『動く標的』  イケおじ ポール・ニューマンにくらくら♡

『動く標的』 (1966) アメリカ
原題/Harper
監督/ジャック・スマイト
出演/ポール・ニューマン  ローレン・バコール  アーサー・ヒル  ロバート・ワグナー
     ジャネット・リー  シェリー・ウィンタース  ジュリー・ハリス 他


動く標的


サンフランシスコで私立探偵を営むルー・ハーパー(ポール・ニューマン)は、友人の弁護士アルバート(アーサー・ヒル)の紹介で、大富豪サンプスン氏の失踪捜索を請け負う事になる。
依頼主であるサンプスンの後妻エレイン(ローレン・バコール)に会いに行くハーパー。
そこで出会った先妻の娘ミランダ(パメラ・ティフィン)、恋人のアラン(ロバート・ワグナー)らと失踪当日のサンプスンの足取りを辿りだす。
しかしサンプスンの周囲を調べるうち、彼の誘拐に犯罪組織の介入がある事に気付くハーパー。
そんな折、妻エレインの元に50万ドルの身代金要求の連絡が入るのだった・・・。



ブロ友 pu-koさんとこで ポール・ニューマンの 『パリの旅愁』 が紹介されてて、ここ最近頭の中でニューマンがマイブーム♡
特に古いのが観たくなっちゃいましてね~。 で、大好きなこれ。 
ロス・マクドナルドの原作 『The Moving Target』 の映画化。
映画では 『Harper』 と主人公の名前になっちゃってるけど、原作の 『動く標的』の方が絶対イケてると思う。 

ポール・ニューマン演じる 繁盛してるとは言いにくいしょぼくれた私立探偵ルー・ハーパーが、友人の弁護士経由で請け負った大富豪誘拐事件を捜査するうちに、大きな犯罪組織の絡む事件に巻き込まれてしまって・・・というハード・ボイルド サスペンス。


ま、なんつーか、とりあえずオープニングからの5~6分を観てほしい。
この映画はそれが全てと言って過言ではないかと。
ブラインドの降りた薄暗い部屋。
点けっぱなしのテレビから放送終了後のピー音が流れている。
そこへ目覚ましが鳴り響き・・・。


動く標的
んにゃ・・・・しゃあない起きるか・・・


ベッドから起きた男がブラインドを上げると明るい朝の日差し。
そこへオープニング・タイトル 『HARPER』

軽妙なジャジーな音楽に合わせ身支度をするハーパー。

動く標的
洗面所のシンクに氷を入れて洗顔。  『スティング』 でも同じシチュあったね!


動く標的
コーヒーを入れようとしたら・・・  っだ!切れてる!

動く標的
ゴミ箱には前日の使用済みドリップ

動く標的
クソ! ・・・どうすっかなぁー 

動く標的
ま、いっか 飲んじゃえ♪


と、無精者が前日の使用済みドリップをゴミ箱から再利用するって そんだけなんですが。
これがもー、何とも言えずカッコいいんだよ! 
ニューマンのお茶目な表情が堪らない♡  


動く標的
因みに 出がらしコーヒーの味は?

動く標的
オエップ! そりゃそーだ

不味いコーヒーを飲んだ後、妻の(離婚協議中なり~)写真にッチュ♡
自宅兼事務所のオフィスを出て ガムの包み紙を近くのトラッシュにぽい~んと捨てる。 
なんだかいちいちスタイリッシュなのでござるよ。

動く標的
ガムの包み紙どうすっかなぁ・・・

ハーパーの運転する左ドア周辺塗装中の車は、サンフランシスコの街並みを抜け、サンプスン邸に向かう。
オープニングからずっとバックに流れているジャジーな音楽もまたグッド!
サントラCD欲しいんだけど、レコード(!)しかない ・・・っち。
全編にわたって音楽がとても素敵なんだけどな、欲しいなサントラ。
 

動く標的
”テクニカラー” で ”パナビジョン” だぜ!

