発表『英国男優総選挙 2016』

英国俳優総選挙


さて、このフラグを揚げる時期がやってきました!
英国男優好きのみならず、映画ファンが気になっている”あれ”の発表がありましたね。
先日ネットでも配信されたので、もう記事アップ解禁だね、ってことで。

『2016 英国男優総選挙』 結果発表~~!!


さっそく以下順位をどぞ!!


1位 コリン・ファース

英国男優総選挙2016
最近あんたの事ばっか書いてんなwww

昨年の9位から一気に首位へ駆け上ったのは、我らが”ハリー”コリン・ファース
わーーーパフパフ♪ドンドン♪♪
これはもう明らかに『キングスマン』効果だね。
スレンダーな長身に隙の無いスーツ姿で演じたマナーたっぷりなスパイ役で、既存のファンはもちろん、ご新規様のハートもゲットで堂々の1位に。
イギリス紳士らしい素敵な外見はもちろん、その演技力はオスカー受賞で証明済み。
『キングスマン』でのまさかの超長回しアクションでキャラの幅も広がって正に怖いものなし。
おめでとーーコリン!❤


2位 トム・ヒドルストン

英国男優総選挙2016
にゃんこもメロメロってか

端正なマスクと187センチの高身長、高学歴に加え遠縁に貴族もいる高貴なお家柄出身と、英国男子好きの腐女子のハートをがっつりのトム・ヒドルストンが昨年の1位から惜しくも順位を落とし、2位でランクイン。
夏に発覚したテイラー・スウィフトとのド短期交際がランク下落の原因か?
紙面やネットを騒がせ、わずか3か月で破局。
パーソナルな事をあれこれ書かれて人気者は辛いね。
役者業を頑張れ。
神のバカ次男ロキのキャラが大好きなので、次の『マイティー・ソー』シリーズも期待してるよん。
兄上をあんまりいじめないであげてね!


3位 ジェームズ・マカヴォイ

英国男優総選挙2016
目がいいよねー目が❤

毎年何気に上位をキープしてるヴォイ先生が今年はなんと3位に上昇!
手堅いね~。
『X-MEN アポカリプス』の禿げチャールズを演じるにあたり潔く丸刈りになって役作り。
頭の形も綺麗だよねー。
しかし、最近ちょっと演技に力みを感じるんだけど…💧
で、次回作は「あの」M・ナイト・ジャマラン作品で役柄がなんと多重人格者!
坊主頭の女装でシナを作る予告トレーラーに期待やら不安やらとにかく~!楽しみ~!
6月にイキナリ離婚してしまい、シングルなう!
残念、ファスは今アリシアちゃんとラブラブだ。え?関係ない?


4位  アラン・リックマン

英国男優総選挙2016
ベルベットボイスよ永遠に

今年1月突然の訃報にみんな愕然。
彼の急逝を惜しむファンの熱い思いでリックマン先生が4位です。
ノーブルなお姿と極上のベルベットボイスを、もう新作で堪能することが出来ないとは……。
『ハリーポッター・シリーズ』が終わり、さてこれからは監督業にも力を入れて…と構想していた矢先のあまりにも突然のお別れ。惜しい。悔しい。寂しい。
リックマン先生、安らかに。


5位 タロン・エジャートン

英国男優総選挙2016
あざと系な表情の写真多いぞ

一気に上位に上ってきた旬役者タロン君。
映画出演作4本でこのランキングって凄いですね。
これも『キングスマン』効果かと。
若い下駄顔はタイプではないけど、可愛いものを愛でたい女子の気持ちは理解できます。ワンコみたいだもんね♪
可愛いだけでなく、王立演劇学校出身の演技もばっちり。
次世代英国男優の筆頭株候補。期待してるぞタロン君。


6位 マーティン・フリーマン

英国男優総選挙2016


個人的にはドラマ『シャーロック』のジョンの印象が強いけど、映画にも結構出てますね。
あ、『ホビット』シリーズ苦手で観てねーや。
あざと可愛いお洒落さんなのもポイント高く、今年も安定のランクイン。


7位 ベネディクト・カンバーバッチ

英国男優総選挙2016
ふ、不覚……

おおおっとおぉぉぉ!!ベネディクト・カンバーバッチまさかの転落!
長いにも程があるけど、わたしは長い顔好きよ。
この人のファンって、カンバーバッチファンというより、”『シャーロック』のファン” の層が広く深く大勢いるような気がする。
個人的には『イミテーション・ゲーム』の演技で非常に感動しました。
そんなベネちゃんが次に演じるのはマーヴェルの『ドクター・ストレンジ』。
シャーロックのシーズン4もも年明け早々BBCでオンエア。
「英国の至宝」の来年の順位が今から気になるところ!


