『マクベス』 病んだファスは極上に美味い

『マクベス』(2015)イギリス=アメリカ=フランス
原題/Macbeth
監督/ジャスティン・カーゼル
出演/マイケル・ファスベンダー マリオン・コティヤール パディ・コンシダイン  デヴィッド・シューリス ショーン・ハリス他


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中世スコットランド。
我が子を亡くしたばかりで悲嘆に暮れるマクベス(マイケル・ファスベンダー)は仁徳高きダンカン王(デヴィッド・シューリス)の部下として反乱軍との激しい戦闘に従軍する。
辛くも勝利を収めるものの多くの部下を失い満身創痍なマクベスの元へ謎めいた魔女が現れ不可解な予言を囁く。
「万歳、コーダーの領主」「万歳、いずれ王になるお方」
また、マクベスの腹心バンクォー(パディ・コンシダイン)には「将来の王の父となられるお方」と告げ忽然と霧の中に姿を消してしまう。
そんなマクベスの元に王の使者が訪れ、コーダーの領主が死罪となったため、次の領主となるよう勅命が下るのだった。
知らせを受けたマクベス夫人(マリオン・コティヤール)は愛する夫に領主だけでなく王位を継がせる事を目論み、祝賀会で王を暗殺するようマクベスを説得する。
邪悪な妻の策略に激しく動揺するマクベス。
しかしダンカン王が祝宴の最中長男マルコムに王位を継がせると宣言するのを聞き心を決めたマクベスは、その夜王が眠るテントへ忍び込み人望熱き敬愛する王の胸に何度も探検を突き刺すのだった・・・。


Macbeth
夫婦で地獄へ・・・


ご無沙汰でやんす。みーすけです。
ここ暫く体調不良が続き、仕上げにインフルBやって死ぬかと思いました。生き延びました。健康って素晴らしい。
しんどくって映画行けなくて更新滞っておりましたが、復帰作品はこれと決めてました。
「ハムレット」「オセロー」「リア王」と並ぶ、シェイクスピアの4大悲劇のひとつとして知られる戯曲「マクベス」。
中世スコットランドを舞台に、勇猛果敢ながら小心な一面を持つ将軍マクベスが野心家の妻とともに歩む血塗られた生涯を、オーストリア出身のジャスティン・ガーゼルが監督。
今年はシェイクスピアの没後400年のメモリアル・イヤーなんですってねー、知らなかったー。
シェークスピアなぁぁ、・・・敷居が高くてか~な~り~苦手。
でもね、わたしの天使ちゃんが主演なので、ちゃんと事前に原作も読み人物相関を頭に入れて初日に臨みましたともさ!ええ!
てゆーか、マクベスって実在のスコットランド王をモデルにしてるんですってよ奥さん!
知らなかった~って、そんなシェイクスピア音痴が観て大丈夫なの????


答え。

Macbeth
大丈夫です


ただ、全く話を知らないよりwikiを軽く読む程度には原作を知っておいた方がいいと思います。
登場人物の相関関係を知っているとかなり物語に入り込み易いですね。斜め読みだったけど原作読んでて良かった。
会話も戯曲の原作に沿っているので言い回しがかなり固いのだけれど、「あ、これ苦手なヤツかなぁ~」って考えてたのは本当に最初の方だけ。
まず映像の雰囲気にやられちゃいました。
色が非常に印象的なのですよ。


Macbeth
どの場面もとにかく寒そうで参ったよ震えたよ


荒涼とした高原で葬儀が執り行われている。
幼い子供を亡くし悲嘆にくれるマクベス夫妻。
ブルーグレーで彩られた温度のないスコットランドの風景は子供を亡くした夫婦の心の中を表すかのように凍えるように寒々しい。


Macbeth
うおおおぉぉぉ!! いてまえーーーー!!


一転、反乱軍との戦闘場面。
雌雄を決する戦い。雄叫びを揚げ敵陣地へと切り込むマクベス率いる戦士たち。
剣と弓と肉体のみで闘う戦は死と隣り合わせ。
自らが送り出した部下の骸を乗り越え敵方の大将を悪鬼のような表情で斬りつけるマクベス。


Macbeth
おりゃ!!  ここだけで止めるとちょっと可愛い。


赤く燃えたぎった戦場は、闘いが終わると色味のない霧に覆われる。
平原に佇むマクベスの表情には、勝利しても喜びの色は無く、多くの部下の亡骸を茫然と見つめるばかり。
闘いに疲れたマクベスの瞳は暗い悲しみが浮かんでいて、堪らなくそれがセクシーでもありやはりファスの醸し出す雰囲気がセクシー。


Macbeth
勝利したものの、マクベスの表情に喜びは無く


この短い導入部分で我が子の死と、凄惨な戦場での闘いによるショックで、ある種鬱状態で生きる事に疲弊している病んだマクベスが描かれるのです。
そこへ降ってわいたような出世話。
忠誠を誓った王に刃を向ける事に怖気づくマクベスを鼓舞し、巧みに王暗殺へと我が夫を誘うマクベス夫人。
こう書くと毒婦のようですが、マリオン・コティヤール演じるマクベス夫人はどこか儚く脆い。彼女もまた、子供を喪った事により生きる糧は夫の出世のみになっているという解釈なのでしょうか。


Macbeth


執拗に暗殺を煽る妻の言葉と、戦場で命を落とした年若い兵士の幻影に追い詰められたマクベスはとうとう短剣を手に王が眠るテントへと忍び込み、主君の胸に何度も何度もその刃を突き立ててしまう。
それが、自らの地獄の始まりとも知らず・・・。


Macbeth
王に謝辞を受けてこんなあざとい表情してたのに・・・


主君を暗殺し王位に就くものの、その重圧に耐えきれず次第に錯乱していくマクベスを演じるのは病みと闇を演じたら敵なし、しかしその素顔は天使なマイケル・ファスベンダーだこの野郎!!


Macbeth
どんどん正常な感覚を失っていくマクベスがやはり可哀想で可愛い❤


もーねー、上手い。分かりきってるが上手い。あかん、それしか浮かばん。
そして精神の均衡を欠いて、どんどんおかしくなっていくマクベスの神々しいまでの危うくセクシーなことよ。
古典文芸を演ろうが、アメコミのヒーローを演ろうが、セックス中毒のビジネスマンだろうが、とにかくファスが病んで涙を流す姿は等しく美しく可哀想で可愛くてで堪らんのです。
本作『シェイム』と同じプロデューサーだとか。さすがファスの魅力が分かってらっしゃる。


Macbeth
サービスショット。水も滴るいい男


とにかく壊れるマクベスが美しい。
泣け!ファス泣け!ってなりますね。
ファスの泣き演技もここに極まれり。
自らの主を我が手で殺めた恐怖と罪悪感、そして登り詰めた王座の重みに耐えられずに流す一粒の涙。
はい、ではここでそのファスの涙をご覧下さい。
ちょっと暗いからよく見てくださいね。

はい!


Macbeth


お分かり頂けただろうか?

んああぁぁぁぁ!! んもぉぉぉ堪らん……。
泣いちゃってますね~可哀想で可愛いですね~。
思わず抱き締めたくなりますね!
キュンっっってなりますね!!
この落涙を最後にマクベスの精神はどんどんと闇に落ち、掴んだ王位を脅かす者をどんどんと血祭りにあげ、同じく本人も狂気の海に沈んでしまうのです。
この豆腐メンタルなマクベスいい!ファスならではのマクベスですね。
ああ、堪んない、このシーン大好き、もっかい泣かせとこう。

Macbeth
ポロリン・・・


さて、今回マクベス夫人を演じたマリオン・コティヤールも良かった。
自ら愛する夫に王の暗殺をさせながらも、狂っていくマクベスの行動に彼女もまた自責の念を感じどんどん衰弱していってしまう。
とにかく彼女が可憐で儚げ。
煽るだけ煽ってお先に失礼しちゃう展開には若干「おいおい、そりゃないぜ」って思っちゃったのはファスのファンなので許してほしい。


Macbeth
許してください。


共演者がいーんですわ。
マクベスの腹心の将軍バンクォーにお気に入り俳優パディ・コンシダイン。
いや、もしかしたらマクベスより品があるwww戦場での戦士としての表情と幼い息子に話しかける時の柔らかい表情がおお!って思うほど違ってて、友として部下としてマクベスに忠誠しているのにぃぃぃぃ。
いや、パディさんほんといい役者です。


Macbeth
髭もじゃで誰?状態だけど、パディ・コンシダインだよー


マクベスが裏切るダンカン王にデヴィッド・シューリス。
先日ヘレン・ミレンの『第一容疑者』久々に観てたら若きシューリスさんが出てて、おおそーだった出てたわぁ!って。
わたしゃシューリスさんのもちゃっとした口元が好きでのぉ。ちょっとアヒル口なんだよね。わざとか?あざといぞシューリス。


Macbeth
すっごくもちゃってして独特な口許してるんだよね。


いやまあ、しかし本作の推しはファスだねファス。
もう病み上がりだしさー、本ブログにきちんとした映画評を求めて読みに来る方もいらっしゃらないだろうしさー、ファス馬鹿垂れ流さしてください。
敷居が高く苦手だったシェークスピアも、戯曲からそのまま持ってきた固い台詞も全く気にならず、やはりお代わりを我所望スになるからね。
てーことはファスがミュージカルとかカンフーとかキ●ヌの映画に出てくれたら、苦手克服できますね!!ってことかな。


このあとファスは夏の『X-MEN アポカリプス』の公開、そして同監督との年末のASSASSIN'S CREEDでしょー、来年来るアリシアちゃんとの『The Light Between Oceans』、リド爺のプロメテウス続編、オーストリアの連続殺人鬼のとかも~~作品目白押し!!堪らんすわ~~ファスファスにゃんにゃん。
ファス汁補給して元気出るわ。
ありがたや。
さ、お風呂入って寝よ。


Macbeth
ビールも飲もっかな

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『リリーのすべて』 アリシアちゃんを愛でる

『リリーのすべて』(2015)アメリカ=イギリス=ドイツ
原題/The Danish Girl
監督/トム・フーパー
出演/エディ・レッドメイン  アリシア・ヴィカンダー  ベン・ウィショー  マティアス・スーナールツ 他


リリーのすべて


1926年デンマーク。風景画家のアイナー・ヴェイナー(エディ・レッドメイン)は、同じく画家の妻ゲルダ(アリシア・ヴィカンダー)の描く肖像画の女性モデルの代役をさせられる。
ドレスに触れたアイナ―は自分の内面に女性の存在を感じ取る。
女装のアイナーにお遊びで名づけた「リリー」という存在。
しかしアイナ―の中で女性性「リリー」はどんどんと成長していき、加速していくのだった。

リリーのすべて
女性になっていく夫と戸惑いながらもそれを支える妻の愛情

春ですね。
またもやご無沙汰してました。
ちょっと公私とも忙しくしていたら、体調を崩してしまいましたとさ。
みなさん、安静と休養とリフレッシュは大切ですよ~。
でもね、映画は観てんだよね~、映画ファンの業だね こりゃ。
「病んでもおバカ文章垂れ流してる」と軽くスルーで願います。



世界初の性別適合手術を受けたデンマーク人の画家アイナ―・ヴェイナー(リリー・エルベ)と、彼を支えた妻ゲルダの物語。監督は『英国王のスピーチ』のトム・フーパー。
トランス・ジェンダーとして苦しむ主人公アイナ―を演じるのは昨年ホーキング博士を演じてオスカー主演男優賞を獲得したエディ・レッドメイン。
妻ゲルダを演じたアリシア・ヴィカンダーは見事今年のオスカー助演女優賞を獲得。ファスの?ハートもがっつりホールド中のようで、えーえーもー羨ましい限りですなぁ~・・・。




ある日ゲルダの描く人物画のモデルがキャンセルしたために、急遽アイナ―が代役を務めることに。
繊細なパンストを足に通し、ヒールの華奢なパンプスに足を入れる。


リリーのすべて
モデルしなさい! うぇー?


