『スポットライト 』画面地味だけど中身は逸品。

さ~、寝込んでた間に見逃した映画観るぞ!って会社帰りに観に行けるレイトショーどんどん終わっちゃうよ早いよ終わるの。
『レヴェナント』なんて神戸近辺の劇場17時台しかやってねーじゃん、なんだよディカプ人気ねーなー(毒)
でこっち。
『扉をたたく人』の社会派トム・マッカーシー監督がキリスト教会により隠蔽された聖職者による児童虐待事件をボストン・グローブ紙の記者が記事にした実話を映画化。
第88回アカデミー賞で作品賞と脚本賞を受賞した実録ドラマ『スポットライト』です。



『スポットライト 世紀のスクープ』(2015)アメリカ
原題/Spotlight
監督/トム・マッカーシー
出演/マーク・ラファロ  マイケル・キートン  レイチェル・マクアダムス
    リーヴ・シュレイバー  ジョン・スラッテリー  スタンリー・トゥッチ


Spotlight



2002年、ボストン・グローブ紙の新任編集長バロン(リーヴ・シュレイバー)は、これまでうやむやにされてきた神父による児童への性的虐待事件の真相究明を決定。
特集コラム欄 「SPOTLIGHT」を担当するウォルター・”ロビー”ロビンソン(マイケル・キートン)が率いるマイケル(マーク・ラファロ)達チームによる専任調査を開始する。
事件の被害者や弁護士らへの地道な取材を重ねるうち、大勢の神父が同様の罪を犯しているという戦慄の実態が明るみになる。
さらに教会側は事件を認識した上で、隠蔽しているのではという疑惑が浮上するのだった・・・。


Spotlight
「SPOTLIGHT」の5人の記者たち(手前)(左の奥は編集長~)


いやぁ、これ面白かったです。こーゆー映画大好きです。
特集コラム欄「SPOTLIGHT」の5人の担当記者が、長年うやむやにされていた神父による児童への性的虐待事件と、それを組織的に隠蔽していたキリスト教会全体への告発を記事にするまでを描いた作品。
鑑賞しながら、「あ、この雰囲気あれだわあれに似てるわ」って思ったのが、アラン・J・パクラ監督の社会派映画の傑作『大統領の陰謀』。
ウォーターゲート事件を調査するワシントン・ポストの記者を描いたあれと雰囲気似てます。
本年度アカデミー賞脚本賞を受賞したストーリーは記者達が地味に地味に取材を続ける様子を淡々と描きます。
もの凄い大事件とか起こらないし、登場人物達の会話劇がメインでスクープ発表までの事象を追うある種物静かな演出。
しかしながら、絶えずヒリヒリとした緊張感がスクリーンから溢れ、固唾を飲んで経緯と結末を見つめてしまいました。

Spotlight
地道にコツコツ……


神父による児童への性的虐待事件が起こっているのに、それを大きく紙面で取り上げていない事に疑問を感じた新任の編集長がもう一度事件を洗い直そうと決めるところから物語は始まります。


Spotlight
超物静かなリーヴがなかなか良い


たった5人で編成されているコラム欄「スポットライト」の記者たちは地道に足で取材を続けます。
調べれると出るわ出るわ、数多くの件数の被害が明らかになってきます。
貧困や家庭不和で弱い立場にいる児童が多く狙われており、刑事事件になっているにも関わらず示談で済んでいるケースがあまりにも多い。
そこに疑問を感じた記者たちの取材で明らかになるのが教会側と弁護士の組織的な介入の疑惑が・・・。


Spotlight
地道にコツコツ……


実際問題事件を起こした神父が一番悪いのだけれど、それをもみ消し隠蔽工作を続けた教会組織にも大きな問題があります。
しかし敬虔なクリスチャンや関係者たちは教会と争う事を良しとしません。
記者たちは丹念に事件を追い続け、協力する被害者たちに絶対に見捨てない、必ず事実を白日の下に晒すからと協力を求めます。
しかし次々明るみになる事件の根は深く、負の連鎖も感じます。
クリスチャンの方はこの映画をどういう気持ちでご覧になるのか、非常に気になりました。

