『ヘイル、シーザー!』 ビバ!ハリウッド!ビバ!チャニング!!

『ヘイル、シーザ-!』(2016)アメリカ

原題/Hail, Caesar!
監督・脚本/ジョエル・コーエン イーサン・コーエン
出演/ジョシュ・ブローリン  ジョージ・クルーニー  アルデン・エーレンライク チャニング・テイタム  レイフ・ファインズ 他



hail,caesar!


1950年代、ハリウッドの黄金期。 しかしテレビの台頭に危機感を感じるスタジオは社の命運をかけ史上空前のスペクタクル超大作「ヘイル、シーザー!」の制作に乗り出す。
ところが撮影中に主演の大スター、ベアード・ウィトロック(ジョージ・クルーニー)が何者かに誘拐されてしまう。
事件の解決を担当する「スタジオの何でも屋」のエディ・マニックス(ジョシュ・ブローリン)はその他いくつもの問題を抱えながら、孤軍奮闘するのだった。


hail,caesar!
またもや誘拐を話に盛り込むコーエン兄弟。(何回め?!)


コーエン兄弟が50年代の煌びやかなハリウッドを舞台に、スタジオの何でも屋(フィクサー)がトラブルを解決する「ある日」を切り取った本作。
エディ・マニックスは日々問題を起こすスターの尻拭い、スキャンダルのもみ消しなど、問題解決に奔走している何でも屋。
彼は自分の仕事に疑問を感じていて、他社から高額オファーで逆リクルート要請をされています。
しかし現在の映画業界での仕事にもある種意義を感じており、そんな悩める思いなんかを、告解室で神父に懺悔する日々。
ある日、スタジオの命運をかけたスペクタクル超大作「ヘイル、シーザ!」の撮影中、主演俳優の大スターベアード・ウィトロックが何者かに誘拐されてしまいます。
勿論火消し担当はマニックス。
ウィトロックの代役に配した役者はアクションしかできない見事な程の大根だったり、清純派な水の女神で売り出している女優は誰の子とも分からない子供を妊娠中だったり、スキャンダルを嗅ぎつけた記者にしつこく突っ込まれたりと問題は山積み。
そんな彼の元に誘拐犯から10万ドルの身代金要求が入るのですが・・・。


hail,caesar!
主役はこの人よ! 地味だけど!!


さて、曲者コーエン兄弟の新作です。
公開されてしばら~く経ちますがどうも評判が芳しくないようでww
わたしもコーエン作品は大好き!とダメだこりゃの落差が激しい。
正直2000年以降の作品で文句なしに好きなのは『インサイド・ルーウィン・デイヴィス』だけ。
ジョージ・クルーニーは大好きだけど、兄貴出演しててもどうもイマイチ感溢れる作品多いのよ。
今回は予告トレーラーマジックというか、あれ見ると「ハリウッドスター誘拐ドタバタコメディ」みたいですよね。
しかしそれを期待すると実物かなり違う種類の作品で。
皆さんきっと「コレジャナーーイ」感が渦巻き評価が辛いのかとwww


hail,caesar!
オフショットはいー感じに見えますけど


マイケル・ガンボンの渋いナレーションと共に描かれるのは、ジョシュ・ブローリン演じるハリウッドスタジオの「何でも屋」マニックスが、己の仕事に疑問や悩みを感じながらもトラブルに対応するある一日。
もーーー、またこんな万人受けしない映画作りやがって(苦笑)って事ですwww
だって冷静に考えて、そんな誘拐どたぼたコメディをコーエン兄弟が撮るわけないじゃないですか!
これはあれです、その面白さを伝えるのが非常に難解な『ビッグ・リボウスキ』系映画なのです。
あちらは全編「ビバ!ラスベガス!」が流れてましたが、今回は「ビバ!ハリウッド!」って感じです。
ブシェミ出せよ!って思っちゃったわwwダメならせめてジョン・グッドマン出せよ!!www


hail,caesar!
この二人どっちか出れば一気に(みーすけは)盛り上がるんだけどな


古き良きハリウッド、とりわけ50年代のMGM作品の知識があるとより楽しめるのではないでしょうか。
掴みがOKだと後はコーエンワールドのオフビートギャグと小ネタに身を任せればいいのですが・・・。
え?わたし?
ミュージカルが超苦手なみーすけですが、実は50年代MGMミュージカルは好きだというミラクル。
あー、『ザッツ・エンターテイメント』とか観といて良かった・・・。