大股開きで椅子に腰かけ何となく居心地悪くゲルダを見つめるアイナ―。


リリーのすべて
これこれ、これ当てて!

そんな彼の胸元に繊細なレースのチュチュを押し当てポーズを取れとせがむゲルダ。


リリーのすべて
あれ?なにこれ?どーしたの僕??

ドレスを胸に当て、ポーズを取るアイナ―の中に言い知れぬ感覚が溢れる。
ぞわぞわと体中を満たす説明できない快感。
うっとりとレースを指先でなでる恍惚とした表情。
「あ、興奮してる・・・」
戸惑う仕草、ため息、流し目。
アイナ―が自分の中の女性性を自覚した瞬間です。


リリーのすべて
自分の中に生まれた女性性に戸惑うアイナー


一度スイッチが入ると、「リリー」と名付けられた女性性はどんどん成長していく。
ちょっとした所作や表情、目線でアイナ―の内面の変化が伝わってきて、ん~やりおるなぁコイツって感じ。
エディ君、さすがのオスカー演技。
どんどん成長するリリーに戸惑い、しかし男としての自分の体に拒否感を感じてしまうアイナ―。


リリーのすべて
男装(?)してる方が女性らしく見えちゃうエディくん


全裸を鏡に晒し、「違う!そうじゃなーーい!!」と「あれ」やっちゃいます。
あれ=『羊たちの沈黙』でバッファロー・ビルがやってた「女の子ごっこ」。
あー、やっちゃうかぁ~それ、そーか、う~ん、切ないね~。
けどその切なさがちょっとイタい。
下手したら苦笑が出そうで、でも彼の必死さは伝わり、ますますやるせないけど。
ベン・ウィショーが「リアル」に演じるヘンリクにトキメくものの、女性として受け入れてもらえない事にショックを受けたり、ゲルダの下着を付けていたしちゃう、何?プレーか?みたいなセックスに異様に興奮したりとかね。


リリーのすべて
リアル・ウィショーが見れます。


ちょっとねー、レイトショーだったので、観客少なくて反応薄かったけど、演出的に若干やり過ぎ感ありかも。
か~な~り~居心地悪かった。苦笑も漏れそうになるし。


リリーのすべて
あ!わたしの下着着けてる! ……うん……


しかしこの居心地悪さや軽い拒否感が、自分の中に根付く差別感なのかなと自分を顧みたりして。
色々あれこれ考えちゃったなー。そんで体調崩したんかなー。違うか。


リリーのすべて
可愛かった!とにかく可愛かったアリシアちゃん!!


いや~しかし本作は何が凄いって、ゲルダを演じたアリシア・ヴィカンダーがホントすんばらしーのよ!
若干色物が入っちゃったエディ君のオスカー演技を向こうに回し、映画の骨組みをしっかりと支えるアリシアちゃんの存在感の凄さよ。
少し浅黒く見える(エディくん真っ白だかんなー)艶々の肌と、小ぶりなおっぱいで、全くグラマーではないボディなのに、めちゃくちゃキュートでたまらなくセクシーな裸体と鼻筋がしっかりした造作の大きなエキゾチックな顔。
ころころと変わる表情が可愛くて可憐で、しかし力強い意志を持った瞳が印象的なアリシアちゃんの存在感があってこその映画だったなーと思います。
愛する夫がどんどん女性になってしまうという、ある意味恐怖な。
愛しあってるけれど、その愛を確かめる大切な手段であるセックスができない。
しかも躰を重ねる以前に触れあっていた心までもが離れてしまうかもしれないという不安感。
アイナ―がリリーになっていく姿を見つめ続けるゲルダの苦悩やと愛の変化を演じ切ったアリシアちゃんの演技はオスカー受賞は納得。


リリーのすべて
受賞式のドレスも可愛かったなー


ファスとアリシアちゃん
これな!ファスとの公開ちゅーな!


アリシアちゃん、みーすけ的にはここ一年で彗星のように現れた感じが強くて。
最近観たカンバーバッチのウィキリークスの映画にも出てたな。可愛かった、めちゃめちゃ可愛かった。
しかし可愛いだけでない確かな演技力、キュート、セクシー、しかも脱ぐのも辞さないヨーロッパ女優らしい演技への真摯な姿勢は今後、ますますの活躍が期待されるところ。

なんかも~、今年のオスカーでのファスとのイチャイチャアツアツぶりが幸せそうでもーもーも!!
さっさとくっついて、至高の遺伝子遺してよ!!と思う。思うしかない!


リリーのすべて
GG賞でのオフショット。手ぇ繋いでますがな!!

さて安静にするっちゅーの。
おやすもなさい。

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『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第2章 』 ビルおじさん補給

『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』(2015)イギリス=アメリカ
原題/The Second Best Exotic Marigold Hotel
監督/ジョン・マッデン
出演/ジュディ・デンチ  マギー・スミス  ビル・ナイ  リチャード・ギア他


マリーゴールド・ホテル 2



インド、ジャイプールにある「マリーゴールド・ホテル」。
運命に導かれたように様々な事情でインドで長期滞在しているシニア世代の5人の男女。
インドでの生活にも慣れ、仕事を見つけ、それぞれの生活を送り出した彼らに新たな展開が起こる。
そして彼らの生活の場所でもあるマリーゴールド・ホテルにも大きな変化の時が訪れるのだった。


マリーゴールド・ホテル 2

インドのリゾートホテルにやって来たシルバー世代のイギリス人たちが繰り広げる人間模様を優しく見つめ好評を博した「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」の続編。
監督は引き続きジョン・マッデン。
前回と同じく芸達者な重鎮イギリス人キャスト、ジュディ・デンチ、マギー・スミス、そして我が愛しのビル・ナイ❤達オリジナルメンバーに加え、今回ゲスト入りするのはアメリカからリチャード・ギア。
そーか、ギア様がシルバー世代を演じるようになったのかぁぁぁ・・・と何やら感慨深いものがあります。


マリーゴールド・ホテル 2
昔からのファンですギア様。周りの評判あまり良くないけど……


さて5人のおじいちゃまおばあちゃま達は、それぞれの心の要求に素直に生きようとインドでの生活を満喫しています。
生地の買い付け采配が認められたイヴリン(ジュディ・デンチ)は、本格的にスタッフとして採用される事に。


マリーゴールド・ホテル 2
非常に初々しい81歳!


ダグラス(ビル・ナイ)は史跡観光のツアー・コンダクターをしながら、日々イヴリンとの関係を進展させようと頑張るものの、勇気が出ずなかなか前進しない。


マリーゴールド・ホテル 2
もうタコとかヴァンパイアは卒業か?素敵な等身大のビルおじさん❤


マッジ(セリア・イムリー)とノーマン(ロナルド・ピックアップ)は外国人クラブの経営を任され、恋に仕事に生き生きとしている。


マリーゴールド・ホテル 2
お盛んなマッジは今回もぶいぶい言わせてます。


マリーゴールド・ホテル 2
結婚しても下半身落ち着かない系ノーマン


そしてホテルの若きオーナー、ソニー(デブ・パテル)を副支配人として陰に日向に支えるミュリエル(マギー・スミス)


マリーゴールド・ホテル 2
今回の本当の主役、ミュリエルです。


結婚を控えるソニーはホテルの更なる拡大を計画し、ミュリエルと共に渡米して大企業へ出資を求めます。
そんな中、アメリカからチェンバーズ(リチャード・ギア)という男がホテルに泊まりにやって来て・・・。


前回物語の中心だったジュディ・デンチとビル・ナイは、今回は若干後ろに下がった印象。
まあ、相変わらず思春期のようなもじもじもだもだした恋愛をしてて、くううぅ!だけど。


マリーゴールド・ホテル 2
もだもだするシルバーlover'sにヤキモキするー


その代りに物語の中心になるのが、ホテルの支配人、ソニー。
とうぜん副支配人として彼を支えるマギー・スミス演じるミュリエルが大きな鍵的存在にはなるわけですが・・・。
ん~~、なんか今回全体的に話がまとまり悪く、どたばたした印象。
非常に物語に入り辛かった。
ってゆーのも、ま、ホテルを新しく拡大するために、ソニーが頑張ってあれこれするですけど、わたくし非常に彼がうざいww  
あー言っちゃった。

題名が『マリーゴールド・ホテル』だから、ある意味主人公はホテルなわけで、つーことは、ホテルの若き支配人ソニーのホテル拡大への努力とか、結婚に向けての頑張りとか、恋人スナイナとの擦れ違いとか、まあそーゆーの色々いっぱい描くのはしょーがないかもしれないけど・・・。
わたくし非常にそれろがどーでもよかったww  
あーまた言っちゃった。


マリーゴールド・ホテル 2
悪いけど君らのあれこれどーでもいーのよ


イヴリンが、大きな仕事を任されてどきどきそれをやり遂げる行程をもっと!とか!
優しいのが仇になってなかなか強く迫れないダグラスのきゅうぅぅぅんとか!
そーゆーのを! 
もっと観たかったのに!
世間から逃げたように厭世的だったミュリエルが、柔らかく微笑み、アメリカ土産をメイドの家族全員に買ってくる、そんな心の変化を!
そーゆーのを!
もっと観たかったのに!


マリーゴールド・ホテル 2
こーゆーのをもっと我所望ス


もちょっと脚本に深みとゆーか、憂いが欲しかったな。
なんだかペラっとしてて、前回がとても心に浸みる素敵な映画だっただけに、よけいにその軽さが気になって。
流れとしてリチャード・ギアの配置は悪くないけど。


マリーゴールド・ホテル 2
ギア様とソニーのおかんのあれこれも特に要らんなー。


どーなんでしょうねー。
ぺらっと薄い展開にちょっとなー、これなー勿体ないっつーね。


マリーゴールド・ホテル 2
ダグラスの嫌な嫁も出て来て相変わらず嫌な嫁です(笑)


てゆーか、申し訳ないけど出てくる度にソニーの長い顔にイラっとしてしまった。
この!!面長好きのみーすけが!!イラってするのよ!!!
まあ、うっかり屋なソニーのあれこれが、物語のキーなのかもしれないけど、みーすけはただただイラってすんだわ。
なんか本筋にあまり関係のないコメディで、いちいち話がブツっブツって止まるようで。
も少しなんとかなんなかったのかなー・・・。


今回映画の残念さに役者は全く責任ないです。
ダブル・デイム達(ダブルよ!)の演技が素晴らしいからこそ、勿体なくて勿体なくて・・・。


マリーゴールド・ホテル 2
わたしに話しかけてんの? そーよ!


好評だった前作を引っ張って、引っ張り切れなかった監督とか脚本とかの甘えだと思う。
厳しいようだけど。
不必要なエピソード、詰めの甘い展開が気になってしまいました。勿体ない、ぶぅ・・・。


脚本がもっと練れていればなーと非常に残念でした。
役者の存在感と演技力に頼っちゃいかん。

要所要所で素敵なパートがたくさんあるんですよ。
結婚式でのミュリエルのモノローグにうるうるさせられたし。
勇気が無くて前に進めない人を動かす、シンプルだからこそ重いセリフとか、現地の人々の温かさとか、大切なモノが何なのか分かる瞬間とか。
人生を切り開く勇気があれば、年齢を重ねることなんて何にも怖くない。
かえって経験が増えて素敵だよ。
そんなメッセージはちゃんと受け止められたので、よけいに惜しい。  
でした。

マリーゴールド・ホテル 2
こーゆーシーンはとても素敵!


