『博士と彼女のセオリー』  それぞれの愛の形

『博士と彼女のセオリー』  (2014)イギリス
原題/The Theory of Everything
監督/ジェームズ・マーシュ
出演/エディ・レッドメイン  フェリシティ・ジョーンズ  デヴィッド・シューリス  他


The Theory of Everything



1963年イギリス。ケンブリッジ大学で物理学の天才として将来を期待される青年スティーヴン・ホーキング(エディ・レッドメイン)は、詩を学ぶ女性ジェーン(フェリシティ・ジョーンズ)と出会い、恋に落ちる。
しかし、直後にスティーヴンはALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し余命2年の宣告を受けてしまう。
しかしスティーヴンと共に生きることを決めたジェーンは、2人で力を合わせて難病に立ち向かっていくのだったが・・・。



おお~、やっとオスカー関連の作品のレビューがぽちょぽちょと落とせるようになってきたなぁ。
配給会社さんよぉー、マジ上映遅ぇーーよ遅すぎ!
うう・・・愚痴は言うまい・・・  ←言ってる
今回は並み居る強豪を蹴落とし、若干33歳でオスカー主演男優賞をゲットしたエディ・レッドメイン主演の『博士と彼女のセオリー』です。

ALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病を抱えながら研究に励み、現代の宇宙論に多大な影響を与えている天才物理学者スティーヴン・ホーキング博士と、博士を支え続けた妻ジェーンとの半生を描いた本作。
みーすけの頭は超ド級の文系。
そんなわたしが何年か前に 宇宙の不思議や素晴らしさを分かりやすく (←ここ重要) 説明してくれたホーキング博士の番組を見てからすっかり大ファンに。 だから色んな意味ですっげー楽しみにしてましたん♪

で、本作は妻ジェーンさんの自伝を元に映画化されていて、ホーキング博士の功績よりも彼ら夫婦の馴れ初めから結婚、その後の生活がお話のメインなんです。
二人の愛情を描いたラブストーリーには違いはないんだけれど、もっと大きなカテで括られた映画だったという感想。
深くお互いを愛し、大切に想い合っている夫婦愛を描いてるんですけどね、それだけではないあれこれ。
介護とか個人の欲求とか精神論とかに踏み込んでいて、しみじみ考えさせられちゃった。
甘いけれど、どちらかというと ビターなほろ苦い口当たりな作品でした。


The Theory of Everything
英国男子萌え~♪ ピカピカに元気なころのスティーヴン


ケンブリッジ大学の大学院在学中のスティーヴンは将来を有望視された優秀な学生。
そんなスティーヴンはあるパーティーで素敵な女性ジェーンに出会います。
電気が走ったようにお互い惹かれあい恋する二人。
二人のダンスパーティーでのキスはうっとりするほど素敵♡


The Theory of Everything
出会った途端にビビビ♡とキちゃう。 もだもだしてるヒマはない!(尺の問題)


急速に惹かれあう二人。
天才的閃きで教授の覚えのよいスティーヴンは将来も有望視されています。
しかしなんとなく不穏な雰囲気が流れるんですよね。
体がおかしい・・・。
もう、実在の方なのでホーキング博士の病気のことは皆さんご存知のはず。
将来有望な天才に降りかからあまりにも残酷な現実に胸が傷んでしょうがなかった。

症状が出始めたスティーヴンの所作や動きの表現が リアルに説得力あって凄いんですよエディ君。
指が上手く動かずボールペンを取り落としたり、ちょっとした通路でドアにぶつかったり。
黒板に理論を書きなぐるチョークを握る指に力が入らずふにゃふにゃしている所とか、エディくんの細かい演技はホントにリアル。
かなりリサーチしたんでしょうね。
走りながら足がもつれて倒れるシーンは マジで怪我してない?ってくらいの迫力で。
ブロック隣の女性が「ぎゃっ!」って叫んでました。 分かるよ分かる。



