『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 』  哀しきモンスター

『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 』 (2014)イギリス
原題/The Imitation Game
監督/モルテン・ティルドゥム
出演/ベネディクト・カンバーバッチ  キーラ・ナイトレイ  マシュー・グッド
     マーク・ストロング  チャールズ・ダンス 他


The Imitation Game
顔長いなぁ~


英国がドイツに宣戦布告した1939年。
ケンブリッジ大学の特別研究員、27歳の天才数学者アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)は、ドイツ軍の誇る難攻不落の暗号『エニグマ』の解読に挑むことになる。
英国海軍のデニストン中佐(チャールズ・ダンス)の指揮下、英国郊外のブレッチリー・パークに精鋭達の解読チームが設置される。
しかしチューリングは一人で仕事をしたいとチーム内で衝突してしまう。
チューリングにとって暗号解読は自分の能力を試すゲームに過ぎなかったのだ。
リーダーの天才チェスプレイヤー ヒュー・アレグザンダー(マシュー・グッド)の元、ドイツ軍の暗号を分析するチームを尻目に、チューリングは一人で『クリストファー』と名付けた対エニグマ解読のマシンを作り始める。
チーム内の衝突が続き『クリストファー』の製作費を却下されると、チューリングはMI6のスチュアート・ミンギス(マーク・ストロング)を介してチャーチル首相に直訴、首相から責任者に任命される事に。
1940年、解読は一向に進まない中、新しくチームに加わったジョーン・クラーク(キーラ・ナイトレイ)により、チューリングはやっと他のメンバーと協調、チームが心を通わせるようになる。
しかし、結果の出せないマシン『クリストファー』に見切りをつけたデニストン中佐は、作戦中止を決定。
チームに解散まで1カ月の期限を突き付けるのだった・・・。



チューリング作『クリストファー』 いわゆる一つのコンピューターの元祖です


さて、引き続きオスカー賞レース絡みの作品のご紹介。
当初は昨年初冬に公開予定されていたのに、ずれにずれてやっと日本公開に。
舐めとんか配給会社! うう、愚痴は言うまい・・・ ← だから言ってるって
新婚ホヤホヤ♪幸せの絶頂 ベネディクト・カンバーバッチが主演で話題の『イミテーション・ゲーム』です。



THE・新婚


第二次大戦中、ヒトラー率いるナチスドイツの誇る暗号『エニグマ』を解読し、大戦終息に大きく貢献したイギリスの暗号解読チーム。
その中心人物にしてコンピューターの基礎を創った天才数学者アラン・チューリングの物語。
って思っとったがな!
いや、そーゆー映画なんですけどね。けどね、根底の主題は全然違くて!
なにこれ傑作!
事前情報ほぼ無しで観て良かったー。
最近すっかりこの事前情報nothing状態で観るのがマイ・ブームで。
お勧めだよー、映画観てびっくりするから。
だからこのレビューも未見の方は読まないでね♪ ← 可愛く注意を喚起しておく



ストーリーのメインはドイツ軍の誇る暗号「エニグマ」を如何にしてチューリング達が解読したのか?です。
人間関係が不得手なチューリングがチームの中で浮きまくり、疎まれ、阻害され、危うくクビになりそうになりながら暗号解読マシンを制作する過程が描かれ、「天才理系男子って難しいね~」とハラハラ。



皆ランチ?僕行かない。でもスープ買ってきて。


その戦時中(1960年代)のチューリングと同時に彼が10代の学生だった頃の過去、そしてある事がきっかけで逮捕されてしまう戦後の彼、と3つの時間軸が交互に語られます。
自身を「チューリングおたく」と評する脚本家グレアム・ムーアのオスカー脚色賞を獲得した脚本が見事。
過去と現在を交互に語りながら、きちんと纏まりがあり、決して混乱させず、ちゃんと二時間枠に納めた緩急ある語り口にぐいぐい引き込まれます。
チームが段々と心を通わせ、絆を結び 『クリストファー』 を稼働させる為に一致団結していく過程にどきどきして、作戦中止になるピンチを如何にして乗り越えるか?
連合軍が勝利しているのは周知の事実なんだけど、手に汗握る展開にどきどきです。



彼らはいわゆる一つのIMFか?