うふふ・・・それはそうとね、おいおいまさかのチョイ役?勿体ない!!
……って思ったデビッド・ストラザーンがねー、美味しい。
ふふ~ん♪でございました。


マリーゴールド・ホテル 2
メガネはトム・フォード、タイはラルフ・ローレンでございます。


マリーゴールド・ホテル 2
スーツを着た時に滲み出る大人の色気って大事よね~。



てかね、なんやかんやでも最後まで楽しめたのはやはりビルおじさん❤
ここからは一人広報活動です!


マリーゴールド・ホテル 2
お茶目なビルおじさん❤


最近めっきり等身大の素敵おじさんを演じる事が多くなったビルおじさん。
今回も優しく奥手なダニエルを好演でございました。
ふふ、メロメロ~❤
映画の年齢設定がどうなってるか分かんないけど、実際はビルおじさんはデイム・デンチより16年下boy。超年下の男の子です(笑)


マリーゴールド・ホテル 2
あざといビルおじさん❤


部分的には残念な所もあったけど、結果的には楽しめました。
おじいちゃま、おばあちゃまが素敵で、こんな風に歳を重ねたいなーと思ったみーすけでした。
でわまた。
さらば!!


マリーゴールド・ホテル 2
ビルおじさんがいっぱい!

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『スティーブ・ジョブズ』 天使の役者ファスベンダー

『スティーブ・ジョブズ』(2015)アメリカ
原題/Steve Jobs
監督/ダニー・ボイル
出演/マイケル・ファスベンダー ケイト・ウィンスレ ット ジェフ・ダニエルズ セス・ローゲン他


Steve Jobs



1984年、アップル社の社運をかけた「Macintosh」発表会の40分前。
準備を進めるスティーブ・ジョブズ(マイケル・ファスベンダー)のもとにスタッフから緊急の連絡が入る。
システムの不具合でプレゼン中コンピューターに「Hello」と喋らせる事ができなくなったというのだ。
激怒したジョブズはエンジニアを怒鳴りつけ、罵り、絶対に間に合わせろと怒声をあげるのだった。


Steve Jobs
ジョブズの複雑な内面を演じるのはマイケル・ファスベンダー(別名 天使)


Steve Jobs
プレゼン前の40分を切り取った不思議な3部構成


以下、今回のみーすけ心のテーマ

・冷静に平常心で映画を語る その1)イントロダクション


Steve Jobs


2011年に56歳の若さでこの世を去ったアップルの共同創業者スティーブ・ジョブズ。
卓越したビジネスセンスと先を見極める判断力。しかしながらワンマンで傲慢で人間的には欠点だらけだった性格。
天才、カリスマ、暴君、変人。死後もその圧倒的存在感で熱く語られるジョブズ。
本作はそんな彼の功績を描いた伝記映画……ではありません。
まるで三幕構成の舞台を観ているよう。
1984年の「Macintosh」、88年の「NeXT Cube」、98年の「iMac」と、ジョブズのキャリア上大きな転機となった3つのプレゼンに焦点を当て、その開始前40分に起こった出来事を緊迫した会話劇として切り取った演出は非常にユニーク。


Steve Jobs


・冷静に平常心で映画を語る その2)監督 ダニー・ボイル


Steve Jobs
ダニー・ボイル監督と脚本のアーロン・ソーキンとファスベンダー


メガホンを取るのは独特のスピード感と緊張感溢れる演出が魅力のオスカー監督、ダニー・ボイル。
彼の映画はとにかく映像の疾走感が大きな魅力。
今回は彼独特の演出は少し薄い印象でした。
しかしながら、プレゼンの始まる直前に舞台裏で起こっているジョブズと彼を取り巻く人物のピリピリしたやり取りはさすがキレッキレな演出。
各時代ごとにわざわざカメラを変えて撮影するという凝った撮影。
最初のパートは16ミリ、次が35ミリ。この違いは分かりました。
最後のパートは最先端デジタルカメラらしいんですが、機種までは素人にゃわかりませんけど……ww
音楽の使い方も、いつものダニー・ボイルに比べると若干控えめだったかな?
でもやはり、ジョブズが心酔していたというボブ・ディランや娘のリサとの会話に出るジョニ・ミッチェル。セリフでなく、挿入曲で人物の心象を伝える演出、選曲の妙はさすがダニー・ボイルです。


Steve Jobs
ざっくりしたジョブズの背景を頭に入れておくとより映画に入り込めます。


・冷静に平常心で映画を語る その3) 脚本家アーロン・ソーキン


Steve Jobs
娘を娘として受け入れようとしないジョブズだが……


素晴らしい演出のために用意された素晴らしい脚本は、こちらも「ソーシャル・ネットワーク」でオスカーを受賞したアーロン・ソーキン。
ウォルター・アイザックソンによるベストセラー伝記をただジョブズの半生を描くという単純な物語にしなかった劇作家出身のソーキン。
息詰まるような会話、会話、会話の応酬。
ちょっとでも気を抜くと大切なセリフを見落し、聞き逃すのではとスクリーンにクギ付け。
ユニークなアプローチでジョブズと彼を取り巻く周囲の人々の愛憎、確執を鮮やかに表現した脚本はGG賞で脚本賞を受賞しています。
余分な説明をギリギリまで排除し、濃密で切れ味の鋭い会話の数々。
ジョブズの功績や、革新的だったコンピューターの話には触れません。
原作の伝記ではほとんど語られることのなかった、娘リサとの確執を物語の核に、ジョブズという人間がいかに気難しく、独占的で、欠点だらけの男であったかという事がオブラートに包まれる事なく語られます。
しかしそんな欠点だらけな人間であるにも関わらず、多くの人を魅了したカリスマ性、「芸術家」としての彼の溢れる魅力も同時に描かれているのです。
アーロン・ソーキンの紡ぐ膨大なセリフは、ジョブズを訪れた元同僚、娘、友人、知人との会話劇の体を取りながらも、鮮やかにジョブズの内面を観客に伝えていました。素晴らしい。


Steve Jobs


・冷静に平常心で映画を語る その4) 役者たち


Steve Jobs
3つの時代のジョブズを演じるファスベンダー


ひりひりするような長セリフの応酬。舞台劇のような脚本、演出にはそれをしっかりとこなせる確かな演技力を持つ役者が必須。
ジョブズを演じるのはマイケル・ファスベンダー
昨今ブームの実在人物の映画化は、いかにその人の外見を再現し、実物そっくりに似せるかが評価の大きな要因の一つになっています。
しかし本作のファスベンダーは外見を造り込むというアプローチをしていません。
時代ごとに年齢を重ねる変化はあるものの、後年薄くなってしまったジョブズの頭髪は無視しているし、付け鼻等で骨格や人相を変えたり、体重の増減で見た目を変えることもしていません。
当初はクリスチャン・ベールやレオナルド・ディカプリオにオファーがあった役。2013年には既にアシュトン・カッチャーがジョブズを演じてこれがけっこう似ていました。
誰もが知る世界的アイコンの再映画化。
リスクばかりが懸念されるこの役をファスベンダーが如何に演じるかは撮影当時から話題になっていました。
映画が始まり、スクリーンに・・・・・



ううう・・・



・・・ねー、ねー、ねーー。

もーいーでしょーか?
冷静に平常心で、かなりちゃんと映画レビューしたからぁ、もーいーでしょうーーか??!
ファスの演技に関して、ぶっちゃけて語っていーーでしょーーーーか???!!!
もーー無理!普通な文章でファスを語るのもーーーーむりぃぃぃぃぃ!!!



転!


・みーすけ 通常営業でファスを語る


映画が始まり、スクリーンにファスが映った瞬間・・・。
ん?電気?何かのドラッグ?これ4DXじゃないよな?スクリーンから何か出てる。溢れてる。これっていわゆる一つのオーラ的なにかじゃね?
ふえぇぇ、外見ファスなのに、あ、あ、あ、ファスが、ファスがジョブズぅぅぅぅぅぅぅ・・・
天性の役者に外見のメタモルフォーゼは必要なかった。
見た目が似てるとかファスには関係ないんだよ。外見的アプローチをせずとも、一たび演技に入ったファスはジョブズ以外の何ものでもなかった。
まーなー、ちょっと考えりゃー分かるこってす。
今までファスの演技が残念だった映画ってありました?
答えはNOだよ!!
外見が超そっくりだとして、ではそれが激しくこちらに響く演技と関係あるか?
答えはNOだよ!!
確かに似ていたアシュトン・カッチャーの『Jobs』の演技、どーでした?

・・・・っふ。
・・・外見を似せるモノマネと演技力の間には何の関係nK%.....以下自粛


Steve Jobs
あうあうあうあうあうファスーーー!!❤


台本を読んで読んでまたまた読んで、役とセリフを自らの血肉として叩き込み、それでもまたさらに台本を読み込み、よりキャラクターをしっかりと自分の中に確立させるファスの役へのアプローチ方法。
今回も外見の造りがそれほど似ていないのに、ふと考え事をする時に顎に手を持っていくジョブズのポーズを取るファスはどこから見てもジョブズです。
学生時代に付き合っていた恋人が生んだ娘、リサを頑なに自分の子供だと認めようとしない鬼畜なジョブズ。
幼い子供に暴言まで吐きます。なのに彼の瞳の中にはリサに対する確かな愛情が見えるんです。


Steve Jobs
拒絶から始まった父と娘のギクシャクとした関係


そんな複雑で謎で面倒なジョブズを繊細に見事に演じ切ったファスの演技は数々の映画賞でノミネートと受賞を繰り返しています。
このままオスカーまで一直線かと思ってたら、年明けまさかのディカプーの快進撃。
ファスの演技、もの凄まじいんだけどな。
まあ賞は時の運です。
本作での彼の演技には魅了されること間違いなしよー!!


Steve Jobs
えへへ、ちよーだい♪ なんでもあげるよーーー❤❤


さて、そんなファスを支える共演者の演技も素晴らしかったですねー。
すっかりドスコイと威厳の出たケイト・ウィンスレット。
長年ジョブズの広報として彼を支えたジョアンナ・ホフマンを演じたケイト。
ジョブズに心酔しながらもまるで母のように、姉のように厳しい意見を吐きます。
ケイトのドスコイ演技はファスと同じく高く評価されて、今年のオスカーは間違い無いかも。
ディカプーとの『タイタニック』コンビで授賞かなー。
ディカプーの演技まだ観てないから判断不可だけどさー。


Steve Jobs
貫禄出ましたなー


ジョブズと共にアップルを立ち上げた盟友ウォズニアックを演じたセス・ローゲンも良かった。上手いなー。
最後のプレゼン前に人目もはばからずジョブズと怒鳴り合うウォズニアックの心情を考えるとなー。
共にガレージから始めた小さな会社で本当の意味で製品を作っていたのはウォズニアックなんだよな。
彼の背景はフワッと頭に入れて観たほうがいいです。


Steve Jobs
俺はジョン・レノンだ!リンゴ・スターじゃない!!
って、リンゴに失礼よなーww


そして、同じくジョブズに誘われアップルに参入したジョン・スカリーを演じるジェフ・ダニエルズ。
ファスとダニエルズの演技合戦凄かったーー。個人的に一番の見処だった。


Steve Jobs
すれ違ってしまったスカリーとジョブズの邂逅が胸アツ


同僚、元同僚、友人、知人。
散りばめられるエピソードの中で、やっぱりオーラスの娘リサとの会話で涙腺を刺激されてたまらなかった。
人間ジョブズの不思議な矛盾の理由がボンヤリと語られるエンディングのシークエンスの入れ方も秀逸。
キラキラとした瞳で熱く未来を語るジョブズの魅力は、やっぱりファスだからこそ表現出来たものに違いないな!と激しく納得間違いなし。
嗚呼ファスってば、また新たなステップを登って、いったいこの天性の天使な役者はどこまで高みに向かうのかしら……付いていくわよ!!
勝手に!!