8位 サイモン・ペグ

英国男優総選挙2016
アイドルなめんな

『スタートレック BEYOND』での来日も記憶に新しいサイモン・ペグ。
個人的にはもっと上行くかな~と思ってましたが。
このパグ顔(従姉の感想)の赤毛のぶちゃかわいいイギリス人を『ショーン・オブ・ザ・デッド』で観た時、こんな大人気アイドルになるなんて誰が想像できたであろうか?!いや、できない。
とにかく姫ベンジーの可愛さよ!!


9位  エディ・レッドメイン

英国男優総選挙2016
THE英国男子

いわゆる一つの英国男子らしい英国男子エディ君。
ハリーポッターシリーズの新作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の公開が間近ですね。
綺麗な顔してがっつり演技派なのがたまんないね。


10位  トム・ハーディ

英国男優総選挙2016
ぴよ毛がたまらんwwwww

pu-koさん、おめでとうございます!!!
いや、昨年の結果が低すぎたんだよね~。
『マッド・マックス デスロード』であんなに盛り上がり、しかも主演作が連続で上映されていた、人呼んで”トムハ祭り”で人気低いなんてありえないよね~仔犬ちゃん❤
10位ランクインおめでとう~~♪♪


以下11位~20位です

11位 サム・ヒューアン
12位 ポール・ベタニー
13位 ヒュー・ダンシー
14位 ベン・ウィショー
15位 リチャード・アーミティッジ
16位 ルーク・エヴァンズ
17位 ダニエル・クレイグ
18位 やっと出た…。 マイケル・ファスベンダー

英国男優総選挙2016
わはははは!!! 

英国男優総選挙2016
絶賛幸せボケ中

19ヘンリー・カヴィル
20トーマス・ブローディ・サングスター


以上


さて……
書こうかどうしようか迷ったんですが…まあこんな最果てへき地ブログだしまあいっか。
本結果を確認すべく雑誌スクリーンを買いに行ったとき。
とうぜんファス廃なんでまずファスの順位をチェックしますよね。
そこでファスの紹介文章を見て……

”ハンサムで演技力も抜群だが、” 「ふむふむ」

”Xmenシリーズでは悪役に” 「ん?…悪役??」

「はあぁぁぁぁぁぁ???」

エリック激おこ💢
暴れんぞワレ


悪役?エリックが悪役??
X-MEN三部作のエリックのどーこーがー悪役かーー!!!
映画ちゃんと観てない人が編集コメントしてる~~。
仮にも老舗の映画雑誌を謳い、人気総選挙の特集を組むのであれば、せめてランクインされている役者の背景ぐらいきちんと確認してから記事を書いていただきたい。

しかも『X-MEN』クラスのビッグバジェット作品の主要キャラクターの役柄もちゃんと分かってない担当者が記事を書いてるなんて。
わたし神経質すぎますか?いやそんなことは無い。 反語
たかがワンセンテンス、でもそこ譲れなかった。
愚痴っちゃってすみません、でも書かずにいられなかった。

英国男優総選挙2016
Hey,hey!! Calm down!!

ありがとうビルおじさん。
気持ちを切り替えて……。
想いがある人と無い人のコメント熱さがこうまで違うか?な総選挙の結果発表。
みなさんのお好きな男優はエントリーされましたか?


