『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』体目当てで見ましたさ!

夏休み?なにそれ美味しいの?
世間の休みとは関係なく、お盆もずーーっと通常営業していたみーすけです。
いー感じにバテてきましたな ははは💧
さて、今回は珍しくドキュメンタリー作品をばご紹介。


『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』(2016)イギリス
原題/Dancer
監督/スティーヴン・カンター
出演/セルゲイ・ポルーニン


セルゲイ・ポルーニン


史上最年少、19歳の若さで英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパルに選ばれたウクライナ出身のセルゲイ・ポルーニン。
人気のピークにありながら、2年後電撃退団で世間を騒がせたポルーニンの幼少から現在までを追い続けた映像ドキュメンタリーです。


dancer
孤高のダンサー セルゲイ・ポルーニン


バレエ……特に興味はない。
幼少の頃、ご近所の流行りに乗ってちょびっとやってましたが、振り付けを覚えられずに泣いて辞めたという残念な過去を持つ女みーすけ。
そんなわたしが、なぜこれを観たか?
ずばり! 体目当てさ!!



dancer
この肉体美 芸術だね


だってさ~、こんなの見せられちゃったら魅了されるって。
ポルーニンの研ぎ澄まされた全身が跳躍する美しさ。
端正な顔と強烈な目力とオーラ。
ほおぉぉぉぉってなるから。


dancer
カメラ映えするねー


幼少の頃から体力的に秀でていたポルーニンは、家族総出の協力の元メキメキとバレエの才能を伸ばしていきます。
しかしウクライナの貧しい家庭。
バレエを続けるにはもの凄い出費が嵩む。
そこで父親と祖母が国外で出稼ぎをして学費を稼ぐという、ちょっと日本では考えられない状況。


dancer
幼い才能が開花するが……


母親が付っきりで彼の練習漬けの日々を支えてるんだけど、ぶっちゃけ家族は離散状態。
そんなポルーニンが母親の導きによりとうとうイギリスはロンドンのロイヤル・バレエ団に合格。
一人渡英する事になるのですが……。


dancer
孤高の野獣として一躍スターダムに登り詰めるが……


ポルーニンの生い立ちから、ロンドンでの練習風景、私生活を追い続けるドキュメンタリー。
いや、これぶっちゃけポルーニンのプロモなんだよ。
まあまあ奥さん、ちょっとこの予告ご覧になってよ。
俄然興味湧きましてよ。
溢れ出るオーラとカリスマに魅了されちゃうんだから。





家族総出でポルーニンを支えるも、留学費捻出のためにバラバラになった家庭は気が付けばとうとう崩壊。
両親の離婚、孤独、周りからの期待とプレッシャーで追い詰められていくポルーニンは荒れた生活を送ります。そしてとうとう突然のバレエ団の退団という行動に出てしいます。


dancer
自分を追い込んでしまうポルーニン


ただ個人的には、彼の乱交や懊悩が
「この子まだ子供で甘えてるんだ」って感じてしまった。
だってさ~退団当時まだこの子22~23歳なんだよ!
しかしその若さながら、幼い頃から酷使された体はあちこちガタがきて悲鳴を上げる。
ダンサーとしての寿命は刻々と終わりに近付いているという皮肉。厳しい世界だよね。


dancer
全身の筋肉や腱が悲鳴をあげる


そんな追い詰められた状況で「もう踊りたくない」「自由になりたい」と何度も繰り返すポルーニン。
しかし、どうしても踊ってしまう業。
彼にとっては、生きる事=踊る事なんだね。
バレエを手放すポルーニンのあしたはどっちだ?!
真っ白な灰になっちゃうんじゃないかと人知れず心配。


dancer
まだ若干26歳だと!?この色気!


今後ポルーニンがバレエの世界から脱するのか、何らかの形(振付師や講師等)で留まるのかは本人さえも分からない、神のみぞ知るところでしょう。
でも、もの凄いカリスマ性と存在感があるので、ショービジネスの世界で充分やっていけるのでは。
さっそくケネス・ブラナーが監督する『オリエント急行殺人事件』に出演してるらしいし。何の役だ?
27歳。
個人的には10年、20年後のビジュアルが愉しみだぜ ← おっさんスキー


dancer
いーかんじに老けてからが楽しみじゃ


んでは最後にポルーニンを世界的に有名にしたグラミー賞にノミネートされたホージアのヒット曲「Take Me To Church」のMVをどぞ。
写真家のデヴィッド・ラシャペルが監督したビデオはyoutubeで1,700万回以上という驚異の再生数。
ピコ太郎も真っ青ざんす。