Steve Jobs
Come on baby っしゃーーー!

あ、さてと、外見アプローチはしてないけど、トレードマークである黒のタートルネックとリーバイス501はちゃんと着てたファスジョブズ。
このジーンズのサイズが32インチであることが発覚。
はあぁぁぁ!!どんだけ細腰小尻なの!!!


Steve Jobs

も!やっぱメロメロっす。
今回かなり頑張ってマジメにレビューした努力は認めてください皆様。
さて、本日あと30分でお代わりジョブズでーーす。
私生活ではバッキバキに割れたiPhone使ってるファスの演技に再び酔いしれてきまーーーっっす!!

さらば!!

あ、おまけで↓スタッフ、キャストの特別映像をどぞ。
みんな観ろよーー!


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『クリード チャンプを継ぐ男』 想像以上に泣けまっせ

ご無沙汰しております、みーすけです。
『ロストボウイ』が想像以上に、響いております。寒いのもいかんわ。
映画や読書や作文(ブログな)に、集中できず、色んな事が詫び錆びで、どーでもいーやな投げやり状態でござる。
年末に書きかけてた記事の変なテンションの高さにそんな今の自分が付いてけなくてwwボツろーかと思った記事。
でも映画はとても面白かったし、せっかくなのでそのまま投稿。
以下、年末のテンションとゆーことで。
今回は、観賞後は何故か駅の階段駆け上がる衝動が起こる『クリード』です。


『クリード チャンプを継ぐ男』(2015)アメリカ
原題/Creed
監督/ライアン・クーグラー
出演/マイケル・B・ジョーダン  シルヴェスター・スタローン  ビアンカ 他


クリード チャンプを継ぐ男


元ヘビー級チャンピオンでありリング上でその命を落とした伝説的ボクサー、アポロ・クリード。
アドニス・ジョンソン(マイケル・B・ジョーダン)はそんなアポロの息子でありながら自分の出生前に父を亡くしていたためその存在を知ることなく成長していた。
しかし彼の体の中にはボクサーとしてのアポロの血が受け継がれていたのだ。
突き動かされるように仕事を辞めボクサーへの道を歩もうとするアドニス。
かつて父、アポロと死闘を繰り広げたライバルであり、生涯の盟友であったロッキー・バルボア(シルヴェスター・スタローン)に自分のトレーナーになってもらうため一路フィラデルフィアへと向かうのだったが・・・。



鍛えて腹六つに割れてるドニーのあしたはどっちだ?!



2015年公開作品の傾向の一つとして、過去人気大爆発だった名作の今さら?!な続編やリブートがたくさんあったなーって事。
本作はあの「エイドリアーーン!!」で有名な、名作……でないのもあるけど 、『ロッキーシリーズ』で、主人公ロッキーのライバルであり熱き友情を分かち合った盟友アポロ・クリードの息子を主人公にするという ”おおー、この手があったか!” 的作品。
監督は『フルートベール駅で』で注目されたライアン・クーグラー。
息子版があれば、次は孫? 永遠にシリーズ作れるね、良かったねー映画会社。と・・・あまりのあざとい戦略に観に行く気なんてさらさらなかったんですよ、ええ。
ところが、多くの方の”本当に観てよかった!なキラキラ感想が溢れかえってたもんで。
えー?まじー?そんなに言うなら騙されてやろーか?
かなり上から目線で鑑賞。
で・・・。
み、み、み、観てよかったっすーーーー!!!!!


クリード チャンプを継ぐ男
何かに突き動かされるようにボクシングの道へ進むドニー


父親を知らず唯一人の身内の母を亡くし、施設を転々として育った少年アドニス=ドニー。
怒りを拳にぶつけあちこちで問題を起こす彼の元に一人の女性メアリー・アンが現れ、自分の亡くなった夫、伝説のボクサーアポロ・クリークがドニーの父親であると告げるのです。


クリード チャンプを継ぐ男
愛人の息子を養子にするたぁ、肝の座った女性だ。


メアリー・アンに引き取られ息子として育ったドニー。
贅沢な生活、きちんとした教育、職場での昇進も決まったドニー。
しかし彼の体に流れる父アポロの血がどうしても彼をボクシングへと誘います。
ボクサーになる事をあきらめられないドニーは仕事を辞め、育ててくれた母メアリー・アンに別れを告げフィラデルフィアに向かいます。
そこにはかつて父アポロと死闘を繰り広げたロッキーがいるから・・・。



ライバルでありながら、熱い友情で結ばれていたロッキーとアポロ


亡き父アポロの素質を受け継いだ原石のようなドニーと、かつてアポロと死闘を繰り広げたロッキーの出会い。
本作は別に過去の『ロッキー』シリーズを観てなくても充分楽しめます。
でもねー観てたほうがあちこちに落ちてる小ネタを拾えるのでより楽しめるんだよな。
いやさー、これ系映画は内容ってシンプルでしょ。
落ち目の、または新人のボクサーが、わーーって頑張ってがーーーっとやって、がつーーーんって壁にぶち当たってどかーーーんとすっきりエンディングに持ち込む!!
・・だいたいこんな感じでしょう。
本作も父の才能を受け継いだドニーがロッキーの力を借りてボクサーとして成長する物語......って安っぽい続編かしらん?って思ってたら大きく裏切られまっせ。
監督、脚本を手掛けたライアン・クーグラーの演出はこれが長編二作目なのか?!と驚愕もの。
オリジナルへのリスペクトを感じるエピソードを入れ込みながら、ドニーのボクシングへの飽くなき渇望を丁寧に描いている演出がとにかく上手い。



ぬおおおお!!!


ドニーの説明できないボクサーへの餓えはきっと会ったことのない父親を追い求める行動なのかも。
素質はあるものの粗削りなドニーのボクシングがロッキーにコーチを受けることによりどんどんと卓越したものへと変化していく仮定は観ていてウキウキします。
しかしマイケル・B・ジョーダンの割れた腹筋すげかった。
ただのマッチョでなくてボクサーらしい絞った身体は惚れ惚れするほど。
ボクサー=不良のありがち設定を敢えて使わないドニーのキャラが新鮮だった。


クリード チャンプを継ぐ男
打つべし打つべし!!


本作の主人公はあくまでドニー。
ロッキーは脇に回り彼をサポートするかつてのミッキーのような役回り。
しかーーし!そのロッキーが本作のメインテーマにあるのは間違いないわけです。
台詞を覚えるほど『ロッキー』が好きなクーグラー監督の愛着ぶりがそこここに散りばめられた演出はロッキー観てるこっちには溜まらずニヨニヨしちゃいました。



うっきょきょー!で有名なシーンのここも……



しっかり登場しまっせ!!


いやぁーもーねー、爺さんになったロッキーがとにかく愛らしいんだわ!
ボクシングから離れて久しいロッキーは、妻の名をつけたイタリアンレストランを経営しながら静かに余生を過ごしている。
かつてのチャンピオンの力強さはなく、ただの好々爺なおじいちゃん。
愛する人々が次々といなくなってしまい、平穏に、しかし寂しく余生を過ごすロッキーの姿にいちいち鼻の奥がツンとしてウルっとして困った。
最初はドニーの依頼を断るロッキー。
しかし恩人であり親友のアポロの息子となればなってしょうがない。
おもちゃ屋の売れ残ったぬいぐるみみたいだったロッキーの表情にポっと光が灯るのがわかって、またもや涙腺きゅーんだよー。


クリード チャンプを継ぐ男
おじいちゃん言うなよ!!


最初はトレーナーを固辞したものの、やはり親友アポロの息子を捨て置けないロッキー。
父親を知らないドニーは知らずロッキーに父性を求め、またロッキーも孤独を癒す家族としてドニーを心の糧にしていくわけです。
ドニーのボクシングも本物になっていく。
そして!!
・・・とうぜん二人の前に大きな障害が出現するわけです。
その大きな障害が提示されたとたん「あー、これ嫌いな奴だわー」って思っっちゃったんですよー。
登場人物が何らかのトラブルに合う中で今回のチョイスはなー、これ最後までどちらかが隠して話が進んで、最後に涙涙~ってやつ?
いや、単純だから泣くけどさ~、辛気臭くて嫌いなヤツだなーって思った。

と・こ・ろ・が・だ・よ。

本作が面白いのはドニーがとってもいい子ってところ。
幼い頃は荒んでいたものの、メアリー・アンに引き取られ大切に育てられたドニーはリッチで今どきっ子でハングリー精神に若干欠けるおぼっちゃんなところがあるんだな。
そんな彼が如何にしてボクサーとしてのハングリーさを見いだすか?
大人な男として成長するためのきっかけ、「ファクター」として「その障害」を上手く使いストーリーを盛り上げるのが上手いなと。
これ好き、いいですとても!グッドな展開!!


クリード チャンプを継ぐ男
師弟を超え実の親子のように引かれ合う二人


ファイナルはとうぜん大がかりな試合シーンになるわけで、それがもーたまらんわけですが、そこに行きつくまでにすでにぽろぽろ泣かされてるっつーの。
そしてドニ―がロッキーに叫ぶセリフで!ガツン!!
はい、涙腺けっかーーーーーい!

涙でかすんでスクリーン見えねーぞ、画面が霧の摩周湖だぞ字幕読みづれーのにスタローン滑舌悪くてセリフも聞き取りにくいって、クソ、よく観えねー、もっかい観にこなきゃ、ってここでロッキーのテーマ流すかぁぁぁぁ!!あざとーーーーい!!のに嗚咽!嗚咽しながら映画鑑賞って、く、苦しい、息ができない、涙止まんねー!鼻水だらだらー!しゃくりあげるのを抑えることができなーーい、こんな涙腺崩壊イン劇場は何時ぶりであろうかーー、嗚呼、感動した満喫した!
嘘じゃなくホントこんな感じだってば手羽。


クリード チャンプを継ぐ男
やっちまえーーーーー!!!
っとクライマックスは怒涛の感動だぜ。


公開前にケーブルで過去のシリーズ一挙上映なんてしてくれたもんで、復習ばっちりでね。
シリーズの後半なんて「観たっけ?」って思ってだけどこれが意外と観てる。
やはり1作目の衝撃。あと、アポロとのあれやこれやがイー感じなパート3ぐらいまでがいいねー。
がっつりアポロとロッキーが熱い友情で結ばれてブロマンス感満載。


クリード チャンプを継ぐ男
うふふ!水かけちゃうぞ!!  やぁだぁ~やめてよぉぉ~❤


でロッキー4でアポロが”あんなことに”になっちまってなー。
でもしかし、そうでないとロッキーに火が点かないので着火マン扱いなのかって思ったりな。
この頃のスタローンは絞りに絞って外見もかなりイケてたころですな。

クリード チャンプを継ぐ男
別人だなこりゃ(笑) いやカッコいいよ。




……と、ここまで年末書きかけてましたとさ。
っつーかですね、わたしっていつもこんなアホみたいな感想垂れ流してるんスね。
冷静に読むとなんだこりゃなんだなー。
まーいいや。
ロッキーってさー毎回バカにしながら観て毎回ウルッてさせらせてたわって思い出しました。
本作もホントに感動しました。
スタローンのロッキーとしての集大成でもあります。
そして本作で見事ゴールデン・グローブ賞で助演男優賞をゲットしたスタローン。
いやー、良かった!おめでとう!!
会場もわたしもめっちゃ盛り上がったもんね。
嬉しそうなスタローンの表情にこちらも釣られて笑顔になったな。
おめでとうスタローン!ランボーシリーズではゲット出来なかったよきっとww

クリード チャンプを継ぐ男
古い友人ロッキーにお礼が言いたいのーーー!

