『ザ・コンサルタント』 会計士のアンチヒーロー登場(顎が割れている)

『ザ・コンサルタント』(2016)アメリカ
原題/The Accountant
監督/ギャビン・オコナー
出演/ベン・アフレック アナ・ケンドリック ジョン・バーンサル J・K・シモンズ 他


the accountant


小さな町で会計士として働くクリスチャン・ウルフ(ベンア・フレック)のもとに大手企業から財務調査の依頼が入る。
調査の結果大きな不正を発見するものの、いきなり調査依頼を取り下げられてしまうクリスチャン。
程なく、会計の誤差を発見した社員デイナ(アナ・ケンドリック)共々謎の集団に命を狙われるが、クリスチャンは驚くべき超人的な身体能力でデイナを救うのだった……。


ここ最近怒濤の公開ラッシュで観たい作品が溜まってきたぞ💧頑張って塗りつぶすさねば!
まずはベン・アフレック主演の異色のアンチヒーローもの。
裏の顔を持つ会計士が、謎の集団と財務省の両方から追われるというサスペンスです。


the accountant
顎は割れてるけど普段は平凡な会計士


なんと言っても主人公クリスチャンのキャラが濃い。
普段は平凡な会計士として働いているけど、裏では犯罪組織のマネーロンダリングを手助けし、世界を股にかけるスーパー会計士。
彼の才能は天才的な記憶力と数字に対する凄まじいこだわり。


the accountant
全部一人で書きました。 顎は割れてるけどね。


それに加え軍人並みの射撃スキル、格闘技も使いこなすハイスペックな暗殺者の顔も併せ持つクリスチャン。
彼の正体は一体???
実は数字や記憶に関する天才的な能力は、高機能自閉症という病気に由来するものだったんですね。


the accountant
凄まじい集中力故の殺人スキル! 顎は割れているが


現在の彼の姿は自らの負の資質をプラスに転じ、実生活に活かして開花させた努力の賜物だったのね。
『レインマン』と『ジョン・ウィック』を足して『バットマン』をフリカケて顎を割ったら新しいアンチヒーローが誕生したって事で。


the accountant
始終目力の無いクリスチャン。 そして顎は割れている


監督は『ウォーリアー』(!)のギャビン・オコナー。
障害があったクリスチャンの生い立ち、現在に至る苦労、試練を物語に差し込み丁寧に演出します。
あいまいなコミュニケーションが苦手で、言葉を文字通りに受け止めてしまうため冗談が通じなかったり、微妙な空気が読めないクリスチャン。
でもそれを上手に躱す方法や、他人に対する愛情がない分けでなく、表現するのが不得手だという事を描いているのがいい。
デイナと何かが始まるような、ドキがむねむねな展開だけど、それ吊り橋効果だから   ←身も蓋もない


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ぽっっ❤ 顎が割れてる……


ただ、2人を付け狙う暗殺者ブラクストン(ジョン・バーンサル)や大企業の陰謀に加え、クリスチャンを負う財務省付キング捜査官(J・K・シモンズ)と部下の過去とか、ちょっとエピソード盛り込み過ぎ。
J・K・シモンズ配役したら露出多くなるの分かるけど、ちょっと余計かな。
ラストの驚く展開が非常に良かったので、中だるみがちょっと残念。


the accountant
顎が割れてない部下の過去話とかは要らん


さて、対人関係が不得手で、相手の目を見ずぽしょぽしょ喋るクリスチャンを演じるベン・アフレックがハマってる!目が死んでるww
このキャラ好き~♪
ぱっとしない短髪でぼさーーとしたスーツにかばんを斜め掛けしてる冴えない姿。


the accountant
このぼよ~んとした立ち姿


the accountant
ずーっとこれを思い出してた


the accountant
この目力の無さ


the accountant
チベットスナギツネじゃん


かなり当たりなキャラなのでは?
プライベートでも時々死んだような目してるもんねベンアフ(笑)
個人的にはバットマンより気に入ったぞベンアフ!
アカデミー賞作品の監督ってのをついつい忘れてしまうベンアフ!
GOGOベンアフ!!


the accountant
顎割れ、顎割れって…… 応援してるよ!


