「暗闇にベルが鳴る」 トラウマ映画 その一

「暗闇にベルが鳴る」 (1974) カナダ
原題/Black Christmas
監督/ボブ・クラーク
出演/オリヴィア・ハッシー   キア・デュリア マーゴット・キダー  ジョン・サクソン


暗闇にベルが鳴る

先日大阪駅のステーションシネマに行こうと焦って歩いてたら、急に大きな音でクリスマス・ソングが鳴り響いてイルミネーションが瞬き出しました。
大阪駅上の広場でのクリスマスのライトアップです。
やはりこの季節の街並みは綺麗でいいな~♪
ほっこり暖かい気持ちになるし、その反対に無性に人恋しくなったり(笑)
そんなこの時季 意外と需要ありのホラー(わたしだけ?)
クリスマス時期のサスペンス・ホラーの古典的名作。
知る人ぞ知るカルト的人気の本作「暗闇にベルが鳴る」です。

クリスマス・シーズンを迎える時期。
とある大学女子寮で女子大生達がパーティーをしている最中一本の電話がかかる。
ジェス(オリヴィア・ハッシー)が出ると相手は意味の分からない叫びや卑猥な言葉を投げかけてくる。
最近かかってくる変態からのイタズラ電話だ。
腹を立てたバーブ(マーゴット・キダー)が「いい加減にしな!この変態野郎!」と毒づくと「殺してやる・・・」と電話は切れた。

暗闇にベルが鳴る
日本人ウケしそうな端正な顔のО・ハッシー 元・布施明婦人
         
           暗闇にベルが鳴る
 蓮っ葉な女子大生(見えない)演じる M・キダー 薬やってる感満載!
          
パーティーを中座したクレアが部屋で帰省準備をしていると、クローゼットに隠れていた何者かにいきなり襲われ殺されてしまう。
実は変質者は女子寮の屋根裏部屋に潜んでいたのだ。

暗闇にベルが鳴る
こんな死に方イヤだわ~・・・彼女は最後までこの姿で屋根裏の椅子に座り続けます

一方ジェスは音大生のピーター(キア・デュリア)の子供を宿していたが、将来のキャリアの為に中絶することを告げ、猛反対する彼と喧嘩になる。
「ベイビーを殺すと 後悔する事になるぞ」と捨て台詞を残しピーターは去っていく。

           暗闇にベルが鳴る
おお~ボーマン船長 エキセントリックな音大生・・・が、学生?見えねぇ(笑)

クレアの失踪やイタズラ電話に対して 最初真剣に取り合わなかった警察だったが、近所の公園で少女の死体が発見された事でフラー警部(ジョン・サクソン)が本格的に捜査に乗り出す事になる。

         暗闇にベルが鳴る
    ドラゴン後のジョン・サクソン  カンフーは無しです


寮にかかってくるイタズラ電話に着目した警部は、その電話を逆探知する事に。
電話に対応するジェスは慄然とする。相手の喋るその内容がピーターとの喧嘩の内容とピッタリ符合するのだ。

一方警察が逆探知に成功した電話はなんと女子寮内からかけられていたのだ。
電話口の巡査が止めるのも聞かず、2階で寝ているはずの友人の名を呼ぶジェス。
恐る恐る階上へ向かうジェスが友人の部屋へと入ろうとドアを開けるとそこには・・・


暗闇にベルが鳴る


昔はクリスマスが近づくとテレビの深夜枠なんかでよくやってましたよね これ。
実はこれ、みーすけのトラウマ映画の一つなんです。

物語はいたってシンプル。閉塞空間で起こる猟奇殺人ホラーです。
限定された場所で次々と起こる殺人。姿の見えない正体不明の殺人鬼の気持ち悪さ。
殺した死体を部屋に飾る異常性や イタズラ電話の不気味さを効果的に生かした驚愕な展開。
この後に「ハロウィン」や「13日の金曜日」なんかが制作されますが、あの手の映画の原点なのでは?

殺人のシーンなどは グロテスクなスプラッター描写に慣れた今では生ぬるい感じありですが、展開の巧さ等今観ても充分に見ごたえあります。やはり脚本の面白さでしょうかね。

しょっぱなから流れる犯人目線の広角レンズを使ったカメラワークが気味悪さに拍車をかけます。
こちらは顔の分からない犯人が見る異様に歪んだ風景と、その犯人の手だけを見せられる。
そこに奇妙な彼の息遣いが被さるんです。これ強烈に怖かった。

そして、事件が解決して安堵するはずの結末が一番怖い。
全て終わったはずが・・という見事なエンディング。後味の悪さ爆発。

これを10歳にも満たない子供が観たら、そりゃ~トラウマにもなるでしょう。
電話が鳴ればドキっとし、部屋の物音にビクビクする。
「お母さん、ウチに屋根裏部屋ある?」と母に聞くと「マンションだから無いわよ」ってそりゃそうだ(笑)