っつーことでお勧めです、はい。
公開終わってんのかな?
もしやってたら是非ぜひ観てちょーね。
さて、そろそろワシも復活しますん。
ロストボウイを乗り越えて頑張るぞ!ゴーゴーゴーー!!
って今『メメント』観てたらエンディングの曲ボウイさんーーおろろん……💧💧

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『黄金のアデーレ 名画の帰還』 デイム・ヘレンは格が違うぜ

『黄金のアデーレ 名画の帰還』(2015)アメリカ=イギリス
原題/Woman in Gold
監督/サイモン・カーティス
出演/ヘレン・ミレン  ライアン・レイノルズ  タチアナ・マズラニー他



黄金のアデーレ


1998年、ロサンゼルス。
マリア・アルトマン(ヘレン・ミレン)は亡くなった姉の遺品の中から彼女たちの故郷オーストリア政府に対し戦時中にナチスにより没収されたある絵画の返却を求めた書簡があるのを発見する。
グスタフ・クリムトの世界的名画「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像」は、マリアたちの叔母アデーレを描いた肖像画だったのだ。
姉の要求は却下されていたが、法改正により近々過去の訴えの再審理が行われるのを知ったマリアは、友人の息子で弁護士のランディ・シェーンベルク(ライアン・レイノルズ)に相談を持ちかけるのだったが。


黄金のアデーレ
まじキンキラキンのアデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像


黄金のアデーレ
叔母のアデーレと幼いマリア  


黄金のアデーレ
オーストリアに渡りマリアとランディは叔母の遺言を調べるが...


アメリカに暮らす82歳の女性がオーストリア政府に対し「オーストリアのモナリザ」と称されるクリムトの世界的名画 ”アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像” を「返却せよ」という訴訟を起こした実話を『マリリン 7日間の恋』のサイモン・カーティスが監督。
主演はみーすけが愛してやまないデイムの称号を持つイギリス人女優ヘレン・ミレン様♡
若きアメリカ人弁護士ランディに、スカ子→ブレイク・ライブリーと、いい女を渡り歩くライアン・レイノルズ。


ロサンゼルスで小さなブティックを切り盛りしながら暮らすマリア・アルトマンは唯一の肉親であった姉を亡くしたばかり。
姉の棺に掲げられたダビデの星。マリア達姉妹がユダヤ人であることが分かります。
姉妹は裕福なユダヤ人資産家の子女だったのですがナチス侵攻下のオーストリアからアメリカに逃げてきており、当然家、財産、多数の美術品まで全てをナチスに略奪されていました。


黄金のアデーレ
ほんとマジむかつくファッキン・ナチ!


その中にあったのが、あのクリムトの絵画”アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像”
これはマリアの叔母アデーレを描いたもの。戦後絵画はナチスから返還されます。
しかし叔母アデーレの遺言を元にオーストリア財産として美術館所有に。
亡くなった姉はその遺言に不備があるとして肖像画の正当な所有権を求めオーストリア政府に返還を求め、訴えを却下されていたんですね。
なんとか再審の道はないかと模索するマリアと若き弁護士ランディが出会い、共にオーストリアに渡り絵画の所有権を決定づける証拠を求めて調査を始めるのですが・・・。

黄金のアデーレ
江戸っ子下町の威勢のいい叔母さんみたいなマリアが超チャーミング


黄金のアデーレ
二人のバディ感が非常にヨロシイ!!


なんちゃって美術部出身のみーすけ、実はクリムト大好き。
「ウィーン世紀末展」で何点か来日したときも「うきょっきょーー♡」と見に行きましたともさ。
有名な「接吻」はもちろんのこと、大好きな「ダナエ」や「ヌーダ・ヴェリタス」のカードを購入しパウチして持ち歩いてたら男友達が「へへ、おっぱいモロ」。
・・・っっきっさま!!げっげーーーーじつがっわっからんのかぁぁぁぁあ!!!
なんて事があったクリムト(関係ないか)。
その!クリムトの絵画にこんな逸話があったなんて全く知らなんだわー好きなくせにね てへ♪


黄金のアデーレ
因みにこれが問題の「ダナエ」 美しい・・・。


ナチスが台頭していた第二次大戦中のヨーロッパ全土で、多くのユダヤ人が人としての権利を剥奪され、財産を没収され、拘束され、数多の尊い命が奪われた事は周知の事実。
当時のナチスは資産家のユダヤ人から没収した膨大な数の美術品や貴金属をヒトラーに献上したり、或いは個人的所有物にしたり贈答したりとやりたい放題。
つい最近公開されたジョージ・クルーニー兄貴監督の『ミケランジェロ・プロジェクト』と本作は同じ題材、ナチスによる略奪された美術品の行方を描いていますね。
兄貴が描いたのは大戦末期の絵画奪回作戦。
本作は戦後何十年も経って、絵画のもともとの所有者が権利を取り戻すまでの紆余曲折が語られています。
題材同じなんだけどね、映画の重さが違ったわー。兄貴の作品決して悪くなかったけど、比べるとやっぱ軽かったかなー。


ミケランジェロ・プロジェクト
え?!まさかのダメ出し??


物語は現在のマリアとランディの行動を追う現在と、マリアの過去を交互に語りながら進みますが、この演出が非常にスムース。
遺言書の調査のため、渡米以来一度も戻ることのなかったオーストリアへ降り立つマリアの瞳に懐かしい街並みが映り、その風景に過去の映像がオーバーラップします。
観客はマリアの目を通して彼女の記憶の再生を共有するよう。
これ、ものすごくクるw
思い出の風景だけでなく、過去の経験や感情までもを同時に追体験してるように感じるのは監督の演出の巧さだな。
幸せの絶頂のマリアの結婚式、夫となる人のオペラを聞きながら両親、姉、叔父、友人たち皆の笑顔。
ナチスのオーストリア侵攻に関して話す父親と叔父の会話に観客は思い切り不安を感じます。その後の歴史を知ってるからね。
でも叔父から叔母アデーレの形見のネックレスを受け取るマリアの輝くばかりの瞳にはまだ翳りさえなくて・・・うううう切なス~。
若いマリアを演じたタチアナ・マズラニーがめちゃくちゃ印象的。
強い意志をもつ瞳が、「あ、年取ったらヘレン・ミレンになんのね!」ってスイっと受け入れられるってゆーか。
知らんわーカナダの女優さんなんだね。覚えとこっと。


黄金のアデーレ
え?邦画に出てるの?へー、邦画観ねーわー。


絵画の権利は戻るのか?!というメインテーマと合わせ、本作は若き弁護士ランディの人間的成長物語でもあるんなだ。
実はランディもオーストリア人の血を引く家系の出。
父は成功した資産家、祖父は世界的に有名な作曲家。
自分は小さな法律事務所を立ち上げるもうまくいかず雇われ弁護士としてアップアップ。
知人からまず父や祖父の事を聞かれる重さに辟易しているランディ。
自分の体に流れるオーストリア人の血をたぶんランディは疎ましく感じていたはず。
当初は絵画の価値にだけ興味を持ち仕事を引き受けていたランディがマリアと共にウィーンを訪れることにより、自分の中で何かが大きく変わった事に気付きます。
ナチスにより曽祖父母らが殺されているのは知っていた。
ただの情報だったそれが初めて我が事として心に触れ感じた哀しみと怒り。
ランディの心の大きな揺れを、小さな演技で的確に伝えたライアン・レイノルズがいーわー。


黄金のアデーレ
『ランディの成長物語』ってサブタイトルだな!


えーっとね、謝ります。ごめんねライアン!!
みーすけ、今までかなり大胆にバカにしてたよー別にそんなハンサムでもないのに女ゲットしてるよなーとか、演技上手いか?とか。
ごめん!!土下座はしないけど!いやぁ~デイム・ヘレンを向こうに回し、ライアンあなたは頑張った。
時には挫けそうになるマリアを鼓舞して、社会人として、男として、人として成長するランディが爽やかで、2015年みーすけのごめんねランキングにランクインか?!
因みにランクインの筆頭はキアヌ=ロンリー・リーヴスさんかと。


黄金のアデーレ
お前土下座な  はいぃぃすません...。


ま、しかし主演だよねーやっぱ。
ええ、デイム・ヘレン・ミレン様!!
もーねー、いつものシルバーブロンドを茶色く染めて、思いっきりおばさんパーマをかけたマリアを演じたヘレン姐さん。
あーもーやっぱ上手いわ魅力的だわチャーミングだわーー!
初対面のランディにポンポンと言いたい事をいう気風の良さと肝っ玉。
辛い体験を乗り越えてきたからこその彼女のキャラクターに魅せられるのはヘレン・ミレンの血の通った演技力あってこそ。
現実は次々とマリアに逆風を送ります。
何度も「もうだめだ」と諦めそうになるマリアは、その度に薄い唇をきギュッと引締め、ツンと顎を上げ強い瞳で前を見つめ前進する。
彼女の強い意志に何度涙腺を崩壊させられたことか。


黄金のアデーレ
エンディングでのマリアの表情に涙腺崩壊 勘弁して


マリアが本当に取り戻したかったのは「絵画」ではないんだという事。
そのために前に進むマリアの表情や言葉が強く胸に響いてわたしゃーもー劇場で鼻水らだだら出ちゃうほど泣けました。
姐さん堪忍💧


黄金のアデーレ
70歳にしてゴージャスな花柄ワンピを着こなす輝きってば!


わたしこのヘレン姐さんって女優の中でナンバーワンに好き。
絶世の美女では無いけど(あ、失礼)チャーミングで、艶があり、可愛く、しかし迫力があり、強く、しかし脆さも表現できるデイムの称号に遜色ないその演技力。
『第一容疑者』で衝撃を受けてからずーっとずーーーっとお慕い申しておりますぅぅ。
先日、東京国際映画祭で来日したときも、シルバーブロンドに似合う真っ白なドレスがゴージャスでその辺にいる芸能人がみんな素人に見えたもんね。
格が違う!って事だーねー。


黄金のアデーレ
ほほほほほ!皆の者頭が高いぞよ!!


あ、あとねこれぞ出てるだけ感溢れてたーチャールズ・ダンス様。
ダンス様を見くびるなよ――!

黄金のアデーレ
需要あんだよ


最近モーガン・フリーマンばりにあちこち出まくってますが。
化け物から軍部のトップまで役幅広いんだからね!
英国紳士なんだからね!誕生同じ日でてんびん座なんだからね!!
『全みーすけ面長連合』登録済みなり。


黄金のアデーレ
あざとく笑う69歳。 面長は正義!

役者の素晴らしい演技、スリル感溢れる演出、ハンス・ジマーの情緒たっぷりな音楽と素晴らしい絵画。
本当に取り戻したかった物を得たマリアの表情に涙腺崩壊でした。
これ観てーーぜひ!



※※※ちょっとファス情報

最近わたくしの天使、ファス田ベン造ことマイケル・ファスベンダーがあちこちの映画際でノミネートと受賞を繰り広げております。
毎日のようにタイムラインに落ちてくるファス情報で頭の中は日々お祭り騒ぎで落ち着きませんわ。
嗚呼!『Steve Jobs』を我切実に所望ス!!
ふしゅううぅぅぅぅ...。


fc2_2015-12-10_00-35-42-499.jpg
2月の公開まで長すぎるぜ!!

ちょっとファス情報のコーナーでした。
さらば!!

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『マイ・インターン』 キレないデ・ニーロはいかが?