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デイナを演じるのはアナ・ケンドリック。
ゴメン、正直苦手だった。
『マイレージ・マイライフ』のハイピッチボイスでまくしたてる喋り方が、生理的にど~しても嫌で。ところが本作のデイナというキャラ、ちょっとおっとりしてて控え目で、可愛い!とても可愛かった。
苦手意識が払拭されて良かったわ~。


ところで邦題の「ザ・コンサルタント」って、職業変わっとるやないか
原題の『The Accountant』(ザ・アカウンタント)だと言葉に馴染みが無いっていうなら、いっそ『会計士』でいーじゃん。
久々にヒドい邦題だわ~も~配給会社どうよ?
でも映画は意外なエンディングとか、まとめ方とか独特なで好きだわ~。
続編を!
『会計士暗殺者、クリスチャン・ウルフ』三部作でお願い!
ベンアフの『バットマン』監督の話し、流れたらしいし、こっちでよろしく!


the accountant
ワンコの散歩が大変なんだよ

あ……。
さらば!
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『ネオン・デーモン』 デートに選んではいけない映画・オブ・ザ・イヤー

『ネオン・デーモン』(2016)フランス=デンマーク=アメリカ
原題/The Neon Demon
監督/ニコラス・ウィンディング・レフン
出演/エル・ファニング ジェナ・マローン アビー・リー・カーショウ 他


ネオン・デーモン


トップモデルを夢見て田舎からロサンゼルスに来たジェシー(エル・ファニング
天性の魅力を持つ彼女は、すぐにトップモデルへの階段を登り始める。
しかし彼女を羨むモデルたちが道を阻もうとする。
そんな中ジェシーもまた業界の毒に染まっていくのだったが……。


ネオン・デーモン
16歳のジェシーのモデル事始め


ネオン・デーモン
お姉ちゃんをシュールに並べるの好きねレフン


ネオン・デーモン
あんた生意気よ!……とかそーゆーのは無い


ネオン・デーモン
独特なレフンワールドが炸裂


出たよ、レフンwww
さすらいの運転野郎ゴズリンちゃんの純愛にうっとりだった『ドライヴ』で夢中に。
しかしオヤジのカラオケとバイオレンスガチファイトな『オンリー・ゴッド』はドン引き&爆笑だった。
そんな「俺のワールド」を突き進むレフンの新作は「美こそ正義」のファッション業界に渦巻く狂気と欲望がテーマ。
ただ今絶賛上映中ネタバレ厳禁なので、以下感想をざっくり。


1)映像が凄い

ネオン・デーモン
原色万歳


レフンと言えば原色を使った印象的な映像。
赤!青!緑!紫ーーーピンク!!
ヴィヴイッドな色が溢れる映像は今回も絶好調。
Wikiって知ったんですが、レフンは中間色の見えずらい色覚障害があるんですね。それゆえにあの強いコントラストの画像に拍車がかかるのかな。
ちょっと他では経験できないアミューズメントみたいな映像体験できます。


2)音楽もなんか凄い


ネオン・デーモン
極才色の画面に大音量の音楽でレッツ トリップ!