みーすけの個人的な順位は昨年と変わってませんなぁ。
因みに各方面からわりと喜んでいただいた、ランキングは以下 ↓

驚くほど加齢臭漂うみーすけ版 『裏英国男優総選挙』 2015

では来年の総選挙まで……
さらば!!
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tag : コリン・ファース ジェームズ・マカヴォイ マイケル・ファスベンダー 英国男優総選挙

『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』コリン・ファース「英国男優総選挙」一位記念

『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』(2016)イギリス
原題/Genius
監督/ マイケル・グランデージ
出演/ コリン・ファース ジュード・ロウ ニコール・キッドマン ガイ・ピアース ローラ・リニー ドミニク・ウエスト 他


ベストセラー


やり手編集者マックス・パーキンズ(コリン・ファース)の元に無名の作家トマス・ウルフ(ジュード・ロウ)の原稿が持ち込まれる。
ウルフの才能を見抜いたパーキンズは親身に彼を支えながら処女作を出版、ベストセラーへと導くのだったが……。




1920年代、ヘミングウェイやフィッツジェラルドを世に送り出した名編集者と、鮮烈な文章で「Genius」と評された若き作家の友情と半生を描いた作品。
奇しくも先日の「英国男優総選挙」で一位!!に輝いたコリン・ファースの新作を観てきました。
おめでとーコリン!
共演は前髪離れ孤島化が危惧されているジュード・ロウ
監督のマイケル・グランデージはロンドンの舞台演出出身です。



1920年代のニューヨーク、ヘミングウェイやフィッツジェラルドの才能を見出し作家として世に送り出した名編集者マックス・パーキンズ。
彼の元に無名の新人…というか出版歴ゼロのトマス・ウルフが原稿を売り込みにきます。


ベストセラー
こんちわ!!僕の原稿読んで!!


情熱に任せて書かれた原稿は大量でもの凄い枚数。
しかし文章の中に光る原石を見出したパーキンズは「出版しよう」と契約を交わすんですね。
ウルフの文章は溢れんばかりの情熱が込められた語り口。
しかし言い方を変えれば思いが重すぎてくどいwww
ダラダラ同じような表現が続き、一つの事象を伝えるのに何十ページも費やしたりしてる。
おお、これってまさにわたしが翻訳本が苦手な大きな理由!!
比喩やら暗喩やらだらだら続くあれが苦手でさ~www


ベストセラー
この表現要らん! このキャラ好きだから語りたい!


あ、で、そんな語りは熱いがまとめ能力のないウルフを導くパーキンズの添削は、自らが赤ペン先生で手を入れることなく、ウルフ本人が答えを出すように舵を取り導くんですね。
きっとパーキンズ本人が文才ありありだったんでしょう。


そうやって生まれた処女作「天使よ故郷を見よ」はべストセラーとなり、ウルフは一躍文学界の寵児となります。
引き続きウルフは大量の書きかけ原稿(半端ない枚数!!)を持込み、またもや削除、書き直しの繰り返し。
本を仕上げる為に共に意見を交換する2人の信頼関係は作家と編集者を超え、さながら親子のよう。


ベストセラー
ジャズクラブに繰り出す二人。 音楽もいーよー。


パーキンズは愛する家族(妻と娘が5人!)との団欒を犠牲に、ウルフは愛人でありパトロンの舞台装飾者バーンスタイン夫人(ニコール・キッドマン)の激しい嫉妬に悩まされながらも、2作目「時と川の」を完成。
またもや大絶賛のウルフは文学界の「Genius」として囃し立てられます。
パーキンズとウルフの蜜月は長く続くように見えるのですが……。


ベストセラー
二人の友情はずっと続くかに思えるのですが……


大量の文章の中から光るフレーズを選択し、残りをばっさり切り捨てる編集過程はまさに生みの苦しみ。
編集と言う作業の尊さをしみじみ感じます。
駆け出し作家の原石文章を宝石にするのに、編集者の手腕は大きな割合を占めたのではないでしょうか。

しかしそれを編集者パーキンズ無しではベストセラーは無し得なかったと揶揄され、意地になって反発するウルフ。
その態度は親離れをしようとする子供の姿を彷彿とします。
芸術家の栄枯盛衰を凝縮するように体感するウルフの人生はさながらジェットコースターのようでした。それが降りる事のなかったジェットコースターってのが切なす。


ベストセラー
コリンは安定の演技力だねー


パーキンズを演じるコリン・ファースの演技は安定のグッジョブ。
ウルフに対する想いは仕事を超え、まるで息子のように愛情を持って見つめていたであろうパーキンズの内面が物静かな佇まいや表情から溢れ、さすがとしか言葉がないね。
5人の娘と妻と過ごす騒がしい家の中で、クローゼットに籠って読書する様子は「お父さん、場所ないのね~」って感じだけど、騒がしいけれど家族を愛している素敵なパパっぷりが感じられてとても魅力的だった。
流した涙に釣られなきしたよ💧


ベストセラー
ハンサム復活ーーー!!!