『マイ・インターン』
原題/The Intern
監督/ナンシー・マイヤーズ
出演/アン・ハサウェイ  ロバート・デ・ニーロ  レネ・ルッソ 他


the intern


ニューヨークに拠点を置く通販ファッションサイトでCEOを務めるジュールズ(アン・ハサウェイ)は、仕事と家庭を両立させながら誰もが羨むような人生を歩んでいた。
ところがある日、彼女に大きな試練が訪れる。
そんな折、会社の福祉事業目的で雇われたシニアインターンのベン(ロバート・デ・ニーロ)が、ジュールズのアシスタントに就く。
ジュールズは人生の大先輩であるベンから様々な助言をもらい、次第に心を通わせていくのだった。


はーもう、月初やだわー。
苦手なお金や数字触る請求書や伝票やらが多くて脳みそパーン!なるわ。
でも映画は観るの。

今回は若くして仕事に成功しながら、いきなり直面する大きな問題に戸惑う女性が、年上の男性アシスタントとの交流で見失っている物を取り戻していくという心の成長物語。
主演のアン・ハサウェイは『プラダを着た悪魔』での神女優メリル・ストリープに続いて、もひとりの神男優ロバート・デ・ニーロとの共演。なんてラッキーな女優だ。


the intern
いやんラッキー❤


そんなラッキーなアン・ハサウェイが演じる主人公のジュールズは若くしてネット通販のファッションサイトを立ち上げ大成功している女性。
CEOながら自ら顧客の電話を取りクレームにも対応、配送工場へ自ら足を向けてプレゼント梱包のチェックするという初心を忘れない細やかな経営で会社はみるみる高成長。
しかしそのために非常に多忙。忙しさのあまりにオフィス内を自転車で移動したり。


the intern
立ち上げた会社を努力で大きくしたジュールズ


the intern
オフィスをチャリで移動するほどの忙しさ


一方、デ・ニーロ演じるベン。
会社を退職し、妻を亡くしたものの子供や孫とも円満、一人で旅行に出掛けたりとリタイアしてもアクティブな日々を過ごしています。
外と繋がっていたいと思った矢先、街中でシニア・インターンの求人を目にし、「これだ!」と閃きます。


the intern
福祉の一環でシニアインターンとして採用されたベン。 面接中なり。


ジュールズの会社に無事に採用されるベン。
しかし、「自分担当にインターンなんかつけられても。」と否定的なジュールズはベンの存在を無視します。
ベンはそんなジュールズの様子を見ながら、マイペースに日々を過ごしすぐに会社に溶け込んでいきます。
自分の子供よりも年若いスタッフに囲まれながら生き生きと過ごすベンの姿がとにかく好感度大!
会社専属のマッサージ師フィオナ(レネ・ルッソ)と出逢い、あっという間にイー感じになっちゃう。



『ナイトクローラー』ん時とは別人なレネ姐さん。可愛い。


the intern
若いスタッフに囲まれ生き生きと働くベン。


会社経営に関して重大な局面にぶち当たったジュールズは、たまたま社用車の運転をベンに任せたことから、ゆるゆると彼と知り合っていきます。
そして気がつけば、ベンの存在は忙しく余裕の無いジュールズの癒しになっている事に気付いていくことになり・・・。


the intern
信頼関係が徐々に確立されていく二人が微笑ましいよ


年若い女性のCEOとシニア・インターンの心の交流を、ニューヨークの街並みとオシャレなファッションと共に描いた本作。
しょええー、「女性ってこーゆーの好きだよね?」的なステレオタイプな映画だったな。
『プラダを着た悪魔』で、厳しい女性上司に翻弄されながらも、自分の夢に向かって頑張る女子を演じてたアン・ハサウェイ。
おおー!今度はファッション業界のCEOかーっつーてね。
うーむ。
みーすけはジュールズの精神的な成長とかそーゆーの、まじどーでも良かったかなw
と言うのも、主人公のジュールズはある意味非常に成功している女性なわけです。
自分で立ち上げた通販サイトがどんどん大きくなり、儲かってる。やりがいのある仕事をガンガンこなして忙しすぎて余裕が無いという毎日。
しかし一方で、私生活では夫が主夫として家に入ってくれ、応援してくれ、可愛い一人娘の面倒や家事一斉は彼が受け持ってくれているので思いきり仕事に打ち込める環境。
不満や悩みは、そんな夫と夫婦の時間をゆっくり過ごせない、とか、娘の学校のイベントなんかに多忙で参加できないって事とか、ほほー。
毎日へこへこ働いている会社員のわたしには、ジュールズの悩みとか、爪の先ほども共感とかシンパシー感じたりできねーわーだった(笑)


the intern
ファッションは相変わらず素敵よーん


かと言って、そんな稼いでて羨ましーとか無いんだよ。
ご主人様が理解ある人でよかったねーって昼休みに同僚の友達の話を聞いてる感覚に近いかな?
へー、ほー、ふーんって。
きっとジュールズの住む世界が違い過ぎるからかな。 起業して個人で頑張っている方は身に沁みたりするのかしら?


ストーリー的にはありがち。
かなり普通です。ふつー。
共感できない(分かんない)主人公。
ありがちで普通なストーリー。
でわ退屈か?
それがねー、そんな事無いんだよ。楽しかったんだよ。
何を楽しんだか?


マイ・インターン
俺!


ロバート・デ・ニーロです。
今回はっきり言って、デ・ニーロの演技を楽しむための映画だった。

嗚呼、思い起こせば、デ・ニーロの出演作に期待をしなくなって何年経つでしょう。
神様なのに、できる子なのに、正直ここ数年のデ・ニーロの力の抜き方がかなり気に入らなかった。
いや、実力もテクニックもあるので手を抜いてもへたっぴ役者の100倍演技は上手いのだけど。
なんてゆーか、4割の力でやってるなーっつーか、ガツン!がない。

今回もねー実はガツン!はないの。
ところが!
ガツンが無い役作りなのに!
凄く効いてるデ・ニーロが。


the intern
ジュールズの娘になつかれるシニア天使。


今回の彼は何て言えばいーんだろうか?
例えるならば、柔軟剤5倍投入仕上げのオーガニックコットンバスタオル?
口の中でフワッととろける高級マカロン?
厳選素材のおぼろ豆腐?(1800円+消費税)
意味分かるかな?
デ・ニーロがフワフワの天使みたいに柔らかい!
なんと今回のデ・ニーロはキレないのだよ。
苦虫噛み潰したような表情が一切ない。
いつもの気難し屋も、怒りんぼも、口をへの字にしたいわゆる一つの「デ・ニーロ顔」のキャラが一切出ない。
ずーーーーーーーーーっっっと優しい表情。
怒らない!デ・ニーロが!
キレない!デ・ニーロが!
これってかなり画期的じゃね?
デ・ニーロが天使過ぎて困る件。
可愛いんだよーとても!


the intern
危ういシーンに見えるけど、そーゆうの全く無いからね!

こんな素敵なシニアいねーよな、なベン。
思うに、ベンという人は元々の性格もあるかもしれないけれど、きっもとても満足のいく人生を歩んで来たんでしょう。
満ち足りているんですね。
満足のいく状態で仕事をリタイアし、愛する妻に先立たれても歩むのを止める事なく、次に自分が出来ること、やるべき事を探して外に外に出ようとする前向きでポジティブな人。
引退しても内に籠らず、外へ出て人と関わり社会の中の一員でいようとするベン。
それはリタイアした社畜な人間の足掻きとは全く違うんだな。

満ち足りてるから心に余裕がある。
だから相手に安心感や安定感を与えて結果癒しの存在になるんだな、きっと。
それが観てて伝わるデ・ニーロの優しい表情がとにかくたまらん。
思いきりそれを堪能した二時間だったわー。


the intern
ジョージ兄貴の『オーシャンシリーズ』で遊びます


考えたらデ・ニーロも立派なお爺ちゃんな年齢なんだよね。
昔から大好きでずっと彼の映画を観てるファンのわたし(だけでなく多くの方)的には、彼の鮮烈で激しく衝撃的な演技に魅せられてきたので、必要以上に高いハードルでもってデ・ニーロ作品を観てしまう。
だからここ数年の彼の演技にもっとガツンを!とか生ぬるいぞ!とか思ってしまうのかも。
及第点では許してもらえないのはしんどいだろうなー。
今回力が入ってない高給おぼろ豆腐なデ・ニーロを観ながら、他の人が演じても、この良い感じの空気感は出ないんだろうなーと、やっぱりデ・ニーロ凄いなーと静かに感動したみーすけでした。

おお、そうだ。
長年スコ爺と暖めていたマフィアものの製作が決定して来年クランクインするというニュースが流れてたなー。
ふふふ、やっぱさーー、伝説になる演技を我々は求めてしまうんだよな!
ごめんデ・ニーロ!
大好きだから、許してよーん。


デ・ニーロ笑顔♪
えー顔で笑ってますな

テーマ : 最近見た映画
ジャンル : 映画

tag : ロバート・デ・ニーロ

『マジック・マイク XXL』 体目当てで観ましたが

『マジック・マイク XXL』 (2015)アメリカ
原題/Magic Mike XXL
監督/グレゴリー・ジェイコブズ
出演/チャニング・テイタム  マット・ボマー  ジョー・マンガニエロ 他


magic mike xxl



ダンスパフォーマー、マイク(チャニング・テイタム)がオーダーメイドの家具店を経営する為引退して3年。
夢を叶えたものの、思い通りにはいかない毎日。
そんなある日タンパ時代の同僚から東海岸マートルビーチでのダンスコンテスト出場に誘われる。
仲間たちもそれぞれに問題や悩みを抱えており、そんな自分にけじめを付けるためコンテストを最後に皆ダンスの道を離れるというのだった。
承諾したマイクは懐かしい仲間と共に出発、行く先々でトラブルに巻き込まれながらも最後のショーに挑むべく旅を続けるのだった。


magic mike xxl
くそ、重い・・・ 人生は甘くないのだよ


magic mike xxl
俺もまだまだイケっかな?


ストリップ・ダンサーをしながら自分の夢をかなえようとする主人公マイク。
彼を取り巻く華やかな表の世界と、薄暗い業界の裏側を描いて大ヒットした前作『マジック・マイク』の続編。
強烈なキャラで映画の核だったダラスを演じたマシュー・マコノヒーと、マイクと対の立場アランを演じたアレックス・ペティファーは今回不参加。
そして前回メガホンを取ったスティーヴン・ソダーバーグは製作総指揮として名を連ねています。


magic mike xxl
今回もなかなかな筋肉祭りではあったぜ


前作のラストで自分の生きたい道を模索し、見つけた答えに従い進む方向を決めたマイク。
しかし3年という年月の間で彼の中でも色々な事が変化していました。
オーダーメイドの家具商売は大安定というのとは程遠く、また私生活も上手くいかない。
そんなある日、かつてタンパのストリップ・クラブで一緒に働いていた仲間から電話が。
久しぶりに元同僚たちに会いに行くマイク。
かつて働いたクラブは既に存在せず、皆ダンサー以外の道で生活することを決意。
最後の余興として、マートルビーチで開催されるダンス・コンテストに出場するためにマイクを呼び出したのでした。


magic mike xxl
久々の邂逅を楽しむ皆さま


前作はストリップ・クラブで伝説的なダンサーであるマイクと、業界にポッと入ってしまった若いアダムの対比。
店を取り仕切るダラスのしたたかさや、怖さ。
稼ぎは大きいし、それなりに楽しみながら生活しつつも、何の保証も安定も無い日々。
将来に対する不安、暗さなんかが描いてあって、非常に非常に見応えのある天晴れ~~な作品だった。
マコちゃんの中身がパンパンに詰まったソーセージみたいな体(怖かった)やペティファー演じるアダムがどんどん業界に染まっていくあるある感。
そんな中で自分らしい生き方を模索するマイクの一生懸命さが爽やかで、チャニングにハマるきっかけにもなった作品でした。


magic mike xxl
ソーセージなマコちゃんと顔が好きよー♡ なアレックス は出てない


続編の製作を知ってかなり前から楽しみにしとったわけです、俺。
ちょっと前にご覧になったpu-koさんの反応を見るにつけ、若干イヤな予感はあったもののw チャニング目当てで観たらえーがなと、心のハードルいっぱい下げての鑑賞。
公式も『体目当てで観に来て下さい』て言ってたし。


magic mike xxl
「俺の体を観に来い」 チャニングあざといよ!!


