「死霊館」  さあ、わたしを怖がらせておくれ

「死霊館」 (2013) アメリカ
原題/The Conjuring
監督/ジェームズ・ワン
出演/ヴェラ・ファーミガ パトリック・ウィルソン リリ・テイラー他

死霊館12

「ソウ」「インシディアス」のジェームズ・ワン監督作品。
1971年に実際にアメリカのある家族に起こった超常現象を基にしたオカルト・ホラー。
5人の娘を持つペロン夫妻が アメリカ ロードアイランド アリスヴィルの田舎町にある古い屋敷を購入し引っ越してくる所から物語は始まる。
入居した翌日から不可思議な現象が起こる。
愛犬の死、人が居ないのに響く足音、壁の家族写真は全て落下、得体の知れない”何か”が居る気配・・・。
娘にまで危害が及ぶに至り 我慢の限界に達した家族は超常現象研究家のエドとロレインのウォーレン夫妻に現象の事実解明を依頼する。
透視能力を持つ妻のロレイン(ヴェラ・ファーミガ)とカトリック教会が唯一認めた悪魔研究家である夫のエド(パトリック・ウィルソン)がペロン一家を訪れると 屋敷と近隣一帯に得体の知れない何かがいる事に気づく。
調査を進めるうちに 過去屋敷で起こった血塗られた衝撃の事実が判明するのだが・・・。

死霊館4
絶対ぇ前より後ろに何かいるってばよ!!

死霊館
鏡よ鏡、後ろに居るのは だぁれ?

14悪霊館
志村ー! 後ろ後ろーー!!

さて、私事で恐縮ですが、わたくしみーすけの初恋は4歳の時でした。
相手は クリストファー・リー しかも「吸血鬼ドラキュラ」の彼(笑)
”何が幼稚園児に起こったか?”分かりませんが、当時懐かしや日曜洋画劇場でやっていた 吹き替え版を
怖い怖いと思いながら夢中で観ていたものでした。
小学生になると恋の対象(笑)はショーン・コネリーに移行するのですが(しかし我ながら渋すぎだな)英国が生んだ、世界一の映画出演数を誇る 91歳にして未だ現役のクリストファー・リーに対する憧憬は健在です。
閑話休題。
ドラキュラから始まったホラー嗜好のおかげで うん十年それ系映画を好んで見ているものですから、当然耐性というものが身につくわけです。
まだ感性が柔らかい頃に観て怖かった何本かの映画を他にして 大抵のホラー、オカルトを見ても もう大概平気のへいちゃらなんです。
で、ジェームズ・ワン監督。 この人のソウを観たときに おぬしなかなかやるなと感心したのです。
驚かせ方、怖がらせ方がなかなか堂に入っていて、ジグソウ人形など小物使いも「サスペリア 2」の まちゃまちゃ人形へのオマージュかしら?とか ホラー映画への造詣の深さをこちらが勝手に感じたわけで。
そんなワン監督の新作 さあ、どれぐらい怖いですかぁ~?と期待大。
「悪魔の棲む家」や「エクソシスト」に通じる 定番のオカルトホラーです。目新しさはありませんが、正統派クラシックホラーの基本をきちんと押さえ、また彼独特のエッジの効いた演出も冴えてみーすけ満足致しましたよ。

死霊館
ドアが勝手に・・・ てかクローゼットに何か居るだろ!!

死霊館
巨大てるてる坊主ではありません

最近のアメリカのホラーは 大きな音や出てくるクリーチャーの外見の気持ち悪さやグロさで怖がらす
傾向多いでしょう?
あれって何回も続くとお腹一杯になってしまって 見ていてもういいよってなってしまうんです。
本作も勿論大きな音や 出会い頭のびっくり箱的驚かせ方もするんですが、見えない何かの気配が醸し出す恐怖感や
何かが出そうで出ない 雰囲気で引っ張る 見せ方のテクが上手い。
予告で有名な 後ろから手だけが出てきてクラップするシーンや、風に靡くシーツに人型が浮かび上がったり、
半開きのドアの後ろの暗闇の写し方など エスカレートする恐怖の盛り上げ方が おお~いい感じ。
ホラー慣れしているみーすけが 2回ほど飛び上がりましたもん。
あのクローゼットの上から・・・いや、ネタバレです。
自分で見てください うまいんだから怖がらせ方が!!(笑)

そして、ただ怖がらすだけでなく 映画に大切な物語部分。
命を削り、悪魔的なものから人々を助ける使命に燃えるロレインを「マイレージ・マイライフ」「ミッション8ミニッツ」のヴェラ・ファーミガが好演。
自分の家族へ危害が飛び火しそうになるも、自分の存在意義を信じて立ち向かう。強い!そして神秘的。
ワン監督作は「インシディアス」に続いての続投 パトリック・ウィルソンも そんな妻を思いやりながら、最後のエクソシストに非聖職者ながら挑むんです。
夫婦の信頼感と結びつきが物語の後半効いてきます。
死霊館
てか、神父でもないのにエクソシストできるんかい?

死霊館
何かえらいことになってしまって ドン引きする皆さん

死霊館
何とかの子沢山・・・(失礼) おにゃのこ達がかわゆい♡

悪魔に勝つ決め手が 家族愛だというところに ありがちと思いながらもうるっとしてしまいました。単純^^;
怖がらすだけなら ありがちな話。ちゃんとドラマがある映画のほうが後々見直したいなと思える大きな要因ですものね。びっくりするだけならジェットコースター乗ればいいんだから。
ホラーの金字塔「エクソシスト」も最後に必ず涙するわたしには とても楽しめた映画でした。


でもね、ただね、本っ当~~~に怖かった?トイレ行けないくらい?心底ゾッとした?って聞かれたら・・・
うわぁぁぁ~~~ん、ごめんなさい、怖面白いけど、恐怖ではなかった・・・。

母さん わたしの心の「やらかい場所」は何処に行ってしまったんでしょうねぇ・・・


関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 最近見た映画
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

No title

わはは、みーすけさんを真から怖がらせるホラーにはまだ出会えそうにないですね。
そうですねぇ。
私も「こえーー」と思ったけど、Jホラーほどの見たことを後悔するものではなかった。
それでも見えない部分から沸き立つ恐怖の表現がうまかったですね。
家族愛を解決のキーにするところも好みでした。

Re: No title

pu-koさん
そうそう、やはりバックボーンの違いがあるのでしょうか。悪魔って観念が 宗教感の違いで心底からの恐怖に繋がらない のかもですね。
まあ、昔からのトラウマ映画も今再現したら特に怖くはないですけどね(笑)
オカルトより生きてる人間の方がずっと怖いのが分かっちゃった(*_*)
最新記事
最新トラックバック
月別アーカイブ
プロフィール

みーすけ

Author:みーすけ
いらっしゃいませ
天邪鬼なので映画の好みも多少偏りありです
毒も吐き、妄想も垂れ流しますが笑って許してくださいませ
コメント、トラックバックはお気軽にどうぞ
本文と関係のないトラックバックは削除させていただきます

Archive Calendar
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最新コメント
「ファス♡」とか入力して検索どぞ
ご訪問者さま
リンク
月別アーカイブ