一方ウルフを演じたジュード・ロウ
わたし彼の演技を観て「あ、いいな~」と思ったの、『ガタカ』以来かもしれん。
ひぇ~、ひっさしぶりすぎか!大根とかそんなことは微塵も思ってませんよ!
上手いけど、初期の頃の衝撃的なフェロモンとか魅力がだんだん消えてきてるな~と。
しかし本作のウルフの大胆ながら繊細、大声で自信たっぷりに見えながら内面の脆さ、危なっかしさが溢れるキャラ作り、素晴らしかった。
天才肌のある種気難しいウルフという人物が非常にチャーミングに見えたのは、ひとえにジュード・ロウの表現によるものだと思います。


ベストセラー
美しい。 きっと大金使ってるね


ウルフに首ったけでちょっと病み入っちゃってる愛人のバーンスタイン夫人を演じたニコール・キッドマン。
この人病んでる演技特に上手いと思いません?
キャラは重くて面倒なバーンスタイン夫人だったけど。
ま~安定の美しさ。ちょっと美しすぎて怖いわ。
かなりケミカルやってるよね?
素でこの美しさ無理だよね??
ハリウッド、恐ろしい。


ベストセラー
普通のガイピ、久しぶりでない?


久々に素顔を見たような気がした、chacoさんお待ちかねのガイ・ピアーズも病める嫁に翻弄される没落フィッツジェラルドを、さすがの肩の力の抜けた演技でしっかり華を添えておりました。
もっとガツンと出演作観たいな。


ところで、このトマス・ウルフって作家。
ん~~全く知らなんだ。不勉強ですんません。
1920年代後半から1930年代にかけて一世を風靡し、当時落ち目だったフィッツジェラルドを小ばかにしたような態度を取り、飛ぶ鳥落とす勢いだったのに。
2016年、みーすけはフィッツジェラルドは知ってるけどウルフは知らない~~。
あ、読書家の方はご存じかもしれませんね。
でも、名声って儚いものだなぁぁと何だか切なかったです。
ちょっと興味湧いたので、トマス・ウルフ読んでみようかなって思いました。


あ、最後に一言。
ジュード、あんた 植毛したね。


ベストセラー
ん????


さらば!!!
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tag : コリン・ファース ジュード・ロウ

シングルマン 錆びた映画脳に潤い

どーもー!みーすけです。
さて、ここ数か月、「傑作!感動した」「素晴らしい作品だった」「最高に面白い!」等々評判のよろしい劇場公開作品を何作か鑑賞するも、

「うーん、あんま響かないなぁ」「そこまでいいか?」「なんかイマイチ」

って事が続き、これは自分の感性が鈍い?審美眼が錆びた?とけっこう凹んで、しばらく劇場鑑賞控えようかなぁと真剣に悩んでたんですが。
HDDの整理をしていて本作と目があって久々に再見。それこそ心が震えて涙が止まらなくてそーかここ最近に観た作品は単に自分の感性に合わなかったんだなって安心できたよ。トム・フォードありがとよ、これからもヨロシクな ←上から

数本の書きかけ新作レビューより今回はこれ、『シングルマン』です。


A single man


『シングルマン』(2009)アメリカ
原題/A Single Man
監督/トム・フォード
出演/コリン・ファース ジュリアン・ムーア マシュー・グード ニコラス・ホルト



キューバ危機下にある1962年のロサンゼルス。
イギリス人の大学教授ジョージ(コリン・ファース)は16年来のパートナーだった最愛の男性ジム(マシュー・グード)を交通事故で亡くし、失意のどん底にいた。
生きる価値まで見失ったジョージはその日自殺の準備を進めるのだったが……。


A single man
最愛のパートナーを亡くした大学教授


A single man
二人の恋愛は家族に認められず、葬式の参加も拒否られてしまう 辛すぎ💧


世界的なファッションデザイナー、トム・フォードの映画監督デビュー作は、キューバ危機真っただ中のアメリカ西海岸を舞台に、恋人を亡くし失意の底にいる大学教授が死を決意し自殺するために準備を進める「ある1日」を描いた作品です。
主人公の大学教授ジョージには目を見張るほど素敵にスーツを着こなしたコリン・ファース