す、素晴らしい……❤
ぶっちゃけ、このMV観るためのドキュメンタリーであると言っちゃっても過言ではなーーい。
んでは。
さらば!!
スポンサーサイト

テーマ : 最近見た映画
ジャンル : 映画

tag : セルゲイ・ポルーニン

『ローガン』さよならヒーロー

『LOGAN / ローガン』(2017)アメリカ
原題/Logan
監督/ジェームズ・マンゴールド
出演/ヒュー・ジャックマン パトリック・スチュワート ダフネ・キーン 他


ローガン


暑い。へろへろだ。皆さま如何お過ごし?
さて、風薫り爽やかな5月から複数回お代わりしてた作品が、奇しくも全て「父親」がテーマだったと気づいた件。

1)かつて父親だった男の苦悩(ケイシーのマンチェスター)
2)父親になりたかった男の苦悩(光をくれたファス)
3)父親が急に現れてもあまり苦悩しない男(クリプラ GotG)
4)本作『LOGAN/ローガン』


ローガン
覚悟してね 切ないよ。


舞台は2029年の近未来。
実年齢はおよそ250歳(!)だけれど、ミュータントの特質として不死身の身体と治癒力を持っていたはずのローガンは老いていた。
しかも病気っぽい。変な咳をして血を吐いたりしている。
戦闘能力低下でチンピラとの喧嘩で殴られまくるローガン。


ローガン
弱々しくヤられちゃうローガンの姿にがちょーーん💧(古すぎる)


髪も髭も白髪だらけで、酒に酔うヨロヨロな佇まいにかつての”Xーメン ウルヴァリン" としてのオーラは一切無い。
元気だけが取り柄じゃないの?!と激しく突っ込みたい。
非常に切ない。辛い。

輪をかけて切ないのがプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビア。
人里離れたメキシコの砂漠で、軟禁状態で世話をされる彼はアルツハイマーを患っていた。
度々記憶が飛び、発作を起こす脳は彼の能力を暴走させる。


ローガン
夕飯食べましたかいのぉ?


ローガンはチャールズの発作を抑える薬と自らの鎮痛剤などを手に入れるため、そして大型ボートを購入し海上でひっそりと生活するためにリムジンの運転手として働いています。
なんとも受け入れがたい二人の姿にかなりドン引き。辛い。


ローガン
支えあいひっそりと暮らす二人が痛々しい


そんな老老介護状態のローガンとチャールズに薄汚れた少女 ローラが絡んできます。
なんと彼女はローガンと同じアダマンチウムの爪を持つミュータントだったのです。
謎の武装組織に追われるローラを図らずも保護することになったローガンは、チャールズを伴いローラをカナダ国境近くノースダコタまで連れていく逃避行を繰り広げることになるのですが……。


ローガン
死んでもらいます


ローガン
父娘と祖父の逃避行的画像


老いて治癒能力が翳り出したウルヴァリン=ローガンの死闘を、シリーズ前作『ウルヴァリン:SAMURAI』のジェームズ・マンゴールドが再び監督。
長年ウルヴァリンを演じたヒュー・ジャックマンは今回を最後に役からの卒業を発表、程なくパトリック・スチュワートもチャールズ役から引退宣言しました。




X-MENシリーズのスピンオフ、「ウルヴァリン」三部作のラストを飾る本作は、マーヴェルのヒーローアクション映画の括りではない、独特の色がありました。
名作『シェーン』のセリフがモチーフとして随所に使われるように、ウェスタンの色濃い香りが。
逃避行の行程がロードムービーであり、更にローガンとチャールズ、ローガンとローラの疑似家族の愛の物語でもあった。
そして何より、ローガンの200年以上(!)に渡る人生の中で自らが殺めた命に対する贖罪の物語でもあるんですね。


ローガン
次々とローガンを襲う試練が非道過ぎ


彼らが置かれている状況はあまりに救いが無く、全編に溢れるドライ感、寂寥感、ヒリヒリとした緊張感が絶えず映画を包みます。
もーホントにとにかく辛い。

『シェーン』から引用されるセリフ、
「人間は人生を変えることはできない。例え正しい行いをしても人を殺した烙印からは逃れられない」
つまり、「汝殺すなかれ」です。
ローガンにそれを語らせるにも関わらず本編で彼は殺戮を繰り返し血を流し続けます。
ミュータントに生まれついたばかりに、人を殺す運命を背負わされたローガン。