まーしかし、コーエン作品に(わりと)ありがちな観客置いてけぼり系上滑り感あり映画なんです。
メインと思ってた誘拐事件は物語の本筋とあまり繋がってこないし、登場人物がごちゃごちゃ繰り広げる事象は笑えるんだけど、いや、爆笑したけど、「で?」な感じなんです。
次々起こる問題は一個一個バラバラで特に繋がりがないので、物語がブツ切れで中だるみを感じる。
マニックス自身の仕事に対する悩みや懊悩もあんまり伝わってこないし、ストーリー上特に関係ないのでこちらは何をメインにストーリーを追えばいいやら戸惑ってしまうんですよね。
良くも悪くも「ハリウッドの何でも屋のある一日」 という態。
あと宗教的な暗喩もあるのかな。
しかし正直途中眠いww パンチに欠ける。それを乗り越えるとご褒美があるんですけどね・・・ま、それは後程。


hail,caesar!
主役なのに……


しかし主役のジョシュ・ブローリン、地味でしたね~ww そりゃ、日本版予告でメインにならないわ。
『ノーカントリー』やらコーエン作品でいい味出してるし、芸歴長いし、出演作も多いのに、一般的な知名度は無いにも等しいのかww
まるで我らがクラちゃんレベルなのか??頑張れブローリン!
なんか今回彼にに関してはそれぐらいしか言えないなー(笑)ゴメンよ。


主役以下の出演者はやたら派手で豪華ですよー。
まずは誘拐される世界的大スターにハリウッドの兄貴、ジョージ・クルーニー


hail,caesar!
ふっ…… いつもの兄貴


えーーっと、今回この手のかっこいい兄貴はいません(断言)ww
兄貴、カッコよさを潔く捨ててます。
今回の兄貴の何を楽しむかと言うと、ずばり顔芸ww


hail,caesar!


『ベンハ―』のチャールトン・ヘストンを彷彿とさせる大御所役者的キャラの兄貴。
大スターの素は天然で若干頭は悪そうですがww彼の紡ぐセリフには皆感動するのですがね。
しかしハンサムな兄貴は皆無です。
かっこいい兄貴は6月公開の『マネーモンスター』を待ちましょう!!


hail,caesar!
何かを吹っ切った感さえ漂う兄貴の顔芸


あ、もうそのお胸だめよーーー!!
ってこちらが恥ずかしくなるようなダイナマイト系バディを惜しげなく晒してたスカーレット・ヨハンソン。


hail,caesar!
どうよ!!


50年代の水の女王エスター・ウィリアムスを彷彿とさせる水着の清純派女優の売り。
しかし中身は超ビッチな尻軽ハリウッド女優を「地ですか?ww」な潔さで演じてました。
予告ですっげー目立ってたけど、劇中、何しに出てきたのか正直よくわかんなかったけど。まあ画面華やかでした。


あ、出てたっけ?のジョナ・ヒル

hail,caesar!
特にコメントなし。


ところで映画中一番笑って、美味しい役どころだったのがこのお二人り。


hail,caesar!


いや~、彼らのやり取り、爆笑しました。
本筋と何の関係も無かったけど。


hail,caesar!
影の主人公っぽいホビーくん。

まず片割れ、アクションは最高だけれど演技力は絶望的に無いホビーを演じるアルデン・エーレンライク。
何この子?全く知らない子。なのに、何か溢れちゃってるわ役者のオーラ的何かが、コーエンマジック?
最近の出演作2本とも観てるけど、(ブルージャスミン、イノセントガーデン)全く記憶に無いわーって、調べたら若き日のハン・ソロ役に抜擢されたりしてるんですね。
でもまだ彼26歳なので、30過ぎまでは傍観しようと思ったおじさん好きなみーすけなのでした。


hail,caesar!
おじさんトホホよ……💧

片や超おじさんのレイフ・ファインズ。
『グランド・ブダペスト・ホテル 』でも思ったけど、彼のコメディセンス素晴らしいですね!
コメディだろうがドラマだろうが、その確かな演技力で楽々と演じ切ってしまう。
一番笑えた演技指導の場面は必見です。


さて、皆さん、お待たせいたしました。
今回ぶっちゃけこれを観るために金払ったって方がわたしの周りだけでも4人いた。
ってーことは世界的には1万人以上は彼を観るためだけに劇場行った方がいるはず!
眠気の向こうに待っていた極上のご褒美とは?!


hail,caesar!


