「ペーパー・ボーイ 真夏の引力」 秋だけど、変態たちの熱い夏

「ペーパー・ボーイ」真夏の引力 (2012) アメリカ
原題/The Paperboy
監督/リー・ダニエル
出演/ザック・エフロン  マシュー・マコノヒー  二コール・キッドマン  デヴィッド・オイェロ  
     ジョン・キューザック  スコット・グレン 他

秋だねぁ~。映画の秋!みんな劇場で映画観ようね!
で、いきなりCATVネタですがW
今月スターチャンネルで マシュー・マコノヒー主演、エミー賞にノミネートされた話題のドラマ「True Detective」が放映されるんで、マコちゃんの特集やってんですよ。
このドラマはかなり評価も高くてオスカー後の激やせマコちゃんが体力の限界を感じながら撮影したという話題のドラマ。アメリカのドラマは本当に質が高いものが多いね。
これは絶対ぇ観るぞ!と鼻息荒くしてるみーすけですが。
んで今回、特集で落ちてた「マコちゃん演技派開眼オスカーへの道!」的出演作でアップしてなかった本作を再見。
「ペーパー・ボーイ 真夏の引力」です。


ペーパー・ボーイ


1969年フロリダ州モート郡。
トラブルを起こして大学を放校されたジャック(ザック・エフロン)は、郷里の父親が経営する新聞社で新聞配達を手伝うだけの退屈な日々を送っていた。
ある日、新聞記者の兄ウォード(マシュー・マコノヒー)が、取材の為に戻ってきた。
それは死刑判決を受けた囚人ヒラリー(ジョン・キューザック)が冤罪かもしれないというスクープだった。
出来の良い兄ウォードに憧れを抱くジャックは彼の手伝いをすることになる。
そんな彼らは取材の過程で死刑囚ヒラリーの婚約者シャーロット(ニコール・キッドマン)に出会う。
ジャックは淫らだが魅力あるシャーロットに夢中になるのだったが・・・。

ペーパー・ボーイ
「All right, all right, all right ! 」  ホントにオーライか?マコちゃんどんどん壊れますが。 


ペーパー・ボーイ
DTジャックはシャーロットの魅力にメロメロに。 鼻の下1mなジャックの図。


「プレシャス」のリー・ダニエルズ監督が、ピート・デクスターの小説を映画化。
ある殺人事件を調査する兄弟が、事件の真相をめぐりどろどろとした人間関係に巻き込まれていくというクライムサスペンス・・・、うぉ?!これクライム・サスペンスだったのか・・・うむ、そうか。

ただでさえ暑っくるしい雰囲気のアメリカ フロリダの湿地帯。
大学を追い出されたジャックは地元に戻って父親が経営するローカル新聞社で新聞配達をして過ごしています。
日々満たされない不満、焦燥を感じながらだらだらと過ごすジャック。
そんなある日 新聞記者として働く兄のウォードがスクープを嗅ぎつけて地元へ戻ってきます。
それは人種差別主義者の保安官が惨殺された事件で有罪判決を受けた死刑囚ヒラリーが冤罪かもしれないというネタ。ジョンは運転手としてウォードを手伝うことになります。
ヒラリーと接触しようとするウォードたちは彼と獄中婚約したシャーロットに出会うことになります。


ペーパー・ボーイ
冤罪事件をモノにするために奔走するウォード  まだ壊れる前なり


この映画、正直ストーリーがあっちからこっちに飛んで、まとまりの無い印象なんです。
保安官殺人事件を巡る冤罪を訴える死刑囚と、事件の謎を追う主人公たち。
ところが犯人は誰だ?的ミステリー要素が途中から本編にあまり関係なくなってくるんです。
いえ、ストーリーは動きます。ただ、監督の演出はそれよりも登場人物たちのどろどろとした内面を描く事に照準を合わせていきます。
きっと監督はドロドロとした汚泥のような男女関係や人の心の奥底の生臭さ、汚さこそを描きたかったんだと思う。
息苦しく嫌悪感さえ感じてしまうほど、ねっとりとした展開がこれでもかと続いて正直堪忍~。
でも目が離せない。
なぜこれ程印象深く クるかっていうと、ひとえに豪華演技派俳優たち夢の共演があればこそ。
本作はクライム・サスペンスストーリーを追うより、役者の演技が売りな作品だなって思うんだな、うむ。


ペーパー・ボーイ
ビ~・アンビシャ~ス♫  ども!美味いうどんは小麦から作る山口達也ッス!