A single man
身体も絞って頑張りました


映画冒頭水の中でもがくジョージの姿が。
暗い水中で必死にあらがっても、深い水底から浮き上がることはできない。
恋人ジムを喪った悲しみで息をするのも苦しく、まるで溺れているような日々を過ごすジョージの心象風景です。


A single man


さらに実際は目にしていない事故現場で、横転した車から投げ出され瞳孔の光を無くし冷たくなっているジムに口付ける夢を見るジョージ。


A single man

朝が来ると身体は勝手に目覚め、また同じ虚無の日を過ごさなければならない辛さ。


A single man
目覚める度に感じる喪失感 これは辛い


愛する人のいない日々は苦しく無味乾燥で色褪せている。
生きることに絶望したジョージは、自殺する事を決意し朝から準備を進めます。
遺書をしたため、葬式用のスーツや靴を用意し、ネクタイの締め方までメモで指示するジョージ。


A single man
彼を取り巻く日々は色味を無くしている


ところがいざ死ぬことを覚悟したとたん、グレーの世界にも色味がある事に気づくジョージ。
ドラッグストアで出会った青年と一緒に吸うタバコの美味しさ。


A single man
バックが『サイコ』の看板ってのがツボだわー。


A single man
素敵な青年にうっとり。 この人ルーク・エヴァンスの元カレ


疎ましかった隣家の少女の愛らしさ。


A single man
一気に画面に溢れるブルーに目が覚めるよう


そして授業に出席しているケニー(ニコラス・ホルト)と語らう楽しさ……。
恋人ジムとの思い出に浸りながらも、生きる事の喜びをもう一度見つめ直そうとするジョージなのですが……。


A single man
B.Bみたいな女子よりも美少年!


表現する事に秀でた人はファッションだろうが映画だろうがセンスあるものを創れちゃうんだな。
トム・フォードが創りだす洗練された映像スタイルは初監督作とは思えないほど秀逸。
たとえ過剰に趣味に走っていても、ステレオタイプなお洒落感だとしても、ものっ凄く分かりやすい演出だとしても、トム・フォードこだわりの美学とセンス溢れるそれらに息を飲みます。


A single man
リラックスした二人 ホントに幸せそうなのに....


特筆すべきは画面の色。
失意のジョージが目にする日常は、彩(いろどり)に欠けグレーッシュにくすんでいます。
ところが一転心ときめかすモノを目にした途端、ハッとするほどヴィヴィッドな色が画面に溢れ、世界は光と色彩に染まります。
それは例えば、上半身裸でテニスに興じる生徒だったり、少女のブルーのドレスだったり、赤や黄色の鉛筆削り、フォックステリアの愛らしい瞳。
皮肉にも死を決意した事で、逆に自分の周りに愛しい事柄がある事に気づくジョージ。
色彩で表す演出は分かりやすい。でも、だからこそストンとこちらに伝わるんですね。


A single man
モノクロな思い出


今はどん底に辛いけれど、いつか悲しみは思い出に変わり明るく彩られた日々が戻るかもしれない。
ソファーで眠る天使のようなケニーを見つめるジョージの心に暖かな想いが溢れ、彼の世界は明るい色に染まります。


しかし皮肉な運命は黒い口を開けてジョージを待っている。
これ、かなり鬱なエンディングです。
えええーー?!今それが起こるかーー!?って。
静かにジョージに近付く黒靴の足先を見ると、もう胸がギュッと締め付けられて、もぉぉ~~!
泣ける.....。
しかしなぜかそこまで気持ちが落ち込まない。
哀しく、切なく、でもほっとした気持ちにもなる不思議なラスト。
優しい口づけに癒されました。



役者の演技もこれまた素晴らしい。
コリン・ファース
監督自らデザインしたミラノ製スーツをびしっと着込み、時代感溢れる黒メガネはまるで『国際諜報局』のハリー・パーマー=ケイン様!
てか、この姿が『キングスマン』配役への布石になったに違いない。
喪った愛の大きさに嘆き、なんとかもがくジョージの可哀想が堪らん。


