結局逃げた息子にも、傍にいた息子にも見捨てられ、それを今回の邂逅でなんとか再生できないかと努力するんだけれど。
お酒によって大切なモノを無くしてしまう典型なんだけど、お酒怖いねぇ。 


さて、正直格闘技って本物はもちろん映画もちょと苦手。 ホラー、バイオレンス、ゾンビも電ノコも平気なのにね(笑)
だって痛いんだもん!怖いんだもん!
しかし本作は試合のシーンのテンポが良く、しかも主演二人の迫真のファイトシーンは思わずこっちも「タップしろ!やっちまえ!」と歯を噛み締めてしまう迫力。 凄かったなー。
パンチ力でカンガン行くトミーに対して、寝技と絞め技でジワジワと頑張るブランドンの試合シーンはマジ心臓に悪い。
ブランドンが奇跡的に勝ち抜いていく中盤で既に感動して涙腺が崩壊しちゃった単純なわたし。
彼を応援する生徒や学校関係者達。 ブランドンの人望あればこそ心から彼の勝利を望んで応援してる気持ちがこちらにリンクして、そこもまたじいぃぃん。



奇跡のような勝利に応援せずには要らりょーかーー!



悪鬼のような表情で一発KOでさっさとリングを下りるトミー。

一方セコンドも応援する観客も無い状態で、『レイジング・ブル』並みに力で押しまくる試合をするトミー。
まるで自らの不幸な生い立ちや、やるせない心の寂寥をそのまま拳に込めたような重いパンチ。
ボカスカ殴った後、後ろも振り返らずリングを降りるそのストイックさがカッコいい!!
そのうちトミーの”ある過去”が明らかになるのだけれど、それは彼が欲しくても得られなかった「家族」の形を自らの力で与えてあげたいという湾曲した悲しい行動なのかなぁと・・・。


warrior
とにかく影を纏ったようなトムハが切なくて悲しくて惚れるんだから・・・


ブランドンもトミーもそれぞれに守るものがあり、同じリングに上がらなければならない運命が切ない。
もー正直、どっちにも勝たせたい! てゆーか試合させたくない!
二人とも自分に無かった家族の愛と温かみを求め、守り、掴もうとしたいが為にリングに上がっている。
しかし、目的の為には兄を、弟を倒さないといけない皮肉な運命。
うおおぉぉぉ!やだよーー!悲しい!!
試合直前に初めて兄弟が語り合うシーンでお互いがお互いを想っているのに、見捨てられて裏切られたように感じてしまうって。
ううう・・・どっかの神様ん家もそうだけど、兄弟は仲良くしなさい!!と・・・。


ソーとロキ
あ、兄上なんか怒られてるよ!!  お前また何かやったな?!



神のバカ兄弟とは関係なくトムハが可哀想で可愛い・・・


これは皆(pu-koさんとかpu-koさんとかpu-koさんとか)が熱く言ってて、わたしもそう思ったから言っちゃうけど、本作を普通に劇場公開していたら、今年のトムハの祭りやらブレイクは遥かに早かったはずだねと断言できる。
それっくらいトムハがいーーーのよーーーー!!
孤独を背負って、黙々と闘うトミー。
父親にきっと本当は優しく接したいのに、その術が分からないトミー。
そんな自分にも自己嫌悪してるトミー。
一人ぼっちでリングに向かい、一人ぼっちでリングを去る。
ギラギラと燃える闘志を湛えた瞳の奥に、一人では抱えきれない孤独が浮かんでいる。
捨てられた仔犬みたいな哀しみと孤独を浮かべるトミーの表情がぁぁぁ、
うわああぁぁぁん!庇護欲炸裂!!
観ると しばらくトムハの顔が頭から離れないから! ハマるよ。


warrior
可哀想で可愛い可哀想で可愛い可哀想で可愛い・・・・


結末語るほど野暮なことは無いので、とりあえずラストは泣くぜ とだけ言っときます。
いや、もう、トムハが年端もいかない少年のような表情になるんだよーーー。
溜まんないんだから!えーーん!って本当にえーーん!!って泣いちゃったんだよみーすけは!
も、ダメ、今も思い出すだけで泣けてくる。
ブランドンの決意や頑張りも泣けるーー。
これは本当に劇場の大きな画面で観たかったなぁぁ・・・。
本当にお勧めです! 是非!!あなたも「トムハクラスタ」仲間入り!!

warrior
感動過ぎて画像とかあんまいじれません・・・・

・・・でもちょっといじろうかな。



う、産まれる・・・   産婆はどこだぁぁぁ?!