主演がTOKIOの山口くん ザック・エフロン。 
彼は頑張ってました とても。 ザック・山口 演技グッドです!
けど、まだまだ青さがあるんだな。
ザック・山口の頑張りも、悪ぃけど鑑賞後あんまり記憶に残ってねぇわ~、なの。
なぜか?
それは他の演技派役者たちが、よくぞここまで!というぐらい汚れに徹した演技をご披露しちゃうからです。

ペーパー・ボーイ
っだ!!ジャニーズが暴力ってどうよ?!  るせー!ジャニーさんに言うなよ!


ま・ず・わ・ 二コール・キッドマン。 とんでもなくエロいバービーちゃん。
ジャックが憧れ恋する年上の女シャーロット をまさかの妖演。
どんだけだよ!ってくらい品がないビッチ。
図太くしたたかに、男を翻弄するのに、その実本人に悪気が無いのが伝わるその演技たるや・・・。
まだキッドマンが発展途上のころ、「誘う女」を観て陶器のお人形のような顔に反して、垣間見える腐った内面の演じ分けが凄くて、「ただのトムの嫁ぢゃないぞ」 と思った。
しっかしよくこの仕事受けましたね、貴女・・・。
何が凄かったかって、これかな。ジョンキューとの公然エア・オーラル。

ペーパー・ボーイ
ザック・山口、ドン引き~! 詳細は映画を観よ。 あ、子供は観ちゃダメ! 絶対!

あとは画像出さないんで、文章のみでご想像してください。
パンストびりびりしてキッチン・エッチ。
クラゲに刺されたジャックをまさかの放尿治療。
ねえ、ジャック、こんな女性にメロメロになるの?こ~ゆ~ビッチが好み??思わずスクリーンに質問したぞ。
しかし、このシャーロット 「あ、内面意外とピュアなのね」ってアンバランスさが見えるキッドマンの演技が巧み。
こんなとんでもないビッチを演じるかと思えば、新作ではグレース・ケリーをあんなにも美しく演じて(まだ予告のみね)。
女優って怖い・・・。

ペーパー・ボーイ
放尿オーラルどんと来い!わたしのオスカー伊達ぢゃない!!   ですな。


すげ~なぁ、キッドマン と、思ってたら男優も怖かった。
そ、今回のブログの主役、マコノヒー。
マコちゃん演じるウォードは心の中に大きな澱を抱えているんですね。
ウォードったら、本編とあまり関係ないところで、急に自分勝手に壊れます。
それはとても痛々しく悲しい。
でも一人勝手に堕ちていくウォードに、こっちはついていけませんがな。
なぜそこまで堕ちる?? 勝手に!
汚れ役にも屈しないマコちゃんの布石はオスカーに繋がったんだなぁって、今なら痛切に感じます。
でも、初見時は正直 「マコちゃんあなたは何処へ行くの?」 って問いかけながらの観賞だったよ。
ところでマコちゃん おちり出すの好きだよね(笑)