A single man
細かい仕草や表情で内面が伝わる流石の演技力


ちょっとした目の表情やセリフの言い回しに愛情やときめきを感じる繊細な演技は、さすがオスカー役者の面目躍如ですね。
もうホント素敵、としか言いようがない。



共演のジュリアン・ムーアが演じる蓮っ葉なのに脆い女性チャーリーはハマり過ぎ。


A single man
「元カノ」で今も親友という微妙な立場


『アバウト・ア・ボーイ』後 あっと驚く美青年に成長した当時19歳のニコラス・ホルトにも驚いた。可愛いくて♪ジョージがメロってなるの分かる。


A single man
あの前髪パツンが美青年に成長だもんなー、当時ビックリしたなー


しかし今回声を大にして言いたいのは、


マシュー・グードはいいぞ!!   です。


A single man
目です、目力!!

事故で亡くなる恋人のジムを演じるマシュー・グードの目!
何度も言うけどわたしはこの人の瞳孔開きっぱみたいな青い目が大好き。
本作では無垢で可愛い年下彼氏の役だけど、パク・チャヌク監督の『イノセント・ガーデン』を観た時に「ああ!この監督分かってる!!と思った。


A single man
もっと怪しい役やってくれーー 絶対似合うよマシュグ


マシュグのあの青い目は、深く暗い何かを秘めてる危ない色が似あうんだよ~。
ワンコと遊ぶマシュグも可愛いけどね♪


A single man
確信犯的に可愛すぎか


さて、錆びかけの映画脳をONにしてくれた本作。
英国役者バンザイ!って事で。
書きかけの新作映画の記事でも仕上げますかぁぁ。


では、さらば!!
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『ある天文学者の恋文』 恐怖!死んだ恋人から届くメッセージ!(火曜サスペンス劇場風)

『ある天文学者の恋文』(2016)イタリア
原題/La corrispondenza
監督/ジョセッペ・トルナトーレ
出演/ジェレミー・アイアンズ オルガ・キュリレンコ 他


ある天文学者の恋文


天文学者の大学教授エドワード(ジェレミー・アイアンズ)と教え子エイミー(オルガ・キュリレンコ)は秘密の恋を楽しんでいた。
しかしある日突然エドワードの訃報を知るエイミー。
ショックを受け混乱するエイミーの元に、死んだはずのエドワードから手紙やメールが届くのだった……。


ある天文学者の恋文
年の差あつあつ不倫カップルに突如訪れる不幸!


『ニュー・シネマ・パラダイス』や『鑑定士と顔のない依頼人』のジュゼッペ・トルナトーレ監督によるミステリー仕立ての恋愛ドラマ。
主演は『BvS』のアルフレッドに引き続きフェロモンダダ漏れで素敵すぎるジェレミー・アイアンズと、『007/慰めの報酬』のオルガ・キュリレンコ。


主人公の女子大生エイミーと天文学者の教授エドワードは不倫の関係にある親子ほど年の離れた恋人同士。
離れて暮らす二人は学会や講義など特別な機会が無いと会う事ができないため、スカイプやビデオレターといったツールをフル活用してお互いの愛情を確かめあっています。


ある天文学者の恋文
ハロー、ダーリン❤ ハーイ、ハニー♪


そんなある日、エイミーは出席した学会で主催者からエドワードの突然の訃報を聞かされることに。
しかも彼が亡くなったのは何日も前だという。


ある天文学者の恋文
え?え?え?なに?なによ??


驚き混乱するエイミーの元に亡くなったはずのエドワードからDVDのメッセージやメールが次々と届きます。
まるで生きているように言葉を贈るエドワード。
誰かの悪質ないたずら?


ある天文学者の恋文
やあ!元気かい?僕だよ❤


ひょっとしてエドワードは生きている??
答えを追い求めるエミリーはエドワードの住むスコットランド・エジンバラや、かつて二人で訪れたイタリア・サンジュリオ島にある別荘に訪ずれるのですが……。


ある天文学者の恋文
信じなーい!信じられなーーーい!!