いやぁぁ、やはり今年はトムハの夏だったな。
そんなトムハ出演作でもう一本どーーーしても観たいのがあってですねー。
共演ギャンドルちゃんで、しかも彼の遺作 『The Drop(原題)』(2014) 
これも未だ公開の兆しなし!!
まさかのDVDスルーなのかなぁ・・・。
ファスの『ハンガー』を公開しない国だもんなー、クソクソクソーー!!
なんて洋画砂漠な国なんだ日本よ(泣)
取り合えず『The Drop』が公開されるまでトムハ祭りは続くのだ!

the drop
祭り、続けるみたいね・・・    うん・・・
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tag : トム・ハーディ ジョエル・エドガートン

『タクシードライバー』 畏れ多くも・・・ You talkin' to me?

『タクシードライバー』 (1976)アメリカ
原題/Taxi Driver
監督/マーティン・スコセッシ
出演/ロバート・デ・ニーロ  シビル・シェパード  ハーヴェイ・カイテル
     ジョディ・フォスター  アルバート・ブルックス 他







アメリカ、ニューヨーク。 ベトナム帰りの元海兵隊員トラヴィス・ビックル(ロバート・デ・ニーロ)は戦争によるPTSDにより不眠症を患っていた。
小さなタクシー会社に採用されたトラヴィスはタクシードライバーとして街を走り始める。
盛り場の退廃ぶりに日々嫌悪を感じ、街中にいても暗い孤独のなかに沈むトラヴィスの神経は日々疲弊していく。
そんなある日、次期大統領候補パランタインの選挙事務所で見かけた女性ベッツィ(シビル・シェパード)に強く心魅かれたトラヴィスは彼女を強引にデートに誘うのだったが・・・。



お前、「神映画」いじるつもり?


あうあうあう~~すみませんすみませんすみません。
夏バテ絶好調なわたくし如き残念ブロガーふぜいが記事を書いてもよかですか?!って緊張して指が震える作品。
アメリカン・ニューシネマの代表的作品の一本であり、スコセッシ+デ・ニーロ黄金コンビ快進撃の始まりの作品。
カンヌ映画祭パルムドール賞受賞。
心を病んだ1人のタクシードライバー、その内面の狂気と澱を描いた物語。
『タクシードライバー』ですがよろしいか!?



い、いじりません、いっぱいは、いじりません、ちょこっとだけ・・・


ううー緊張する(笑)
こーゆー名作で大ファンがいて(ワシも)物凄く高尚な文章で沢山の方が色んな考察を延々何十年もされている作品のレビューを書くことになるとはね!自分でもビックリだよね!そりゃ緊張するよね!
もうすぐ公開の『ナイトクローラー』で、主演のジェイク・ギレンホールのキャラがトラヴィスを彷彿とさせるって何かで読んだら「再見したくてしょーがねー病」が発病しましてね。
いつものみーすけクオリティなレビューですがお付き合いくだされ。

主人公のトラヴィスはベトナム帰り。
PTSDによる不眠症を患い、普通に生活する事が困難になっている。
人付き合いが苦手な彼は友人も無く、眠れない夜をポルノ映画を観たり地下鉄に延々と揺られることでやり過ごしていたが、タクシー会社に採用されドライバーとして働くことになる。



身も心もクリーンだ  色白デ・ニーロちょい気味悪いス


客が指示すれば、ニューヨークの至る所へ車を向けるトラヴィス。
摩天楼の街で目にするのは暴力と性欲と麻薬に溺れる人々。
それらはトラヴィスの倫理観を激しく逸脱する屑ばかり。
トイレの水を流すようにそんな汚れた人々、街を一掃させたい。
ぐるぐると頭の中を巡る独白は、やがてトラヴィスの精神を蝕んでいく、ゆっくりと、しかし確実に・・・。


taxi driver
冒頭のトラヴィスのモノローグとバーナード・ハーマンの音楽がカッコ良すぎだってば。


実はこれ映画館で観たことないんですよー、す、すません ほんと。
初見はたぶんNHK-BSの名作劇場系。 
70年代映画の面白さに目覚め貪り喰い出だし頃。
まず思ったのが。
「うわ!かっこいい・・・」 (青かったんです)
赤みを帯びた70年代のニューヨークの夜の映像はクラシックなのにぐいぐい胸に浸食してくるリアルさ。
そこに被さるバーナード・ハーマンのご機嫌なJAZZ。
映画としてものっ凄くかっこいいですよね。 いや、未だにそう思う。

