「ステラ」 わたしの最高の親友は母です

「ステラ」 (1990)アメリカ
原題/Stella
監督/ジョン・アーマン
出演/ベット・ミドラー  トリニ・アルバラード  ジョン・グッドマン  スティーヴン・コリンズ 他

ステラ


ニューヨーク北部の寂れた町ウォーター・タウン。
教養も財産も無いが、バーテンダーとしての誇りを持って酒場で働くステラ(ベット・ミドラー)は、客として訪れた名家の医大生スティーヴン(スティーヴン・コリンズ)と知り合い恋に落ちる。
しかし、楽しく過ごす日々はステラの妊娠を期に変化してしまう。
お互いの身分の違いを感じたステラは結婚を申し込むスティーヴンを拒絶し、未婚のまま娘を出産するのだった。
月日は流れ美しく成長した娘ジェニー(トリニ・アルバラード)は素晴らしい資質を持ちながらも、自分を大切にしない生活を選びそうになっていた。
愛する娘の将来に不安を感じたステラは、自分と一緒にいるよりも父親の元で過ごす方が良いのではないかと思い悩むようになるのだった。


さて、本日は母の日。
母物映画って何がある?で即浮かぶのは、以前アップしたキャシー・ベイツの「黙秘」、そしてこれ。
オリーヴ・ヒギンズ・プローティの小説「ステラ・ダラス」の3度目の映画化作品。
ベット・ミドラーが娘の幸せのために頑張って生きる母ステラを好演しているんですが、なんちゅ~かもう、わたしこの映画が好き過ぎなんですよね~。

ステラ
豪快なステラのフェイク・ストリップショーにスティーヴンは夢中になる。ダイナマイトなお体!! 

北部の寂れた町の酒場で働くステラはいいとこのボンボンの医大生と恋に落ちます。
やがてうっかりと妊娠。
責任を取ってプロポーズをするスティーヴンの申し出をばっさり断っちゃうステラ。
二人の価値観や考え方がかけ離れ過ぎていて上手くいくわけが無いと考えてしまうんです。
やったね玉の輿!って乗っちゃいそうなもんですけどね、それができないステラ。
わざわざ苦労する道を選ぶこと無いのにって思うんですが、そこを曲げることが出来ない頑固者。
だけど、自分に正直な女性って事なんですね。だけどさぁ、不器用すぎるよ。

ステラ
多分二人共24~5歳の設定でしょうが、ビジュアル的にかなり無理があるのはスルーでよろしく^^;

ステラ
部屋いっぱいに風船を飾りプロポーズするスティーヴン。 YOU!受けちゃいなよ!

ちょっとやりすぎなんでない?って思えるほど無教養で蓮っ葉なステラのキャラ。
ベット・ミドラーってこういう役を演じさせるとめちゃくちゃハマる。
彼女のハチャメチャな感じが好ましくない人はイラっとするらしいんですけど、わたしはベット・ミドラーらしいキャラがツボ。
決して美人ではないけれど、彼女の出す雰囲気は親近感を感じてとても好きなんです。
自分の考えを曲げない個性の強いステラの行動は時に人の反感を買ってしまう。
何よりもジェニーの幸せを考えて生きているステラなのに、自分の言動から起こるトラブルがジェニーの生活に跳ね返って来てしまうのが悲しいです。

ステラ
16歳のお誕生日パーティーが残念な事に・・・泣ける・・・。

スティーヴンは父親としてずっと彼女達母娘と付き合っているんですが、経済的な援助を申し出てもステラは一切受けようとしない。
プライドというか頑固というか・・・。裕福ではないけれど、ステラは愛情たっぷりにジェニーを育てます。
彼女たちがふと一緒にハミングしたり、ベッドで寝転んで話したりする何気ない日常。
母娘だから仲がいいのは当然だろうけど、ちょっとした二人の会話やお互いへの仕草に強い繋がりを感じさせる演出がとても微笑ましくて、それだけでジンとしたりしちゃうんですよ。

ステラ7

ところがジェニーが反抗期を迎えるお年頃になるとそんな二人の繋がりに変化が起こります。
自分の幸せよりも娘の事を第一に考えて行動してきたステラだけれど、彼女個人では与えてあげられない事があるという現実に直面してしまうんですね。
自分の存在自体がジェニーにとっては有益にならないと究極の考えに至ってしまうステラ。
ひょっとしたら、自分の命よりも大切な娘と離れる決意をするステラの行動に、後半からラストにかけて毎回号泣です。

ステラ
雨の中佇んで結婚式をこっそり見つめるラストシーンで嗚咽が止まらないっす・・・。うわぁぁ~~ん(涙)

海より深い母の愛情っていうんですか?
不器用だけれど自分が出来うる限りのチャンスを娘に与えようとするステラの行動に、母の愛の凄さを感じます。
で、見終わった後は、自分の母親にもちょっとベッタリしてみたりね(照)^^;
マザコン気味のみーすけのオールタイム・ベストな一作です。
これ観て泣かない女性っているのかな~やっぱいるんだろうな~、うむ・・・。

ステラ
公開が24年前だから、さすがに若いジョン・グッドマン。 大きなおデブな体型はこの頃から全く変わらないな。

そうそう、わたしのお気に入り俳優ジョン・グッドマンがステラの親友エドとして出演しています。
多分この映画で彼を始めて認識したのではないかな。
エドは最初、ステラの働くバーのオーナーだったのに、バーの経営を人に譲ったことからドンドン人生下向きになっていって、後半にかけても下降状況が緩むことなくいい事無し。やるせないよ~。
ステラの事がずっと好きで、一時は男女の関係になった事もあるものの、それ以上には進展しない。
要はステラは自分の幸せを掴むのが下手な女性なんですね。

ステラ

田舎町のセンスのない女性というキャラクター設定なのは分かるけど、リゾート地でのこの↑衣装が凄くて(笑)
これはジェニーでなくともドン引きですわ。
いや、ジェニー、そこは注意してあげよう。いや、注意してもセンスの問題なので無理かぁ(^_^;)

おっと、それからまだまだ無名の頃のベン・スティラーがジェニーの不良ボーイフレンド役で出てます。
やさぐれた格好良い風若者をベンが・・・。今観ると笑えるなぁ。みんな若いね。

ステラ
俺イケてるっしょ?    ん~~、微妙(笑)

王道のストーリー展開だし、決して目新しい題材でも無いけれど、子を思う親の気持ちの強さをひしひしと感じる作品。
繰り返し観ても、毎回感動してしまいます。
これ、DVDが絶版になっていて、中古でも30,000円超えするらしい。マジかよ?
絶対に消去しないようにHDDに保存してるんですけどね。貴重だわ。
Blu-ray出たら絶対欲しいし、欲しい人も多いと思うんだけどな。
再販して欲しいなぁ、頼むよ日本ヘラルド。
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No title

あーーー、未見~(泣)
よさそうだなぁ。
みーすけさん一推しなら私も絶対好きだと思う。
ベンもわっかーーー。
昔の彼から今の成功は想像できなかった気がする。

観てみるね~。レンタルリストに入れました!

Re: No title

pu-koさん

あ、未見なんだ~。
わたしこれ大好きなの。毎回分かってても同じシーンで泣いちゃうの(笑)
パブロフの犬状態( ̄▽ ̄;)
ぜひ観てまた感想アップしてくださーい♪
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いらっしゃいませ
天邪鬼なので映画の好みも多少偏りありです
毒も吐き、妄想も垂れ流しますが笑って許してくださいませ
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