しゃくれCHANEL


チューリングの善き理解者ジョーンを演じるしゃくれのキーラさん。
「大根」「意地悪そう」とみーすけの周りで人気の無いキーラですが、わたし好きなんだけどな。
なかなかの好演だったと。
ジョーンとチューリングの心の繋がりは深い。
だからこそ、ちょと哀しい。



お互いに深く理解し愛情あるんだけれども・・・


そんな戦時中のストーリーの合間に学生時代と戦後のチューリングの逸話が入ってくるんですが・・・。
”天才数学者の秘密”は公開前になんとなく分かってたんだけれど。
物語が始まってすぐに「おや、これは?」って気付かされる表現も出てくるので、うん、やはりそーだよね と、思う。
でもこの『秘密』こそがこの映画の本当に語りたい主題だというストーリー。
社会から阻害されるマイノリティの心の叫び、痛みこそを伝えたい映画なのですね。
切ない。痛々しい。泣ける。
本当は英雄と讃えらるはずのチューリングの、その時代故の哀しき後年に激しく心を揺さぶられ、ラストのモノローグでは涙腺崩壊。

堪えきれずの嗚咽。
もー泣けて泣けてしょーがなかった。
歴史の中に埋もれてしまった哀しき天才モンスター。
彼の功績があってこそ、今のコンピューターがあるっていうね。
「ツンデレ」とか邪険にして最近は立ち上げてもいないうちのPC。
邪険にしてゴメンね。
クリストファー2号って名前つけて大事にしてあげるよーうっうっうっ。





大事に使ってね・・・


さて、オスカーノミネートされていたベニーちゃん。
ねーねーベニーちゃん。 
もう、胸を張って「だははは!僕の代表作だよ!」って言っちゃってちょーーだいベニーちゃん!
チューリングの屈折して気難しく、だけど誠実で繊細という複雑なキャラクターの内面を丁寧に流石の演技力で演じていて、いやぁ~みーすけホントにとてもとても感動しました。
正直に言います。ホーキング博士のエディ君、とても素晴らしかったんだけど、個人的にはベニーちゃんにオスカーあげたかった。
あれはきっと僅差だったと思いたい。
時代に翻弄され、個人の思考や嗜好を奪われ、偉業は無かったことにされる主人公チューリングの哀しき運命を見事に表現してました。
バリトンヴォイスも健在。
ベニーちゃん、ホントに素晴らしかった!
映画の代表作無いぜと未知数扱いしてましたが、『シャーロック』の人気先行だけでないって事を、はっきりと証明してもらいました。
エンディング近くの彼の心の叫びに震えるほど感動したもんね。
ありがとーベニーちゃん!



喜怒哀楽が結構激しいチューリング。この泣きの演技が堪らなく可哀想で可愛い



脇を固める俳優たちも美味しい本作。
英国系俳優好きの今回の萌えポイント・・・ふふふ・・・

美しく渋い英国俳優夢の共演なんだってば~!

the imitation game
二枚目ですええハンサムです タラシですが それが何か?


先ずはチューリングと共にチームで追力する おヒューを演じるマシュー・グッドがグッドですね~。
タラシなイケメンのチェスマンがお似合いでした。
この人の瞳孔開きっぱのよーな青い目がさー、美しいやら気味悪いやら、もー!
彼の瞳は『シングルマン』ではイノセント感を溢れさせ、『イノセント・ガーデン』では逆に薄気味悪さ溢れさせたとゆー。



ふふ、僕の瞳に恋しちゃだめだよベイビー

次! 一気に渋いよーーー♡

The Imitation Game
ふふふ、

お次はダンスがスンダのチャールズ・ダンス♪ 
みーすけとお誕生日一緒! だから何?いえ、それだけ・・・。
今回は中佐だよ! 嗚呼素敵~♪ 役は憎々しい~♪ でも美味しい~♪
中佐が憎ったらしいので、観客がチューリングを一気に応援しちゃうんですものね。
こういう役にしっかりした演技力のある俳優をがっちり配しているので、映画がダレないんです。