で、どーだったか?
はぁ、えーと、久々に どいひーな・・・あうあう、残念なモノを観てしまいました・・・とさ。
マイクたちが東海岸のダンス・コンテストへ行くまでに起こるトラブルや問題を描くストーリー。
って書いてますけど、ストーリーって本当にそれだけなんだよ。
各キャラがお腹に抱えてるそれぞれの悩みや問題はあるっちゃーあるけど、深くそこに突っ込む事ない。
マイク御一行様のなんちゃって卒業旅行ムービーってかな。
あーそーねー、ロード・ムービーだよね、浅いあさーーーい、ロード・ムービー。
そこにダンスがちょこちょこ差し込まれるんだけど、肝心なダンスシーンが見せ方も魅せ方もスケールダウン。
ステージ上の筋肉祭りが素晴らしく、ダンスシーンもノリノリだった前回。
筋肉男が苦手なわたしもダンスシーンは楽しくてご機嫌になれた。
今回はねー、ラストのステージまでかなり引っ張る。てか引っ張りすぎ。
で、途中にちょこちょこっとダンス差し込みますけど、これが残念なほどお下品なんだわ。
ええ?お前が下品とか言うなって??いや、エロいと下品は違います!
エロはいーの!下品はダメ!絶対!(笑)
えー違い分かんないかなー?んー・・・。

統率者のいない彼らの旅は、ただただ頭の悪い男のヤリたい放題って感じで、腹黒くてもダラスの采配は間違いなかったって事かぁ・・・としみじみ。
これ、オスカー俳優マコちゃんは出ないわ-そりゃ。


magic mike xxl
もうおちりは出さないよ! マコちゃんてば好きなくせに。


んでも、そこまでどいひーかと言うと、そんなことも無いのかな(どうなんだw)
チャニングのキレのあるダンスや、前回より露出が断然増えたマット・ボマーやジョー・マンガニエロを愛でるのはファンにはたまらないと思うし、PV的に楽しむにはグッドでしょう。
そうマイクたちの 『ひと夏のおもひで』 として暖かい目で見つめてあげる暖かい心があれば・・・。


magic mike xxl
マット人気出たねー ヒーリング中なり  なーむー。


magic mike xxl
個人的に好みなジョー・マンガニエロ 男前! 


あと ちょっとソレっぽいことを頑張って書いちゃうと、女性が男性を選別する事を描いている映画なのかな。
本作で頑張って魅了して、披露して、着飾って、現金を投げてもらうのは、男たち。
お金と地位と仕事のポジションを持っている上位者は女性なんですね。
女性が自らの意志で男性を選別できる時代になったのですよー的な事を言いたいのかもしれない・・・の?
ん~でも、お互いに持ちつ持たれつで楽しんでたんで、楽しけりゃそれでいーよね、な映画かな、やっぱ。


magic mike xxl
味見しちゃうわよーん❤  どぞ。


まあいろいろ書いてるけど、やっぱねー内容が無いよう(爆)
みーすけ的には、下の予告トレイラー以上でも以下でもなかった。
でもチャニングの木工所のダンスはなかなかで、これ観れたんでいっかなー。

そんな公式トレイラーをご覧ください。






2月頃観た『フォックスキャッチャー』で、なかなかの演技を披露してたチャニング。
ああ、このじゃがいもゴリラちゃんは演技できると思ってたんだわーバンザイチャニング可愛いよチャニング!
って、盛り上がってたけど、今回は演技とかあんまり関係なかったかな、とほほ。
プロデュースまで頑張りましたが、まあ次に期待ってことです。
笑顔は最高だし、やっぱりチャニング可愛いよチャニング❤


magic mike xxl
キメ!!


おまけ


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ハロウィン用コス、プーさん着用♪  キメ!!

テーマ : 最近見た映画
ジャンル : 映画

tag : チャニング・テイタム

『サードパーソン』 巧妙でトリッキーなストーリーに酔う ※ネタバレ

『サードパーソン』「2013」イギリス=アメリカ=ドイツ=ベルギー
原題/Third Person
監督/ポール・ハギス
出演/リーアム・ニーソン  ミラ・クニス  エイドリアン・ブロディ  オリヴィア・ワイルド  
     ジェームズ・フランコ  マリア・ベロ  キム・ベイシンガー 他


Third person


『クラッシュ』のポール・ハギス監督による恋愛ミステリードラマ・・・とでも言いましょうか。
公開当時うっかり観逃して「ムッキーーー!!」ってなってたのをやっと鑑賞。
パリ、ローマ、ニューヨークを舞台に3組の男女の愛や痛み、心の再生や希望、それぞれの結末。
『ミリオンダラー・ベイビー』の脚本家としても知られるポール・ハギスの紡ぎだすストーリーは実に巧妙、そして深く心に響いて・・・。
いやぁぁぁぁ、久々に観応えのある映画だったっす!
トリッキーな物語からいきなり真実が見えた時の鳥肌の立つ衝撃ってば手羽!!
ああー、大きなスクリーンで味わいたかったよ。

んーさて、映画で語られるのは3組の男女の物語。

1)フランス、パリ。
ホテルで新作を執筆中のピュリツァー賞作家マイケル(リーアム・ニーソン)
彼にはアンナという愛人(オリヴィア・ワイルド)がいる

Third person
始終イチャコラな不倫カップル   援交にもちょと見える年齢差


ホテル暮らしで新作を執筆中のマイケルだけれど、なかなか筆が進まない。
そんな間にもアンナが部屋へ訪れて、なーんか大人の駆け引き的な恋愛を楽しんでるんですね。
駆け引きしてるわりにはお互いかなりイチャイチャ♡ 


Third person
「彼女はいるの?」 始終不幸顔な妻(キム・ベイシンガー)


電話でマイケルと話す妻はアンナのことを既に知っているようなやり取りがあって、
「ああ、この夫婦はもう壊れてしまってるんだな」という雰囲気が窺えます。
マイケルはアンナの事を浮気でなく本気で考えているようです。
で、一方アンナ。
電話で妻と喋るマイケルに嫉妬して電話番号のメモを隠したり、拗ねて喧嘩をふっかけたりする。
マイケルに対する気持ちはホンモノであるというリアクション。 なのに、何故か不穏な行動を取るんです。
”ダニエル”って名前の誰かしらからメールがちょこちょこ落ちる。
ん?ん?なに??
この謎なミステリー感で、ただの不倫カップルの話が面白くなるんですよ。


Third person
若い恋人とラブラブでおじさん頑張ってます。


Third person
戻ったらマイケルからの白薔薇が部屋いっぱい・・・



2)所変わってイタリア、ローマ。
アメリカ人のスコット(エイドリアン・ブロディ)は仕事で訪れたローマで英語が通じなかったり、ちょっとイライラ。
そんな時バーでロマ族の女性モニカ(モラン・アティアス)と出会い心惹かれるスコット。
下手なナンパに最初は適当に受け流すモニカですが、お互い小さな子供がいることが会話のきっかけになります。
そこへ一本の電話がかかり突如モニカは店を飛び出してしまう。
残されたスコットが帰ろうとして、慌てたモニカがバッグを忘れていったのに気づきます。


Third person
ナンパしたくてウズウズな 鼻の曲がったスコット(てゆーかエイドリアン・ブロディ) 


Third person
スコットのウズウズに気づいたモニカは・・・


バッグの置き忘れがきっかけで再会するスコットとモニカ。
しかも彼女の幼い娘が誘拐されていて、取り戻すのに大金が必要だと話がキナ臭い方向に。
巻き込まれる形でモニカを助けることになるスコット。
正直モニカの態度はどこか胡散臭いし、おいおいスコット騙されてんでない?って観ながら感じる。
で、どうもスコットも「これは・・・」ってそれをフワッと承知致してる節も見られる。
ところが、何故かスコット、一目ぼれとか、恋愛感情を抜きにして彼女を助けようと行動する。なぜ?
スコットの過去が徐々に明らかになった時に、”もしかしたらそうかな?”と思いながらも、おお・・・ってなります。
まあそれは観ていただくとして。


Third person
心配で駅で添い寝してあげるってか! 紳士!


Third person
あ、イタシちゃいますか、そーですか


3)アメリカ、ニューヨーク。
元女優のジュリア(ミラ・クニス)は離婚した夫リック(ジェームズ・フランコ)と息子の親権を争っていて、裁判費用のためホテルのメイドとして働くことになります。
事故で息子が命を落としかけ、しかもジュリアが故意にやったのでは?と疑われた経緯があり面会もままならない状態。
このジュリアという女性、かなり豆腐メンタル、もしくはちょっと病み入ってる。
以前ソープドラマ系の女優だったけれど出産の為に辞めていて、きっとそれも心の澱になっている。
子供の事故の事もあり、離婚弁護士テレサ(マリア・ベロ)にはカウンセリングを強要されていて、子供との面会には規制が掛かって会えない。
愛する息子に会いたい、会えない。
八方塞がりで追い詰められているジュリア。


Third person
追い詰められたジュリアをミラ・クニスが大きな目で好演


一方、息子を引き取り恋人と三人で暮らしているリック。
アーティストとして成功しているリックは、息子を引き取り幸せなはずなんですが、接し方が分からず悩んでいる。


Third person
天使の微笑みキターー ジェームズ・フランコの!! 


事故か故意かは分からないけれど、息子が死にそうになった原因はジュリアにあると、頑なに面会を拒絶するリック。
運の悪い事に、接見の場所変更を書いたメモを無くしたり、プリペイドの携帯が切れたりと、ジュリアに不利なように物事が進み、見ているこちらが胸が痛くなりました。
いつもはキュートなミラ・クニスが、よろよろになっちゃうんだけど、彼女良かったなー。


Third person
ジュリアの遅刻に激怒の弁護士テレサ(マリア・ベロ) この人も始終不幸顔でピリピリ   


さて、ここまで観てきて、三都市の三組の男女、特に関わりは無さげ。
でも物語の中で共通的なキーになっている事柄は浮かび上がってきます。
まず一番に浮かぶのが「子供」。
皆、自分の子供に関して何らかのトラウマや問題を抱えているのが分かります。
それから「プール」もしくは「水」、「電話の会話」、そして「watch me 見ててね」というメッセージ。
謎かけみたい? ええ、そうなんです、かなりトリッキーな脚本なんです。
この3組の男女の共通点は?
この手の群像劇によくある
「登場人物がそれぞれちょっとずつ関係があり、エンディングで繋がる」 
なのかなーと思ってたんですが、・・・それってちょと違う。 違うけど違くない・・・。

だってねー、離れた場所にいるはずの登場人物が、接触するシーンがあるんです!
メイドをするジュリアが弁護士との待ち合わせ場所を書いたメモを忘れる。 
そこにマイケルが妻の電話番号を記入? え?
腹を立てたアンナがそれを隠す・・・なんで?!
マイケルはパリのホテルで執筆中でしょ?? 
ジュリアはニューヨークのホテルでメイドしてたんじゃないの??
え?なに?パラレルなワールド的アレなのか?


Third person
”アンナの部屋”で”マイケルが送った白薔薇”を見るジュリア・・・  ってなんで??!!