ヒロインの元に亡くなったはずの恋人からメッセージやプレゼントが届き続け……。
って書くと怪しいオカルトミステリーみたいですが、全くそんなんじゃないww
前回の『鑑定士と~』もちょっと不思議仕立てな物語だったけど、トルナトーレ監督は謎かけチックにストーリーを紡ぐのがマイブームなのかな。

親子ほど年の離れた2人がいかに熱々でお互いに夢中だったかが、これでもかと描写されます。
多種多様の技を使ってエイミーにメッセージを送り続けるエドワードのマメさは
「おいおい、ちょっと頭キてない?」
と、チラっと考えてしまうほどの執着。
エイミーを支え、導こうとする姿は恋人というより父性っぽいかも。


ある天文学者の恋文
若い彼女への献身はちょっと粘着?


一方エイミーは過去、ある事で心にトラウマを抱えています。危険なスタントのバイトを続け、生きることにどこか希薄なのもそれ故なのか。
そんなエイミーの過去やトラウマにまで改善策を講じようとするって、エドワード守護天使かよ!?


ある天文学者の恋文
どこかで見てるかのように届くメッセージ


2人はいわゆる不倫カップルなのだけど、ありがちなドロドロした展開はほぼ描かれません。
途中エドワードの娘とエミリーが対話する場面で娘が激怒しているぐらいで(そりゃそーだ)、しかしその怒りも長く続かない。
なんだこの綺麗すぎる展開。
これはもうジュゼッペ・トルナトーレ監督会心の妄想ぶっこみ映画なんだろな。


ある天文学者の恋文
監督が若い彼女とイチャイチャしたいのね


冷静に考えるとエドワード、かなり身勝手でしょーよ。
娘と同い年の可愛い恋人とイチャイチャしーの、「嫌になったらいつでも離れていい」なんて言いながら精神的にがっつり手放さげな空気を醸し出している男の身勝手さを感じてしまったのはわたしだけ?
彼の妻の姿は一切出てきませんが、小さな息子のためだけに家庭を維持していたという娘のセリフも出るから超冷えた夫婦だったのかもしれないけれど。
夫婦の事は夫婦にしか分かんないって事だろうかね。
ってこの手の作品で何回このセリフ吐いたことかwww
あまりにも恋愛至上主義的ストーリーを前面に出すロマンティックすぎる展開に正直かなり鼻白んだ。
まあ明るい未来を匂わせるエンディングは良かった。
星間距離と死生感を絡めて紡ぐストーリーも素敵。
監督ロマンティックだね。
わたしは脳ミソ現実的なのか乗りきれなかった~~。

ある天文学者の恋文
乗り越えて明るい未来にむかうのよ!!


いやしかし、不倫でいい!身も心も捧げます!って言っちゃうくらいエドワードを演じるジェレミーは素敵なんだわぁ~❤


ある天文学者の恋文
いちいち格好いいジェレミー❤


優しくて、マメで、頭良くて、社会的地位もお金も別荘もあって、しかもハンサムでオシャレでエロいって、どーーよ!!
きっといい匂いするわ~シャネルのエゴイストとかスパイシー系の大人の薫り~。
加齢臭とかキツイ体臭なんか絶対無いわ~。
ジョン・キューザックは見習ってほしいわ~。


ペーパー・ボーイ
『お風呂に入ろう』


途中偶然エミリーが手に入れるビデオレターの没画像。
リライトを重ね、痛みと苦しみに咽び泣き、振り絞るように彼女への愛の言葉を紡ぐエドワードが哀切。
「わたしをここまで愛してくれる人はきっといない」と娘にして言わす最期の恋は激しく深く哀しいのです。
ジェレミーが演じればこそだね!
そんじょそこらのおっさんだと、ただの色ボケのストーカーだから。
あ、言っちゃったwww


ある天文学者の恋文
お洒落番長ジェレミー❤


ところで、劇中エミリーが携帯電話の着信音を絶えずオフにもバイブにもせず鳴らしまくってんの。
舞台観てるのに着信音鳴らすって、ちょっとマナー悪すぎでない?あかんがな!ってすげー気になった。
こーゆー輩が映画館でLINEとかしてブルーライト光らせてんだよなとジワっと腹立ったりしてました。


ある天文学者の恋文
ゴルゥゥォォォァァァァ!!!
劇場、公共の場所ではスマホはオフ!!!
さらば!
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