握力なくて黒板の字がニョロニョロになって 悲しい・・・


The Theory of Everything
不治の病の宣告を受け途方に暮れるスティーヴン  


短い間でもいい!とハラくくったジェーンはスティーヴンとの結婚を決意します。
彼女に辛い思いをさせたくないと最初は拒否るスティーヴンだけど、二人の愛はお互いを強く求めてしまう。



動かない体でクリケットするスティーヴン 痛々しいぜよ



挙式のシーンはホントに素敵♥


当初は甘甘な感じて二人の結婚生活を描いているけれど、物語の本質はここから。
ラブラブだろうが愛があろうが、病気の症状は進んでしまう。
他人の介護を望まないスティーヴンだけれど、小さな子供二人を育てながら、スティーヴンに献身的に尽くすジェーンは、精神的にも肉体的にもすり減っていってしまうんです。
愛しているけれど、自分自身の自由をボンヤリと求めてしまうジェーンの複雑な心境を細やかに演じるフェリシティ・ジョーンズの演技良かったなー。



介護のエレインの存在に もやもやなジェーン


これはネタバレではないと思うので書きますが、(あ、どうなんだろ?)
ま、いーや、実はスティーヴンとジェーンは離婚しています。
そうなるまでの仮定を、淡々と、しかし突き放さず優しく静かに描いているんです。
ジェーンの伝記がどこまで彼女の本音なのか?事実とどこまでリンクするのか?
それはスティーヴンとジェーンの夫婦にしか分からない事。
でも、スティーヴンの取る決断にはジェーンに対する大きな愛情を感じました。
愛しているからこその決断に、震えるほど感動してしまった。
離れる、離す事が彼らの愛情故の行動だったという結論。
愛には色んな形があるんだなーと、しみじみ考えちゃいました。


うーん、いつになくしっとりと語って終わろう・・・

ってね、思ったけどね!
んっとねー、これを書かずにいられようか。
オスカーゲットのエディ君!



子供達に惜しみ無い愛情を注ぐスティーヴン マジ本人だよこれ


ファンすぎてホーキング博士のドキュメンタリーを永久保存HDDで何度も見てるわたしですが。
エディ君のホーキング博士成りきり演技の凄さに驚嘆だよーー。
だんだん体の自由が効かなくなり、言葉も無くすスティーヴンなのだけど、エディ君のちょっとした目の動きや表情だけで、スティーヴンの心の動きが伝わってきて、うううううーー!
す、凄いとしか言葉が無いぞ。
病人演じた役者にオスカーは甘いとか言われてるけどね、うん、あげたくなる気持ちわかる。 脱帽だもん。
似せるだけでなく、ちゃんと感情がこちらに伝わる細やかな「演技」をしているのでね。
ここまでされたら文句言えないよねー、文句なんかないけどねー。
因みに映画で使われているホーキング博士の電子音声って ご本人が提供されたとか。
どうりで一緒だったわ(笑)



これまでエディ君の映画あれこれ観てるけど、チリっともスイッチ入ったこと無かったんだけど。
今回始めて 「おお!」と思った。
今までは綺麗な子だなぁ ぐらいだったんですけどね。
これぞ 『THE英国男子』 なエディ君が可愛いかったわーー♡
アランニットのベストに眼鏡、ひょろ細い体系で色白そばかすの肌って・・・
うう・・・ 英国理系男子 凄い破壊力♡


The Theory of Everything
くそ 可愛いってばよ!


・・・って書きながら なんとなく気付きました。
エディくんも、もーちょっと歳取ったら さらに素敵になるのでは?って。
初恋の人が(推定3歳頃) クリストファー・リーだったわたしって もしかして老けセン??
殿堂入りダーリンがショーン・コネリーだしなぁ。
でもでもでもファスはぴかぴかな天使だよ! 
んん・・・ヤングではないか・・・(汗)
あ、わたしの嗜好はどーでもいいっすよね! さーせん・・・。
ま、とりあえずオスカーゲットのエディ君の渾身の演技を観てね!