『ドライヴ』で、うおっっ!てなったユニークな音楽の使い方は健在。正直あれは非常にツボった好きだった。
一転『オンリー・ゴッド』でおっさんのカラオケを延々聞かせるシュールなエンディングには爆笑。
ま、演出として音楽が観客を圧倒させてるので、結果成功なのか。
今回も「クラブなう」みたいな臨場感凄い。
画面で何が起こってんのかよく分かんないんだけどねwww
雰囲気だけと言われればそーかもなんだけど、これにノレたら異空間に入り込めるのよね。


3)ストーリーが(トンデモ)凄い


ネオン・デーモン
大丈夫、血は撮影用です。


田舎から出てきた16歳の少女ジェシー。
天性の魅力であっという間に上昇していきます。
しかし周りは自分の美しさに自信のあるモデルばかり。
とうぜん嫉妬、妬み、愛憎うずまく弱肉強食のサバイバルな業界。
無垢な少女が業界に毒されて、果してジェシーの運命 は…って話しを想像してたんだけど。
いや、そうなんだけど、監督がレフンだった件。
なにこの斜め上を行く展開は?
目が点。
レフンどこ行くだろうなぁぁ…… ←遠い目
わが友 め ちゃんは恐らく観れないだろうな……とだけ言っておこう。


ネオン・デーモン
バンパイア。 ウソ。


ま~しかし、ジェシーを演じるエル・ファニングが可愛い!これは文句なし。


ネオン・デーモン
ほら!この天使感!おっさんコロっとやられてた


コケティッシュでいて小悪魔チックな空気感が最高。
彼女いわゆる美人じゃない、どっちかっつーとファニーフェイス。
ところが他のモデルたちがいわゆるモデル!ってタイプばかりなので、キュートさが際立つ。
業界慣れしてない初々しさが全身から溢れて天使みたいに可愛いかった。配役最高。それがね~、うふふ……。


ネオン・デーモン
大人な色気も醸し出しつつ……


ネオン・デーモン
ジェシーの出現で追い詰められるサラ


ジェシーの出現に怯え追い詰められるサラを演じるのは本物のスーパーモデル、アビー・リー・カーショウ。
この人『マッド・マックスFR』でワイブズの一人だったのね。
エキセントリックなキャラが本作に非常にハマって個人的には一番面白かった。


ネオン・デーモン
ウッフン


何かとジェシーを気遣うメイクアップアーティストのルビーにジェナ・マローン。
『ドニー・ダーコ』の少女のイメージが強くて、えー大人になってるーってちょっとまいった。ルビーは映画のキーパーソンです。


そそ、モーテルのいー加減な管理人役にキアヌ・リーブスが出てた。
うん、出てた。
「キアヌなんで?」だった。
出演の決め手って何なんだろうか?知りたい。
色々な「?」をわたしに感じさせながらキアヌ フェードアウト。
レフン「キアヌ僕の映画に出てよ」
キアヌ「お、えーよ」
……ぐらいのノリで出演決めてないかキアヌ?


ネオン・デーモン
いーのかキアヌ? いーのねキアヌ。


独特の映像と音楽、シュールで不思議な世界感。
個人的な感想はやはり非常に「デヴィッド・リンチぽい」けどリンチには届かないB級映画。
と言うと辛すぎ?
又は魔女の出ない『サスぺリア』とか。
雰囲気と思わせ振りといろんな意味で人を食った映画だったかな……ふふ。
レフンファンは手放し称賛かな。
わたしも嫌いじゃない。
でもか・な・り・観る人を選ぶ映画なので、「オシャレっぽいしエル・ファニング可愛いし🌼」ってデートに本作を選ぶのはちょっと……。
さて、これからレフンはどーすんのかしらとそれが気になるな~。


ネオン・デーモン
パリピな彼ぴっぴと自撮り~的なwww
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『エクソシスト』オカルト映画の金字塔 毎回泣く(ワシが)