ハーパーの車がサンプスン邸に到着して 物語が始まる。
ここまで凡そ5分強。
カメラはただただ ポール・ニューマン演じるハーパーの朝の出勤風景を映すのみ。
それがねー、もーねー、とにかくねー、素敵過ぎ!
冒頭5分で、この映画のオシャレな雰囲気とニューマンの魅力がズドンと響いてきて これから始まる物語にわくわくさせられる!! という美味しい演出なんです。

動く標的
掴みはOK!ってことで。  なんでしょうこのイケおじ♡


で、本編です。
とにかくワラワラと色んな人が大勢出てくる。 事件に、ハーパーに絡んでくる。


動く標的
あんまり色気ないっすね・・・   ごめんボギー

サンプスン夫人にハンサム女優 『三つ数えろ』 のローレン・バコール。
典型的な仮面夫婦ぽいサンプスン夫妻。 夫の事を心配しているのか、どうなのか 超怪しいっす。
ローレン・バコールって痩せぎすなので、エステ中のもろ肌姿に色気があんまりないんですけど・・・。




動く標的
なんかじゃれてる。  ニューマン可愛い♡

ハーパーの古くからの友人弁護士に 『アンドロメダ…』のアーサー・ヒル。
サンプスンの連れ子、超年下のミランダにメロメロっす。 
おじさん、目を覚ませ!


動く標的
プールサイドで ゴーゴー(死語)踊ってます。 

そのミランダ(パメラ・ティフィン)。 後妻のエレインと犬猿の仲。
ちょこちょこ男を試すような行動に出るくせに、最後までする勇気無しの意外と初心子。
あ、制作年度による映倫問題かな?


動く標的

そのミランダの恋人(?)アランにナタリー・ウッドと2回結婚離婚してるロバート・ワグナー。
『タワーリング・インフェルノ』で 「消防隊を引き連れてすぐに戻るよ」 と恋人に言って5分後にお陀仏というスクリーンの中でも外でも優男だね。『オースティン・パワーズ』 でもナンバー2で笑わせてもらえた息の長い俳優ですね~。
で、このアラン、サンプスンの秘書なのか何なのか、毎回立場がよく分かんないんですが、ハーパーを助けたり事件の周辺でうろうろしてて怪しいんですが・・・。


動く標的
ジェームズ・ディーンとちゅーしましたけど なにか?

ピアノ・バーの歌手ベティに 『エデンの東』 のジュリー・ハリス。 
わたしの中では『刑事コロンボ/別れのワイン』 での彼女の方が印象が強いんですけどね。
本編後半に この歌手のベティ 不思議な拷問にあうんです。
これさー、笑いを狙って外したのかマジなのか、監督に聞いてみたくてたまんない。
あ、原作通りとかかな? 



動く標的
お酒ごちそうしてちょ~だ~い♡ 

落ちぶれた人気女優フェイに 『アルフィー』 『ポセイドン・アドベンチャー』 のシェリー・ウィンタース。
デブデブって皆に言われてて、いえ、確かにふくよかだけど、とっても可愛らしかったんですけどね。
いやしかし、彼女の若いころって ホントびっくりするくらい可愛いんですよ。昔の写真見てびっくりしたもん。



サイコの前か?後か?

離婚協議中ながら、ハーパーは未練たらたらな妻にジャネット・リー
つくづく豪華なキャストだったのねー。


この他にサンプスンが入れあげている新興宗教の怪しい教祖やら、フェイのやくざな旦那やら、次々と色んな人物が出てきます。
で、それぞれが何らかの役割を持ってて、繋がっていそうなんですけど・・・。
ここは男らしくはっきり言いましょう!(女だけど) 
ぶっちゃけストーリーが分かりにくい。
ごちゃごちゃして芯になるストーリーが見えにくい事この上ない。
話に追いつけず、あれあれと言う間に物事が進んで、置いてけぼり感。
ま、わたしが頭悪いってのもあるけど、途中退屈になっちゃう。
役者の演技も良く、雰囲気、音楽、どれをとっても極上のハード・ボイルドなのに、ストーリーが温泉卵って・・・。
非常に残念。
スタイリッシュでカッコよくてオシャレな映画なんだけど、正直 「面白い?」 って聞かれると。
「んぐぐ・・・」 なんですわ。 これはイタい。
外側だけでなく 中身も極上になる素材があるだけに、上っ面な編集てか脚本の噛み合わなさが残念でござる。
これは 『好きだけど残念な映画たち』 にランク・インだな。
残念だけど、捨てがたい魅力がある作品だけに、未見の方には観てほしいなぁ・・・。
って、残念内容が原因かBlu-rayどころかDVDさえ未発売。 
ビデオレンタル(あるのかな?)かケーブルで偶然落ちてくるのを待つしかないのかな。
わたしの初見も4~5年前のスタチャンだもんなぁ。 
HDD永久保存版だよ(ソフトの落とし方がよくわかんない 汗)
もしBlu-rayが発売されたら絶対買う! だって大~好きなんだもん。
確かに残念どころありだけど、ポール・ニューマンのカッコよさを愛でるには最高な映画だからですよ!