タクシーという閉塞された空間にいるトラヴィスの目が見る風景や情景は、猥雑で汚く雑然としている。
それらを毛嫌いし罵詈雑言を頭で繰り返すトラヴィス。腐敗した社会に対する怒り、虚しさ、圧倒的な孤独感。
トラヴィスの憤怒がなぜか近親憎悪に感じたんです。


taxi driver
いちいち目線が怖いんだよー。  笑ってボブ♡ ←なれなれしい

いやぁ、しかしこの映画って やっぱデ・ニーロだよねーー。
既にボブ←だからなれなれしい? の凄さは分かってて、出演作を何本も観ていたけれど、彼のオリジン的作品を観たのはこれが初めて。
ヒョロっと痩せて青白く、笑ってるのに目が笑ってないトラヴィスの薄気味悪さ。
じわじわと胸に溢れるのは漠然とした不安感と恐怖。
デ・ニーロを「気持ち悪い・・・」と思ったのが初めてでした。


taxi driver
有名なエア・ピストル。 血の滴がポタって落ちるんだよなー。


てゆーかですねーこのトラヴィスって男、ぶっちゃけベトナム帰りでメンタル病んだというより、もともとちょっと変だとおもいません?
何度鑑賞しても、未だわたしの中でトラヴィスってすっげー謎。
あ、トラヴィス・マインドが分かっちゃうとある意味まずいのか(笑)
今で言うところの、いわゆる不思議君とか、イキナリ世間を騒がすトンデモ事件起こす系とか。
近所や同僚の評判は「物静かな人だった」「会ったらきちんと挨拶する人でした」なんてね。

トラヴィスが夢中になるベッツィへの対応も最初からちょっと変でしょう。
都会の汚物(トラヴィス目線)の中に忽然と現れた天使、ベッツィ。
「嗚呼 ベッツィ ベッツィ ベッツィ、くっそ、ラスト・ネーム聞くの忘れた、俺ってバカ」
なんて日記に書いてるトラヴィス。
最初っから付け回して見つめてぶっちゃけストーカーやん。デートの誘い方も仕事中の事務所に押し掛けですよ。
映画だから「ふーん」って観てるけど、冷静に考えたら、強引とかをすっ飛ばしてちょっとこいつ危ないじゃね?って感じしません?


taxi driver
初デートにはフルーツサラダとアップルパイでよろ


で、まあ初デートは不思議君のパワーがいい方に振れて、「ちょっとこの人不思議で素敵♡」ってベッツィは思うわけだ。
で、映画に誘われてOKするわけですが。
まーこれ、このトラヴィスのチョイスあり得ないでしょ? 変だよね?
会ったばっかでモーションかけてる真剣交際求む系女性を、デートで肌色多め・・・どころか、もろポルノ映画に連れてったら、どうなるかなんて普通わかりません?!
その辺りの事が分からないトラヴィスってやっぱ変ですよね?別にベトナム帰りだとかPTSDだとか関係無いよね?
そんな困った不思議君は、ベッツィに当然振られて、なんか変な方向行っちゃうんですよねー。

taxi driver
イキナリポルノ?!  いたたまれない(笑) ベッツィ帰ろう、帰っちゃおう!!


自分を受け入れてもらえない鬱憤はベッツィに対する怒りという発露を取るのだけれど。いや、あんた、自業自得だよ?って思わずにいられない。
まあ、ちょと常識から外れ系の青年が、戦場で(多分)自分の命を落とすほどの恐ろしい目にあってしまう。
そうまでして戦ったのは祖国の為なのに、戻ってみると自分の回りには友人も家族もいない孤独な毎日。
自分が守ったはずの世間は欲望と汚れに満ちたクソ。
こんなものの為に俺は命を掛けて戦ったのか?
コンナハズジャナカッタ・・・
トラヴィスの歪んだ怒りの矛先は自分を拒絶したベッツィと、彼女が崇拝する大統領候補パランタインへ向かう・・・のがよくわかんないよね(笑)



くっそーーー!の方向が変。これがトラヴィス・クオリティ



出たーーーーー!!!