『エクソシスト』(1973)アメリカ
原題/THE EXORCIST
監督/ウィリアム・フリードキン
出演/エレン・バースティン ジェイソン・ミラー マックス・フォン・シドー リンダ・ブレア 他


the exorcist



古生物学者であるメリン神父(マックス・フォン・シドー)は、イラクで古代遺跡の発掘中「悪魔パズズ」の偶像を発見し、不吉な予感を感じていた。
一方、ワシントンに住む女優クリス・マクニール(エレン・バースティン)は最近一人娘のリーガン(リンダ・ブレア)の奇行に悩んでいた。
病院の検査で全く異常が発見されないにも関わらず、日々エスカレートする娘の暴力、暴言、そして常識では説明できない超自然現象。
万策尽きたクリスは最後の手段として友人の神父に救いを求め、心理学者であり教会でカウンセラーとして働くカラス神父(ジェイソン・ミラー)を紹介される。
リーガンの様子に悪魔憑きを確信したカラス神父は、教会に悪魔払いを要請。熟練の経験者としてメリン神父が選ばれるのだった。


the exorcist
イラクの遺跡で悪魔の手触りを感じるメリン神父


the exorcist
幸せな母娘を襲う恐怖


the exorcist
少女の何が起こったか?


the exorcist
自らの信仰に悩む神父


the exorcist
もー何でもいいから誰かたすけて!!


the exorcist
三者の運命がボストンの一軒の家に集約されていく……


言わずと知れたオカルト映画の金字塔。
12歳の少女に取り付いた悪魔と神父たちの死闘を描いた同名小説の映画化です。
監督は『フレンチ・コネクション』の名匠ウィリアム・フリードキン。
先日1月12日に亡くなってしまった原作者のウィリアム・ピーター・ブラッティは脚色も担当し、アカデミー賞脚色賞を受賞しています。

も~、マジみーすけのオールタイムベストでございます!
ビデオ、DVD、Blu-ray三種持ちのあれです。
え?そこのあなた未見?
浦山鹿!まっさらな状態で味わえるなんて!
今回怖がりの友人のために恐怖画像はちょっと少な目でお送りします。


ストーリーはあまりにも有名なのでさらっと割愛。
ボストンで暮らす12歳の少女を襲う悪魔の恐怖とエクソシスト(悪魔払い師)との壮絶な闘い。
少女は神と信仰の力に救われるのか?


the exorcist
悔い改めよ!!!!


公開当時そのグロテスクな映像が話題になり、クリスチャンの多いアメリカで大ヒット、一大オカルトブームの火付け役に。
緑のゲロゲロ、首ぐるりん、など過激でアンチクライストなビジュアルがフューチャーされがちですが、巷に溢れる亜流オカルト映画(本作の2,3とか含むww)と一線を画すのは、まずブラッティの脚本の素晴らしさです。
悪魔の手触りを感じるメリン神父、その悪魔に翻弄される母娘、信仰に疑念を感じるカラス神父。
三者の運命がゆっくりと交差していきます
安易にオカルト傾向に物語が流れず、あくまで治療の一環として悪魔祓いを進める医者とか、話しはかなりリアル思考なんです。


the exorcist
ポルターガイスト現象が出るのも物語後半


そして、そんなドキュメンタリーでも観ているようなリアル感溢れる物語を、重厚な演出で描くフリードキンの手腕の素晴らしさ。
次第に常軌を逸していく物語が一気に動く悪魔祓いの儀式が始まるのは、なんと映画の残り30分。
じわじわとフィニッシュに持ち込むフリードキンの演出の巧みさに毎回唸ります。


この監督の演出にがっつり食いついて演技を披露する役者たち。
突如として娘を襲う怪現象に右往左往する母親クリスを演じるのはアカデミー賞女優で、現アクターズ・スタジオの学長エレン・バースティン。


the exorcist
もー疲れました……💧

次第に豹変していく娘の状態に戸惑い翻弄される母クリスを公演、惜しくも授賞は逃したもののオスカーの主演女優賞にノミネートされました。



the exorcist
ここ一番好き!印象的なシーン。


印象的でアートのようなポスターにそのお姿を映すメリン神父を演じるのが大好き、マックス・フォン・シドー
心臓病を抱え、高齢で、「だ、大丈夫か!?」とこちらが心配になるふらふらしたお姿で儀式を執り行うメリン神父を演じたシドーさん。
実は撮影当時まだ43~4歳だったとは!!
年老いたメリン神父の様相はメイクで作られたものだったのね。

the exorcist
このお姿が


the exorcist
ほら!おじいちゃんに!