ローガン
レイティングが付いた殺戮シーンはかなりハード


ローガン
いとけない少女が情け容赦無く殺戮を繰り返す


方や人を殺す道具として生まれついたローラ。
「汝殺すなかれ」
ではミュータントは何のために生まれてきたのか?
鑑賞中様々な想いが胸に溢れて、やり切れなかった。
これがX-MEN ウルヴァリンだった ローガンの「人として」の責任の取り方なのか。
切ない。やるせなす。


ローガン
最期の力をふりしぼり闘うローガンに胸熱


ローガンだけでなくチャールズの扱いは歴代シリーズ中一番痛々しいです。
だいたい過去作を観た方はお分かりのように、チャールズって毎回ちょっとどうかと思うほど襲われ乗り移られ粉砕されてるでしょう剥げる前も後も。
でも今回の試練は一等観てて辛かった。


ローガン
有終の美を飾るパトリック・スチュワート渾身の演技


本編中ニュースでウェストチェスター(恵まれし子らの学園の所在地)で大勢のミュータントが死んだ事件があったと語られますが、恐らくアルツハイマーを患うチャールズの病んだ脳が暴走した事が原因なのでしょう。
チャールズは正気の時に絶えず自分を責めます。
プロフェッサーXが、ボケて時々ローガンさえ認識できなくなるなんて。
わがままを言い、幼児のようにごねるなんて。
映画は老いという現実を残酷なまでに突きつけます。
しかし、老いて子供のように感情を爆発させ涙を流すチャールズは非常に人間らしく愛おしくもありました。
支え合うチャールズとローガンの関係はさながら父子のようで、2人の繋がりの強さに泣けます。


ローガン
Xメンでこの二人を見るのは最後。寂しい。


絶滅しかけたミュータントの未来を担う少女ローラを演じる ダフネ・キーン。
ローガンと同じ再生能力を持ち、体内からアダマンチウムの爪を繰り出すローラの出生の謎は想像に難くないでしょう。
そんなローラがチャールズに懐く姿はさながら孫とおじいちゃん。
そして次第に打ち解けるローガンとローラの姿は切なくもあり愛しくもあります。


ローガン
お互いになかなか心を開かないのだよ……💧


ダフネちゃんは前半全くセリフが無く、目線、表情、唸り声で感情を表すのみですが、手負いの野生動物のような目力と危うげなワイルドさが非常に魅力的でした。
ちっこいのに、そこはかとなく色気もあって将来が楽しみ。変にねじ曲がらず真っ直ぐに成長して頂きたくよろしくお願い致します。


ローガン
見よ、この目力!


ローラ捜索の為に送り込まれた部隊の主任ピアースにボイド・ホルブルック。
サイボーグ化した右手や首のタトゥーがチンピラ臭ぷんぷんですが、全編を通してすっごいヘタレwww
脅しすかしたり、弱い者いじめっぽい事は率先して頑張ってますが、驚くほど何の役にも立ってない残念なチンピラ感が逆にウケる~♪


ローガン
チャラくてチョロくて笑える


長年観つづけてきたローガンが表舞台から消える幕引きは非常に胸が痛むところではあります。
ただ、ウルヴァリンでなく人間 ローガンとしての最後の闘いを共に見届けることができてとても良かった。
とても辛かったけどね。
いつものエンドロール後のおまけシークエンスも無く潔よかった〆もグッド。


ローガン
ズタボロになり闘うローガンの姿が哀切


てゆーかね、鑑賞中ずーーーっと、チャールズの一大事にエリックはどうして助けに来ないの?!ってそればっか考えてた。
そして助けに来ないのでなく助けに来られないのか?!と思い至った時に、暗澹たる思いに駆られてしまったよ。
もうこれで、X-MENシリーズの新作を劇場に率先して観に行くことは無いだろうな……

ってブルー入ってたけどね、新作にファスとヴォイがちょこちょこ出るのよ!
それなら……観ーーーるーーー!!

X-men apocalipse
イチャイチャ


ローガン
素の二人を見てせめて癒されよう
関連記事

テーマ : 最近見た映画
ジャンル : 映画

tag : ヒュー・ジャックマン パトリック・スチュワート

最新記事
最新トラックバック
月別アーカイブ
プロフィール

みーすけ

Author:みーすけ
いらっしゃいませ
天邪鬼なので映画の好みも多少偏りありです
毒も吐き、妄想も垂れ流しますが笑って許してくださいませ
コメント、トラックバックはお気軽にどうぞ
本文と関係のないトラックバックは削除させていただきます

Archive Calendar
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新コメント
「ファス♡」とか入力して検索どぞ
ご訪問者さま
リンク
月別アーカイブ