チャニング・テイタム!! 



もー、何あのダンス!
何あの歌声!!
あざと可愛い表情と笑顔がたまんない! むちむちセーラーさん!
か、か、可愛い! かーーわーーいーーーいーーー!!!
って悶絶した方が全世界に何万人いる事やら。
ええ、わたしもそのうちの一人ですとも。


hail,caesar!


ソフトになった暁には、このシーンだけ何回も巻き戻して観ちゃる!
てゆーか途中どーでもいいシーンが差し込まれ「違う!違う!チャニング映せ!!」
ってなるので、映像特典にはノーカットフルバージョンを入れて欲しいの!
というチャニングフリークが、全世界に何千人、何万人もいるはず!
ワンちゃんへのセリフにもキュン❤ってなるし。
もおおおおおお~~チャニング可愛いよチャニング!!


hail,caesar!
このドヤ顔!!
全く罪な男だぜ。


hail,caesar!
兄貴を見つめるチャニングの瞳に慈愛を感じるwww


・・・と、本編よりも小ネタが非常に楽しいある意味カルト的な作品でございました。
チャニングのダンスだけでもお金払う甲斐がある!
チャニングファンは絶対見逃すな!ですわよ奥さん!!


hail,caesar!
おほほほほ!!
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『スポットライト 』画面地味だけど中身は逸品。

さ~、寝込んでた間に見逃した映画観るぞ!って会社帰りに観に行けるレイトショーどんどん終わっちゃうよ早いよ終わるの。
『レヴェナント』なんて神戸近辺の劇場17時台しかやってねーじゃん、なんだよディカプ人気ねーなー(毒)
でこっち。
『扉をたたく人』の社会派トム・マッカーシー監督がキリスト教会により隠蔽された聖職者による児童虐待事件をボストン・グローブ紙の記者が記事にした実話を映画化。
第88回アカデミー賞で作品賞と脚本賞を受賞した実録ドラマ『スポットライト』です。



『スポットライト 世紀のスクープ』(2015)アメリカ
原題/Spotlight
監督/トム・マッカーシー
出演/マーク・ラファロ  マイケル・キートン  レイチェル・マクアダムス
    リーヴ・シュレイバー  ジョン・スラッテリー  スタンリー・トゥッチ


Spotlight



2002年、ボストン・グローブ紙の新任編集長バロン(リーヴ・シュレイバー)は、これまでうやむやにされてきた神父による児童への性的虐待事件の真相究明を決定。
特集コラム欄 「SPOTLIGHT」を担当するウォルター・”ロビー”ロビンソン(マイケル・キートン)が率いるマイケル(マーク・ラファロ)達チームによる専任調査を開始する。
事件の被害者や弁護士らへの地道な取材を重ねるうち、大勢の神父が同様の罪を犯しているという戦慄の実態が明るみになる。
さらに教会側は事件を認識した上で、隠蔽しているのではという疑惑が浮上するのだった・・・。


Spotlight
「SPOTLIGHT」の5人の記者たち(手前)(左の奥は編集長~)


いやぁ、これ面白かったです。こーゆー映画大好きです。
特集コラム欄「SPOTLIGHT」の5人の担当記者が、長年うやむやにされていた神父による児童への性的虐待事件と、それを組織的に隠蔽していたキリスト教会全体への告発を記事にするまでを描いた作品。
鑑賞しながら、「あ、この雰囲気あれだわあれに似てるわ」って思ったのが、アラン・J・パクラ監督の社会派映画の傑作『大統領の陰謀』。
ウォーターゲート事件を調査するワシントン・ポストの記者を描いたあれと雰囲気似てます。
本年度アカデミー賞脚本賞を受賞したストーリーは記者達が地味に地味に取材を続ける様子を淡々と描きます。
もの凄い大事件とか起こらないし、登場人物達の会話劇がメインでスクープ発表までの事象を追うある種物静かな演出。
しかしながら、絶えずヒリヒリとした緊張感がスクリーンから溢れ、固唾を飲んで経緯と結末を見つめてしまいました。