リーガンの特殊メイクあれこれだけでなく、老けメイクのクオリティも凄い。ずっとホントにおじいちゃんだと思ってた。
現在はシドーさん87歳の本物のおじいちゃんです。
個人的には『コンドル』(1975)の殺し屋ジョベア↓の役が大好き🌼


the exorcist
しゃくれてるって?撃ちますよ。


さて、特筆すべきはカラス神父を演じるジェイソン・ミラーの素晴らしさです。
当初カラス神父にはポール・ニューマンやジャック・ニコルソンが候補に挙がっていたのをフリードキン監督の判断で当時無名だったミラーに決定したとか。
フリードキンぐっじょぶっっっ!!!
本作はアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたジェイソン・ミラーの演技と佇まい無くしては語れないのよ。

the exorcist


※※ここから若干ネタばれです


本作、少女の悪魔祓いがメインのテーマ。
でも本当の主役はミラーが演じるデミアン・カラス神父なのです。
信仰を失いかけた神父がそれを取り戻すというのが裏のテーマ。

the exorcist
独居の母親を亡くすカラス神父。


大学で心理学を専攻し、ボクシング選手で、教会ではカウンセラーとして働くカラス神父。
心理学者としての彼は非常に現実的で、宗教より科学を信じる思考を持つ人のように見えます。
そんなカラス神父は母の死に自責の念を感じ、それが神への不信感となり、信仰へ疑念を持ってしまうんですね。
心の弱ったカラス神父に悪魔は攻撃の手を緩めません。
途中で何度も心が折れそうになるカラス。
それゆえメリン神父と共に行う儀式が熾烈を極めてしまう。

the exorcist
激しい闘いに精魂尽きた……


リーガンの体に巣食う悪魔がカラス神父に移動した時、本来ならば乗っ取られているはずの彼の最後の行動。
わたしはキリスト教徒ではないので、あれは神の力では無くカラス神父の精神力、心の強さだと感じるんです。
だからカラス神父の叫ぶ「NO!!!」が心に深く突き刺さり、その自己犠牲の姿に涙を抑えることが出来ないんですよね。
人を救うのは人の愛の力なのかなと。


the exorcist
この「NO!!!」で毎回落涙……💧


男の弱さとそこから立ち上がる美学、そーゆーものに弱いんよねー!
ええ、今回も泣きましたともさ、ええ、ええ。



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殺人課のキンダーマンとカラス神父


心がちょっと和むキャラとして、映画監督の不自然な死を捜査する映画好きなキンダーマン警部を演じるリー・J・コッブがいい味を出しております。
脇役に至るまで手を抜かない配役をしていて、ほんといいよなぁ~。


the exorcist
捜査の手腕、なかなか鋭い!



聞くだけで雰囲気に呑まれるテーマ曲もいいね~




オカルト映画が苦手な方も観て欲しい名作なんだな~。
め ちゃん頑張って観ろよ!
ってことで軽く怖いの貼っとこう。免疫免疫!www


the exorcist
怖くない怖くない!


では!さらば!!!
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『ドント・ブリーズ』 盲目の帰還兵がランボーだった件

『ドント・ブリーズ』(2016)アメリカ
原題/Don't Breathe
監督/フェデ・アルバレス
出演/スティーヴン・ラング ジェーン・レヴィ 他



Don't Breathe


デトロイトに住む少女ロッキー(ジェーン・レヴィ)は崩壊家庭から逃げ出す資金を得るために恋人マニー、友人アレックスと共に空き巣に入り稼いでいた。
そんな時、盲目の独居老人が大金を隠し持っているという情報を得た三人は深夜老人宅に忍び込む。
しかしイラク帰りの元兵士の老人(スティーヴン・ラング)は驚異的な聴覚と身体能力を武器に、逆に若者たちを追い詰めていくのだった。


Don't Breathe
質の悪いヤングが狙ったのは


Don't Breathe
一見チョロく見える盲目の老人……


Don't Breathe
ところが!!!