そーいえば、『ドラキュラ・ZERO』でビルおじさん継承芸風の階段を上りかけたダンスさん。
このキャラ系譜は 『タイムマシン』 のジェレミーさんから脈々と受け継がれているとかいないとか・・・

『タイムマシン』でのあっと驚くキャラの系譜は
ジェレミーさん
わしジェレミー・アイアンズやっちゅーに!  うっそ~ん



『アンダーワールド』で 愛するビル・ナイおじさんに引き継がれ
ビルおじさん
おじさんも色々と頑張ってるんだよ・・・  ビルおじさん(涙)



『ドラキュラzero』でしっかりダンスさんへと
ダンスさん
ま、これもギャラとか契約とかいろいろね、あってね・・・



さてオーラスに 剛さん キターーー!!!!

The Imitation Game

美しき禿げ! 剛さんことマーク・ストロング
要所要所でチューリングを導くMI-6のメンジーズ少将。
したたかにチームを影で操る策士は、チューリングの運命の流れを大きく動かすんですよ。
あんたさー、MI-6ってさーあれよね、諜報部よねーエージェントよねー。
ハマりすぎだったなぁ剛さん。
ボンドやれんぢゃね?
てか将来はMできるんぢゃね?
ピンストライフのダークブルーのスーツが素敵すぎて♡
スッとした長身に引き締まった体とムキムキ過ぎない筋肉とかーー!
あの足の長さと、全身のバランス
ショーン・コネリーが引退して、美しきハゲのフェロモン俳優が育たなかった映画界ですが。
剛さん、貴方はフェロモンハゲの正統な後継者ですよ~♡

The imitation Game

髪?なにそれ美味しいの?
そう、剛さんに髪なんか要らない!
いやあってもいーけど、この美しきハゲの破壊力!
素敵過ぎーー♥


PC繋がりでこちらファスのスティーヴ・ジョブズ。
早く観たいわ観たいのよ。
いー男過ぎ!似てねー!とか言われてるみたいだけど、しゃーねーよ実際いー男なんだもんファス。
似せなくてもいーの。
映画はそっくりさんショーでわ無いのだからね。
ファスの演技を只々我所望す なのです。




あうう!閑話休題!

当時、チューリングだけでなく、多くの人が同じ罪で犯罪者扱いになっていたという英国の歴史を知らなかった。
英国の黒歴史再び。
個人の尊厳について、色々考えちゃいました。哀しい。
とても観応えある作品です。是非劇場で!!



キリッ!僕の実力観てね! 新婚パワー


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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密

イミテーション・ゲーム/ エニグマと天才数学者の秘密 (2014) 【THE IMITATION GAME】 1939年。ドイツ軍と戦う連合軍にとって、敵の暗号機“エニグマ”の解読は、勝利のために欠かせない最重要課題だった。 しかしエニグマは、天文学的な組み合わせパターンを有しており、解読は事実上不可能といわれる史上最強の暗号機だった。 そんな...

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イケハゲ

おっと、このタイトルはジェイソン・ステイサムの愛称なんだがね、(私命名)
そっ「イケてる禿げ」
しかーーし、モデル体型のマーク・ストロングにこの愛称を受け渡してもいいかも、かも~💕
かっちょえ~~!!足ながっ!!おっされ~~!!

う~~ん、わり~けどキーラ・ペチャ・ナイトレイはどーーも好きくないな…
どんな役で出ても「うへ」って感じ。これパツキンじゃん!超似合わねーー!
イジワル姉ーさん、ってイメージが離れない。すまんの。許してね。

で、カンバーバッチバチ、上手いよね~。長いよね~(笑)シェールもまっつぁお!!
そんなにオススメなら必ず観ますワタシ!宣言しますワタシ!

ね、ね、そろっとエドワード・ノートンをネタにして~m(__)m
あ、蛇足ですが、私はそのエドワードの元カノ、ペネクルと誕生日が一緒です♪
だから?とか聞く?