動く標的
アクターズ・スタジオ出身役者として、その褒められ方微妙なんだが・・・  

いーからいーから!
もぉぉぉぉぉ・・・この美しい男前を見よ! 撮影当時40歳ぐらいのニューマン。
はっきり言って 超絶イケてます! イケてるおじさんです♡ 
このカッコよさ、飄々としたお茶目さ、溢れるセクシーさ。
青い目が美しくて、ほれぼれするような面長・・・♡♡
今の時代の役者に例えろと言われても、この空気感の人っていないなぁ。
ポール・ニューマンのじーさん姿しか知らない人は彼の過去作 とりあえず観て~!

動く標的
新旧 天パ対決


あ、でも、そう言えば、↑ マコちゃんて、ニューマンの若かりし頃を彷彿とさせる・・・ってよく言われますよね。
比べられるのって名誉だったり重荷だったりするだろうけど、彼を超えるように演技に精進してよマコちゃん。
ニューマンも若いころ、マーロン・ブランドの亜流と言われて悔しい思いをしたって何かで読んだ事あるし。
人に歴史あり。 たまには古い映画もいいですよね~。


動く標的
も~、なにこのイケメン!  素敵過ぎて 何も言えんわ♡♡



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しぶいぜ

ここでやっと「好みの男」が違ったようで。。。(笑)

いやいや、ポールが嫌いってわけじゃ~ないんだぜ。
ただ好きでもない、ってだけ。スマン

むしろ、ロバート・ワグナーの名前を見た時にアンテナが反応した!
好きだったね~。今はすっかりおじい様だろうけど。生きてるよね!?

内容がややこしいのね?でも捨てがたいのね?なる・・・
単純人間だから、ストレートに入って来るのが好きかも!?

マコノヘと並ぶと、まるで親子じゃん!
似てる!!多分ずーーっと辿ってくと親戚だな。知らんが。

古い映画って魅力的だよね。古いオバハンが言ってます。

とか言っても、ポールの映画は結構観てますよ。
「スティング」「明日に向かって撃て」「タワーリング・インフェルノ」「ハスラー」etc・・・・
やっぱ、嫌いじゃないじゃん!!!!!訂正しとくか!?

Re: しぶいぜ

chacoさん
ポール・ヒューマンて、子供の頃から映画に出ていて当たり前な人で好きとかファンとか考えた事無かった人なんですよね。ところが大人になり、映画もたくさん観た頃から「なんだよ、この素敵さって!」と・・・。
『暴力脱獄』とかも飄々としながらも反骨パワー炸裂で良かったですよ。
でもやっぱジョージ・ロイ・ヒルの二作が名作すぎるね。あと『評決』ね。

マコちゃんと並べると雰囲気似てるよねー。親戚かどーかは知らんけど(笑)

ロバート・ワグナーお好きですか!まだご存命ですよ。
彼は『探偵ハート&ハート』の人って感じ。城達也の吹き替え懐かしい。

No title

あーー、これ途中までになってるけど、私も冒頭の数分が大好き。
もうリズムがよくって、ワクワク!カッコいいんだよねぇ。
バンって音も廊下お掃除中のおっさんのモップのバン!に被せてたよね。
そっかぁ、途中から判りにくくなるのね。
私もきっとついてけないな、きっと。心して観ます。サントラ出して欲しいね。
で、ニューマンしばらく追いかけるよ!!

Re: No title

pu-koさん

この頃の映画って、こーゆースタイリッシュなおされ感炸裂なくせに中身が薄いってのが多々ありますよねー。
本作はそこまで酷くないです。楽しめるのに、そこはかとなく漂う残念感っつーの?
原作ありで物語が面白いんだから、もっと切れ味のある脚本だったら絶対今頃Blu-ray!(笑)
音楽も素敵ーー!♪
覚悟があれば最後まで行けます!
もーポール・ニューマンがイケおじ過ぎて生きるのが辛い!
pu-koさんニューマン追っかける?わたしも追っかけよっかな~。
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天邪鬼なので映画の好みも多少偏りありです
毒も吐き、妄想も垂れ流しますが笑って許してくださいませ
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