2017年劇場始め、 「おじいちゃんが怖いぞ!」と巷で大流行の”ドンブリ”こと『ドント・ブリーズ』を観てきたよ!
監督は、リメイク版『死霊のはらわた』で「顔痛い痛い!」「ベロ痛い痛い!」な残虐映像で腕を振るったフェデ・アルバレス監督。
サム・ライミのプロデュースながら、今回お化けも悪魔も一切出ない。
でも超絶恐怖なサスペンスでした うひょひょ!!


セキュリティ会社のマスターキーで空き巣に入っていた若者が、一人の老人が大金を隠し持っているという情報を得ます。
戦場の事故で視力を失い退役した老人なんてチョロいと、彼の自宅へ忍び込む。
ところが、この盲目の老人帰還兵がランボーだった件。
お化けより悪魔より怖いのはやはり人間だもの…… みつを。
映画界の新たなヒールキャラ登場なり。


Don't Breathe
うぐぐぐぐっっっ💧💧


盲目の被害者と犯人が閉所、暗所で台頭するサスペンスは、古くはオードリー・ヘップバーンの『暗くなるまで待って』や、ミア・ファローの『見えない恐怖』なんかが有名。
「見えてない」被害者が襲われそうになるのが観客には「見えている」シチュエーションにサスペンスが高まるという図式。
被害者が儚げで美しいヒロインだという状況がより恐怖感を煽ってました。

ところが本作、被害者的立場の盲目の老人が、加害者の若者より強く百戦錬磨な殺人マシーンだったという皮肉。


Don't Breathe
恐怖のかくれんぼ。しょえ~~💧


この退役老人は一体イラクで何やってたんだろか?
これきっと特殊部隊に居たっぽいよね!
彼のバックボーンがめちゃくちゃ気になる。
とにかくおじいちゃんの聴力が半端なくて、しかも身体能力が超絶に凄い。


Don't Breathe
見えないのにバカスカ撃ってくる怖さってば!


廊下がキュっっとでも軋むとバンバカ撃ってくるもんで、息すらできない。
正に原題の『Don't Breathe』状態で凍りつくヤング。
キャーキャー逃げ惑うスクリーム系ホラーより、「声を出せない」というシチュエーションにめっちゃくちゃ恐怖UP。
気が付けば自分も息を止めながら観てたというwww


Don't Breathe
真っ暗な状態を暗視カメラで撮影 緊迫感パない!


電気の落とされた真っ暗闇の中を必死で逃げる後半なんて、おちっこ漏らしそうになる程怖い~!
面白いのが被害者になっちゃう若者がもともと犯罪者なので、そこまで同情心が起こらなかったって事。
っつーか個人的には若者サイドに全然気持ちが揺れないというwww
おじいちゃんランボー(勝手に)行けーー!やれーーー!!だったな。
盲目のランボー(勝手に)を演じるスティーヴン・ラングがかっこいいんだよ。


Don't Breathe
ちょっと~ステキ❤


90分の上映時間中トーンが下がらないのは、ただの追っかけっこだけでなく盲目のランボー(勝手に)のある「秘密」が分かる後半のホラーさにもあります。
後半まさかのあの展開って!
ちょっと、あれ、ものっっっそやだぁぁぁぁ……。
若干常軌を逸した彼の行動は戦争で壊れてしまったのか、それほどに娘の死がショックだったのか……。
何らかの形で続編がありそうな気配。


Don't Breathe
死んでもらいます


閉塞した劇場という空間で息を詰めて観たらより恐怖心アップになると思います。
人気で上映館も増えてるようなので、機会があればぜひ映画館で観て!
っつーか主演のスティーヴン・ラング、60歳超えには見えないこの筋肉。
セサ●ン?にんにく●黄?
おじいさんなんて呼べないね。素敵なおじ様だよ。


Don't Breathe
うおりゃっっっ64歳のこの筋肉!!
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『☆☆輝け!!第四回天邪鬼みーすけ杯☆☆』2017年もヨロシクおねしゃすっっっ

新年あけましておめでとうございます。
今年も偏ったマイペース文章で貴方のハート❤を直撃よ!