Spotlight
地道にコツコツ……


神父による児童への性的虐待事件が起こっているのに、それを大きく紙面で取り上げていない事に疑問を感じた新任の編集長がもう一度事件を洗い直そうと決めるところから物語は始まります。


Spotlight
超物静かなリーヴがなかなか良い


たった5人で編成されているコラム欄「スポットライト」の記者たちは地道に足で取材を続けます。
調べれると出るわ出るわ、数多くの件数の被害が明らかになってきます。
貧困や家庭不和で弱い立場にいる児童が多く狙われており、刑事事件になっているにも関わらず示談で済んでいるケースがあまりにも多い。
そこに疑問を感じた記者たちの取材で明らかになるのが教会側と弁護士の組織的な介入の疑惑が・・・。


Spotlight
地道にコツコツ……


実際問題事件を起こした神父が一番悪いのだけれど、それをもみ消し隠蔽工作を続けた教会組織にも大きな問題があります。
しかし敬虔なクリスチャンや関係者たちは教会と争う事を良しとしません。
記者たちは丹念に事件を追い続け、協力する被害者たちに絶対に見捨てない、必ず事実を白日の下に晒すからと協力を求めます。
しかし次々明るみになる事件の根は深く、負の連鎖も感じます。
クリスチャンの方はこの映画をどういう気持ちでご覧になるのか、非常に気になりました。

心理カウンセラー(声:リチャード・ジェンキンスざんす!)が語るセリフが重かった。
「信仰と教会は別。教会は”人が作った”ものだから、間違いを起こす。それらと信仰は分けて考えないといけない。」
事件を鋭く告発しながらも、この映画はそこをちゃんと伝えたいんだなと思いました。
そして何よりも多くの障害に阻まれながらも、事実を報道しようとした記者たちの勇気や努力に感動しました。
ラストの鳴り止まない電話のシーンから、エンドクレジットへの暗転。
カタルシスがハンパなかった。魅せられました。




さてと、いつものミーハーブログに戻ろうww
本作アカデミー賞作品賞ゲットしてますが、非常に画面が地味でーすww


Spotlight
ずーーっとこんな感じ


出てくるのほぼほぼおじさんでみんなブルーのBDシャツにチノパンとか穿いてて、衣裳の煌びやかさもナッシングー。


Spotlight
ええ、もうずーーっとこんな感じ


しかし全く問題ナッシング―!
ぐいぐいと作品に引き込まれるのは、役者達の演技合戦の賜物でしょう。



まず本年度のオスカー主演男優賞にノミネートされた当ブログの「勝手に一人広報室」を開設中 毛だらけセクシー・マーク・ラファロ


Spotlight
ハルク5秒前


やり手記者レゼンデスを演じるラファロ。
今回は前髪パツンだよ。んでも消せないセクシービームね。
事件に関して途中で感情を激するシーン、わたしも一緒になって憤怒してました。
感情爆発系の演技珍しいけど、うん、やはりいーわ。
この人目よね!そして声!声がセクシーなんだわ。
ピシッとしてるよりヨレってしてる方がなんか退廃的魅力っての?
毛だらけだしさ。ふふ。お子ちゃまにはわかるまいこの魅力。


Spotlight
おじさんの色気なめんなよ


今回ラファロも良かったんですが、『バードマン』で注目されたマイケル・キートンがすごっく良かった。本格的に第一線に返り咲いた作品だなという印象。
なんだろか、彼の安定感。
奇をてらった演技をするわけではないのに、鑑賞後キートンさんの演技とセリフが頭の中をリフレイン~。
どーも喋り方が好ましいのかな、もー頭悪いな上手く言えない。
ちょっとマイケル・キートンの過去作観なおしてみようと思いました。今更ながら非常に気になる。


Spotlight
気になるアイツは すっかり上に面長になりました。


毎度味のあるバイプレイヤー、大好きなスタンリー・トゥッチがクセのある弁護士を演じていて、またもやいい味出してました~!
非常に美味しい役どころなのだけれど、それをちゃんと上手く料理できるかは役者の手腕。
トウッチさんが演じるとよりキャラクターに命が吹き込まれるっつーか。要は上手いんですよこの人。
ただの気難し屋でなく、被害者に対する真摯な気持ちや正義感がちょっとしたしぐさや表情に出ていて、あーもー今回もやられちゃったな。
この方出てくるとなんか嬉しくなっちゃうんですよね。善人から悪人、コメディからシリアスまで守備範囲膨大なトゥッチさん♪
お気に入りの役は『プラダを着た悪魔』のスタイリスト、ナイジェル。
気持ち悪くて大嫌いなキャラだけど、名演だった『ラブリー・ボーン』。
あれ出たあとさー、もう普通の役できなくなるかもって人知れず心配してたんだよー。けど、全く問題なしで良かった安心した。
ズラ着用するだけで誰だか分からなくなる凄さもあり、超カメレオンだよね、この人も・・・。


Spotlight
今回はズラバージョンな!