心理カウンセラー(声:リチャード・ジェンキンスざんす!)が語るセリフが重かった。
「信仰と教会は別。教会は”人が作った”ものだから、間違いを起こす。それらと信仰は分けて考えないといけない。」
事件を鋭く告発しながらも、この映画はそこをちゃんと伝えたいんだなと思いました。
そして何よりも多くの障害に阻まれながらも、事実を報道しようとした記者たちの勇気や努力に感動しました。
ラストの鳴り止まない電話のシーンから、エンドクレジットへの暗転。
カタルシスがハンパなかった。魅せられました。




さてと、いつものミーハーブログに戻ろうww
本作アカデミー賞作品賞ゲットしてますが、非常に画面が地味でーすww


Spotlight
ずーーっとこんな感じ


出てくるのほぼほぼおじさんでみんなブルーのBDシャツにチノパンとか穿いてて、衣裳の煌びやかさもナッシングー。


Spotlight
ええ、もうずーーっとこんな感じ


しかし全く問題ナッシング―!
ぐいぐいと作品に引き込まれるのは、役者達の演技合戦の賜物でしょう。



まず本年度のオスカー主演男優賞にノミネートされた当ブログの「勝手に一人広報室」を開設中 毛だらけセクシー・マーク・ラファロ


Spotlight
ハルク5秒前


やり手記者レゼンデスを演じるラファロ。
今回は前髪パツンだよ。んでも消せないセクシービームね。
事件に関して途中で感情を激するシーン、わたしも一緒になって憤怒してました。
感情爆発系の演技珍しいけど、うん、やはりいーわ。
この人目よね!そして声!声がセクシーなんだわ。
ピシッとしてるよりヨレってしてる方がなんか退廃的魅力っての?
毛だらけだしさ。ふふ。お子ちゃまにはわかるまいこの魅力。


Spotlight
おじさんの色気なめんなよ


今回ラファロも良かったんですが、『バードマン』で注目されたマイケル・キートンがすごっく良かった。本格的に第一線に返り咲いた作品だなという印象。
なんだろか、彼の安定感。
奇をてらった演技をするわけではないのに、鑑賞後キートンさんの演技とセリフが頭の中をリフレイン~。
どーも喋り方が好ましいのかな、もー頭悪いな上手く言えない。
ちょっとマイケル・キートンの過去作観なおしてみようと思いました。今更ながら非常に気になる。


Spotlight
気になるアイツは すっかり上に面長になりました。


毎度味のあるバイプレイヤー、大好きなスタンリー・トゥッチがクセのある弁護士を演じていて、またもやいい味出してました~!
非常に美味しい役どころなのだけれど、それをちゃんと上手く料理できるかは役者の手腕。
トウッチさんが演じるとよりキャラクターに命が吹き込まれるっつーか。要は上手いんですよこの人。
ただの気難し屋でなく、被害者に対する真摯な気持ちや正義感がちょっとしたしぐさや表情に出ていて、あーもー今回もやられちゃったな。
この方出てくるとなんか嬉しくなっちゃうんですよね。善人から悪人、コメディからシリアスまで守備範囲膨大なトゥッチさん♪
お気に入りの役は『プラダを着た悪魔』のスタイリスト、ナイジェル。
気持ち悪くて大嫌いなキャラだけど、名演だった『ラブリー・ボーン』。
あれ出たあとさー、もう普通の役できなくなるかもって人知れず心配してたんだよー。けど、全く問題なしで良かった安心した。
ズラ着用するだけで誰だか分からなくなる凄さもあり、超カメレオンだよね、この人も・・・。


Spotlight
今回はズラバージョンな!


おっさん揃い踏みの布陣の中、紅一点のレイチェル・マクアダムス。
派手さの無いマリア・ベッロとかがやりそうな役なんだけど、マクアダムスの親しみやすいキャラクター、非常に爽やかだった。
この人絶世の美女とかでなく、どっちかって言うと親しみやすい(体系とか)癒し系女優じゃないですか。
出演作を可愛いキャラから演技派俳優へシフトチェンジしているんでしょうか。ホフさんの遺作『知り過ぎた男』とかね。
『アバウト・タイム』可愛かったけどね♪


Spotlight
今後の方向性を模索中でない?