さて、例年年明けは前年度を振り返るTOP10記事投下なんですが、昨年末に全く劇場行けずネタ不足で早めに記事に上げちゃった。
ってーことで、2017年度の1回目は昨年映画に関連して感じたあれこれ雑記と、もらって嬉しくない例のあれです!
め ちゃんお待たせ。

『☆☆輝け!!第四回天邪鬼みーすけ杯☆☆』


わーーーーい!🌼 パフパフ~♪どんどんどん♪♪



まず!
昨年は新たな気になるアイツが登場でした。
って事で!!

『一人広報室に新たに開設よお兄ちゃん!賞』

ジョエル・エジャートン!!

ジョエル・エジャートン
うっふん また新たな一人広報室開始!

日本語表記が「エドガートン」ってめっちゃ耳馴染み悪い件。
本人発音がエジャートンなんでそれでおねしゃすっっ。
日本ではまだ知名度が低いんですが『キンキーブーツ』とか『ブラック・スキャンダル』に出演。
『ウォーリアー』(2011)でのトムハのお兄ちゃん役の演技で俄然気になるアイツに!
そして2016公開の監督・脚本をこなした『ザ・ギフト』ですっかりお兄ちゃんマイブームですわ~♡
め ちゃんが「ウォーリアーで、顔は地味なのに終盤どんどん色気が溢れ出る」と。みーすけの広報活動 It's workだ!
GGノミネート済みの『ラビング 愛という名前のふたり』がめちゃ楽しみ。
しばらく追っかけるぜお兄ちゃん!

loving
これな。 楽しみ🌼


……と明るく始めましたが、昨年は年明け早々悲しいニュースの連続で超ダメージなスタートだったのよ。
まずみーすけの洋楽のアイコン、デヴィッド・ボウイが1月8日のお誕生日に新作アルバムを発表した直後の10日にいきなり訃報。

あまりのショックに暫らくメンタル稼働制御不可。会社でいきなり泣いちゃったりね💧
自分の人生の幕引きまでを作品として昇華するようなボウイさんのアーティストとしての責任、計らい、そして意地。スターとしての彼の生き様に悲しみと同じくらいに深く深く感動しました。

ボウイさん
文字通り『スターマン』になったボウイさん
宇宙のどこかの星から地球を覗いてるんだよね


そんなよれよれのみーすけを更なる衝撃が襲ったのが直後の14日。
アラン・リックマンが急逝。
長年スネイプ先生を演じていた『ハリー・ポッター』シリーズが終了し、念願の監督業に力を入れようとしていた矢先の訃報に茫然。
役者としてだけでなく、フィルムメーカーとしてのリックマン先生の手腕が楽しめるはずだったのに……。
ショックで凹みながらpu-koさんとSNSしてて、自分の停留所に気づかずバスを乗り過ごし、六甲山のふもとからとぼとぼ歩いて帰宅したおもひで走馬灯。

リックマン先生
魅惑のベルベットヴォイスはスクリーンに永遠に残ります。


年末のジョージ・マイケルの訃報も大ショック。グラミー受賞の『FAITH』はいまだにみーすけの神アルバムだし『OLDER』はヘビロテ。
性的嗜好とか、私生活のあれこればかり取り沙汰されがちだけど、彼の創る素晴らしい音楽と歌声には関係ない、魅了される作品はどれも大好きだった。
バッシングされたりファンとしては悲しかった。