おっさん揃い踏みの布陣の中、紅一点のレイチェル・マクアダムス。
派手さの無いマリア・ベッロとかがやりそうな役なんだけど、マクアダムスの親しみやすいキャラクター、非常に爽やかだった。
この人絶世の美女とかでなく、どっちかって言うと親しみやすい(体系とか)癒し系女優じゃないですか。
出演作を可愛いキャラから演技派俳優へシフトチェンジしているんでしょうか。ホフさんの遺作『知り過ぎた男』とかね。
『アバウト・タイム』可愛かったけどね♪


Spotlight
今後の方向性を模索中でない?



そして、もう一人、「勝手に一人広報室」解説中。
最近俄かに(みーすけ近辺限定で)ブームになっているこの人。
クラちゃんことビリー・クラダップ出てますです!
人当たりが良く当たり障りのないwwハンサムさん。
しかしちょっと裏を感じるグレーなホワイトカラー弁護士をまたもやカメレオンな感じで演じてます。好きだ。
善では無く、かといって悪とも言えない、微妙な立場。
マイケル・キートンらに詰問された時にポロっともらした事実におおお!ってなるんですけどね、そん時の本当は誠実な部分がちゃんとあるんだよってな瞳の色よ・・・。
ん~~~。注目して観てください。癖になるからこの人。
『スリーパーズ』で「あっ」と思ったって以前言いましたが、なんと映画デビュー作だったという。みーすけ青田買いだったww


Spotlight
はい、ご一緒に!
知名度上がれ!人気出ろーーー!!!



編集長のリーヴ・シュレイバーの静かな演技がとても良かったし、トニー・スタークのパパ、ジョン・スラッテリーもいい仕事してたし、演技の上手い役者がしっかりと演じていて非常に見応えがありました。
良い映画です。観てほしい。
華は皆無けどねWWW


あんま画像が地味でもアレなので、広報室から素敵ショットを落として今回はお別れしましょう。
では、さいならさいならさいなら・・・・


Spotlight
アンニュイに佇んでるセクシーラファロ❤


Spotlight
カジュアルも美味しいクラちゃん❤

広報活動は続く……。
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『マクベス』 病んだファスは極上に美味い

『マクベス』(2015)イギリス=アメリカ=フランス
原題/Macbeth
監督/ジャスティン・カーゼル
出演/マイケル・ファスベンダー マリオン・コティヤール パディ・コンシダイン  デヴィッド・シューリス ショーン・ハリス他


201605152059071be.jpg



中世スコットランド。
我が子を亡くしたばかりで悲嘆に暮れるマクベス(マイケル・ファスベンダー)は仁徳高きダンカン王(デヴィッド・シューリス)の部下として反乱軍との激しい戦闘に従軍する。
辛くも勝利を収めるものの多くの部下を失い満身創痍なマクベスの元へ謎めいた魔女が現れ不可解な予言を囁く。
「万歳、コーダーの領主」「万歳、いずれ王になるお方」
また、マクベスの腹心バンクォー(パディ・コンシダイン)には「将来の王の父となられるお方」と告げ忽然と霧の中に姿を消してしまう。
そんなマクベスの元に王の使者が訪れ、コーダーの領主が死罪となったため、次の領主となるよう勅命が下るのだった。
知らせを受けたマクベス夫人(マリオン・コティヤール)は愛する夫に領主だけでなく王位を継がせる事を目論み、祝賀会で王を暗殺するようマクベスを説得する。
邪悪な妻の策略に激しく動揺するマクベス。
しかしダンカン王が祝宴の最中長男マルコムに王位を継がせると宣言するのを聞き心を決めたマクベスは、その夜王が眠るテントへ忍び込み人望熱き敬愛する王の胸に何度も探検を突き刺すのだった・・・。