ペーパー・ボーイ
演技派転向中のマコちゃん。 彼は尻と引き換えにオスカー街道まっしぐらなのです。


ペーパー・ボーイ
絶対ぇ体臭キツイわ~ってなジョンキュー。  あんたこそ何処へ行く・・・。


さて本作にはもう一人変態さんが出てます。 
ジョンキューこと、ジョン・キューザックです。
いっつも英語の ”オー”の形に開き気味な口元と、含み綿いれたような頬っぺが そこはかとなく”気持悪!”と思ってたジョンキュー。
最近の彼の 「ジョンキュー何処へ行く・・・?」 的作品選びって凄いよね。 
ねえ、いろいろ まつがってるのではない? と,、人ごとながら心配になっちゃう。
壊れた人を演じる迫真さが逆に気になるアイツなんです。
特に本作のジョンキューは本当に真性に気持悪い。 
いやぁ凄いよジョンキュー。
爽やかな青年とかやってた昔のジョンキューが懐かしいよ。
もう戻って来れないんでない?と本気で心配になるよジョンキュー。
でも気味悪いジョンキューの方が面白いから、この路線キープでよろしく頼むよジョンキュー。

ペーパー・ボーイ
「俺も痩せて髪でも抜けばオスカー貰えっかな?」  「All right, all right, all right !!」←超てきとー


劇場やCATVやらDVDで年間200本以上映画を観ていると、時々困った映画に出会います。
困るってのは、演出がイマイチでノレないなぁとか、単に役者の演技が気に入らない等、残念映画系が一つ。
もう一つは、感想の表現に困っちゃう系映画。
この作品はみーすけにとって 表現に困っちゃう困ったチャン映画でした。
観ている間も後味も思いきり悪い(笑) なんかやりきれない。
もう一度観るにはものすごくパワーがいる・・・。
でも観ると役者の演技が凄くて、演出に引き付けられ圧倒される。
嫌いでない、でも自分の感性に妙に突っかかる。
癖になりそうなダークな魅力があるという事なのかな。
久しぶりに再見しても同じ感想ってことは、そういう映画なのね、わたしにとって。
それぞれ出演者たちのハードル上げた演技こそがウリの作品です。
超変態たちになりきってる彼らの「匠の演技」をご堪能くだされ。


ペーパー・ボーイ
なにもそこまでもみあげを・・・。  ボス猿?

「羊たちの沈黙」で キャメルのコートが素敵すぎて ポ~っとなったのも今はむかし。
スコット・グレンが あちゃ~~。 こんな事に。 時間って残酷です・・・。
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ワケワカメだったんですけど

今年の3月に観たんですよ、私もコレ。
きっと何かのでーぶいでーに予告てして入っていて、
おお、けったいなメンツやんけ!観なくちゃでしょ!って思ったに違いない。

てか、ザックリ、ザック・エフロン!おまけに「マジックマイク」ん時は
オーナーでかっちょよかったマシュー・マコノヘやん!みたいな。

観た結果・・・?????だったんですけど、理解能力に欠けてるんでしょうかね私・・・
ただ、ニコール姐さんの「御開帳」には、あわわわわ・・・・デシタ

ザック君は「ハイスクール何とか」でお見受けして、キャワイイな、って思ってたけど、
若干フックラされて、こげな姐さんに恋心抱くなんて、ともったけど、
別の意味でキュンとしちゃった!どーゆー別かな!?

みーすけさんは年間200本も映画観られるんですね?おおお、負けた・・・
ワタスは2000年に「342本」っていう金字塔をたてましたが(自慢してるんだよ、ヤッダー!)
その後は、思いっ切り右肩下がりで、最近は目標の150本にさえ届かぬ始末・・・とほほほ

やっぱ、映画は最高だよね。スッゲーいい映画観たあとは2食くらいメシ抜いてもいいもんね。
あら、違う~?