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ヤングではないって・・・まーそーなんだけどさ・・・
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更新お待ちかね

観たいっ!!

彼って何に出てたっけ?
あんまりパっとした役どころじゃなかったよな?確か。

そっか、そっか、そんなキュン死にしたのか。
33歳ねぇ。わての息子達より若いズラ!!(オーマイガー!)
でね、そのアランニットのベスト、トラッドにハマった頃着た記憶が。許せ。

あ、話それまくり。

彼の演技が是非観たいのだ。
実は、お隣さんの息子さん(生きていれば66歳)がALSで亡くなったんだよ。
車椅子に乗った彼は異様にヘン曲がって、
毎晩ビュンビュン道端で縄跳びをしていた人とは思えない変わりようだった。
こりゃまた話がソレた。すまん。

きっと凄く情報を集めて研究して演技に取り組んだんだろうね。
病気が病気なだけに、中途半端な事は出来ないものね。

で、やっぱラストはお約束の彼が登場だね。そーこなくっちゃ!(え?)

Re: 更新お待ちかね

chacoさん

あー、身近に同じ病気の方を見ていたら、あの病気の大変さってより響くでしょうね。
ホーキング博士はご存命なので、ホントに気を使って役作りしたと思う。
成りきりながら、それがそっくりショーでないのが素晴らしいんだよーー。
これ観ていただきたい。
エディ君、最近は『レ・ミゼラブル』や『マリリン 七日間の恋』
ちょい前は『ブーリン家の姉妹』や『エリザベス ゴールデン・エイジ』
でも彼のこれからの方が期待大なんだな。
男は30過ぎてからが勝負だと思うのさ。
わたしもトラッド好きなので、春物の白のアランセーター欲しくなりましたよん♪
で、いつもの彼には必ず出ばってもらうのわはははは!
安心して!←何を?(笑)

No title

ホーキング博士のドキュメンタリーを、チラ見程度で観たぐらいですが、エディくんはホントご本人そっくりのところありましたね~
わりとエディくん作品は観ているとは思うんだけど、以前から巧い子だなぁと思ってましたよん。特に難しい役どころが(^ー^)
授賞式での姿が可愛くて可愛くて、登場シーンから感情移入しちゃいましたがな(笑)
決してモノマネではなく、内面も表現した素晴らしい演技だったと思います~

Re: No title

じゅりさん

若いのにしっかりとした演技をする人ですねー。
若すぎるせいで今まで素敵スイッチは入らなかったけど、今回はヤられた(笑)
目線一つでスティーヴンの心の中が伝わる演技はホントに素晴らしかったですね。

てか、授賞式の驚きかたが可愛すぎでしたよね! 仕事中Twitter画像見て萌えてたって仕事しろよわたし!ハイハイ。

No title

キタキターーー!!
そう、もうね、手放すことも愛、そこに尽きた。
博士が試写を見て涙を流したというのを聞いてたのもあって
彼の決断に私も震えたし泣いた。
エディ君は職人技のボディ演技に加え、内面もしっかり表現していて、オスカー文句なしだったね。

うんうん、歳とったら素敵になるかも。
でも期間限定の青さもまたよしってことで。

Re: No title

pu-koさん

そっかぁ本人が涙したのかー。
色んな思いが去来したんでしょうね。
愛しているから離れるという道を選ぶって切ないけど、不思議と見終わると清々しかったんだな。

エディ君はやり抜いたねー。凄いよ。
全年齢一人でやり通すだけの役作りとしっかりとした演技力に脱帽。

あ、分かる!成人男性なのにゴツさの無い青年の幼さの残る青い年齢ね!
欧米人はすぐにゴツゴツになっちまうからなー。せいぜい今のエディを愛でよう。
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天邪鬼なので映画の好みも多少偏りありです
毒も吐き、妄想も垂れ流しますが笑って許してくださいませ
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