Macbeth
夫婦で地獄へ・・・


ご無沙汰でやんす。みーすけです。
ここ暫く体調不良が続き、仕上げにインフルBやって死ぬかと思いました。生き延びました。健康って素晴らしい。
しんどくって映画行けなくて更新滞っておりましたが、復帰作品はこれと決めてました。
「ハムレット」「オセロー」「リア王」と並ぶ、シェイクスピアの4大悲劇のひとつとして知られる戯曲「マクベス」。
中世スコットランドを舞台に、勇猛果敢ながら小心な一面を持つ将軍マクベスが野心家の妻とともに歩む血塗られた生涯を、オーストリア出身のジャスティン・ガーゼルが監督。
今年はシェイクスピアの没後400年のメモリアル・イヤーなんですってねー、知らなかったー。
シェークスピアなぁぁ、・・・敷居が高くてか~な~り~苦手。
でもね、わたしの天使ちゃんが主演なので、ちゃんと事前に原作も読み人物相関を頭に入れて初日に臨みましたともさ!ええ!
てゆーか、マクベスって実在のスコットランド王をモデルにしてるんですってよ奥さん!
知らなかった~って、そんなシェイクスピア音痴が観て大丈夫なの????


答え。

Macbeth
大丈夫です


ただ、全く話を知らないよりwikiを軽く読む程度には原作を知っておいた方がいいと思います。
登場人物の相関関係を知っているとかなり物語に入り込み易いですね。斜め読みだったけど原作読んでて良かった。
会話も戯曲の原作に沿っているので言い回しがかなり固いのだけれど、「あ、これ苦手なヤツかなぁ~」って考えてたのは本当に最初の方だけ。
まず映像の雰囲気にやられちゃいました。
色が非常に印象的なのですよ。


Macbeth
どの場面もとにかく寒そうで参ったよ震えたよ


荒涼とした高原で葬儀が執り行われている。
幼い子供を亡くし悲嘆にくれるマクベス夫妻。
ブルーグレーで彩られた温度のないスコットランドの風景は子供を亡くした夫婦の心の中を表すかのように凍えるように寒々しい。


Macbeth
うおおおぉぉぉ!! いてまえーーーー!!


一転、反乱軍との戦闘場面。
雌雄を決する戦い。雄叫びを揚げ敵陣地へと切り込むマクベス率いる戦士たち。
剣と弓と肉体のみで闘う戦は死と隣り合わせ。
自らが送り出した部下の骸を乗り越え敵方の大将を悪鬼のような表情で斬りつけるマクベス。


Macbeth
おりゃ!!  ここだけで止めるとちょっと可愛い。


赤く燃えたぎった戦場は、闘いが終わると色味のない霧に覆われる。
平原に佇むマクベスの表情には、勝利しても喜びの色は無く、多くの部下の亡骸を茫然と見つめるばかり。
闘いに疲れたマクベスの瞳は暗い悲しみが浮かんでいて、堪らなくそれがセクシーでもありやはりファスの醸し出す雰囲気がセクシー。


Macbeth
勝利したものの、マクベスの表情に喜びは無く


この短い導入部分で我が子の死と、凄惨な戦場での闘いによるショックで、ある種鬱状態で生きる事に疲弊している病んだマクベスが描かれるのです。
そこへ降ってわいたような出世話。
忠誠を誓った王に刃を向ける事に怖気づくマクベスを鼓舞し、巧みに王暗殺へと我が夫を誘うマクベス夫人。
こう書くと毒婦のようですが、マリオン・コティヤール演じるマクベス夫人はどこか儚く脆い。彼女もまた、子供を喪った事により生きる糧は夫の出世のみになっているという解釈なのでしょうか。


Macbeth


執拗に暗殺を煽る妻の言葉と、戦場で命を落とした年若い兵士の幻影に追い詰められたマクベスはとうとう短剣を手に王が眠るテントへと忍び込み、主君の胸に何度も何度もその刃を突き立ててしまう。
それが、自らの地獄の始まりとも知らず・・・。


Macbeth
王に謝辞を受けてこんなあざとい表情してたのに・・・


主君を暗殺し王位に就くものの、その重圧に耐えきれず次第に錯乱していくマクベスを演じるのは病みと闇を演じたら敵なし、しかしその素顔は天使なマイケル・ファスベンダーだこの野郎!!