Re: イケハゲ

chacoさん

お返事遅くなってごめんなさい。アプリケーションエラーって何それ?もーPCわからん!
そそ!ステイサムもイケハゲ・ブリティッシュですね!
顔上下に長いしわたしも好き好き!
でもマーク・剛さんに軍配あがる。

しっかしキーラ人気ねーわーw
『なに演っても一緒』と友達もぶった切ってました。
いえ、身内ではないのでいーですけどね(笑) がんばれキーラと・・・。

本作は色々情報入れる前に先入感無しでまず観てほしいです。
カンバーバッチ上手いです代表作です顔長かったです。 シェールって!爆笑!!
英国イケメン多数出演だし、映画としても傑作だと。是非!

で・・・ノートン・リクいただきましたーーー!!いいよねーノートン♡
来月公開のオスカー受賞作『バードマン』に出てるので楽しみ~。
わかりましたchacoさんの為にいぢりましょう!!お楽しみに!
って、ハードル上げてしまったぞ・・・

No title

私もその「秘密」はうっすら知って観たんだけど、後半の うわ、そう繋がるの?に驚いたし切なくてたまらんかったわぁ。
間違いなく代表作だよねぇ。
で、剛君がまた嵌り役だったなぁ。
っつか、キャラ固定しすぎな気もするけど似合ってんだからしょうがない。
スーツ姿も決まってて、世の禿に勇気を与えるっことで表彰決定!(笑)

ファスのジョブズ似てないけど上手いんだろうなぁ。
似てたけど評判悪かったアシュトン君が比べられそうでちとお気の毒w

誰かわからなかった白塗りアイアンズ出たww

キーラは何やっても一緒って言うより、何やっても自然に自分のものにする上手さがあると思うのよ。私は好き。

Re: No title

pu-koさん

天才数学者がその知性を生かしエニグマ解読に追力した。
で、「秘密」があるのでそれでちょっと辛い思いをしましたとさ。
コンピューターの素の開発者だよー。

・・・・ってな映画だと思ってたんです!!
ふざけんなわたし! ストーリーの落とし所が「そこか!!」にホントにビビった泣けた。
ベニーさん 貫禄の代表作だね。

剛さんのエージェント臭も似合ってて妖艶だからいーわもうって思っちゃった。
世の禿げの希望の光。
ただし、190センチの身長と長い脚、細マッチョな体が必要w


おお!「キーラいいよね」の味方が近くに!(笑)
彼女なんだか女性に人気が無いような・・・。しゃくれてるから?w
大根とも意地悪とも感じない。逆に「上手いな」「素顔はいい娘そう」と、真逆の感想。
ま、好みだね~。

ファス・ジョブズ。 
彼の演技は間違いないので、そこに不安はnothingなんですが・・・
わはは!アシュトンね。似てたのにね~。
映画自体があんまり面白くなかったなぁ。デミの呪いかな(笑)

No title

ぎゃはは、「THE・新婚」(笑)。着こなしますな~w
いやいや、これ、間違いなくベネカンさん代表作になるでしょうね。素晴らしかったと思います~
剛さん(笑)も、さすがの存在感でしたね。こういう役はバッチリはまりますねぃ。
瞳孔開きっぱのよーな青い目!確かに(笑)
作品としても、キャストの演技や存在感、ストーリー展開も面白かったし、公開中にまた観たいぐらいです。
トラバさせていただきますね~

Re: No title

じゅりさん

あーわたしももう一回観たいわー。
内容もキャスト素晴らしかった。重みのある見応えある作品でした。
ベニーちゃん文句なしの代表作!
紋付き最高!(笑)

そう言えばもうすぐ公開のビル・ナイおじさんやパディ・コンシダイン出演の『パレードへようこそ』がテーマ同じなんです。同性愛だというだけで逮捕されるという今の感覚では信じられないイギリスの黒歴史。痛い。
TBありがとーございます!