そして、もう一人、「勝手に一人広報室」解説中。
最近俄かに(みーすけ近辺限定で)ブームになっているこの人。
クラちゃんことビリー・クラダップ出てますです!
人当たりが良く当たり障りのないwwハンサムさん。
しかしちょっと裏を感じるグレーなホワイトカラー弁護士をまたもやカメレオンな感じで演じてます。好きだ。
善では無く、かといって悪とも言えない、微妙な立場。
マイケル・キートンらに詰問された時にポロっともらした事実におおお!ってなるんですけどね、そん時の本当は誠実な部分がちゃんとあるんだよってな瞳の色よ・・・。
ん~~~。注目して観てください。癖になるからこの人。
『スリーパーズ』で「あっ」と思ったって以前言いましたが、なんと映画デビュー作だったという。みーすけ青田買いだったww


Spotlight
はい、ご一緒に!
知名度上がれ!人気出ろーーー!!!



編集長のリーヴ・シュレイバーの静かな演技がとても良かったし、トニー・スタークのパパ、ジョン・スラッテリーもいい仕事してたし、演技の上手い役者がしっかりと演じていて非常に見応えがありました。
良い映画です。観てほしい。
華は皆無けどねWWW


あんま画像が地味でもアレなので、広報室から素敵ショットを落として今回はお別れしましょう。
では、さいならさいならさいなら・・・・


Spotlight
アンニュイに佇んでるセクシーラファロ❤


Spotlight
カジュアルも美味しいクラちゃん❤

広報活動は続く……。
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tag : マーク・ラファロ ビリー・クラダップ

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クラちゃ~ん!!

まずは。。。。

「知名度上がれ!人気出ろーーー!!」
はい、叫びましたww

クラちゃん、理想のタイプだな。マジで。
え?聞いてないって。聞いてくれよ~頼むから。

これさ、絶対観たい。爆笑した「ハルク5秒前」さんも、
気になるアイツも、好きな役者さんばっか。

地味であろうが、派手で内容がないような(プッ)映画より、
私は応援すんべな。

そっか、レオ様まだ観れなかったのね。
どっちも観たいけど、私が目にするのは半年後くらいかな(涙)

Re: クラちゃ~ん!!

chacoさん
シュプレヒコールのご協力感謝!ww
お互いにクラちゃんを盛り上げて参りましょーーー!


さて、これは見応えありましたよー。画面非常に地味だけどね。やはりこういう引き込まれる系の映画はいー!
役者がみな芸達者ばかりだから、安心して観てられるしね。
ラファロはもちろんのこと、マイケル・キートンがとても良かった。
ソフトになったら是非TSUTAYAへGOです。
もーレヴェナント劇場で観るの不可能そうですわ。レンタル待ちするよ。ッチ。

No title

ついに来ました。オスカー作品。
ほんと地味だけど手堅いよね。
毛だらけセクシー、上に面長ww
出るね~、みーすけ語録(笑)
クラちゃんもよかったね。グレーでも瞳の美しさは隠せなくて。
トゥッチも最高でした。眼鏡の鼻キープ技は神だったなw
最近でもよくラジオで「スポットライト」チームの名前を聴く。
映画になって一層注目されるようになったんだろうなぁ。
激しく糾弾することなしに、ジャーナリズムの骨髄を見せてくれましたね。

Re: No title

pu-koさん

やっと観られたよー。観応えあったわー。語録も炸裂するっつーねwww
役者の演技とストーリーを堪能する映画だった。
芸達者がゾロゾロ出てるから嬉しくてしょーがなくてうひうひしたけど、しかし映像地味なのは否めないねwww
地味なのにレヴェナント抑えて作品賞獲っちゃうんだなーって、この映画が描いた内容の重さを表しているのかなと思いました。
で、金曜はとうとうそのレヴェナント行ってきます!
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