Macbeth
どんどん正常な感覚を失っていくマクベスがやはり可哀想で可愛い❤


もーねー、上手い。分かりきってるが上手い。あかん、それしか浮かばん。
そして精神の均衡を欠いて、どんどんおかしくなっていくマクベスの神々しいまでの危うくセクシーなことよ。
古典文芸を演ろうが、アメコミのヒーローを演ろうが、セックス中毒のビジネスマンだろうが、とにかくファスが病んで涙を流す姿は等しく美しく可哀想で可愛くてで堪らんのです。
本作『シェイム』と同じプロデューサーだとか。さすがファスの魅力が分かってらっしゃる。


Macbeth
サービスショット。水も滴るいい男


とにかく壊れるマクベスが美しい。
泣け!ファス泣け!ってなりますね。
ファスの泣き演技もここに極まれり。
自らの主を我が手で殺めた恐怖と罪悪感、そして登り詰めた王座の重みに耐えられずに流す一粒の涙。
はい、ではここでそのファスの涙をご覧下さい。
ちょっと暗いからよく見てくださいね。

はい!


Macbeth


お分かり頂けただろうか?

んああぁぁぁぁ!! んもぉぉぉ堪らん……。
泣いちゃってますね~可哀想で可愛いですね~。
思わず抱き締めたくなりますね!
キュンっっってなりますね!!
この落涙を最後にマクベスの精神はどんどんと闇に落ち、掴んだ王位を脅かす者をどんどんと血祭りにあげ、同じく本人も狂気の海に沈んでしまうのです。
この豆腐メンタルなマクベスいい!ファスならではのマクベスですね。
ああ、堪んない、このシーン大好き、もっかい泣かせとこう。

Macbeth
ポロリン・・・


さて、今回マクベス夫人を演じたマリオン・コティヤールも良かった。
自ら愛する夫に王の暗殺をさせながらも、狂っていくマクベスの行動に彼女もまた自責の念を感じどんどん衰弱していってしまう。
とにかく彼女が可憐で儚げ。
煽るだけ煽ってお先に失礼しちゃう展開には若干「おいおい、そりゃないぜ」って思っちゃったのはファスのファンなので許してほしい。


Macbeth
許してください。


共演者がいーんですわ。
マクベスの腹心の将軍バンクォーにお気に入り俳優パディ・コンシダイン。
いや、もしかしたらマクベスより品があるwww戦場での戦士としての表情と幼い息子に話しかける時の柔らかい表情がおお!って思うほど違ってて、友として部下としてマクベスに忠誠しているのにぃぃぃぃ。
いや、パディさんほんといい役者です。


Macbeth
髭もじゃで誰?状態だけど、パディ・コンシダインだよー


マクベスが裏切るダンカン王にデヴィッド・シューリス。
先日ヘレン・ミレンの『第一容疑者』久々に観てたら若きシューリスさんが出てて、おおそーだった出てたわぁ!って。
わたしゃシューリスさんのもちゃっとした口元が好きでのぉ。ちょっとアヒル口なんだよね。わざとか?あざといぞシューリス。


Macbeth
すっごくもちゃってして独特な口許してるんだよね。


いやまあ、しかし本作の推しはファスだねファス。
もう病み上がりだしさー、本ブログにきちんとした映画評を求めて読みに来る方もいらっしゃらないだろうしさー、ファス馬鹿垂れ流さしてください。
敷居が高く苦手だったシェークスピアも、戯曲からそのまま持ってきた固い台詞も全く気にならず、やはりお代わりを我所望スになるからね。
てーことはファスがミュージカルとかカンフーとかキ●ヌの映画に出てくれたら、苦手克服できますね!!ってことかな。


このあとファスは夏の『X-MEN アポカリプス』の公開、そして同監督との年末のASSASSIN'S CREEDでしょー、来年来るアリシアちゃんとの『The Light Between Oceans』、リド爺のプロメテウス続編、オーストリアの連続殺人鬼のとかも~~作品目白押し!!堪らんすわ~~ファスファスにゃんにゃん。
ファス汁補給して元気出るわ。
ありがたや。
さ、お風呂入って寝よ。


Macbeth
ビールも飲もっかな
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天邪鬼なので映画の好みも多少偏りありです
毒も吐き、妄想も垂れ流しますが笑って許してくださいませ
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