そして「ホラーどんと来い!」のみーすけが、唯一苦手なモノ。
その原点がこれですこれ↓

暗闇にベルが鳴る9

ドアの隙間から除く犯人の目のアップ!
この映画のせいで未だに人の目のアップが超苦手なんです。
何回観てもここだけは直視がなかなか難しいんですよね~。
「ZOMBIE」のDVDなんか平気でその片に置いとけるくせに、これはパッケージの表の面に目のアップが写ってるので、わざと裏返す!(笑)
だって、おっかないんですもの~・・・この記事のアップの為に久々に観ましたが、やっぱやだわぁ。
まだ少しは「心のやらかい場所」が残ってるってことですかね、へへへ。

    暗闇にベルが鳴る

まぁ~しかし大学の女子寮って銘打っときながら、二十前後に見える女子が皆無ってのもな(笑)
あ、真ん中の方は寮の管理人さんです 念のため。



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暗闇にベルが鳴る

1974年(カナダ)監督:ボブ・クラーク出演:オリヴィア・ハッセー/ケア・デュリア/マーゴット・キダー/ジョン・サクソン/アンドレア・マーティンマリアン・ワルドマン/ ...

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この目ん玉!

かなりでございますね~^^;

暗闇ではなく「夕暮れにベルが鳴る」(1979)はご存知?
キャロル・ケインという目の下真っ黒、勿論でかい目ん玉の
女優さんが怪演でございまして同スタッフで続編も作られまして。
昔の黒電話ってほんと音量が大きかった。
ウチの中ひとり留守番してたらほんとあの音だけで飛び上がる。
まして犯人がその辺にいるなんて・・・おお、寒イボ立つ立つ。

ちなみに私の3大トラウマ映画は
「火垂るの墓」
「鬼畜」
「誰も知らない」
おお~全部日本映画だ。(笑)

Re: この目ん玉!

jiji姐さん

あの「目」だけでご飯3杯食える(違うか)ちゅ~ぐらい怖かったんです。

> 暗闇ではなく「夕暮れにベルが鳴る」(1979)はご存知?

↑これ、よく本作と間違われるって言われてますよね。残念ながら未見です^^;TSUTAYAにあるでしょうか?

> ちなみに私の3大トラウマ映画は
> 「火垂るの墓」
> 「鬼畜」
> 「誰も知らない」

で、↑これ分かります!特に邦画のイヤさって半端ないのが多いです。

「火垂の墓」は必要が無ければ積極的に観たくない映画 TOP3に入ります。
「鬼畜」緒形拳の情けなさと岩下志麻の恐ろしさ。
「誰も知らない」 だんだんと薄汚れてくる子供達の悲しさ。
姐さん、全部子供絡みぢゃないですか~ やっぱ母ですね♡

わたしゃまだまだヒヨっこかなぁ、自分的子供心に怖かった映画がトラウマで^^;
続きは「トラウマ映画その2」で。   って続くのか?(笑)

  

No title

そうそう、この目玉が出たときには「貞子か!」と思いました。
あ、比較的最近観たもので。
家の中にいてあの目で見つめられてるってめちゃ怖いよね。
でもなにか怖さと美しさが同居してるようで、、静かぁなクリスマスを過ごすのにもってこいの映画でした(笑)
TBさせてくださいね。

Re: No title

pu-koさん

目玉、ホントにやだ、やだ、やだ(笑)
巡査の馬鹿さとか、イライラしたりね。
今のホラーもきっとお手本にしてるのでは無いでしょうかね。
確かに雰囲気とか静かで、ある意味上品ですよね。
でもこんなクリスマスやだ(笑)
TBあざーす!\(^-^)/

はじめまして!

みーすけさん、はじめまして!pu-koさんのところから飛来してまいりました。突然の乱入、お許しください!
暗闇にベルが鳴る!あ~懐かしい映画!と感激のあまり、思わずカキコしてしまいました…子どもの頃、たぶん日曜洋画劇場で放送してたのを観て、かなりトラウマになった映画です。ビニール袋かぶせられて窒息死!とか、想像しただけでも戦慄です。私もあんな死に方、ぜったいぜったいイヤー!!私もこの映画のせいで、屋根裏部屋への恐怖に幼心を震わせた思い出が。女子寮にも絶対入らない!と思いました。怖いもの観たさで、またこの映画観たいです。 
長々とスミマセン。今後も更新、楽しみにしてます♪

Re: はじめまして!

松たけこさん
こちらこそ、はじめまして!
子供が観たらトラウマになりますよね~(笑)
血とかいっぱい出るわけでは無いのに、演出や雰囲気が独特で恐怖の盛り上げ方が上手い。
クリスタルのユニコーンの角で・・・あわわわわ!やだやだ(笑)

そうそう、日曜洋画劇場!淀長さん枠で色々観せてもらいました。
もう今はテレビで映画観なくなりましたわ~。

今後ともヨロシクお願いしま~す♪
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天邪鬼なので映画の好みも多少偏りありです
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