ジョージ・マイケル

今日 め ちゃんから、ジョージ・マイケルが本当の全くの匿名で半端なく物凄い金額をエイズ基金に寄付していたという話を聞いて、なんかちょっと癒された。
最高のアーティストだったよ。


早すぎる訃報が本当に残念なアントン・イェルチン君の不慮の事故での急逝は、事故状況が衝撃で痛々しい。

アントン・イェルチン
これからいっぱい活躍できたろうに


おじいちゃんの役者が大好きっ子としては、ふんわりと気を引き締めながら生活してるわけですが、やはり思い入れのあるパフォーマーの死は受け入れるのは辛いス。
今年は衝撃報道無いといいのにな。



はい!気を取り直して、次!


『ダイエットおめでとうで賞』

ジョン・グッドマン

ジョン・グッドマン
しゅっとしてるでしょ!!


John Goodman Talks Weight Loss: 'I Just Stopped Eating All The Time'

ってインタビューの答えてたジョン・グッドマン
いや、急激にスッキリしたんで病気?って心配してたんだよ。
一時は400ポンド(180キロ!)近くあった体重を食事と運動で100ポンド(50キロ弱)以上落としたとか。
顔周りとかスッキリしてるよね!
もう63歳だし、健康の為にも太りすぎはダメ。
ジョン・グッドマンが出てる映画は観てしまう人のカテゴリー』にどっぶり所属してるジョン・グッドマン大好きっ子なので、嬉しい!ってことでみーすけ杯から賞を授与だよ♪


昨年は劇場鑑賞したのに記事にできない映画がわりとあったな~。
毎回新作観るたびに書いてるわけでは無いけど、月に多くて5~6回、最低でも1本は必ず観る。
観たら「こんなん観た~」って友達に話すノリで当ブログは更新されるわけだけど、書きたい感想が特に無い……って作品が続いてちょっとしんどかった。
役者で映画を観ちゃう傾向が強いので、そんなに興味のない役者が主演だと「ふーん」になる事はある。でも映画の善し悪しの判断はできるはずと自負してます。
ウェブに落ちるみなさんの感想が熱いのに、自分にちっとも響かなくて、感性枯れちゃったの??って真剣に悩んだ。
でもトム・フォード監督作品『シングルマン』を再見して、心が震えるほど感動したんだよ!
「あ、良かった、感性枯れてなかった!」って安心できた。
単に新作が連続で自分にフィットするものではなかったんですね。
そんな『シングルマン』に

『安心させてくれてありがとう!オブ・ザ・イヤー』 を贈呈。なんだそりゃ(笑)

シングル・マン
大丈夫、感性枯れてない



さて、オーラスにこれ

『心の潤いと安定と萌えをありがとーファスファス賞』 をもちろん
マイケル・ファスベンダーへ!!

ありがたや。
尊い。
ではここでオレ得、2016年のファスファスの素敵な素敵な画像をどーぞ。

ファスファス
わーい♪

昨年の「Jupiter Awards」でBest international Actorをゲットしたファスファスにゃんにゃん♡
もーこの笑顔。


これは↓ファスファスの出身地アイルランド、キラーニーから賞をいただいたときのきらきらファスファス。

ファスファス
キラキラ✴


そして、極めつけ!昨年末BBCで放送されたグレアム・ノートン・ショーでなんとヴォイ先生と一緒出演!あーなんて福眼!




↑もー!ラストのフォトが可愛いから見て!!


グレアム・ノートン・ショー

ラブリー♡ラブリー♡ やっぱ君ら付き合ってるよね!!

さーて、今年も沢山映画を観て、心の栄養補給にいそしみまっす。
みなさん、今年もよろしくおねしゃすっっっ!!!

では、さらば!!


ファスヴォイ
きゃははは!!❤ うふふ!!🌼
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プロフィール

みーすけ

Author:みーすけ
いらっしゃいませ
天邪鬼なので映画の好みも多少偏りありです
毒も吐き、妄想も垂れ流しますが笑って許してくださいませ
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