うおぉぉーー、ネタバレしないようにレビューを書くスキルのないダメダメブロガーですごめんなさい・・・うう・・・。
今回ネタバレごめんで結末語ってます。ほぼ!!ww

↓WARNING~ネタバレです~WARNING~ネタバレです







結論から言うと、この映画の中で実在する人物はマイケルとアンナ、そして別れた妻のみ。
残りの登場人物は、実はマイケルの書く小説の中の登場人物だったというオチ。
ええええ~~~??
からくりが分かった時にぞわわわ!!って鳥肌が立って、頭の中にパッと光が射したような情報変換が起こるカタルシス。
おおお~この手の映画の醍醐味です。


Third person19
THE語り部いちゃこらするの巻

マイケルは自分の体験を小説に色濃く反映させるタイプの小説家。
自らの体験を元に物語を紡ぐんですね。
だから、『スコット』は電話をしていた一瞬の不注意で子供をプールで溺死させてしまったマイケルの経験そのものを持つキャラ。
その後悔の念から嘘かもしれないと思いながらもモニカの娘を助けようと必死になっている。

『ジュリア』は息子がもし死ななかったらというマイケルの希望的キャラでしょう。自分に過失があったかもという自責の念が彼女に色濃く表れている。メンタル弱めはマイケルの心の弱さか。

『リック』が息子としっくりいかないのは、「見ててね」と言われながらも注意を怠ってしまった自分を息子は恨んでいるのではないか?自分は本当に子供を想っていたのだろうか?というマイケルの葛藤かな。
息子ともっと向き合いながら過ごせばよかったと後悔しているマイケルの気持ちを表しているのでしょうか。


Third person
重く暗いやり取りはすべてマイケルの自我の現れ・・・


もっといろいろ含みもあるだろうし、何回か観るともっと発見があると思うんですが。
取りあえずローマとニューヨークで語られる物語はすべて小説の中の出来事。
それどころか、パリでのアンナとのいちゃこらあれこれも、きっと小説上の事でしょう。
だってニューヨークでメイドしているはずのジュリアがパリのアンナとすれ違い、しかもルームメイクする部屋で白薔薇に囲まれるって、どーしてもあり得ない。
やはり小説の中の出来事だと思うのが妥当でしょう。
うううう~~なんという巧妙なシナリオ・・・。


Third person
全ては幻  小説の中の事・・・


M・ナイト・シャマラン的なトリッキーさがインパクト大ですが、それが映画の芯かというとそうで無いのがハギス監督の手腕だなと思います。
登場人物それぞれの愛、悲しみ、傷が丁寧に描かれていて、これに深く感動しました。
何度がググっとキたんですが、特にジュリアと息子の邂逅が溜まらんかったのぉぉ。
ジュリアから息子を介して語られたリックへのメッセージに思わず落涙。
あ、愛だよ愛!!


Third person
脆くて弱いけど、息子への愛は本物  ミラ・クニス良かったわ~


愛する人々をも自分の仕事(生きる事)に利用するマイケルは、よくよく考えるとかなり放漫な人間。
妻も息子も恋人も、ネタとして自らの表現のためなら使う。
だけど、リーアムの演技が深淵で嫌味な感じが皆無。
深い懊悩と弱い大人の脆さが垣間見えて、ああ、やっぱりリーアム上手いな。
『48時間』以降すっかりアクション役者としての地位を確立したリーアム。
それも悪くないけれど、みーすけ的には演技で魅せる彼の映画が断然好みだな。
妻を捨て選んだ恋人をも傷つけるマイケル。
そうしないと小説家として生きていけない彼の業が痛々しくも切なかった。

Third person
大人(初老)の魅力  アンニュイ ・・・っふ   


いや~、まあしかし個人的にはやっぱこのジェームズ・フランコの天使の微笑みかな~。
フランコ君の微笑みって、これかなりの破壊力かと。 あ、個人的趣味ですが、すません。
笑った時にへにょってたれ目になるのがなんとも好物です はい。
賛同者の方のみに、どぞ・・・。

Third person18
キラキラ~~ン ☆☆

テーマ : 最近見た映画
ジャンル : 映画

『わたしに会うまでの1600キロ』  しゃくれちゃん頑張って歩く

『わたしに会うまでの1600キロ』(2014)アメリカ
原題/Wild
監督/ジャン=マルク・ヴァレ
出演/リース・ウィザースプーン  ローラ・ダーン 他


Wild


母の死を受け止めることができなかったシェリル・ストレイド(リース・ウィザースプーン)は、不特定多数の男たちとのセックスとドラッグに溺れることで現実逃避な日々を過ごしていた。
その結果、妊娠、中絶、離婚。
ボロボロな人生から抜け出して ”母が愛してくれた自分を取り戻す” ため、自分探しの旅に出る事を決意するシェリル。
それはメキシコからカナダまでの山道と砂漠、通称「パシフィック・クレスト・トレイル」( the Pacific Crest Trail、略称PCT  アメリカ合衆国の長距離自然歩道)1600キロを踏破するという無謀なものだった。


Wild
苦労して育ててくれた大切な母の死


Wild
身も心もボロボロになったシェリルだったが・・・


母親の死を受け止めきれず堕ちてしまった女性が自分を取り戻すために決行したトレイルの過酷な旅。
シェリル・ストレイドによる自叙伝『Wild: From Lost to Found on the Pacific Crest Trail』を主演のリース・ウィザースプーン自らがプロデュースした本作。
監督は『ダラス・バイヤーズクラブ』のジャン=マルク・ヴァレ。
主演のリースと母親役のローラ・ダーンがそれぞれオスカー・ノミネートされていました。
日本版のトレーラー観た時、自分の持ってる事前情報に比べて「女子の自分探し系ふんわりスイート臭」きついなぁって感じたんですが、蓋を開ければやはり宣伝マジックであった。
結構重い映画だよ、これ。


Wild
行程は砂漠から平原、雪山、森林まで。 アメリカ縦長だもんねー。


冒頭大きなリュックに大荷物を抱えてモーテルで出発準備をする主人公のシェリル。
彼女は母親が病死したことにより精神のバランスを崩すほどのショックを受けてしまう。
酒乱だった夫と離婚後、苦労して子供二人を育ててくれた母ボビー。
彼女の死を受け止める事が出来ないシェリルは、心の傷みを自らの身体を虐める自傷行為という手段で逃げようとする。
中毒のように不特定の男性とセックスし、そのうちにドラッグにも手を出してしまうシェリル。
自分を支えてくれる夫を裏切り、とうとう妊娠までしてしまうシェリル。
堕ちる落ちる。
物語はある程度リカバリーしかけたシェリルが無謀とも言えるトレイルを実行しながら、頭の中で自問自答する様を淡々語っていきます。


Wild
セラピーを受けるも、精神的な傷を癒せないシェリル


慣れないトレイルで様々なトラブルに合いながら少しずつ進むシェリル。
彼女の頭の中で反芻される堕ちている時の過去の事象はかなりヘビーでドロドロ。
ひたすら歩くシェリルの頭の中にセックスとドラッグで現実逃避をしていた自分の自傷行為を繰り返し繰り返し思い出す。
歩く事=セラピー って事か。
ウォーキング好きな友達に言わすと、歩ってる時って他にすることがないから深く熟考ができると。
なんちゃら波も出るのかな。 そーか、そーなのか。
でもさーわたし豆腐メンタルなんで、下手に考え込み過ぎて、どマイナス方向へ行きそうで怖いなー。
で、歩くときは音楽が手放せないし。


Wild
ひーん・・・足痛いよぉぉ


Wild
歩き、考え、しかも夜日記書いたりしてる。 これが本作の原作になるのね。


自分の体重より重いリュックを背負って過酷な道を歩むジュリアを演じるリースはプロデューサーも兼ねています。
通称「しゃくれ」(わたしの中で)のリースはずっと『キューティー・ブロンド』のイメージが強くて、(ここから毒です) そんな美人ってわけでもないのに美人系役ってなぁー ってずーっと思ってた。
『ウォーク・ザ・ライン』でオスカー受賞した頃、ライアン・フィリップと離婚してたんですね。
この頃からプロデュース業にかなり積極的に動き出し、演じる役の印象がガラッと変わったなーって。
正直ビッチやら、汚れ系の役がハマってる。ビッチだけど、それが切なくて可愛いというか・・・。
直近だと昨年観た『マッド』で、ギャル短パン履いて主人公マッドの人生を翻弄するダメ女を演じてて、
「あら~、イー感じなビッチだわ」と感心したんですよね。
本作でも結構大胆なオスカー狙いの本気脱ぎ。
それに、華奢な体に大きな荷物でよろよろ歩く様は痛々しいし、撮影も大変だったろーな。
やはり女優ってなにかどっか吹っ切れたりしたときの本気が勝負ってことか。


Wild
ぬおおおおお!!

Wild
ぬわあああああ!!!


ぺろぺろ 


ローラ・ダーン演じる母は、酒乱の夫から逃げ女手一つでシェリルたちを育てた苦労人。
しかしオプティミストで明るさを無くさない性格にシェリルは癒されてるのがわかります。
このやり取りでシェリルの母親への依存がかなり強いんだということを提示してるんですね。
ちょっと度がすぎてる感もあるけれど、精神的に脆い人だったのかね。
シェリルの痛々しい過去と、大好きな母との柔らかな思い出がトレッキングの合間に差し込まれる演出も悪くない。
でもねー、やっぱ正直ちょっと飽きるかな。
まあ、悶々と自問自答しながら歩くことしかしてないわけでね。
簡易燃料の間違いでご飯食えなかったり、足がボロボロになったり、靴落っことしたり、女だからで得したり、女だから身の危険を感じたり、多種多様なトラブルに合いながら歩き続けるシェリル。
その行程を共有できるか否か?で映画に入りこめるかどうかの境目があるかもしんないなー。
なんだかみーすけには、そこまでぐいぐい来なくてね。


Wild
ちょっと不思議なキャラのローラ・ダーンは 本作演技でオスカーノミネート


Wild
ばっきゃろぉぉぉぉぉぉぉ!!!  靴落としてキレまくってます


若干、中だるみするのは否めないながら、本来はもーすこし映画に入り込めるはずなんです。
今回ちょっとタイミングが悪かった。
上映中隣に座ってたおば様が中盤イキナリ携帯鳴らしだした。
えええええ?! んで、それをバイブにしやがった。
何度も何度もブルブルしてるの、隣だから分かるんだよなー。
携帯スイッチ切れよ!!  最低のマナーでしょ?
もーねー、集中できないこと甚だしい。
とうとう後半「スイッチ切ってもらえますか?」って言っちゃった。
わたしは悪くない。

おまけに後ろのおっさん(推定)。
退屈してるのか大きな欠伸を何回もして(音が聞こえる)座席をぐいぐい蹴るんだわ。
おいおい、そんな長い脚でもないでしょーに!
この時点でかなりイライラが溜まってるみーすけ。
ますます映画への集中を阻害するする。

極め付けが超最高にシェリルの自問自答が盛り上がり「ママに会いたい!!」ってなってるときに。
ぐるるるる~~~~。
お腹が鳴りました。  ワシの。

隣の友人に「マジですまん・・・」と小声で謝ってちょっと笑ってたら、名曲 ”コンドルが飛んでいく” が高らかにかかり
END
ああ!映画終わってもーた!!
なにそれ・・・。


Wild
会いたぐるるるるるるるる~~~・・・・


悩みがあったり、前へ進みたいけど怖いなーとか、ちょい心に荷物を抱えてたらより浸みる映画なのではないでしょーか。
今回みーすけはあんまノレなかったわー。
色んなタイミングが違ってたらもすこし入り込めたかもしんなくて残念。
もーねー今更ながら、上映前は携帯のスイッチを切り、前の座席蹴らないよう気を付けて、そして超空腹では決して観ないように気を付けよう。
いやー、映画って出会いのタイミングが絶対ぇあるって思うんだよなー俺・・・。
って、思いながら、さらば!!

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いらっしゃいませ
天邪鬼なので映画の好みも多少偏りありです
毒も吐き、妄想も垂れ流しますが笑って許してくださいませ
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