因みに、幼馴染みに「三度のメシよりジョンキュー」って人が。60歳独身です。イラン情報でした。

Re: ワケワカメだったんですけど←ある意味正解

chacoさん


ぶっちゃけ途中でストーリーよりも出演者のドロドロが凄すぎてそっちに気持ち持ってかれるんですよね。
カンヌに出品されてますが、賛否両論で否の方が若干強め。
キッドマンもやりすぎたと思ったのかどうか、この後「シークレット・ガーデン」ではビッチだけれど綺麗めビッチで収めてましたね。
気持ち悪い映画だけど、マコちゃんのお尻がご褒美で鑑賞できますからね(笑)
「マジック・マイク」も特集でやってました。
あれはチャニングが可愛いすぎる映画です。あ、記事書こうかにゃ~♡

さ、三度の飯よりジョンキューっ?!
ワハハハハハ!!! あ、笑っちゃ失礼ですね、でも笑っちゃった。
もう爽やかなジョンキューには会えないような気がする・・・。

342本って凄いです!凄い!
劇場は月平均5回として年間60本前後。
日々ケーブル映画チャンネル垂れ流しで、うん、200超えるくらいは観てると思います。
カウント難しいっすね。
でも映画はいい! ご飯抜いても映画館行きたいときってありますよね!
秋以降、オスカーに向けていい作品が配給されるので、みーすけもエンジンかかってきますわ!

懇願

「マジック・マイク」
記事にして~~~~~!!おねが~~~~~い!!

Re: 懇願

chacoさん

はい、リクエスト キターーー!
スマホでアップなので、少々お時間ください・・・。

No title

強烈だったね~これw
あんなこと、こんなこと思い出すと、見直す気になれないですもん。
で、確かにストーリーてリングとしては散漫な印象ながら、キャストの超エグ演技合戦で画き上げる人間の汚泥と闇の深さに圧倒されるんだよねぇ。
体臭キツそうな(←ここ爆笑ww)ジョンキューはもう諦めの境地として、ニコールほんとによくこの映画に出たね。ただのトムの元嫁ちゃうわw
監督のリー・ダニエルズは黒人社会の暗い歴史を画くことに使命を感じてるようだけど、底にある怒りみたいなものがうまく感動に結びつくといい映画を撮るんじゃなかろうかと思ったりします。

Re: No title

pu-koさん

「プレシャス」が極上だったので、正直期待し過ぎたのもあっかもしれないわ。
うん、その怒り的なものが上手く作用すると素晴らしい作品が撮れるはず←上から~

確かにニコールはやっちまった感あったんだろうと・・・。
ビッチ演じるのは役者としてはやりがいあるだろうけどね。
だからこそのモナコの宝石での仕切り直しだと思われる(笑)

わははは!ジョキュー臭そうでしょ?!
絶対一緒のベッドで寝たくない。
あ、まぁそんな事あるわけ無いけどさ~でもやなもんはやだ!

ぶっかけビッチ

こんばんは!
ひょえ~!この映画、私すごい好きなんです~(汗)。陰惨なんだけど、何か笑えるというか…ワタシ的には、ほとんどコメディ…
みんなハジけてトンじゃってましたよね~。そこまでやるのかよ!?と、ハリウッドの大物俳優って、やっぱスゴいな~と呆れるやら感服するやらでした。
マコ、おちり可愛かった(笑)。ニコール・キッドマン、もうキワモノ女優に進化?を遂げてますよね~。日本の演技派気取り女優にアレやれっつっても、絶対ムリですよね~。守りに入った役者なんか、つまんない!いい俳優は、演技のハードルを上げていくものですよね。ファスとかには、常にそうしててほしいです。
TBさせていただきました~♪

Re: ぶっかけビッチ

たけ子さん

おやぁ、わたしも嫌いではないんですよ。
色々凄すぎて、ボーゼンとするというか・・・(笑)
あ、分かる。辛口ディープなコメディーですって言われたら心おきなく笑えるかも。
日本の女優では、あそこまでやれる人はそうそう居ない・・・てかニコールもあそこまで
ビッチにやる必要あったか?かも。
マコちゃんもジョンキューも凄くて息苦しい程の映画ですよね~。
演技の幅とかハードル上げる彼、彼女たちに幸いあれ!

ファスは大丈夫です!
マックィーン監督あたりが要求すれば彼はなんでもこなすからさぁ。
三部作で証明済み(笑)
TBあざーーす♪
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