真のエリートとは

みーすけさん

「はじまりのうた」の記事を探すため、ブログ内を「キーラ・ナイトレイ」で検索した時この映画の記事が引っかかりました。私もこの映画、「天才数学者が難攻不落の独軍の暗号を解読した話」という予備知識しか持たずに見たのですが、予想を上回る面白さでした。

まず、カンバーバッチの演技が傑出していましたよね。私にとって彼は「演技の上手い役者さん」というカテゴリーの人で、最近どうしてこんなに人気が出てきたのかよく解らなかったんですね。TVの「シャーロック」は好みでないし、映画で印象的なのは「ブーリン家の姉妹」の存在感の無いだんな様とか「つぐない」の人格の厭らしさ?が体全体からにじみ出ているお金持ちの役で、「役そのもの」になりきる人だなあと思っていました。
でも人気が出てきて良い役をもらえるようになって、役者魂はそのままに、彼の魅力が堪能できるようになってきましたね。
この映画は間違いなく彼の代表作になるでしょう。みーすけさん同様にオスカーは彼がもらうべきだったと思います。まあ、オスカーは一種の人気投票ですから、エディの役の方が票を集めやすかったのだと思いますよ。

次に、キーラが知的な役を違和感なく演じていて、彼女の引き出しの多さに感心したこと。キーラは好きか嫌いかと言えば「好き」な女優さんですが、前回のコメントで触れた「特別感(美貌や能力の高さではなく、人格の高潔さ)」が感じられないところがちょっと残念なのです。でも逆に「普通の人」の魅力を発揮するときはすごく魅力的です。普通の女性が、チューリングをありのまま受け入れるために葛藤し、それを乗り越えて深い友情を得る過程に、説得力がありましたよね。

最後に、みーすけさんは「暗号解読の映画」と思っていたらこの映画の持つ別の視点に気づかれたけれど、私の場合、その「別の視点」よりももっと強烈に印象に残ったことがあるのです。
それは、解読後の彼らの対応です。
この映画は史実に基づいているので書いてしまいますが、ドイツの次の標的の対象となっている人たちを避難させよう、、、とひとりが言うと、「そんなことをすると解読したことがばれてしまう。」と言ってそのまま攻撃させますよね。その後も「解読したことに気づかれないようにしながら被害を最小限にする」という解析をして戦局を有利に持って行き、連合軍の勝利へと結びつけたこと。戦後の冷戦へとつながるソ連との情報戦。など、イギリスのエリートの半端でない優秀さが印象的でした。

戦争は絶対にしてはならない。そのことは大前提ですが、究極の選択としてそうせざるを得ない状況では、こういうエリートを持っている国とそうでない国では被害の受け方が随分変わると思います。

Re: 真のエリートとは

からしだねさん


わたしは『シャーロック』は好きで、特にシーズン1の初回やシーズン2のバスカヴィルの回がお気に入りで、カンバーバッチはポートレートより動いた方が格段に魅力的だなと思っていました。

しかし映画となるとそこまでの演技力を感じないし、代表作と呼べる作品もなく、ぶっちゃけ本作を観るまでは空前のベネディクト旋風に”ベニーちゃんというより、シャーロックの人気が先行してるんじゃないのか”と冷めた目線で流してたんですが、本作は彼の演技が素晴らしかった。間違いなく代表作でしょう。

この年は受賞したエディ君以外にマイケル・キートンやスティーヴ・カレルもエキセントリックな役作りで圧倒だったですしかなりの接戦だったのではないかと。

”クリストファー”を必死に守ろうとするチューリングの隠された秘密が切なかったです。

近年まで同性愛を「病気」「罪人」として扱った英国の法律と差別に恐怖を感じました。宗教も関係してるから特に過剰に対応したんでしょうかね。

キーラはカリスマを発するキャラより、「ふつう」を演じると光る女優かもしれませんね。

チューリングを性別を超えて愛し支えた女性を演じたキーラは光ってましたね。

素敵な英国の役者がごろごろ出ていて目の保養にもなった映画でした。

も~~、若く綺麗な役者より(それもいーですが)年輪を重ねた役者がツボに入るのでチャールズ・ダンスの意地悪な演技ににやにやしてしまったし、ズラ仕様のつよしさんのピンストライプのスーツにうっとりですよ。ほんとステキ❤

それから『シングルマン』ではただの若く美しい愛人役だったマシュー・グードが『イノセント・ガーデン』で瞳孔開いたような青い目でなんとも気持ちの悪い叔父を演じた時は小躍りして「そう!これこれ!」と喜んだものです。うひうひ。

シンプルに美しい役者より、癖やアクがあって演技に魅了される役者が好きで・・・。

1番人気より二番目、主役より脇役に目が行く癖は昔から治りません・・・。
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