この「You talkin' to me?」ね。
デ・ニーロ 、You talkin'って検索途中でババババって関連記事、画像がヒットする映画史に残る名台詞と名場面。
これがシナリオには特に何も記載されておらず、「鏡を見て独り言を言うトラヴィス」という台本からデ・ニーロがアドリブで演じたのは有名な話。
もー、何度観ても痺れるし、イッチャッてるし、デ・ニーロのトラヴィス憑依度に鳥肌が立つ場面です。


気持ち悪いデ・ニーロを思いきり堪能できる本作ですが、同レベルでキテるのがこちら。
ハーヴェイ・カイテル演じるポン引きのスポーツ!



実はズラでーーす♪


しょーーーーもないポン引きなんですけどね。
ロン毛がむちゃくちゃ似合ってなくて笑える。小指の爪が長くて、しかも赤いマニキュアしてる。で、目玉の形の指輪してる。
笑えるーー!のにアイリスはタブラカされて、性産業の道具に自ら進んで落ちてるんですよね。



俺に愛されるお前は世界一幸せ だそーです・・・

田舎から家出してニューヨークにやって来て、まんまと悪い大人に利用されるイージー、本名アイリスを演じるジョディ・フォスターはこの時たった13歳。
凄ぇーわ。
やっぱ天才なのね、彼女。
ジュニアハイになったばかりのジョディの演技力ってば。
いや、もう何も言えねーな。
純粋で危ういアイリスの脆さ、可憐さを見事に演じる彼女に文句言う人なんていないだろーね。
デ・ニーロのキラーパスのようなアドリブにもしっかり食いついて演技したそうな。デ・ニーロはジョディを女王様のように扱ったとか。うん、わかるわかる。脱帽です。



トーストに砂糖かけるのは美味しいのか?


スコセッシの演出は冴え渡り、狂気に突っ走るトラヴィスに全く欠片も同調も出来ないのに、その歪んだ怒りに翻弄されながら共にエンディングまで一気に魅せられる。
凄いわ凄い。やっぱ凄ぇー映画だわ。
ハッキリ言って、トラヴィスって単なる基地外野郎で、彼の頭の中に渦巻く狂気は矛盾と混沌で溢れかえっている。
そして本当に怖いのは、望んでもいないラストの皮肉な結果。
本来ならば犯罪者、社会病質者として壁の向こうへ送られるべき男は、皮肉な偶然によりヒーローになってしまう。
勿論それはトラヴィスが望んだ物とは違う結果。
彼の中の歪んだ怒りの欲望はまだ沸々と生き続けていて、自己顕示欲は満足していない。
この男はこの先また狂った頭で生み出す狂った自己表現を果たすため再びとんでもない暴挙に出るんだろうな、というエンディング。
今夜も狂気がタクシーを運転し続けている。




トラヴィスの中の狂気は未だ成長を続けている


あったまおかしーぜこいつ!!
って思ってるのに、ああああ!デ・ニーロカッコいいーー。
痺れる。
この不世出の天才役者の凄さ、素晴らしさをありありと堪能してしまいます。
そして、デ・ニーロが役者として快進撃するきっかけとなる本作を監督してるのが、スコ爺。
あ、この頃はまだ爺ではないか、まあいいか。
スコ爺は選挙事務所の前にたむろするヒッピー風男性と、タクシー乗客のダブルキャストで自ら出演して予算削減に頑張ってます。
この妻に浮気されたという乗客がこれまた、気持ち悪ぅーいぜ☆



スコ爺の演じる客、 こいつも大概いっちゃってるから

なんというか、スコセッシとデ・ニーロがこの時代に一緒に映画を作ったという出来事は映画史の奇跡であり宝ですね。
いやー何度観ても面白い。ダークな魅力溢れる狂気の名作です。

こんなに凄かったデ・ニーロがさー、最近すっかり残念な感じになっちまってさー、ううう、悲しい。
やっつけ仕事ばっかしじゃん。ガツンとしたデ・ニーロの演技が観たい💧
老兵は去るのみですか?いや、ボブはできる子なんだから!
大ファンだからこそ、震える程の貴方の演技が観たいんですよ!!

超上から目線の自分が怖い。
みーすけへの苦情は事務所を通してください。
さらば!!



素顔は非常に穏やかで温和なボブ (会ったことあんのか)

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tag : ロバート・デ・ニーロ

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